川崎方面をうろうろ

本日は、川崎方面を北から、新百合ヶ丘→登戸→武蔵溝ノ口→元住吉→川崎と南下。

南武線に乗ったり、小田急に乗ったり、京浜急行に乗ったりと、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ状態でした。

京急元住吉の駅で、武蔵小杉に戻ろうとしたら、突然、我孫子行きの電車が来たのにはあわててしまいました。(^_^;)

東京の電車って、つながってるんですね〜

「わたしは正社員になりたい」

厚生労働省が「就業形態の多様化の実態を把握すること」を目的とした調査結果を発表。派遣を選んだ理由の約4割が「正社員の仕事がない」から。

派遣労働者:「わたしは正社員になりたい」が5割――厚労省調査(毎日新聞)
パートや派遣の割合、4年で3.2ポイント増…正社員は減少(読売新聞)

厚生労働省の発表資料は、これ↓。
厚生労働省:2007年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況

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オバマ大統領 低調な日本の論評

民主党のオバマ氏が大統領に当選したことについて、日本のメディアの論評は総じて低調。オバマ氏のかかげたChangeが実際どうなるかは、これからの展開を見なければならないが、しかし、そのChangeを生み出した人々のエネルギーは、大きな可能性を潜めている。

それにもかかわらず、オバマ新大統領誕生で日米関係はどうなるか、保護貿易主義になるのではないか、無視されるのではないか、アフガニスタンで負担を求められるのではないか、北朝鮮は…などなど、個別の問題で新政権の対日関係がどうなるかという論評に留まっている。

しかし、それはマスメディアだけではない。その最たるものは、麻生首相の「今、急に会わなくちゃいけないという話でもない」という発言。思わず本音が出たんだろうけど、「日米同盟」と言いつつ、その実、共和党との同盟でしかなく、民主党政権の誕生に何の準備もできていないことを自白してしまったようなもの。あ〜あ、この人、ホントに政治的なセンスがないですねぇ?

社説:歴史的な経済危機に挑むオバマ大統領(日経新聞)
社説:オバマ氏圧勝 米国の威信は回復できるか(読売新聞)
首相「会うのは就任後」 オバマ氏との会談見送り(共同通信)

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忙中“楽”あり

東京フィルハーモニー交響楽団第761回サントリー定期シリーズ

今日は、久しぶりに本来の職場に出勤。仕事が終わってから、久しぶりにコンサートを聴いてきました。東京フィルハーモニー交響楽団のサントリー定期演奏会。指揮は渡辺一正さん。

  • 武満 徹:弦楽のためのレクイエム
  • マルティヌー:弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲
  • ベルリオーズ:幻想交響曲 op.41

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居住者がいなくなっても返還されない米軍上瀬谷基地

今日は、横浜市内の米軍上瀬谷基地の返還を求める住民のみなさんの要請行動を取材。そのため、横浜・桜木町の官庁街へ出かけてきました。

庁舎の近くには、こんな赤レンガの建物が残っていました。

赤レンガの建物(北仲BRICK)

米軍上瀬谷基地にかんする最近のニュースはこちら↓。米海軍紙「星条旗」が8月5日付で「上瀬谷の最後の住民は厚木に移転した」という記事を載せています。

居住者は厚木基地に移転/米海軍上瀬谷通信施設:神奈川新聞
Last Kamiseya residents relocating to Atsugi : Stars and Stripes

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アメリカが本当に変われるかどうかはこれから

アメリカ大統領選挙は、オバマ候補の圧勝で、民主党が8年ぶりに政権復帰をはたすことになった。

Change!をかかげたオバマ候補だが、経済面では、ブッシュ政権の経済政策がすでに破綻してしまっている以上、誰が政権を担おうと新しい方向に変わらざるを得ないことは明らか。問題は国際関係。オバマ氏は、イラクからは兵力を撤退させつつ、アフガニスタンへの関与を強めるつもりだ。どのような「変化」が生じるか、はたして本当に「変化」するのか。それが試されるのはこれからだ。

米大統領選:オバマ氏が当選 史上初の黒人(毎日新聞)
オバマ氏勝利とブッシュ政権終焉を歓迎 各国メディア:CNN.co.jp

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激動の時代だったのだが…映画「ブーリン家の姉妹」

ブーリン家の姉妹

今日は代休をもらったので、渋谷で最近公開された映画「ブーリン家の姉妹」を見てきました。

舞台は16世紀のイングランド、チューダー朝の2代目、ヘンリー8世の治世(在位1509?47)。お世継ぎがほしかったヘンリ8世は、妃キャサリンと離婚をして、アン・ブーリンと再婚する(1533年)。しかし、当時の教会は離婚を認めなかったので、ヘンリは、ローマ教会から分離を決意する(いまにいたるイングランド国教会の成立)。しかし、アンに男子は産まれず、彼女は姦通罪で1536年に処刑される。

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9月の完全失業率0.2ポイント改善というけれど…

9月の完全失業率、前月比で0.2ポイント改善したというけれど、原数値でみると、1年前と比べて率で0.1ポイント悪化。数でも2万人の増加で、6カ月連続して1年前より失業者が増えている。

深刻なのは、有効求人倍率の落ち込み。とくに正社員にかぎった有効求人倍率は0.54倍で、2人1人しか正社員になれないということになる。

有効求人倍率:悪化、0.84倍 4年1カ月ぶり低水準(毎日新聞)
9月の完全失業率4.0%、8月より0.2ポイント改善(読売新聞)
9月の失業率、4.0%――前月比0.2ポイント低下(NIKKEI NET)

総務省の発表資料はこちら↓。PDFファイルが開きます。

労働力調査2008年9月分(基本集計)結果の概要(PDF:55KB)

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懲戒調査にも応じなければ円満退職?

懲戒調査に応じなかったということで、空幕長を解任された田母神氏は、自衛隊を円満定年退職。退職金6000万円も満額支給されることに。

しかし、処分するかどうかの事前調査を拒否すれば、普通、懲戒処分でしょ。外部に論文を執筆する場合は事前に文書で届け出るという内規があるのに届け出をしてなかったのだから、内規に反したことは明らか。調査に応じなかったから定年退職とは、まったくもって処分するつもりがないとしか思えない。

論文問題更迭 前空幕長は定年退職 辞職拒否 懲戒調査も応じず(東京新聞)
田母神前空幕長定年、退職金は6000万円(日刊スポーツ)
前空幕長が論文受賞を事前承諾、主催者「本人から確認」(読売新聞)
前空幕長の論文発表「口頭連絡」だけ、官房長も内容確認せず(読売新聞)

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「ジョブカード」空振り

フリーター雇用対策の「切り札」と言われて、今年4月から始まった「ジョブカード」制度だが、半年たってみて、発行件数は目標の2割。正社員への橋渡しとされた「有期実習型訓練」は、年度目標1万人に対して、実施したのはたった50人。正社員に採用されたのはわずか6人しかいないそうだ。

「雇用促進策「ジョブカード」発行件数、目標の2割(東京新聞)

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これが田母神前空幕長が最優秀賞をとった論文

田母神俊雄・航空幕僚長が民間の懸賞論文に応募して、「我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である」と主張して解任されたというニュース。

いったいどんな論文を書いたのか、と思って調べてみたら、割と簡単に見つかりました。(^^;)

アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集

で、それを読んでみたのですが、呆れてしまいました!! 論文といってますが、全体で7000字ほどしかない文章で、資料もなければ論証もない。およそ論文の体(てい)をなしていません。

たとえば、張作霖爆殺事件についてはこう書かれています。

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『週刊プレイボーイ』が現代版「蟹工船職場」を紹介

『週刊プレイボーイ』11月17日号
『週刊プレイボーイ』11月17日号

『週刊プレーボーイ』(11月17日号)が、「現代版『蟹工船職場』のヒドイ話」を特集しています!!

「これから紹介する話はマンガや小説ではない。今年、現実に起きた話だ」と言って、現代版『蟹工船』と言ってもいいような、悲惨な職場の実態が紹介されています。中には、まるっきりのダマシ、詐欺みたいな話もありますが、コンビニSHOP99の清水文美さんの「名ばかり管理職」の話や、途中で辞めれば奨学金を一括返還しなければならないといって、理不尽な職場に縛りつけられる新聞奨学生の話や、民営化後配達中の事故が多発する郵便局の実態など、けっこうマジな話も紹介されています。

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派遣労働者の「使い捨て」は許されない(続き)

マツダが宇部工場の派遣労働者を800人削減する方針。日産は、九州工場と栃木工場で合わせて780人を削減を予定。

しかし、日本の大企業は、景気のいいときは正社員を派遣、請負など非正規雇用に切り替えて大儲けし、景気が悪くなると派遣など非正規雇用を打ち切って、また儲けをあげようという算段。こんなワガママは許されません!!

マツダ、派遣社員約800人削減へ=下期の減産受け宇品工場で(時事通信)
日産九州、派遣社員削減 部品メーカーに波及(NIKKEI NET)
日産:国内工場の派遣社員780人削減へ…11月末までに(毎日新聞)
工作機械:メーカーに減産の動き 派遣社員削減にも着手(毎日新聞)
森精機、来年2月までに派遣300人削減――工作機械の減産に対応(日刊工業新聞)

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IMFといえども“打ち出の小槌”ではない

「日経新聞」に、金融危機に陥った国への財政支援でIMFが「財源不足」になる可能性がでてきたというニュースが載っていた。IMFといえども“打ち出の小槌”ではないわけで、資金提供を続けるためには、どこかの誰かがその資金を負担しなければならない。

しかし、いったい誰が? アメリカは財政赤字、日本も累積赤字が膨大。比較的健全だったヨーロッパは、むしろ資金援助してもらいたい側だろう。じゃあ、中国が国際信用を支えるというのか? あまり大きく取り上げられていないが、実は、非常に大きな問題なのかも知れない…。

IMF、財源不足懸念強まる 新興国への大型融資急増(NIKKEI NET)
英独首脳、IMF新融資枠提案で合意 東欧への危機波及防ぐ(NIKKEI NET)
IMFの財源問題、中国が資金拠出に前向き(NIKKEI NET)

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上がれば下がるはものの道理 東証、9000円割れ

本日の日経平均は、再び(三度?)9000円割れの8576円で終わる。

日銀の政策金利0.2%引き下げも、あまり効果を発揮しなかったようです。

東証、9000円割れ 業績先行き懸念し反落
NIKKEI NET(日経ネット):株・為替ニュース?日経平均などのマーケット情報を速報

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解散はいつ? 現在の局面をどう考えるべきか

麻生首相は解散・総選挙を「当面見送った」とメディアでは報じられていますが、はたして「当面」ってどれぐらいなんでしょう?

昨日は、同じことをNHKの記者が質問して、首相に「当面という言葉のNHKの定義が分からない」とはぐらかされていましたが、ともかく、昨日の記者会見では、麻生首相は「解散を見送った」という言葉を一言も発しなかった――この点を見逃すべきではないと思います。その意味では、公明党の太田代表が語っていたように、「30日あるいは31日の解散はない」というのが、一番厳密な解釈でしょう。

しかし、現下の経済危機に「解散よりも景気対策を」という世論も、まったくもってごもっとも。確かに、「北海道新聞」社説が指摘するように、3代にわたって国民の審判をへない内閣が続くというのは道理のないことで、解散先送りは明らかに「逃げ」です。とはいえ、「3代も国民の審判を受けていないのだから、ただちに解散すべし」というだけでは、景気不安の前には迫力不足をいなめません。

それでは、いまの局面をどう考え、何を訴えたらよいのでしょうか?

首相、解散は当面せず 公明も了承(NIKKEI NET)
社説:麻生首相 それでも解散を求める(北海道新聞)
麻生首相:解散戦略コロコロ 与党翻弄の揚げ句、先送り(毎日新聞)

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麻生首相 3年後の消費税引き上げを明言

昨日、麻生首相が追加の経済対策を発表したが、その中で「3年後に消費税引き上げをお願いしたい」と、3年後の消費税増税を明言した。これまで、“○年後をメドに消費税の税率についても検討する”と発言した首相はいるが、「3年後に消費税を引き上げる」と明言したのは麻生首相が初めてだ。

首相は、いまの金融危機を「100年に1度の暴風雨」といっている。確かに「100年に1度」の金融危機ではあるが、しかし、暴風湯のような自然災害ではない。国内経済をないがしろにして、外需・輸出頼みの経済にしたうえ、「株価引き上げ策」として、外資を呼び込む政策を進めてきた結果が、この景気悪化だ。それを「暴風雨」などといってすませるのは、政治の無責任だ。

麻生首相:3年後に消費税引き上げ 衆院選は先送り(毎日新聞)
麻生首相、消費税10%案を検討=2段階引き上げも(時事通信)

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保険証のない子どもが全国で3万2000人

医療保険証のない子どもが全国で1万8240世帯、3万2903人にのぼることが厚生労働省の調査で判明。同世代の子どもの1%に該当するという。もはや「一部の問題」とはいえないだろう。

医療保険ない子ども、全国3万2千人…健保滞納で(読売新聞)
子どもの無保険:3万人 短期証交付を自治体に通知(毎日新聞)

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クルマ情報誌がトヨタ追及の志位質問を取り上げる!!

『ニューモデルマガジンX』(三栄書房)2008年12月号表紙

クルマ情報誌で、日本共産党・志位和夫委員長がトヨタの派遣労働問題を取り上げた国会質問が紹介されています。

取り上げたのは、「日本で唯一の新車スクープ雑誌」とうたう『ニューモデルマガジンX』(三栄書房)の12月号。「平成の『蟹工船』はトヨタが元凶だ」という大見出しで、志位委員長の質問を紹介するとともに、質問に先だって志位委員長が現地に乗り込んで、派遣労働者・期間労働者と懇談して、非正規雇用の実態を聞き取り調査したことに注目しています。

「平成の『蟹工船』はトヨタが元凶だ」(『ニューモデルマガジンX』2008年12月号から)

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