パレスチナのガザに世界から送られてきた援助物資を、イスラエルが検問所で通せんぼしているというニュース。
そのため日本が援助した毛布も、まだガザには届いていないという。日本もなめられたもんです!!
パレスチナのガザに世界から送られてきた援助物資を、イスラエルが検問所で通せんぼしているというニュース。
そのため日本が援助した毛布も、まだガザには届いていないという。日本もなめられたもんです!!
今年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートの中継を見ていたら、バレンボイムのこんな活動が紹介されていました。知っている人には前から有名な話だったのでしょうが、CDが出ているというのは初めて聴きました。
ということでさっそく買い込んできました。
Live in Ramallah, Daniel Barenboim & West-Eastern Divan Orchestra : Warner Classics WPCS-11909
バレンボイムが、イスラエルとアラブ諸国の若者からなるウエスト=イースト・ディヴァン・オーケストラを率いてイスラエル・パレスティナ自治区のラマラでおこなった2005年8月のコンサートのライブ盤です。
もとはといえば、ヒズボラに捕まった2人のイスラエル兵の奪還から始まった作戦ですが、すでにそれをはるかに上回る犠牲を出してしまっています。
これにたいし、イスラエル政府は、国連の求める72時間の停戦を拒否。さらに10日?2週間程度の作戦継続を主張しています。
レバノン空爆、子ども37人含む54人死亡(読売新聞)
イスラエル軍レバノン南部空爆 米・ライス国務長官、イスラエルのオルメルト首相と会談(FNN Headline)
イスラエルに、パレスチナ自治区ガザ侵攻の停止などを求める国連安保理決議案に、アメリカが拒否権を行使。
公海上へのミサイルの発射に制裁を主張しておきながら、実際に人が殺されているのに、なぜ拒否権なのでしょうか。
ハマス=テロ集団という図式で見ているだけでは、パレスチナ問題の解決は不可能。ハマス自身も、議会選挙への参加をきっかけに、武装闘争一本槍からの変化を望みたい。
しかし何より求められるのは、イスラエルが武力による占領政策をやめること。ハマスの“勝利”は、そうしたイスラエルの強硬路線が招いたものだと思うのですが。
PLOのマフムード・アッバス新議長が、アラファト前議長時代のPLO指導部がイラク旧フセイン政権のクウェート侵攻を支持したことを謝罪しました。
過ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿れ
[論語学而] 過ちを犯した時は、躊躇(ちゅうちょ)することなく速やかに改めよ。[三省堂『大辞林』]
パレスチナ解放機構(PLO)とパレスチナ自治政府のアラファト議長が亡くなりました。
アラファト氏は、「パレスチナの不死鳥」と言われたことがあったように、政治的に何度も失脚しそうになりながら、その都度復活。パレスチナ民衆からはパレスチナ解放の象徴と見なされてきました。10年前には、イスラエルのラビン元首相と暫定自治で合意。イスラエル国家の存在を認めた上での自治・独立の路線を現実化させました。
しかし、ラビン首相の暗殺いらい、イスラエル側が強硬化したたため、その暫定自治合意も大きな困難に直面しています。ブッシュ政権の、「テロにたいする先制攻撃」戦略がイスラエル強硬派を増長させていることも大きな要因になっています。
知り合いから“何かパレスチナ問題について適当な本を知らないか?”と聞かれ、本屋でパラパラ立ち読みして、「とりあえず…」と横田勇人著『パレスチナ紛争史』(集英社新書、5月刊)を紹介したのですが、紹介した責任上(?)、この本を読みました。著者は、日本経済新聞の記者で、カイロ支局長を務めたこともある中東担当の国際部記者です。で、結論からいうと、かなりしっかりしたお薦めの本です。
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