代々木公園にもカワヅザクラがあるはず…という話を聞いたので、今日、お昼に出かけてきました。
咲いているのは、中央広場の東側。最近植えられたものもふくめ、5〜6本のカワヅザクラが咲いておりました。まだまだ緑のすくない公園のなかで、この一角だけピンク色に染まっている感じでした。
日本共産党の発行する雑誌『議会と自治体』3月号は、2011年度の国家予算案分析の特集。いまや「まぼろしの予算案分析」になりかねない状況だけれど、巻頭2論文が読みごたえあった。
藤野論文は、それだけでもう答えが分かってしまいそうなタイトルになっているが、読んでみると意外とおもしろかった。
職場の食堂の、本日のメニューはアジフライでした。でも、食堂に行ってみると、アジが三枚におろされておりました。
ふつうアジフライというと、開きになったのを揚げた、三角形のあれでは……? アジフライが三枚おろしとは、いったいなぜ?
またもや、日本史研究者には必読の論文が、『歴史学研究』2011年3月号(第877号)に載っている。安田浩氏の論文「法治主義への無関心と似非実証的論法――伊藤之雄「近代天皇は『魔力』のような権力を持っているのか」(本誌831号)に寄せて――」だ。
サブタイトルにあるとおり、これは、同じく『歴史学研究』2007年9月号に載った伊藤之雄氏の論文「近代天皇は『魔力』のような権力を持っているのか」にたいする反論。伊藤氏の同論文は、同氏の『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』(名古屋大学出版会、2005年)の書評(瀬畑源氏執筆、『歴史学研究』2006年10月号掲載)にたいするリプライなのだが、そのなかで、伊藤氏が、安田氏の名前をあげて、「近代天皇は『魔力』的な権力がある」とする見解を主張しているとして批判したことから、安田氏が伊藤氏への反論を書いたというわけだ。
「魔力」というのは、もちろん「」付きで使われているもので、伊藤氏は「天皇の特殊な権力を、ここで便宜的に『魔力』と表す」(17ページ)と断っている。しかし、そもそも正体不明の力のことを魔力というのだから、いくら「便宜的」といってみても、戦前の天皇が実際にもち、行使した権力を「魔力」とくくってしまったのでは、およそ学問研究にはならないだろう。
しかし、安田氏の批判は、そうした言葉上の問題にとどまらない。
産経新聞による世論調査。「予算や予算関連法案が年度内不成立なら解散すべき」が45%を占める一方で、次の衆議院選挙の時期については、「できるだけ早く」は23%しかなく、「会期末の夏頃」が35%、今年後半以降が37%(「今年後半」11%、「来年中」4%、「任期満了または再来年」22%)と割れている。解散・総選挙をめぐる国民世論はまだまだ揺れているようだ。
【世論調査】内閣支持率、初の20%割れ18% 不支持7割弱 「予算年度内不成立なら解散」45%:MSN産経ニュース
【世論調査】小沢氏、民主党に厳しい視線 小沢系造反劇は不評:MSN産経ニュース
【世論調査】質問と回答(2月26、27日調査):MSN産経ニュース
日米中韓4カ国の調査で、日本の高校生の「自己肯定感(自尊感情)」が極端に低いことがあらためて確認された。
「自分は価値のある人間だ」と答えた割合は、アメリカ57.2%、中国42.2%、韓国20.2%にたいし、日本は7.5%と極端に低い。また、「自分を優秀だとは思わない」の割合は、アメリカ11.2%、中国32.7%にたいし、日本83.2%と非常に高い。
「自分に価値ない・憂鬱」 日本の高校生、米中韓比で高く:日本経済新聞
日本の高校生「自分に満足」24%:読売新聞
日本の高校生「自信ない」 米中韓と大きな差:共同通信
大学生協の「学生生活実態調査」によれば、大学生の仕送りは30年前の水準にもどり、さらにバイト収入も減って、学生は食費や書籍代を切り詰めて生活せざるを得なくなっているという。
仕送り30年前の水準 大学生協調査、奨学金は最高:朝日新聞
大学生:仕送り、80年代並み 親の収入減影響 食費、書籍代切り詰め――生協調査:毎日新聞
大学生協の公表資料はこちら↓。
第46回学生生活実態調査の概要報告:全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
日本経済新聞社の世論調査で、菅内閣の支持率が22%に。
民主党の支持率も22%に低下したが、自民党の支持率は28%で1月と変わらず、「民主批判の受け皿になりきれていない」という。衆議院解散・総選挙については、「できるだけ早く解散すべきだ」31%にたいし「急ぐ必要はない」34%でほぼ拮抗。世論はまだまだ揺れている。
今日は、すみだトリフォニーで、ブリュッヘン指揮、新日本フィルによるバッハ「ミサ曲ロ短調」を聴いてきました。
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
通例のミサ曲がキリエ、グロリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイの5部構成であるのにたいして、この曲は4部構成。全部で2時間ほどもかかる作品ですが、第1部が終わったところで休憩をはさんで演奏されました。
全国各地の草の根で活動している「九条の会」の活動を、インターネットを流れるニュースのなかから拾い集めています。
聖路加病院の日野原先生が「朝日新聞」に連載している「99歳・私の証」。2月7日の回には、「若者の力で改憲を阻止しよう」と考え、「九条の会」の応援団となって全国で講演しているが、どこも盛況で、若い人の参加が多くて心強い ((ただし、「若い人」というのは20〜50代。50代でも「若い人」になるあたりが、さすが99歳の日野原先生です。))と紹介してくださっています。
修学院学区九条の会が5周年 – 京都民報 2/12
平和の尊さ考えて、「原爆パネル展」始まる/箱根:神奈川新聞 2/11
戦争体験文集:平和の尊さ、後世に 坂井市の「丸岡・9条の会」が発行/福井:毎日新聞 2/8
憲法9条を守る運動 – あるがまゝ行く:朝日新聞 2/7
市民の戦争体験、小冊子に 北広島:北海道新聞 2/3
仙石原から見た戦争史:タウンニュース 1/28
先週、池袋で聴いた神尾真由子×アルブレヒト×読響に続いて、またまた、サントリーホールで読響の定期演奏会を聴いてきました。
プログラムは、こんな感じ。シュポーア特集です。
でも、シュポーアってだれ? と思っていたら、2曲目の演奏が終わったところで、アルブレヒト氏みずからが指揮台でマイクをにぎって紹介してくれました。
知り合い から、『戦中派不戦日記』のなかで、山田風太郎が、敗戦の8月15日にエンゲルスの引用をしていると教えてもらいました。早速確かめて見ると、なるほど、8月16日の条に、前日の出来事として書かれています。
夜、阿南惟幾の割腹自殺のニュースを聞いたあとで、日本が敗れた「最大の原因は『科学』である」として、次のように書いています。(角川文庫版、367ページ)
ここで痛感することがある。それはエンゲルスの次のような言葉である。
「人間歴史は、もはや決して、今日成熟している哲理の裁断によってことごとく一様に有罪を宣告される様な、そして人は出来るだけ早くそれを忘れてしまうがよいというような、そんな無意味な暴動の荒れ狂いではなく、実に人類そのものの進化の過程と見るべきである。そこで学問の任務は、この過程の段々の進行を、そのあらゆる迷路の間に追究し、外見上、偶然と見える一切の現象の中に内的法則を発見することに在る」
これはヘーゲルにとどめを刺す言葉であるから、語句の2、3は必ずしも妥当ではないが、こういう考え方は今の日本人にとって実に必要だと思われる。
これって、エンゲルスの何からの引用なのでしょうか?
マルクスの年譜というと、大月書店から出版された『マルクス=エンゲルス略年譜』 ((1975年刊。1976年に、同書店「国民文庫」の1冊としても刊行された。))がよく知られているが、こちらは、戦前、改造社から発行された『カール・マルクス年譜』(広島定吉訳、1936年刊)。ソ連のマルクス・エンゲルス・レーニン研究所からアドラツキーの監修で出されたロシア語版(1935年)の翻訳。
2011年のサクラ第1弾です。職場の先輩に「近くでカワヅザクラが咲いているよ」と教えていただき、さっそく見てきました。早いところでは2月初旬には咲き始めるカワヅザクラ。すでに、満開近くになっている樹もありました。
コンヴィチュニーの演出ということで話題にもなっている二期会オペラ劇場「サロメ」を見て参りました。
ですが、オイラの頭がアホなのか、はたまた芸術的センスがゼロなのか、さっぱり訳が分かりませんでした。(^_^;)
フランス・ブリュッヘン指揮のベートーヴェン交響曲全曲演奏会。今日は、新日本フィルの定期演奏会での演奏です。
今日の演奏で一番びっくりしたのは、「第九」の演奏で、第4楽章がすすんでそろそろ歌が始まるというのに、ソリストが舞台にあらわれなかったこと。どうするんだ〜?! と思っていたら、上手から、バリトンのデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソンがあたふたと登場し、トロンボーンの後ろあたりで、客席に腕を広げて歌い始めたのです。
朝日新聞の世論調査では、解散・総選挙については「できるだけ早く実施すべきだ」は39%で、「急ぐ必要はない」の方が49%と上回った。まだ、世論は一路解散へとはむかっていないのか。
内閣支持率20%も深刻だが、それよりも深刻なのは「今後も民主党を中心にした政権が続いた方がよいか」との問いに、「続いた方がよい」とする回答が22%しかなかったこと。菅内閣だけでなく、民主党政権そのものが国民から見放されつつあるようだ。
内閣支持率20% 発足以来最低 朝日新聞世論調査:朝日新聞
世論調査―質問と回答〈2月19、20日実施〉:朝日新聞
もう1つ大事なことは、小沢一郎氏にたいする批判が引き続き厳しいこと。
もはや今さらの感もあるが、イラク戦争の根拠となったイラクでの大量破壊兵器の開発疑惑そのものが実は捏造だったと、イラク人情報提供者本人が英ガーディアン紙に証言した。
イラク戦争の根拠、捏造認める 情報提供の亡命イラク人:朝日新聞
ということで、イラク戦争開戦を支持した小泉純一郎元首相も、この大嘘にだまされたわけだが、はたしてそれでも開戦は正しかったというのだろうか。誰か、取材してみたら?