これ↓は、横浜国立大学の蔵書である『資本論』第1部第2版のPDF版(253MB)。
かなりボロボロです。(^_^;)
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/7686/1/014.pdf
これ↓は、横浜国立大学の蔵書である『資本論』第1部第2版のPDF版(253MB)。
かなりボロボロです。(^_^;)
http://kamome.lib.ynu.ac.jp/dspace/bitstream/10131/7686/1/014.pdf
Google Booksをいくら探しても見つからなかった『資本論』初版(1867年)のPDF版をついに手に入れました!!
こちらのOpen Libraryに公開されています。
上記ページで、右欄の [Online] をクリックすると、ブラウザで初版『資本論』を閲読できます。
『資本論』の「否定の否定」のパラグラフで、最後に登場するところは「共同占有」なのか「共同所有」か。少し考えてみました。
またまた、生産手段の共同所有の基礎の上に再建される個人的所有についてさえずりました。ちょいと、論点がひろがったかな?
イギリスのガーディアン紙のサイトに、2月2日付で、こんな論評が掲載されておりました。題して、「カール・マルクスは銀行家のためにセラピーを提供などしない」。
経済危機で誰もがマルクスを取り上げるようになったが、マルクスは決して慈悲深い救世主ではないし、彼が書いたものの実践的な意味はあまり知られてはいない、というお話です。
Karl Marx is never going to provide therapy for bankers | Jason Barker | guardian.co.uk
ということで、にわか仕込みのヘッポコ訳です。(一部脱文を追加。さらに全体に手を入れしました。2/8午前)
この問題について、大谷禎之介氏の『マルクスのアソシエーション論』(桜井書店、2011年)を読んでみました。大谷氏の「アソシエーション論」については共感する部分も多いのですが、その全体を論じる能力は僕にはありません。ここでは、問題を、第2の否定の結果として、生産手段の共同占有の基礎の上に再建される労働者の個人的所有が、生産手段にたいする所有のことなのか、消費手段(生活手段)にたいする所有のことなのか、という点に絞って、考えてみたいと思います。
マルクスが考えた「生産手段の共有にもとづく個人的所有の再建」とは何かについて呟きました。
本日のツイートは、このほかにも、余ったもやしは茹でて冷凍しておけばよいという、大変ためになることを教えていただきました。(^_^;)
本日の日本経済新聞「大機小機」は「土地保有株式会社のススメ」。
「思考実験」と断りつつ、「地区や町などの単位で、土地所有者が土地を現物出資して株式会社を設立する」という「土地保有会社構想」を取り上げている。株式会社が個々に土地を買い取るのではなく、町単位で、すべての土地所有者が土地を出し合って、丸ごと株式会社所有にするというところがミソ。
はたしてそんなに上手くいくのか、などという議論は不要。あくまで「思考実験」なのだから。それでも、本来は公共財であるはずの土地を共有財産化することによって、公共財本来のあるべき姿に近づけようという発想はよく分かる。
『資本論』について、いくつかつのテーマについてぶやきました。翻訳にかんすることがいくつかと、「いわゆる本源的蓄積」はなぜ「いわゆる」本源的蓄積なのかという問題。(^_^;)
夜中に、BS歴史館「戦争指揮官リンカーン」(2011年12月22日放映)なんてものを録画で見てしまったもんだから、ちょっとあっちこっちに発想が展開してしまいました。
ほいでもって、『資本論』について、あれこれ呟きました。おつきあいいただいた @marukenkyu さん、ありがとうございました。m(_’_)m
この呟き↓は全面的に間違いでした。「同一労働同一賃金」だと、仕事が違えば賃金は違ってもいいということになり、社会的に「女性の仕事」とみなされる職業と、「男性の仕事」とみなされる職業との間で賃金格差を認めることになるので、仕事は違っていても「同一価値」の仕事なら同じ賃金を払うべきだというものとして提起されたのが「同一価値労働同一賃金」でした。
詳しくは、『前衛』12月号の筒井晴彦「非正規労働についての国際基準はなにか」を参照してください。同論文は、その他の問題でも国際的到達点がわかりやすく紹介されています。
以上、12月6日追記。
今日は、「同一労働同一賃金」と「同一価値労働同一賃金」について、いっぱいつぶやいてしまいました。何かのお役に立ったのであれば良いのですが。
ということで、関連部分のみ、貼り付けておきます。
今日の「朝日新聞」オピニオン欄に、共産党の志位和夫委員長が登場して、東大教授の宇野重規さん(政治思想史)のインタビューに答えています。
質問はヨーロッパの財政危機から「なぜ、いま、マルクスなのか」、中国をどうみるか、政権交代、政党のあり方、社会主義・共産主義の「定義」まで多岐にわたっています。志位さんがなんて答えたのかというのもおもしろいのですが、僕は、ホストの宇野教授の質問や発言も非常に興味深く読みました。
こっちは、11月6日付でフィナンシャル・タイムズ紙にのった論評「マルクスは銀行の未来について何を教えるか」。マルクスの言ったことは間違いだと言いつつも、マルクスの前提には示唆的なものもあるとして「資本主義は『生産様式の桎梏 a fetter on the mode of production』になるので一掃されるだろう」というマルクスの考えを取り上げています。
What Marx tells us about the future of banks – FT.com
ヘッポコ訳、完成です
イギリスBBC放送で、こんどはこんなニュースが流れています。労働党・影の内閣のビジネス・企業大臣労働大臣?のエドウィナ・ハート女史が「歴史の教訓がほしいなら、マルクスとエンゲルスに立ち返る必要がある」と発言したそうです。
BBC News – Business Minister Edwina Hart’s capitalist ‘regret’
詳しくは、これからヘッポコ訳にとりかかってみます。(^_^;)
ちょいと古い話題ですが、イギリスのBBC放送のA Point of View(視点)という番組で、9月3日に、The revolution of capitalism(資本主義の革命)と題してマルクスの資本主義論が取り上げられました。
中身は、「カール・マルクスは共産主義については間違っていたが、資本主義の大部分については正しかった」、資本主義は自分自身の社会的基盤である中産階級を破壊してきた、というもの。共産主義についはともかく、資本主義論としてはおもしろい議論です。
BBC News – A Point of View: The revolution of capitalism
というわけでヘッポコ訳をしてみました。
#資本論草稿集9 についての本日のつぶやきです。
#資本論草稿集9 についての本日のつぶやきです。
今日の綱領講座で、志位さんが紹介していたジョージ・マグナス氏(UBSインベスティメント・バンク上級経済顧問)の論文というのは、こちら↓。ブルームバーグというアメリカの経済誌に載った論評です。
Give Karl Marx a Chance to Save the World Economy: George Magnus – Bloomberg
本日(10/16)の日本経済新聞の社説を、お読みになりましたか? 題して「個人消費は工夫でもっと掘り起こせる」。
曰く、社会が成熟すると「国内の個人消費はもうあまり伸びない」という見方は「本当だろうか」。「今月発表された流通業界の決算や、震災後の消費者行動は、国内市場に開拓の余地が大きいことを示している。成長の機会を逃すべきではない」云々。
先日の古典教室で、講師の不破さんは、資本にとっては、労働者は、労働力の売り手としてはできるだけ賃金を安くしておきたいが、買い手としてはできるだけたくさん商品を買ってもらいたい――この生産と消費の矛盾は、資本主義にとって避けがたい体制的矛盾だということを、マルクス『資本論』の文章を引いて紹介していましたが、この社説は、まさにそのことを表わしているのではないでしょうか。