イラク戦争開戦2周年 神戸で2つの集会

全国的に開かれた3.20集会ですが、福岡の地震などがあったために、新聞ではほとんど取り上げられていません。そんななか、神戸新聞が、神戸で開かれた2つの集会――若者が中心となった「ピース・フェスタ」と労働組合などが開いた兵庫県集会の模様を報道しています。

「ピース・フェスタ」には2500人集まったそうです。成功おめでとう!

その他にも、地方紙が報道した各地の集会の様子を集めてみました。

イラク戦争開戦丸2年 神戸で反戦集会(神戸新聞)
続きを読む

米、証拠発見なく調査打ち切り イラク大量破壊兵器

米政府は、イラクの大量破壊兵器について、何の証拠も発見できないまま、調査打ち切りを決定。

他方で、英紙タイムズの世論調査で、イラク戦争は「正しかった」とする回答は29%、過去最低を記録。「間違いだった」との回答は53%と、半数を超えました。

河北新報ニュース 米、証拠発見なく調査終了 イラク大量破壊兵器で

イラク戦争支持は29%に 英紙調査 過去最低(産経新聞)
続きを読む

米国民の56%が「イラク戦争に価値なかった」

アメリカABCテレビとワシントン・ポスト紙の世論調査で、イラク戦争について「戦う価値がなかった」という回答が56%に。ブッシュ大統領のイラク政策に「不満」も57%にのぼりました。

米国民の過半数がイラク戦争に価値ないと回答=ABC/WP調査(ロイター)
続きを読む

ラムズフェルドの訪問に米兵の不満爆発

ラムズフェルド米国防長官が、激励のつもりでクウェートの米軍基地を訪問し、兵士2000人との直接対話にのぞんだところ、「兵士がなぜごみ捨て場で、さびついた金属や被弾済みの強化ガラスをあさり、車両に取り付けなくてはいけないのか」「州兵は正規兵より悪い装備を渡されている」「駐留任期の延長をいつまで続けるのか」など次々に苦情をあびたそうです。

これも、米軍のイラク駐留の泥沼化の反映と言うことができるでしょう。

イラク米兵 不満爆発/国防長官 クウェートで2000人と対話(東京新聞)
続きを読む

世界でいちばん望まれない留任…

ラムズフェルド米国防長官の留任が決定。パウエル国務長官が退任したときに、“相撃ち”で、ラムズフェルドも退任かと言われたのですが…。残念っ!

米国防長官:大統領の擁護でラムズフェルド長官続投決まる(毎日新聞)
続きを読む

英で「イラク戦争は間違い」6割に

日本の小泉首相とならんで、米軍のファルージャ攻撃に支持を表明している英ブレア首相だが、そのイギリスで、タイムス紙の世論調査で「イラク戦争は正しくなかった」という回答が57%を占めた。

労働党は、先の党大会で、かろうじてブレア政権支持の方針を決めたが、はたしてこのまま世論を乗り切れるかどうか…。

「イラク戦争は間違い」6割に=総選挙に影響か/英世論調査(時事通信)
続きを読む

「関係なかった」といったのは関係なかった?

ラムズフェルド米国防長官が、フセイン元大統領とアルカイーダの「つながりを示す証拠はない」と認めたというニュースの続報です。

国防長官は、この発言の後、その発言は誤解だったとして、発言を撤回。あらためて、両者の幹部の接触を示す証拠があると主張しました。

で、結局、証拠はあるの? ないの?

ちなみに、ラムズフェルド氏がフセイン大統領(当時)に接触した証拠、アメリカ政府がフセイン政権に協力していたことを示す証拠はあります!

イラクとアルカイダの関係で米国防長官、発言にぶれ – asahi.com : 国際
続きを読む

国連事務総長も憲章違反と明言

国連のアナン事務総長が、イラク戦争について国連憲章に反した「違法」な戦争だったと明言。小泉さんが開戦時にしばしばもちだした「国際社会が共同して…」云々の口実は、これであらためて一切なりたたなくなりました。

同時に注目されるのは、現在のような治安悪化が続く限り、来年1月の直接選挙は「信頼にたる者とはなり得ない」との認識を示したこと。再び国連の場において、米英占領軍の早期撤退と国連の主体的関与によるイラク再建の方向が提起されることになると良いのですが。

ところでこの発言で困ったのは日本政府。官房長官は、「真意を確かめたい」というので精一杯だったようです。
続きを読む

大量破壊兵器情報の誤りを認めた米国務長官

パウエル米国務長官が、議会上院委員会の証言で、「(大量破壊兵器の)なんらかの備蓄を我々が発見するということは、ありそうにないと思う」「我々は過去にさかのぼり、なぜ(現実と)異なる判断をしたのか突き止めねばならない」と発言。

しかし、今ごろになって「なぜ現実と異なる判断をしたのか」と言われてもねえ…。当時から「現実と異なる判断だ」という意見はいっぱいあったのだから。

<米国務長官>イラク大量破壊兵器情報の誤り認める(毎日新聞)

そういえば、 「この問題は、アメリカ対イラク、あるいはアメリカ対フランスの問題ではありません。『全世界対大量破壊兵器を持っているイラク』の問題であることを忘れてはいけないと思います」(小泉内閣メールマガジン 第86号 2003/03/13)と書いた小泉さんは、自分が「現実と異なる判断をした」ことについてどういう反省の弁を述べてくれるのでしょうか?
続きを読む

大量破壊兵器は保有していなかった

イギリスの独立調査委員会が、イラク戦争が始まる前のイラクの軍事力にかんする情報は間違っており、「フセイン元大統領は使用可能な大量破壊兵器はおそらく保有していなかった」との報告書を発表しました。ブレア首相は、“フセイン政権は大量破壊兵器を持っている”というだけでなく“45分で配備できる”といっていたのですが……。
続きを読む

イラク戦争 大量破壊兵器の脅威は誤り

米上院情報特別委員会(パット・ロバーツ委員長=共和党)が、9日、CIAが曖昧な情報をもとにイラクの大量破壊兵器を脅威と結論づけていたことは「誤り」だったと断罪する報告書を発表。報告書は500ページ以上にわたるもので、大量破壊兵器の脅威という結論は「合理性に欠け、入手した情報に照らしても証明できるものではない」「情報分野の分析官、収集担当、管理者らは、あいまいな証拠をもって大量破壊兵器計画があると最終的に評価した。大量破壊兵器開発計画は存在しないという証拠を過小評価もしくは無視した」として、「誇張された」情報で結論づけたと批判しています。また、フセイン政権とアルカイダとの関係についても「証拠はない」と指摘しています。

イラク大量破壊兵器:CIA情報は誤り アルカイダ支援も否定―米上院情報特別委(毎日新聞)
続きを読む

大量破壊兵器は見つからない

イギリスのブレア首相が、6日、イギリス下院委員会で、イラク戦争の「理由」とされた大量破壊兵器について「今後とも見つからない可能性を受け入れなければならない」と発言したそうです。ただ、同首相は「大量破壊兵器がかつて存在したのは明白」とし、「隠したり、処分したと考えられる」とも述べたそうです。

しかし、「かつて存在した」ことは当然としても、問題は、イラク戦争開戦直前の一定の時期に、本当に大量破壊兵器が存在したのかどうかです。事実、改選前の時期には、国連査察などによって大量破壊兵器の処分がすすんでいました。にもかかわらず、アメリカとイギリスはなお「隠している」「大量の大量破壊兵器を持っている」と主張したはず。それを、いまになって「処分したのではないか」などと言い出すのは、「大量破壊兵器の存在」という開戦の口実が破綻したことを事実上認めたものといえます。
続きを読む

アメリカ国家調査委員会報告書

9・11同時多発テロをめぐるアメリカの国家調査委員会の報告書が16日発表されましたが、同報告書は、アルカイダとフセイン政権との間にアメリカへのテロ攻撃にかんして「協力したことを示す証拠は一切ない」と結論づけています。

続きを読む