共産党・前参議院議員の小池晃さんが、9日、いよいよ都知事選出馬の記者会見をひらいた。「巨大開発の東京か、福祉都市東京をつくるのかが最大の争点だ」(小池さん)。
小池さんといっしょに、福祉都市・東京をつくろう!!
共産党・前参議院議員の小池晃さんが、9日、いよいよ都知事選出馬の記者会見をひらいた。「巨大開発の東京か、福祉都市東京をつくるのかが最大の争点だ」(小池さん)。
小池さんといっしょに、福祉都市・東京をつくろう!!
古楽器・古楽演奏で有名なフランス・ブリュッヘンと新日本フィルによる「ベートーヴェン・プロジェクト」。錦糸町まで出かけて、第1日目を聴いてきました。
対抗配置10-8(後半は10)-6-4-3の小型の編成、ピリオド奏法による演奏。弦の音は非常にクリアで、管の音がくっきりと浮かび上がってくる。ブリュッヘンの指揮に新日本フィルもしっかりとこたえていて、かなりクオリティの高い演奏でした。第3番では、指揮台に手をかけたところで、まだお客さんが拍手しているあいだに、ひょいと手をふって演奏を始めるお茶目なところも見せていただきました。
2010年末のヘッジファンドの資産残高が、世界全体で1兆9173億ドル(約158兆円)となり、リーマン・ショック前の過去最高額(1兆9314億ドル、2008年6月)に迫る回復を示している。「日本経済新聞」9日付夕刊トップの記事。
世界のヘッジファンド、運用資産が最高に迫る:日本経済新聞 2/9夕刊
リーマン・ショック後、欧米各国あげて公的資金を注ぎ込んできたから、過剰資金は、もはやすっかりリーマン・ショック前の水準に戻ってしまった。当時、あれほど投機資金の規制が言われたのに、「喉元過ぎれば」とはよく言ったもので、資本主義は学習能力がゼロのようだ。
「革新都政をつくる会」から都知事選出馬を要請されていた共産党の小池晃・前参議院議員の立候補がいよいよ本決まりになったようです。
都知事選というと、誰が立候補するかなど、著名人の動向ばかりが取りざたされていますが、大事なことは、6兆円 ((2011年度の予算額でいうと、一般会計が6兆2,360億円、特別会計が3兆6,390億円、公営企業会計が1兆8,892円。政策的経費である一般歳出だけでも4兆5,839億円にのぼる。「平成23年度 東京都予算案の概要について」(東京都財務局、2月1日発表資料)参照。))の予算規模をもつ都政の舵をどの方向に向けるかです。小池さんの、真っ向正面からの政策論戦で、ほんとうに今後4年間の都政をどうするのかをめぐる大きな論戦を期待します。
ところで、昨日の「朝日新聞」夕刊に大きく出ていた記事。このブログでも、以前に「エコ商品の罠」という記事で指摘したことがありますが、エコ商品だからといって、たとえばブラウン管20インチのテレビを液晶42インチに買い換えたら、結局、消費電力は増えてしまいます。
しかも政府あげて大宣伝してやった「家電エコポイント」制度。CO2を400万トン削減するという触れ込みでしたが、それがとんでもない水増し計算だったというのです。まず、1995年製の家電を買い換えるという勝手な前提。しかも、24インチのテレビは24インチの液晶テレビと買い換えるという、非現実的な想定。そして、2台目、3台目の「買い足し」まで「エコポイント」の対象にしてしまったずさんさ。
挙げ句の果てに、環境省の関係部局はしっかり元データの廃棄までやっている。とても大相撲の八百長どころの騒ぎではありません。
家電エコポイント、CO2削減試算ずさん 効果6分の1:朝日新聞
新型の省エネ家電の製造にかかったエネルギーとそこから発生したCO2、さらに買い換えられた旧型家電の廃棄処分で発生するCO2まで計算に含めると、ほんとうにCO2削減になったのか、検証してもらいたいものです。
さて、相撲騒ぎより大事なのは中東情勢。チュニジア、エジプトだけでなく、イエメン、ヨルダンでも政権交代を求める街頭活動が盛んになっている。しかし、専制とか貧富の格差ということでいえば、中東には、もっと深刻な国がいくらでもある。形式的な議会さえ存在しない王国だって、まだまだある。中東諸国が本格的に「国民が主人公」の政治に踏み出して、偏在する冨をもっと広く国民が享受できるようになったら、どれほど世界政治が変わることだろう。アメリカが、イスラエルといっしょになって中東を支配して、特定の国を目の敵にするようなことは、もはや通用しなくなる時代が、いよいよ近づいているのかも知れない。
しかし、さしあたりは、それぞれの国内の動きがどうなっていくのか。注目すべきは、どういう政治勢力がどんな要求をかかげて登場するか、なのだが、アメリカ目線でしか世界情勢を見ようとしない日本のマスメディアでは、さっぱり分からない。
イエメン大統領、2年後退陣を表明 世襲制にも反対:AFPBB News
イエメンで大規模反政府デモ、チュニジアから波及:AFPBB News
反政府デモ続くヨルダン、国王が首相更迭:AFPBB News
ヨルダン:デモ継続呼びかけ 収束は不透明:毎日新聞
大相撲の取り組みで八百長がおこなわれていたことが判明して大騒ぎになっているが、もともと大相撲はスポーツではなく、興業である。
プロレスで、あらかじめ勝ち負けが決められていても、誰も文句は言わないし、チャンバラトリオのコントで、伊吹太郎がうまい具合に頭の南方英二のハリセンに当たっていっても、誰も文句は言わない。それが興業というものだ。それを「国技」だとか言って、公共放送が何時間も放送したりするから、勘違いするのだ。
八百長疑惑:恵那司力士が仲介役か メール全容判明:毎日新聞
八百長疑惑:主なメールのやり取り(1):毎日新聞
八百長疑惑:主なメールのやり取り(2):毎日新聞
今朝の「毎日新聞」にこんな記事が。あわてて「しんぶん赤旗」をめくってみましたが、それらしい記事は出ていません。
東京都の予算は約6兆円 ((これは一般会計の額。特別会計、公営企業会計をあわせると約12兆円になります。))。それを本当に都民のために使うには相当な腕が必要ですが、小池晃氏なら、政策論戦能力でも試されずみです。本当に立候補されるのであれら、ぜひとも日々の生活に苦しんでいる都民の心に希望をともすような施策を実現してほしいと思います。
選挙:東京都知事選 小池晃氏を擁立へ 共産系団体、知名度を重視:毎日新聞
小池氏に出馬要請へ 前参院議員 都知事選で革新系:東京新聞
1月は、先日の読響第500回定期のあとも3つばかりコンサートを聴きましたが、いささか疲れてしまって、記事をアップするのがすっかり遅くなってしまいました。
ということで、3本まとめていきます。(^_^;)
前回の古典教室で、『賃金、価格および利潤』の第11章「剰余価値が分解する種々の部分」に出てくる「税金徴収者」のことが話題になりました。剰余価値の受け取り手のなかに、資本家、地主、貨幣資本家だけでなく、「諸君が望むなら税金徴収者をこれにくわえてもよい」と、マルクスは書いています ((服部文男訳『賃労働と資本/賃金、価格および利潤』新日本出版社、古典選書シリーズ、156ページ。))。
もちろん、ここでマルクスが言っているのは、税務署の職員のことではなくて、徴税主体である国家のことです。そして、社会全体の労働を、労働者の必要労働部分とそれ以外の剰余労働部分とに大別すれば、税金が剰余労働に含まれることは明らかです。
しかし、そもそもこの時代の税金って、どうなっていたんでしょうか? そもそも、労働者が納めるような税があったのでしょうか? そこで、またもやあれこれと調べてみました。
ガラス瓶の製造工程についてあれこれ調べていますが、ご紹介もいただいた岩田糸子『ガラス工芸』(保育社カラーブックス、1975年、絶版)を手に入れて、読んでみました。
本書は工芸ガラス作品の紹介が中心ですが、後ろに工芸ガラスの製造工程について、少しまとまった解説がついています。その中に、吹き竿をつかった手作業について、次のように記述されていました。
全国各地の草の根で運動する「九条の会」の活動を、インターネットを流れるニュースの中から拾い集めています。新年早々から、全国でいろんな集まりがもたれています。
「みやぎ農協人九条の会」の集会を報道した「農業協同組合新聞」は、社団法人農協協会の発行する新聞です。また、「タウンニュース」は神奈川県全域と東京・町田市を対象とする地域情報紙です。
先日のフルトヴェングラーCD21枚組みに続いて、またまたフルトヴェングラーのCD、今度は12枚組みを買ってしまいました。(^_^;) こちらはドイツaudite社のもの。音源はRIAS、オケはベルリン・フィルです。
先週の土曜日、サントリーホールで読響の定期演奏会を聞いてきました。今回で読響定期演奏会は500回ということで、それを記念する特別小冊子をいただきました。
指揮は、読響正指揮者の下野竜也氏。
今月28日で閉館になる恵比寿ガーデンシネマで、これまでスクリーンにかけてきた作品をリバイバル上映していますが、先日、映画「扉をたたく人」を見てきました。2009年に公開されたときは、残念ながら見逃していたものです。
ストーリーなどは、こちらを↓。
映画『扉をたたく人』(原題:the Visitor)公式サイト
原題は The Visitor。ウォルターがNYの自宅に久しぶりに帰ったら、そこにやってきていたという意味でも、タレクたちはVisitorですが、海外からアメリカにやってきた Visitor でもあります。そして、その Visitor たちが、9・11後のアメリカ政府やアメリカ社会のあり方はそれで良いのかと問いかけ、扉を叩いている。そんな作品でした。(今年4本目)
普段は女性雑誌はまったく読まない(『女性のひろば』を除いて)のですが、前号(1月22日号)の『婦人公論』から、不破さんの奥さんの上田七加子さん ((よく知られているように、不破さんの本名は上田建二郎。「不破哲三」は、不破さんが労働組合の職員だったときに『前衛』に論文を書くために使ったペンネームです。))の「夫・不破哲三との革命的熱愛人生」が短期集中連載されています。
で、その第2回(2月7日号)に、なんと不破さんが七加子さんに送った手紙が紹介されていました。歴代政府を追及する論理の鋭さや、最近のマルクス研究など理論家で知られる不破さんが、いったいどんなラブレターを送ったのでしょうか。(*^_^*)
先日、「ガラスビン製造マニュファクチュアがわからん…」という記事を書いたら、先輩から“The Encyclopedia Americana, International Ed. の Glass Blowing に詳しく載ってるよ”と教えていただきました。
読んでみると、たとえばガラス吹きのチームについて、次のように書かれています。
Youtubeで、ガラス瓶の製造工程の動画を見つけました。他にもいろいろあるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=NVKcISj2LfA
残念ながら、マルクスが書いているようなマニュファクチュア的なガラス瓶製造ではなくて、機械によるものです。それでも、なるほどと思うことがいろいろありました。