いまごろ気がつきました

吉田秋生『陽のあたる坂道』(小学館)

吉田秋生『陽のあたる坂道』(小学館)。

「海街diary」シリーズの3冊目です。今年2月に発行されていましたが、最近はマンガ屋をあさることもなくなったので、気がつきませんでした。すずちゃん、だんだん成長してますねぇ。(^_^;)

悪くはないのだが…

映画「ぼくのエリ 200歳の少女」

仕事で新木場方面を現地調査したあと、銀座で映画を見てきました。スウェーデンで人気をよんだホラー小説の映画化なのだそうです。

主人公の少年オスカーが、ある夜、アパートの中庭で不思議な少女に出会う。隣に越してきた同じ12歳の少女エリー。しかし彼女は…

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少しだけ…

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今日もガンガンに暑い1日でしたが、それでも夏至から1カ月以上たって、少しずつ日の暮れるのが早くなってきました。7時を過ぎれば、このとおり。ちなみに今日の日の入りは18時42分。撮影したのは日没21分後でした。

少し暑さも和らいできたように思うのは気のせいでしょうか。

めずらしい本を手に入れました

石井孝『維新の内乱』(至誠堂新書、1974年)

先日、某古本バザーで、明治維新の研究家だった石井孝氏の『維新の内乱』(至誠堂新書、1974年)を手に入れました。

明治維新・戊辰戦争を、第1部「天皇政府と徳川政府との戦争」、第2部「東北の戦争」、第3部「蝦夷動乱」の3段階でとらえたもの。とくに第1部では、大政奉還から上野・彰義隊討伐までを、(1)大政奉還か挙兵倒幕か、(2)天皇政府と徳川政府の決戦(鳥羽・伏見の戦い)、(3)徳川政権の消滅(江戸城明け渡し)、(4)徳川氏処分の完遂の4つに区分して、時期的には非常に短い戊辰戦争第1段階での明治政府対徳川政府の対立・対抗が鋭く論じられています。

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ハンガリー特集 新日本フィル第465回定期演奏会

新日本フィル第465回定期演奏会

先週の金曜日、新日本フィルの定期演奏会ですみだトリフォニーへ。今シーズンは日程があわず、久しぶり。

プログラムは以下の通り。すべてハンガリー作曲家の作品で、かなりマニアックなプログラム。

  • リゲティ:ヴァイオリン協奏曲(1992)
  • ヴェレッシュ:哀歌〜バルトークの思い出に(1945) 日本初演
  • コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」

1曲目のソリストは、パトリツィア・コパチンスカヤ。緑のドレスで登場したけれど、なんだか妙に裾を引きずっているなぁと思っていたら、彼女はいつもステージには裸足で登壇するらしい。曲も相当な現代音楽でひっちゃかめっちゃかだったが、演奏の方も相当のノリで、本人はかなり満足だったご様子。アンコールを2曲も弾いていた。

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女性自衛官の訴え、全面的に認められる

女性自衛官が勤務時間中に同僚男性自衛官から性的暴行を受けた上、その被害を訴えると逆に退職を迫られたとして国を訴えている「女性自衛官人権訴訟」で、札幌地裁が、女性の訴えを認め、国に580万円の賠償を命じる原告全面勝訴の判決を下しました。

原告の女性は、裁判に訴えたあとも自営他の職場にのこりがんばっていましたが、残念ながら昨年再任用を拒否されてしまいました。しかし、訴えは全面的に認められた訳で、ほんとうにおめでとうございます。

裁判:空自で女性隊員に性的暴行と退職強要 札幌地裁が認定、国に580万円賠償命令:毎日新聞
空自セクハラ訴訟、国に580万支払い命令:読売新聞
女性元自衛官が勝訴/札幌地裁 基地内の性的暴力・退職強要を認定:しんぶん赤旗

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『1861-63年草稿』を読む(1)

大月書店「資本論草稿集」の『1861-63年草稿』<1>。

第3章「資本一般」I「資本の生産過程」1「貨幣の資本への転化」の部分。

『資本論』では、第2篇「貨幣の資本への転化」第4章「貨幣の資本への転化」に相当する部分だが、『資本論』では次の第3篇「絶対的剰余価値の生産」に含まれる「労働過程」や「価値増殖過程」、「貨幣の資本への転化が分解する2つの部分」(第6章「不変資本と可変資本」に相当)などが、ここに含まれている。

42ページ下段〜43ページ上段にかけて「資本主義的生産」が登場する。これが『1861-63年草稿』での初出か? しかしすでにマルクスは、「資本主義的生産」は自明な用語として使っている。「資本主義的生産」という言葉は、すでに「資本にかんする章のブラン草案」や「引用ノートへの索引」「私自身のノートにかんする摘録」(『資本論草稿集』第3分冊)に登場する。「資本主義的生産の制限」という表現が登場する(「自分自身を止揚する資本主義的生産の諸制限」454ページ上段、483ページ下段、515ページ上段) ((重田澄男『再論・資本主義の発見』桜井書店、2010年、によると、「資本主義的」という用語は「プラン草案」には1回、「私自身のノートにかんする摘録」では14回登場するらしい(同書、111ページ)。このことからみても、「プラン草案」→「私自身のノートにかんする摘録」という執筆順序が想定できる。))。「資本主義的」という形容詞が初めて登場するときに、それが「資本主義的生産の諸制限」という角度から登場したことは興味深い。

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正気な?! 幻想交響曲

東京フィル 第789回サントリー定期演奏会

金曜日、東フィルの定期でサントリーホールへ。今月は、東京二期会・東京フィル「ベルリオーズ・プロジェクト2010」ということで、先日の「ファウストの劫罰」に続いて、指揮はミシェル・プラッソン。

  • ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」作品9
  • ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」
  • ベルリオーズ:幻想交響曲

メゾ・ソプラノは、体調不良で降板した林美智子さんに代わって加納悦子さん。

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読み終わりました

吉岡昭彦『イギリス地主制の研究』

吉岡昭彦『イギリス地主制の研究』(未来社、1967年)。もちろん古本です。

最近はこうした研究はすっかり流行らなくなっていますが、『資本論』第1部の「本源的蓄積」の章を読んでみて、あらためてイギリス史をきちんと勉強しなければならないと思って、とりあえず(などと言ったら怒られますが)吉岡昭彦氏の本から読み始めてみました。

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6割が自民の政権復帰を期待せず

選挙結果をどう見るか、いろいろな見方があると思いますが、そのなかで面白い世論調査がありました。

NHKの世論調査によると、自民党が「次の衆議院選挙で政権復帰することを期待するかどうか」という質問にたいして、60%が「期待しない」と回答したそうです。獲得議席の上では、民主党に勝利した自民党ですが、しかし昨年夏に下された自民党政権ノーの審判は揺るがないようです。

自民の政権復帰を期待せず 60%:NHKニュース

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買ってしまいました

パーヴォ・ヤルヴィ指揮カンマーフィル/ベートーヴェン交響曲シリーズ

パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェン交響曲シリーズ。先日買ったショスタコーヴィチの交響曲第10番(オケはシンシナティ響)のCDがよかったので、ついつい衝動買い。

全部で5枚、ばら売りをまとめ買いして、インターネットHMVで8,151円でした。(^_^)v

とりあえず『資本論』第1部読破

かなり前から取り組んでいた『資本論』第1部をドイツ語とにらめっこしながら読む作業。

いろいろな発見を含みつつ、とりあえず、本日、無事、第25章「近代の植民地理論」まで読み終えることができました。ヽ(^o^)/

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見てきました 都響「売られた花嫁」

都響スペシャル/スメタナ:売られた花嫁

昨日の二期会オペラ「ファウストの劫罰」に続いて、本日は都響スペシャル、スメタナの「売られた花嫁」を見てきました。

序曲はよく聴きますが、チェコ語という言葉の壁のせいか、日本ではあまり公演されたことがないそうです。しかし、指揮者のレオシュ・スワロフスキーを初め、出演者もチェコやスロヴァキアの出身で、お国自慢のスメタナを楽しんでやっているという雰囲気があふれていて、歌よし、芝居よし、音楽よし、文句なしに楽しめました。

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本日のお買い物

ヒラリー・ハーン:ヒグドン&チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲アリス=紗良・オット:チャイコフスキー&リスト ピアノ協奏曲第1番

えっと、選挙中のストレス?発散のため、いろいろと買いあさっております。本日買ってきたのはCD2枚。

左がヒラリー・ハーンの新譜ヒグドン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲集、右はアリス=紗良・オットの、これまた新譜チャイコフスキー&リスト:ピアノ協奏曲第1番です。

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がんばって勉強しなくては…

金澤史男『自治と分権の歴史的文脈』(青木書店)

選挙が終わって久しぶりの本漁りで、買ったもの。昨年急逝された金澤史男・横浜国大教授の『自治と分権の歴史的文脈』(青木書店)。地方自治の歴史というのは、法律的・政治的な制度・仕組みの問題と、財政の問題と、それとそれらをめぐる地方・中央の動きがあって、なかなか難しいのですが、がんばって勉強したいと思います。

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甘〜い甘〜いチャイコフスキー

オーケストラ!

仕事帰りに、本日最終日の映画「オーケストラ」を渋谷ルシネマで見てきました。最終日の最終回だというのに、けっこうなお客さん。

最初はなんだかどたばたみたいな映画でしたが、オーケストラと競演するソロ・ヴァイオリニスト、アンヌ=マリー・ジャケ役のメラニー・ロランが登場したあたりから、ぐっと話が面白くなってきました。

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