ラザレフ、ショスタコーヴィチの9番を振る!

日フィル第674回東京定期演奏会

日フィル第674回東京定期演奏会

金曜日は、日本フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会。首席指揮者のラザレフが、ショスタコーヴィチの交響曲第9番を振りました。

  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《妖精の口づけ》
  • チャイコフスキー:二重唱《ロメオとジュリエット》
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第9番 変ホ長調 op.70

9番といえば、ベートーヴェンの「第九」いらい、マーラーが交響曲第9番を書いたら死ぬという妄想にとらわれたり、ともかく作曲家にとっては意識されるもの。ところが、ショスタコーヴィチの9番はたった25分の短い曲。しかも諧謔的な曲で、初演のときから物議をかもした作品。それをラザレフがどう振るのか、当然期待しますが、他方で、たった25分では後半のメインとしては短すぎるわけで、組み合わせて演奏される曲がどんなものか、それも気になるところでした。

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日フィル特別演奏会

日フィル特別演奏会

本日は、東京オペラシティで、ラザレフ御大が振る日フィル特別演奏会を聴いてきた。

  • ショスタコーヴィチ:組曲《馬あぶ》作品97a
  • ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
  • ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1945年版)

ピアノ独奏は伊藤恵さん。

本日のコンサート、一番はやっぱり「馬あぶ」の実演を聞けたこと。ショスタコーヴィチが作曲した数多くの映画音楽の中で一番有名な作品だと思うのだけど、実演を聴くチャンスは滅多にない。

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ちょいちょいコンサートへ

読響特別演奏会日フィル第650回定期演奏会

先週は金・土とコンサートを連荘してきました。

まず24日(金)は、ユーリ・テミルカーノフ&読響の特別演奏会。

  • チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

25日は、高関健さんを迎えての日フィル定期演奏会。

  • モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551 “ジュピター”
  • ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55 “英雄”

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インバル×都響×ストラヴィンスキー

東京春祭インバル×都響×ストラヴィンスキー

東京春祭インバル×都響×ストラヴィンスキー

土曜日、上野の東京文化会館で、インバルの指揮するストラヴィンスキー2曲を聴いてきました。「東京春祭―東京のオペラの森2012」の企画の1つです。

  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ペトルーシュカ》(1947年版)
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》(1910年全曲版)

良くも悪くもインバルふうのストラヴィンスキー。個人的には、もうちょっと土臭くやってくれたほうが好きなんですが、それでも、インバル×都響の演奏は鉄壁。インバルは、演奏のあと、どんなもんだいといわんばかりのどや顔で歓声に答えていました。 (^_^;)

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どちらも充実した演奏でした!!

新日本フィル第478回定期演奏会(2011年6月17日)

先週末、2つのコンサートを聴いてきましたが、どちらも大変充実した演奏でした。

まず17日は、すみだトリフォニーホールで新日本フィルの定期演奏会。指揮は、ダニエル・ハーディング。

  • ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890年、ノヴァーク版)

ハーディングがブルックナーを振るのは初めてだとか。あの日、日本にいて震災を体験し、それでも当日夜にはコンサートを実施したハーディングが、ふたたび来日して、どんなふうに新日本フィルを振るのか、というのも期待でした。

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冷たい雪の中、熱く激しく

東フィル第798回定期演奏会(2011年2月11日)

積もるほどではなかったとはいえ、冷たい小雪舞い散る中、東フィルの定期演奏会を聴くために、サントリーホールまで出かけてきました。指揮は主席客演指揮者のウラディーミル・フェドセーエフ。

  • ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)

1曲目、オケがわりとあっさりと脳天気な音を出し始めたので、これはどうなることやらと思ったのですが、ソロのアレクサンドル・クニャーゼフがある意味外連味たっぷりに、チェロを“泣かせ“てくれました。

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1月のコンサート

1月は、先日の読響第500回定期のあとも3つばかりコンサートを聴きましたが、いささか疲れてしまって、記事をアップするのがすっかり遅くなってしまいました。

ということで、3本まとめていきます。(^_^;)

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新交響楽団第212回演奏会

新交響楽団第212回演奏会(2011年1月16日)

今日は、知り合いから招待券のお裾分けしてもらえるということで、寒いなか池袋まで出かけて、新交響楽団の演奏会を聴いてきました。

  • 高田三郎:狂詩曲第1番〜「木曽節」の主題による〜
  • 高田三郎:狂詩曲第2番〜「追分」の主題による〜
  • エネスコ:ルーマニア狂詩曲第2番 ニ長調/ルーマニア狂詩曲第1番 イ長調
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年改訂版)

新響は、1956年に故・芥川也寸志氏によって創設された大変由緒あるアマチュアのオーケストラです。3カ月に1度演奏会を開いていますが、今日のプログラムのテーマは「踊り」の音楽。おもしろいと思ったのは、エネスコのルーマニア狂詩曲、とくに第1番の方。初めて聴きましたが、スラヴ的なリズムなどがなかなか印象的な作品でした。

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先日のお買い物 ドゥダメル指揮ハルサイ!!

RITA -- Gustavo Dudamel, Symon Bolivar Youth Orchestra of Venezuela

昨日、志位さんの緊急街頭演説を聴いた後、新宿のタワレコで買ってきたもの。グスターヴォ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバール・ユース・オーケストラ演奏の新CD“RITE(祭典)”です。収録されているのは、次の2曲。

  • ストラヴィンスキー:春の祭典
  • レヴエルタス:マヤの夜 La noch de los mayas

しかし、輸入盤なので、詳しいことはさっぱり分かりません。(^_^;)

2曲目の作曲家、ジルヴェストレ・レヴエルタス(Silvestre Revueltas …正確にはなんと発音するのやら…)については、しばしば「ラテンアメリカのストラヴィンスキー」と呼ばれた作曲家だということぐらいしか分かりません。元々映画音楽の作品なので、ちょっとハルサイとは雰囲気が違いますが、非常にリズミックな作品です。

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アメリカンなストラヴィンスキー?

29日には、都響の定期(Bシリーズ)にも行ってきました。指揮はアメリカ出身のアンドリュー・リットン、プログラムは、以下のとおり。ピアノソロはパウル・バドゥラ=スコダ。

  • ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
  • モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「カルタ遊び」
  •   休憩
  • ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)

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読響 第150回芸劇名曲シリーズ

読売日本交響楽団第150回東京芸術劇場名曲シリーズ

今日は、読響のコンサートで、池袋の芸術劇場に行ってきました(今年17回目)。指揮は下野竜也氏。

  • ホルスト:フーガ風序曲 op.40-1
  • エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽〈ペトルーシュカ〉(1947年版)

エルガーのチェロ協のソリストは、ハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲン。そして、ペトルーシュカでは、野原みどりさんがピアノを演奏するという贅沢なプログラムです。

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スクロヴァチェフスキ第2弾 読響第149回芸劇名曲シリーズ

東京芸術劇場

昨日、スクロヴァチェフスキ&読響の第2弾として、池袋の東京芸術劇場に行ってきました。プログラムは、以下のとおり。

 チャイコフスキー : 交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
 ストラヴィンスキー : バレエ音楽「春の祭典」

1曲目、チャイコフスキーの「悲愴」は、読響のレベルの高い弦と、管を自由にあやつるスクロヴァチェフスキの指揮がぴったり噛み合って、スローなテンポで実にチャーミングに、甘さたっぷりの仕上がりでした。第3楽章が大きく盛り上がったあと、あまり間をおかずに第4楽章に入るあたりも、なかなか緩急のはっきりした、憎い演出。(^_^;) これで、ラストのフライング拍手がなければ完璧だったんですが…。

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都響定期第649回Bシリーズ

都響第649回定期演奏会

土曜日、薬のおかげで、とりあえず熱が下がったので、都響の定期演奏会に行ってきました。都響定期Bシリーズは、今回から、ふたたびサントリーホールへ。指揮は、小泉和裕氏、ピアノは、ドイツのゲルハルト・オビッツ。

  • ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
  •    (休憩)
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

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S席での聴き方を忘れてしまった…(^_^;)

都響スペシャル

18日、朝からの鬱陶しい雨の中、サントリーホールで、都響スペシャル 大野和士×都響 “火の鳥”を聴いてきました。プログラムは

モーツァルト:交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297(300a)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 op.77
《休憩》
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)

指揮は大野和士さん、ヴァイオリンのソロは庄司紗矢香さん。

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ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲版/日フィル定期

当日のプャ??ラム(イラスト:小澤一雄)

3日、サントリーホールで日本フィルハーモニー交響楽団の第570回定期演奏会を聴いてきました。プログラムは、

  • 北爪道夫:「様々な距離」 本フィル・シリーズ第39作(初演)
  • モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)

この日の秀逸は、何といっても、「火の鳥」全曲版。正直言って、ストラヴィンスキーの曲はあまり好きではなかったのですが、この日の演奏を聴いて、自分の不勉強を痛感しました。(^^;) そもそも「火の鳥」は1919年の組曲版しか聴いたことがなく、全曲版を聴いてみると、まったく印象が違うのに驚きました。

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音楽のすばらしさ 「ベルリン・フィルと子どもたち」

ベルリン・フィルと?どもたちプ?グラム

不覚にも泣いてしまいました。なんで、こんな映画で涙が出てきたのか? われながら不思議です。(^^;)

僕は、タイトルから、ベルリン・フィルがどこかの子ども相手にオーケストラの練習をする、というNHK「ようこそ課外授業」的な映画を勝手に想像していました。しかし、実際に見て、全然違っていて、引き込まれてしまいました。まず登場する子どもたちが、本当にいろんな困難な条件におかれていること。そして、クラシックなんて一度も聞いたことがないし、ダンスをしたこともないという、その子どもたちが、ロイストン・マルドゥームによる練習を通して、少しずつ変わっていく様子が、サイモン・ラトルとベルリン・フィルの練習風景と片身代わりに登場しながら、映画はすすんでいきます。

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