「ボナパルティズム」の使用例(続き)

引き続き、マルクスが「ボナパルティズム」(Bonapartism、Bonapartismus)という言葉を使っている例を調べてみました。調べてみると、いろいろと見つかるものです。

ただし、前にも書いたように、邦訳『マルクス・エンゲルス全集』では、「ボナパルティズム」となっていても原語はBonapartistだったり、逆に、原語がBonapartismなのに「ボナパルト派」とか「ボナパルト主義」と訳されていたりと、翻訳が一定しません。ここで問題にしているのは、あくまでBonapartism、Bonapartismusという言葉をマルクスが使った例という意味です。

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『ブリュメール18日』

『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』。全集や国民文庫は1869年の第2版を底本にしているが、初版を底本にして読んだ方がいいのかも知れない。しかし、初版はアメリカにいたヴァイデマイヤーの雑誌に発表されたため、「ヨーロッパには、ごく少部数が供給されたにとどまった」。第2版はハンブルクで発行。

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