北海道電力も社員に「やらせ」指示

北海道電力が、2008年の泊原発3号機へのプルサーマル導入にかんするシンポジウムで、社員に参加して推進意見を述べるように社会通達を出していたことが明らかに!! またまた共産党の「しんぶん赤旗」の特ダネ記事です。

泊原発3号機 道主催08年シンポ 北電が“やらせ”指示:しんぶん赤旗
北海道電、シンポで「やらせメール」 共産党指摘:朝日新聞

「朝日新聞」夕刊の記事によれば、北電広報部は「パソコンを調べたが当時の記録は残っておらず、確認できなかった」とするが、たかだか3年前のメール。「残っていない」などということ自体が考えにくいでは?

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本日のお買い物

しりあがり寿『あの日からのマンガ』

しりあがり寿さんの『あの日からのマンガ』(エンターブレイン)

「朝日新聞」夕刊の連載マンガ「地球防衛家のヒトビト」は、普段あまり読んでないのですが、あらためてマンガでないと表わせないものがあることに気がつきました。

やっぱりきわめつけは、カバーに印刷された3月14日付のマンガ。

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コバケンさん、読響特別客演指揮者に

読響・真夏のコバケンスペシャル(2011年8月24日)

昨日、「真夏のコバケンスペシャル」と銘打たれた読響のコンサートを聴いて参りました。前半リスト、後半マーラーという豪華なプログラムです。ピアノは、22歳の金子三勇士くん。

  • リスト:交響詩「前奏曲」
  • リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
  • マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」

コバケンこと小林研一郎氏は、この8月から、読響の特別客演指揮者に。いわば、その記念コンサートといった感じで、お客さんもいっぱいでした。

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島田紳助「引退」問題

島田紳助氏が、突然の「引退」を表明して、昨日からもちきり。ニュース番組によっては、トップで報じたところもあって、民主党代表選挙や円高問題よりも大きな取り扱いがされている。

しかし、紳助氏の記者会見での発言には疑問が残る。

紳助氏は、メールのやり取りや、数回会ったことについて、「芸能界では許されないことだと分かっていた。自分の判断が甘かった」と説明し、それで引退を決断したと言っているが、そもそも、十数年前のトラブルの解決を暴力団に依頼したことが問題なのであって、それについては事実関係も何も語っていないし、反省の弁も述べていない。

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おお、都出先生の新しい本が!!

都出比呂志『古代国家はいつ成立したか』(岩波新書)

都出比呂志『古代国家はいつ成立したか』

考古学の都出比呂志氏の新しい岩波新書『古代国家はいつ成立したか』です。

都出氏は、12年前、57歳という働き盛りでクモ膜下出血に倒れられました。そのあと復帰されたとは聞いていましたが、書き下ろし単著は『王陵の考古学』(岩波新書、2000年)いらいのはずです。いまでも言葉は容易に出てこないとお書きですが、ともかくお元気でなによりです。

ということで、さっそく「あとがきに代えて」を読みました。3歳で大阪大空襲に遭った「原体験」からのご自身の考古学研究をふり返っておられます。

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歴史教科書 採択は「首長の意向次第」でよいのか!

ここのブログでもコメントしなきゃと思っていたら、今朝の「東京新聞」に書かれてしまいました。

教科書採択の度に大問題になる、「つくる会」系教科書の採択。今年は、横浜市全域で採択されたが、これは前回、横浜8区では採択されたものの全市では採択できなかったので、今回から全市を1つの採択区にしてしまったから。

この問題の本質を一番よく表わしているのは、杉並区。同区では、山田宏氏の区長時代には「つくる会」系教科書を採択したが、山田氏が昨年参院選に転出して、区長が交代すると、今年は一転して不採択。前回、「つくる会」系教科書に賛成した委員も、今回は別の教科書に賛成したのだから、いったいどこを向いて教科書採択をやっていたか明らかだろう。

教育委員会というのは、市長および市行政当局からは独立した組織のはずなのだが、首長の意向によって教科書採択が左右されるというのは、まったくもって由々しき事態。

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85%が原発は減らす・なくす。社会保障・復興財源でも増税反対が56%

「毎日新聞」と共同通信がそれぞれ世論調査を実施。

原発について、「毎日新聞」の調査では、「今すぐ廃止すべきだ」と「時間をかけて減らすべきだ」を合わせると、85%が縮小・廃止を求めている。「毎日新聞」は、何を勘違いしたのか、「『時間をかけて減らすべきだ』との回答が74%に上り、『今すぐ廃止すべきだ』(11%)を大きく上回った」と書いているが、現在の対決点は、「今すぐ廃止」か「時間をかけて減らす」かではなく、原発を減らす、あるいはなくす方向に踏み出すのか、それとも当面は維持するのか、というところにある。そう考えると、「今すぐ廃止」より「時間をかけて減らすべき」が大きかったというまとめ方はおかしい。対比すべきは、それら85%の「脱原発」にたいして「減らす必要はない」が13%しかなかったことだ。

共同通信の調査では、ストレートに原発のぜひについて質問した項目はないが、菅首相がとなえた「脱原発依存」について、次の首相がこの方針を引き継ぐべきかどうかで、「賛成」(「どちらかといえば賛成」を含む)が75.5%で、「反対」(「どちらかといえば反対」を含む)の20.2%を大きく上回っている。

国民世論として、原発を「減らす・廃止する」という方向ははっきりしている。問題は、政治がそれに答えていないこと。民主党の次期代表選でも、争点?として取りざたされているのは、「増税」と、小沢一郎議員の「処分」の取り消しだけ。なんという不甲斐なさ。この点では、「毎日」調査で、「社会保障や震災復興の財源として」という断り書きつきで「消費税などの増税」について、「賛成」41%にたいし、「反対」56%と反対が上回ったこと。しかも、こういう質問では、いつも頼まれもしないのに天下国家の問題だとして賛成に回る人がおおい男性についても、「賛成」44%対「反対」54%で、10ポイントも反対が上回っている。

毎日新聞世論調査:原発「時間かけ削減」74% 社会保障・復興で増税「反対」56%:毎日新聞
毎日新聞世論調査:菅内閣の総括 震災対応「評価せず」7割 退陣「遅すぎる」過半数:毎日新聞

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ベルリングェルが死んで奇跡は起こった

映画「人生、ここにあり!」

東京は、今日は午前中から雨が降り出し、一時はかなりの土砂降りになりましたが、夕方には一段落したので、昨日に続いて、またまた映画を見に出かけました。

今夜はイタリア映画「人生、ここにあり!」です。(今年9本目)

舞台は1983年のイタリア・ミラノ。市場に対応すべきだと唱え、「市場主義者!」と罵られて、労働組合をクビになったネッロが紹介されたのは、精神病院の患者たちの協同組合 ((日本でおなじみの生協も協同組合ですが、生協は消費協同組合。ここに登場するのは協同組合企業、生産協同組合です。))のマネージャーの仕事だった。しかし、彼らの仕事と言えば、封筒に書類を入れたり切手を貼ったりという退屈な補助作業ばかり…。ネッロは、組合員に、補助作業を続けるのか、それとも本格的な仕事で市場に挑戦するのかと提案する。すったもんだの議論のあげく、仕事は寄せ木の床張り作業に決定。しかし、障害を抱えた組合員たちの仕事はなかなかうまくいかない。そんなある日、ネッロが不在中に、床に貼る木が足らなくなり、廃材を使って勝手に作業を進めてしまう。それがデザイナーにうけたことから、協同組合の仕事はうまく滑り出すのだが……。

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「ペーパーバード 幸せは翼にのって」

休みが続いてすっかりヒッキーになりつつあるので、今日は、夕方になってから映画を見に出かけました。(今年8本目)

「ペーパーバード 幸せは翼にのって」。スペイン映画です。

舞台は、内戦が終結したあとのスペイン。フランコ軍の爆撃で妻と息子を失った喜劇役者ホルヘは、1年後、ふたたび旅劇団に復帰する。相方のエンリケ、そしてエンリケにひきとられた孤児のミゲルといっしょに、ふたたび舞台に立つ。内戦に勝利したフランコ政権は、反体制派に徹底的な弾圧を加える。一人の大尉がホルヘに目をつけ、劇団に部下のパストールを送り込む。やがて、劇団はフランコ総統の前で芸を見せることに……。

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遠隔地の汚染は3月20日以降の放出が原因?

日本原子力学会で、関東や静岡、あるいは岩手などの遠隔地で検出された放射性物質は、3月20日以降に放出された可能性があることが指摘されました。

【原発】遠方の汚染は3月20日以降の放出が原因か:テレビ朝日

その点で、見逃せないのがこの↓記事とグラフ。東北・関東各地の観測で、3月20日から22日かけていくつかのピークが現われています。つまり、20日以降にも、何度か放射性物質がまとまって放出された可能性があるということです。

東北・関東で観測された放射線(朝日新聞、8月8日)

東北・関東で観測された放射線(朝日新聞)

震災10日後、2度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘:朝日新聞

いずれにしても、福島だけでなく、全国的な放射性物質の実態調査をおこなうことが必要でしょう。

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読響サマーフェスティバル

読響サマーフェスティバル・三大交響曲

招待券をいただいたので、夏休み、読響のサマーフェスティバル「三大交響曲」を聴いてきました。プログラムはこんな感じです。

  • シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.759 「未完成」
  • ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」
  • ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95 「新世界から」

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35%の節電達成!!

今月の電気使用量のお知らせが届きました。

今月の使用量は、7月15日〜8月15日の32日間で248kWh。昨年の使用量は同じく32日間で386kWhで、節電率35%!!

そんなに節電にがんばった意識はないんですが…。(^_^;)

一番大きな違いは、アパートの西向きの鉄ドアの前にすだれを垂らしたこと。これまでは、この鉄ドアが西日に焼けて熱くなってしまい、夜仕事から帰ってきてドアを開けると部屋の中がもわっと暑かったのですが、すだれを下げてからはそうしたことがありません。やっぱりすだれの効果は大きいなぁと思っていたのですが、その分、エアコンの使用が減ったのかも知れません。

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「カール・マルクスは正しかった!!」

ドクター「最後の審判」の異名をとるエコノミスト、ノリエル・ルービニ氏が、ウォールストリートジャーナルのインタビューにこたえて、「マルクスは正しかった」と答えたそうだ。

Marx was right; capitalism can destroy itself: Roubini | Financial Post

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米国債格下げはどんな影響を広げているか

NY株は歴史的乱高下に(「日本経済新聞」2011/08/13夕刊)「日本経済新聞」の夕刊に掲載されていた記事。興味深いのは、そのグラフだ(左)。

米国債の格下げで、ニューヨーク・ダウ返金株価は1.5%下落したが、それにたいし、東京株式市場の日経平均株価は3.6%も下落しているのだ。リーマン・ショックのときも、金融不安の震源地であるアメリカ本国よりも東京の方が、株の下落がひどかった。こんども、東京の方がアメリカ本土よりひどい。どうしてそうなるのか。国民の消費が冷え込み、内需を置き去りにしたまま、輸出拡大ばかりを追及する日本経済のゆがみが、ここにはっきりと現われている。

米株、歴史的な乱高下 週間では1.5%安:日本経済新聞

ところで、今回の金融不安がいかに訳の分からない事態かということを象徴するような出来事がこれ↓。

格下げで投資マネーが米国債へ:NHKニュース

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半数の子どもから放射線を検出

国の対策本部の依頼を受けて1149人の子どもの調査をおこなった結果、およそ半数の子どもから放射性ヨウ素による放射線が検出されたという。最大で35ミリシーベルトで、調査をおこなった医師は「健康に影響が出る値ではない」と言っているが、しかし、子どもの内部被曝が深刻に広がっていることは間違いない。

子どもの甲状腺から放射線検出:NHKニュース
子どもの被ばく検査結果 削除:NHKニュース

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さらばケーブルテレビ

大家さんがアパートのテレビをケーブルに切り替えたので、とりあえず加入したのが2007年6月。いらい4年あまりたちましたが、さしてみる番組もなく、1週間に1度、BonesやDr.Hause、メンタリストを見る程度。これで5,500円は高いということで、ついに解約しました。

さきほど工事の人が来て、セットボックスを回収してゆきました。

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これは歴史学関係者じゃなくても必読だ!!

『歴史評論』2011年9月号

『歴史評論』2011年9月号

歴史科学協議会の『歴史評論』9月号に、日本政治史の功刀俊洋氏が「地震と放射線に揺さぶられて――フクシマから」という報告を書かれている。書かれたのは5月時点ということだが、冷静に書かれた文章の行間から、なるほど福島(とくに福島市内)はこうなっているのかと、原発事故の深刻な実態を思い知らされるものだ。

功刀氏は、「これは想像したくないです」と断りつつ、福島原発が事故の収束に失敗して、再び大爆発を起こし、関東と東北地方全域が再び低線量被曝地となり、いわき市や郡山市、福島市を含む60km県内の150万人が避難せざるをえなくなるのではないかという「恐怖」にふれ、その恐怖のもと、福島では「県内での原発の是非を論じるのはタブー」「事故の収束がすべてに優先する課題で、それ以外のことを検討する余地がない」と指摘。その状況を、「はたして今後福島に住みつづけられるのか見通しがないのです。時間が止まっていて、過去も未来も語りにくいのです」と表現されている。

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傍点はどこへ行った? 【解決篇】

Microsoft Word 2010 で、「傍点を振ったり取ったりする」コマンドをキーボード・ショートカットに割り当てる問題。いろいろ試行錯誤して、ついに解決策を発見しました。(^_^;)

まず、そもそも 傍点を振るコマンドCommaAccentは、Word 2010にも「コマンドマクロ」として存在していることがわかりました。となれば、このコマンドマクロを使ってマクロを書いてしまえばよいのです。

ということで、傍点を振るマクロをつくることにしました。やってみて、実に不思議な機能を発見!!

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セミはどこへ行った?

ちょっと網戸を開けたら、いきなりセミが部屋の中に飛び込んできました。びっくり…

外へ追い出そうとしたのですが、うまく行かず、しばらく部屋の中をあちこち飛び回ったあと、静かになってしまいました。恐らくどこかに潜んでいるんだろうと思うのですが、どこかわかりません。

お〜い、セミ君(といっても、鳴かなかったので恐らくメスですが)、出てきてくれよ〜

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傍点はどこへ行った?

Microsoft社のWordには、文字列に傍点を振るという機能があります。普通は、傍点をつけたい文字列を選択して、「フォント」のダイヤグラムを出して、そのなかの「傍点▼」メニューをプルダウンして設定します。

しかし、それでは面倒くさい!!

そこで、僕はこれまで、キーボード[Ctrl+@]にショートカット機能で傍点を振るコマンドを割り当てていました。そうすると、傍点のついていない文字列を選択して[Ctrl+@]とやると傍点が振られ、すでに傍点の振ってある文字列を選択して[Ctrl+@]とやれば傍点が消える――傍点をつける、消すが1つのショートカットキーで操作できて、とても重宝していました。

ところが、Word 2010 で同じ機能をキーボードに割り当てようと、いくらコマンド一覧を探してみても、肝心の「傍点を振る」というコマンドが見つかりません。(/_;) トホホ

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