Twitterでばかりつぶやいているので、すっかりブログへの書き込みをサボってました。^^; ということで、まとめて書き込みます。
「アルミンク」タグアーカイブ
9月のコンサート
渋いプログラムでしたが
新日本フィル定期演奏会。指揮はアルミンク。28日、サントリーホールにて。
- ウォルトン:ヒンデミットの主題による変奏曲
- ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 op.15
- ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
ヒンデミット好きの私としては大変楽しみなプログラムでしたが、やっぱりちょっと渋すぎたのか、ホールはかなり空席が目立ちました。
3曲の中で、一番よかったのは、2曲目のブリテンのVn協。ブリテンって、戦争レクイエム以外はあまり聴いたことがないのですが、この曲は、スペイン内戦の迫りくる「不安」をモチーフにした作品。それをソリストのイザベル・ファウストが見事に引き込んでいくという感じで、思わず引き込まれてしまいました。
タメスティのヴィオラはお見事
先週木曜日、サントリーホールで聴いてきた新日本フィルの定期演奏会。
- ヒンデミット:葬送音楽
- クルターク:断章――ヴィオラと管弦楽のための
- ブラームス:運命の歌
- シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61
3月の定期は震災で聴けず、4月は演奏会がなかったので、新日本フィルの定期は3カ月ぶり。会場でも、「お宅はどうでした?」「あの日は歩いて帰りまして」とお客さん同士の会話が聞こえていた。当日、歩いてすみだトリフォニーまで出かけて、演奏会を聴いてきたという“強者”もおられた。
ということで、予定されたプログラムに先だってヒンデミットの「葬送音楽」が震災の犠牲者に捧げられた。
この曲と2曲目のクルタークの「断章」(日本初演)でソロをつとめたタメスティのヴィオラは、お見事の一言に尽きる。非常に透明度の高い音をしっとりと響かせて、情感たっぷりのすばらしい演奏。こんなクリアなヴィオラの音色は初めてだった。
新日本フィル第466回サントリー定期
今期から新日本フィルの定期はサントリー・シリーズに変更。ということで、2日、早速サントリーホールに行ってきました。
- ブルックナー:4つの管弦楽小品
- Moderato
- Andante
- Andante con moto
- March in D minor
- 望月京:ニグレド
- ツェムリンスキー:叙情交響曲 op.18
ハンガリー特集 新日本フィル第465回定期演奏会
先週の金曜日、新日本フィルの定期演奏会ですみだトリフォニーへ。今シーズンは日程があわず、久しぶり。
プログラムは以下の通り。すべてハンガリー作曲家の作品で、かなりマニアックなプログラム。
- リゲティ:ヴァイオリン協奏曲(1992)
- ヴェレッシュ:哀歌〜バルトークの思い出に(1945) 日本初演
- コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
1曲目のソリストは、パトリツィア・コパチンスカヤ。緑のドレスで登場したけれど、なんだか妙に裾を引きずっているなぁと思っていたら、彼女はいつもステージには裸足で登壇するらしい。曲も相当な現代音楽でひっちゃかめっちゃかだったが、演奏の方も相当のノリで、本人はかなり満足だったご様子。アンコールを2曲も弾いていた。
新日本フィル:ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」
日曜日、トリフォニーホールで新日本フィルのコンサート・オペラを見てきました。
ドビュッシー:ペレアスとメリザンド
「ペレアスとメリザンド」は、「青い鳥」でおなじみのメーテルリンクの作品。4月には、読響のカンブルラン就任演奏会で、シェーンベルクの交響詩を演奏していましたが、ともかく僕はストーリーさえろくに知らないので、いったいどんなものやら期待して、雨の中、錦糸町まで出かけてゆきました。
久しぶりのトリフォニーで“変身”
昨日は、新日本フィルの定期演奏会へ。6月、7月の定演は諸般の事情で行けなかったので、久しぶりのすみだトリフォニーでした。
プログラムは、以下のとおり。最初はいったいどういう趣向があるかよくわかりませんでしたが、会場でアルミンクのプレトークを聞いてみると、ゲーテがその答えでした。(^^;)←事前にチラシなどほとんど見ない男
- メンデルスゾーン:序曲「海の静けさと幸ある航海」 op.27
- R・シュトラウス:メタモルフォーゼン
- ベートーヴェン:付随音楽「エグモント」 op.84 (全曲)
「エグモント」の全曲も珍しいですが、僕のお目当ては、2曲目の「メタモルフォーゼン」。
薔薇の騎士=タカラヅカ+吉本新喜劇…?!
新日本フィル 第401回定期演奏会 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&交響曲第1番 他
新日本フィル第401回定期演奏会。実を言うと、今日のコンサートのこと、すっかり忘れていて、もう少しで家へ帰ってしまうところでした。(^_^;) 職場を出て駅に向かったところで、携帯のアラームが鳴って、「あ、今日はコンサートだ」と思いだし、なんとかぎりぎりで錦糸町へ。
≪プログラム≫
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
(休憩)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
もともと小澤征爾が振るはずだったのが病気休養で、アルミンクに交代。先月の定期演奏会の突然のプログラム変更とあいまって、2ヵ月連続のアルミンク&ブラームスということにあいなりました。
今月のコンサート(2) 新日本フィル第400回定期演奏会
コンサート3連荘の最後は、新日本フィルの定期演奏会。直前のプログラム変更で、インターネット上でもいろんな“憶測”が流れています。
もともとのプログラムは、ツィンマーマン「1楽章の交響曲」、シューマン「ヴァイオリン協奏曲」、ヒンデミット「交響曲『画家マティス』」の3曲。それが、シューマンの曲を残して、ブラームス「悲劇的序曲」、同「交響曲第4番」に。個人的には、ヒンデミットは大好きな作曲家で、アルミンクが「画家マティス」をどうふるか期待していただけに、なかなか納得のいかない変更です。
当日のプレトークでも、アルミンク氏がちらとふれておられましたが、シューマンのヴァイオリン協奏曲は、作曲家の生前には演奏されることなく、初演は1937年、ゲッペルスの指示によって、ユダヤ人であるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に代えて演奏されたという曰く付きの曲です。それに、ナチス時代に「退廃芸術」の烙印を押されたヒンデミットと、そんなナチス時代をのりこえたあと1950年代に登場したツィンマーマンの曲となれば、なるほど「信」というテーマにぴったりのプログラムだと思います。
プログラム・ノーツも、「新日本フィルの今シーズンのテーマたる『信』を語ろうとすると、最も微妙な言い回しにならざるをえない相手が、シューマンやブラームスだろう」(渡辺和氏)と、まことに微妙な書き方がされていました。(^_^;)
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新日本フィル第393回定期演奏会 ロクシン:交響曲第1番「レクイエム」
昨日の新日本フィルハーモニー交響楽団第393回定期演奏会は、ロシアン・プログラム。この日の目玉は、日本初演のロクシンの交響曲第1番。
- ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
- ロクシン:交響曲第1番「レクイエム」
ロクシン?なんて思いながら会場に行ったのですが、プログラム・ノーツによれば、1920年生まれのロクシンはモスクワ音楽院の卒業制作として発表したボードレールによる3つの管弦楽歌曲が「国の美学に反するとソ連作曲家同盟から批判」されたそうな。さらに、雪解け後には、ショスタコーヴィッチがその才能に驚嘆したらしいが、「仲間を秘密警察に売った」として自由主義者サークルからも排除され、結局、1987年に不遇のままこの世を去ることになったという。結局、2002年になって、彼が大戦中の強制収容所の犠牲者に捧げた作品がモスクワで演奏されたのが話題となり、ようやく注目され始めたということです。
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新日本フィル第390回定期演奏会 マーラー「復活」など
コンサート3連荘! (^^;) いささかお疲れ気味ですが、今日は、錦糸町のすみだトリフォニーホールへ。
【音楽会情報】
- クルターク:シュテファンの墓碑 作品15c
- 休 憩
- マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
指揮:クリスティアン・アルミンク/ギター:長塚節/ソプラノ:天羽明恵/メゾ・ソプラノ:エリーザベト・クールマン/合唱:栗友会合唱団
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アルミンク&新日フィル、マーラー5番
昨日、久しぶりにすみだトリフォニーで新日本フィルハーモニーの定期演奏会を聴いてきました。プログラムは、
- リーム:出発(1985年)
- マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
指揮は、同管弦楽団音楽監督のクリスティアン・アルミンク。1971年生まれのアルミンクがマーラーの大曲をどう振るか、注目して聴きました。
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