女性差別

僕は榎本加奈子にも佐々木投手にも興味はないけれど、このニュースを聞いて感じたこと。

男は、3月18日に離婚して5月9日に入籍してもOKなのに、女性の場合は法律上6カ月は再婚できないというのは、やっぱり不公平だわな。

もう1つは、赤ん坊が体重1kgの未熟児だったこと。早産の理由は分からないけれど、もし彼女が痩せすぎてるのが原因だったら、これをきっかけに、女性を“ダイエット”に追い込む風潮が少しでも改まってくれたらいいなと思う。

魔神・佐々木、榎本加奈子との入籍と男児誕生を発表(サンスポ)

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給与所得控除の縮小へ 政府税調

政府税調が6月に個人所得課税の見直しに関する報告書をまとめますが、給与所得控除の見直し、配偶者控除の見直しなど、低所得層への増税が中心になっています。

よく、「働いただけ所得が増えないと、働く気がしなくなる。だから、最高税率を引き下げる」とか「広く薄く、平等に負担する」と言われます。しかし、何億も儲けているような個人は、ごく限られています。それにたいして、働いても働いてもろくに給料が上がらないようなサラリーマン層に、去年も増税、今年も増税、来年も増税…と増税の追い打ちをかけたら、それこそ国民の圧倒的多数がやる気をなくすんじゃないでしょうか? すでに高額所得者は減税の恩恵をたっぷり受け取っています。それをさらに減税しなければならない経済学的に合理的な理由は、いったいどこにあるのでしょうか? いまやられているのは、「広く薄く」どころか、低所得者層に「厚く重く」です。

給与所得控除の縮小を提言・政府税調、6月に報告書(日経新聞)
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生涯、漫才師…喜味こいしさんの話

今日の「東京新聞」夕刊(5/27付)の2面「あの人に迫る」に、大阪の漫才師・喜味こいしさんが登場されています。とくに最後に記者が「ぜひ伺いたいのが戦争です」と尋ねたのに、こんなふうに答えられているのが印象に残りました。

原爆や戦争の話はいやなんです。僕ら生きているからよろしいで。でも僕の代わりに誰かが死んでいる。一兵卒から戦争は起きません。えらい方が起こすのが戦争で、一番エライ目をするのが兵隊。戦争は人間がやるもんやない、というて人間がやっている。だから言うだけむなしい。

「僕の代わりに誰かが死んでいる」という気持ち、戦争の話をするのを恥と思う心持ち。ある世代から上の人は、みな、こういう心情を持っておられると思います。

他にも、いかにも「いとし・こいし」らしい話がいろいろ登場します。
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A級戦犯は「赦免」されていない

政府の答弁書によると、A級戦犯については、「減刑」は行われましたが、「赦免」は行われていません。また、「赦免」とは、「刑の執行からの解放」を意味するものであって、赦免されたからといって判決の効力が取り消されるわけではありません。

日本の戦争犯罪についての軍事裁判に関する質問主意書(1991年10月1日提出)

参議院議員吉岡吉典君提出日本の戦争犯罪についての軍事裁判に関する質問に対する答弁書(同10月29日)

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言行が一致するか見守りたい

新しくNHKの放送総局長となった原田豊彦氏が初記者会見。特集番組の政治家への事前説明問題について、「番組の編集は自主的に行うのが基本的立場」「報道の自由、放送の自由は、国民の知る権利にこたえるうえで生命線だ」と発言。

まあ、言行が一致するかどうか、とりあえず見守ることにしたいですね。

NHK「報道放送の自由は生命線」 政治家への説明問題(朝日新聞)
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藤原彰先生の講演「日本のインドネシア占領と独立運動」

懐かしいものを見つけてしまいました。映画「プライド」が公開された時に、「映画の自由と真実を守るネットワーク」の学習会で藤原彰先生がおこなわれた講演記録です。

「日本のインドネシア占領と独立運動」というテーマですが、あの戦争がどういう戦争だったか、非常に分かりやすくお話されています。それにしても、お元気そうな写真…。懐かしいかぎりです。

映画自由ネット:歴史学者:藤原先生 講演録

この講演記録は、不条理日記: 日中関係についての識者の見解をつまみ食い から教えていただきました。御礼申し上げます。m(_’_)m

※講演は、多分、1999年8月3日のものらしい。

いまでもA級戦犯は罪人

自民党の森岡正宏・厚生労働政務官が、「(A級戦犯は)日本国内ではもう罪人ではない」などと発言。

日本は、サンフランシスコ講和条約で、極東軍事裁判の判決を受け入れ、独立が承認されました。森岡氏は、それとも講和条約そのものを否定するつもりなんでしょうか?

森岡政務官、A級戦犯「罪人ではない」・中国の要求に反発(NIKKEI NET)

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集団的自衛権について考える(2)

◆田畑茂二郎『国際法講義 下(新版)』(有信堂高文社、1984年)

個別的自衛権と集団的自衛権

 自衛権について規定した憲章第51条について、まず注目されるのは、個別的自衛権と集団的自衛権という、自衛権の2つのカテゴリーが認められていることである。自衛権とは、外国からの不法な武力攻撃から自国の法益を守るために緊急やむをえない場合、それを排撃する権利のことであって、それが必要の限度を越えないかぎり、国際法上合法的なものとされている。このような自衛権は、国際法主体たる国家であるかぎり、すべて当然保有するものとして、不戦条約が締結されたときにも認められていたが、しかし、従来一般に自衛権と呼ばれていたのは、直接攻撃を受けた国が自らそれを排撃する場合であった。ところが、憲章では、そうした場合を個別的自衛権とよび、そのほかに、自国が直接攻撃を受けていなくても、自国と連帯関係のある他国が攻撃を受けた場合には、それを自国自身に対する攻撃と見なし、反撃することができることとし、これを新しく集団的自衛権とよぶこととした。……(同、192ページ)

 集団的自衛権は、以上に見たように、他の国家が攻撃を受けた場合に発動することを予定された特殊な自衛権である……。(同、194ページ)

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民主党憲法小委、9条改正の「4原則2条件」

9条改正に条件を付けているように見えるけれど、実際には、<1>集団的自衛権を認める(「国連憲章上の『制約された自衛権』の明記」)、<2>国連決議があれば海外での武力行使に参加する、というもの。

いま焦点になっているのは、アメリカが「集団的自衛権」の名のもとに日本に対し、自衛隊の海外での武力行使にふみだすよう求めていること。「制約された」といっても、自衛権を制約するというのではなく、いま国連憲章に書かれている「自衛権」が、そもそも制約されたものだという認識を示すだけ。国連憲章に集団的自衛権も含め明記されている以上、「制約された」の限定は、集団的自衛権に関しては、何も制限していない。

9条改正で4原則2条件 民主憲法小委が提起(共同通信)
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ODAって、結局、日本企業の進出をバックアップするものだったのね

ついこの間、もう中国にはODAを出さないと言ったはずなのに…。中国高速鉄道に新幹線方式が採用されるためだったら、なりふり構わず、ということです。

いろいろ恩着せがましく言ってましたが、日本のひも付きODAというのは、結局、ODAをネタに日本企業の進出を後押していたということですね。

中国新幹線にODA 政府、採用なら供与方針(産経新聞)
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ドイツ左派はどうなるか?

ドイツで、ラフォンテーヌ元社民党党首が社民党を離党。シュレーダー政権と袂を分かち、新たな左派の結集を呼びかけた。

国際的には、アメリカのイラク攻撃に毅然として反対をつらぬいたシュレーダー政権ですが、国内的には失業の増大と社会保障予算の削減で支持率が低下。先週の州議会選挙で敗北していました。

独SPD左派の元党首、離党を表明(NIKKEI NET)
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地球と月と太陽の関係は?

今日の「毎日新聞」科学欄の「理系白書’05」の記事。

都内のある短大で「自然科学概論」を教えている先生が、最初の講義で、受講生にアンケートをとって仰天したという話が紹介されています。

 「地球と月と太陽の関係を簡単に説明せよ」との問いに正しい答えを書いたのは114人中10人。「太陽が地球の周りを回っている」という「天動説」を書いた学生が、正解者と同数いた。(中略)
 さらに気がかりなのは、半数以上の回答が白紙だったことだ。「理科なんて嫌い、面倒だという姿勢が心配です」と教授は嘆く。[毎日新聞 2005年5月25日朝刊]

半数以上の白紙回答というのは、おそらく、何が質問されているか、何を答えたらよいかもよく分からなかった、というのが正直なところでしょう。

まあ、地球と月と太陽の関係は?と問われたら、「三角関係」とか、答えはいろいろあるだろうけれどさ…。(^^;)

呉儀副首相が帰国した原因…でしょうねえ、やっぱり

「呉儀副首相、アジア地域協力で講演」でも指摘したことですが、その後、武部・冬柴両与党幹事長の訪中での模様が報道されました。

たぶん武部幹事長は、あまりよく考えもせずに「内政干渉だ」と言ったのだろうと思いますが、日中平和友好条約で日中両国が「内政不干渉」を約束し合っている以上、確たる論拠もあげられないままの「内政干渉」発言はまったく不用意。さらに、日本がサンフランシスコ講和条約で連合国にたいして極東裁判判決を受け入れたことを根拠に、「A級戦犯を神として崇め奉ることが国内問題だというのか」と詰め寄られたのでは、だれも反論できないでしょう。

中国側は、日中関係をおもんばかって(日中関係を前向きに打開していくというのは、日中首脳会談での合意事項だから)、こうしたやりとりをメディアには公表しないことにしたのだと思います。さらに、もしこのまま呉儀副首相と小泉首相が会談しても、靖国問題で衝突することにもなりかねないと考え、「急用が出来た」という口実で会談を見送ることにした。このあたりが実情ではないでしょうか。

にもかかわらず、日本側で、与党幹事長代理が「非礼」だといい、外相が「常識はずれ」と言い出したのでは、もはや穏便にはすまないでしょう。もちろん、「中国となんかつきあわなくていい」と言うのは勝手です。しかし、またぞろここで日本側から「中国は非礼だ」と言い出したら、「日中関係を前向きにやっていこう」という合意を日本側から覆すことになります。そうなれば、日本という国は一貫した外交方針を守ることさえ出来ない国だと見られるだけ。町村外相や安倍幹事長代理、それになりより当の小泉首相ご本人は分かってらっしゃるんでしょうかねぇ…。

「内政干渉」発言に中国が反発 訪中の武部幹事長と応酬(朝日新聞)
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今日の憲法9条・大橋巨泉さん

『サンデー毎日』のシリーズ憲法の第6回、大橋巨泉さんが登場しています(5/29号)。

巨泉さんは、東京の下町生まれ。3月10日の東京大空襲は「ものすごかった」と。家族は千葉に疎開していたけれど、東京に残った父親と連絡がつかず、お母さんは「半狂乱だった」。そして、丸2日たってようやくお父さんが目を真っ赤にして疎開先に帰ってきたそうです。「僕は生きている限り、あの日の親父の顔と目を忘れることはできない」という言葉が印象に残りました。もし自分が総理大臣だったら改憲に費やすエネルギーを逆につかう、日本国憲法は「数百万人という同胞の命と引き換えに得たものですから、そう簡単に変えられてたまるか」とも発言されています。

興味深く読んだのは、巨泉さんが民主党参議院議員だったこと(2001年7月の参院選で当選、半年後、党議拘束に背いて「テロ特措法」に反対し辞職)に関連して、自分の率直な気持ちを語っておられるところです。

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ウオークラリーの高校生に酒気帯び運転のRV車

運転手は、事故の40分前まで、7時間にわたって、先輩と一緒に3件飲み屋をはしごして飲んでいたそうな。

そもそも、クルマに乗って酒を飲みに行く、ということ自体が言語道断! 一緒に飲んでいた先輩は、被告がクルマを運転するのを止めなるどころか、一緒にクルマに乗ってはしごしていたらしい。

飲み屋も、なぜ、クルマに乗ってきたお客に酒を出すのか! 日本は、そもそも、酔っぱらいに甘すぎる。地方だと、飲みに行くにも足がないから、クルマに乗って出かけるのが当たり前になっているんだろう。駐車場付きの飲み屋もある。高速道路のサービスエリアで酒を売っている。運転手以外が飲むんだから…、という口実で、結局、みんなで飲んでいる。

こういう状況を根本から変えないと、この手の事故はなくならない。本当に傷ましい事故だと思う。合掌

交通事故:仙台育英高の生徒3人死亡、22人重軽傷(毎日新聞)
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