都響第782回定期演奏会

都響第782回定期演奏会(Aシリーズ)

都響第782回定期演奏会(Aシリーズ)

冷たい雨が降る中、東京文化会館で都響第782回定期演奏会を聞いてきた。指揮は下野竜也氏。

     

  • 川島素晴:室内管弦楽のためのエチュード
  • シュネーベル:シューベルト・ファンタジー
  • カーゲル:ブロークン・コード

一柳慧プロデュース「日本管弦楽の名曲とその源流」シリーズ第19回。長く続いたこのシリーズも、今回と23日のB定期で最後となる。しかしいずれも苦手な現代曲で、どう聞いていいのかさえ分からないまま。ここしばらく肩・首の痛みで睡眠が浅く寝不足であることもあって、今年最初のコンサートは3曲ともほぼ爆睡状態。申し訳ない。

読響第74回みなとみらいホリデー名曲シリーズ

今日は横浜まで出かけて、読響のコンサートを聞いてきた。もともとは9日の定期演奏会に行けなくなったので振り替えてもらったもの。指揮は下野竜也氏。

  • J.S.バッハ(ストコフスキー編曲):トッカータとフーガ BWV565
  • プーランク:オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲 ト短調
  • サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」

バッハの「トッカータとフーガ」はもともとオルガン曲。それをオルガン曲ばかりのプログラムの今日、あえて管弦楽曲編曲版で聞くという趣向。いい意味で予想を裏切るような響きになっている部分もあって面白かった。

2曲目は、弦とオルガンとティンパニだけという変わった曲。プーランクの曲は苦手なのだが、とても優しい、いい感じの曲だった。で、そのまま寝落ち…。(^^;)

休憩後は、有名なサン=サーンスの「オルガン付き」。だが、実演で聞くのは初めて。CDでは今ひとつピンと来ないところもあったが、ナマで聞くと、オルガンと管、弦の掛け合いが面白かった。とくに今日は3階正面の最後列だったので、オケの音は下から、オルガンの音は真正面から聞こえてきて、その違いも不思議で面白かった。

しかし、このプログラムだけだと実演時間はせいぜい1時間ちょっと。いくらなんでも短いので、何かやるのでは?と思っていたら、最後にバッハの「小フーガ」のアンコール。こちらはオルガンと管弦楽の合奏版に編曲されていて、オルガン的響きと管弦楽的な響きとの対照がさらに面白かった。

バッハに始まってバッハに終わる、贅沢な演奏会だった。

【演奏会情報】 第74回みなとみらいホリデー名曲シリーズ
指揮=下野竜也/オルガン=小林 英之/ティンパニ=岡田全弘(読響首席ティンパニ奏者)/会場=横浜みなとみらい大ホール/2014年9月21日 午後2時開演

嗚呼、堂々のブルックナー!

読響第523回定期演奏会(2013年2月18日)

読響第523回定期演奏会(2013年2月18日)

本日の読響定期演奏会は、2006年11月に読響「正指揮者」になった下野竜也氏の卒業記念公演。そのせいかどうかわかりませんが、サントリーホールはいつもより混雑して、学生さんらしき姿がたくさん見受けられました。プログラムは以下の通り。

 ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB.105

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これは楽しい! 山本直純”和楽器と管弦楽のためのカプリチオ”

日フィル第642回定期演奏会

先週の金曜日も首相官邸前が気になりつつ、サントリーホールへ。日フィルの定期演奏会。

  • 戸田邦雄:合奏協奏曲《シ・ファ・ド》
  • 山本直純:和楽器と管弦楽のためのカプリチオ
  • 黛敏郎:弦楽のためのエッセイ
  • 松村禎三:交響曲第1番

曲はいずれも「日本フィル・シリーズ」として委嘱されてきた作品ばかり。中でも、山本直純「和楽器と管弦楽のためのカプリチオ」は、オーケストラに琴、三味線、箏、尺八、大鼓、小鼓、櫓太鼓、日本太鼓、さらにラテン・ドラムスやギターまで加わった「なんでもあり」の曲で、お客さんも拍手大喝采でした。

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コンサートあれこれ

新日本フィル創立40周年記念特別演奏会日フィル杉並公会堂シリーズ第1回(2012年5月13日)都響第734回定期演奏会(2012年5月14日)

読響第515回定期演奏会(2012年5月15日)新日本フィル第494回定期演奏会(2012年5月18日)日フィル第640回定期演奏会(2012年5月19日)

Twitterでばかりつぶやいているので、すっかりブログへの書き込みをサボってました。^^; ということで、まとめて書き込みます。

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こんどは團伊玖磨《HIROSHIMA》

團伊玖磨:交響曲全集(山田一雄、團伊玖磨指揮、ウィーン交響楽団)

團伊玖磨:交響曲全集

佐村河内守氏の交響曲第1番《HIROSHIMA》に続いて、こんどは團伊玖磨氏の交響曲第6番《HIROSHIMA》を聴いてみたいと思っていたら、タワーレコードで交響曲全曲集が3,000円で売っていたので、早速買ってきました。

團伊玖磨氏の《HIROSHIMA》を聴いてみようと思ったのは、読響の『月刊オーケストラ』7・8月号の下野竜也氏の一文。

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下野竜也×読響×ブルックナー+上岡敏之×東フィル×シューベルト

読売日本交響楽団第4回オペラシティ名曲シリーズ(2011年7月18日)東京フィルハーモニー交響楽団第806回サントリー定期演奏会(2011年7月22日)

先週は2つのコンサートを聴いてきました。

まず18日、下野竜也氏が振る読響のコンサート。ヒンデミット&ブルックナーという意欲的なプログラムでした(こういうのを「名曲コンサート」でやるあたりが下野さんらしい)。

  • ヒンデミット:〈さまよえるオランダ人〉への序曲〜下手くそな宮廷楽団が朝7時に湯治場で初見をした〜(下野竜也編・弦楽合奏版、世界初演)
  • ヒンデミット:管弦楽のための協奏曲 op.38 (日本初演)
  • ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 WAB.104 〈ロマンティック〉(ハース版)

22日は、サントリーで東フィルの定期。ヴッパータール響で活躍中の上岡敏之氏の指揮。

  • シューベルト:交響曲第7番 ロ短調「未完成」 D759
  • シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「グレート」D944

まず、下野さんの読響定期から。

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読響定期演奏会500回、おめでとうございます

読響第500回定期演奏会(2011年1月22日)

先週の土曜日、サントリーホールで読響の定期演奏会を聞いてきました。今回で読響定期演奏会は500回ということで、それを記念する特別小冊子をいただきました。

  • 池辺晋一郎:多年生のプレリュード―オーケストラのために
  • リスト:ファウスト交響曲

指揮は、読響正指揮者の下野竜也氏。

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オーボエって、こんなに表現力があったんですね

読響 第175回東京芸術劇場名曲シリーズ(2010年9月30日)

ヒンデミット特集ということで楽しみにしていた18日の定期演奏会は、残念ながら聴くことができませんでしたが、ひょんな話で招待券をいただき、昨日、下野竜也氏の振る読響のコンサートへ行ってきました。

  • 岡崎慶紀:哀歌
  • R・シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調
  • ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55 《英雄》

オーボエって、けっこう地味なんですけど、この日の奏者フランソワ・ルルーは、右へ左へ、上へ下へ振り回したりぐるぐる回したり、ともかく忙しい。(^_^;)

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素晴らしいメンデルスゾーン〈讃歌〉 読響第165回東京芸劇名曲シリーズ

読売日響東京芸術劇場名曲シリーズ(2009年10月19日)

昨日に続けて、今日も池袋の東京芸術劇場へ。今日は、読売日響の演奏会です。今シーズンは定期ではなく、セレクト(4回)で来年3月のスクロヴァチェフスキの3公演を押さえ、残った1回を、今日のコンサートにしました。(^^;)

  • バッハ(レーガー編曲):〈おお人よ、汝の大きな罪を嘆け〉 BWV.622
  • ヒンデミット:チェロ協奏曲 変ホ長調 op.3
  • メンデルスゾーン:交響曲第2番 変ロ長調 op.52 〈讃歌〉

選んだ理由は実に安易で、指揮が下野さんだったこと、それにソリストが澤畑恵美だったこと。しかし、ついでで選んだコンサートでしたが、初めて聴いたメンデルスゾーンの交響曲第2番は実に素晴らしい演奏でした。

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読響 第150回芸劇名曲シリーズ

読売日本交響楽団第150回東京芸術劇場名曲シリーズ

今日は、読響のコンサートで、池袋の芸術劇場に行ってきました(今年17回目)。指揮は下野竜也氏。

  • ホルスト:フーガ風序曲 op.40-1
  • エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽〈ペトルーシュカ〉(1947年版)

エルガーのチェロ協のソリストは、ハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲン。そして、ペトルーシュカでは、野原みどりさんがピアノを演奏するという贅沢なプログラムです。

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意外な発見 コリリャーノ交響曲第1番ほか―読響第454回定期

下野竜也氏、読売日響初代正指揮者として初登場

今月の締めは、読売日響第454回定期演奏会。ちょっと珍しいプログラムでした。

  • バッハ:シャコンヌ(管弦楽曲版、斎藤秀雄編曲)
  • モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 K.183(173dB)
  • コリリャーノ:交響曲第1番

で、行く前は前半の2曲に期待していたのですが、実際聴いてみたら、後半のコリリャーノの交響曲第1番が非常によかった、というのが一番の感想です。

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日本フィルハーモニー第564回定期演奏会

金曜日、日本フィルハーモニー交響楽団の第546回定期演奏会に行ってきました(サントリーホール)。
プログラムは、以下の通りです。指揮は、下野竜也さんでした。

  • 猿谷紀郎:潦(にわたずみ)の雫
  • シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
  • ウェーバー:劇音楽《トゥーランドット》作品37より 「中国風序曲」「行進曲」
  • ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容

最近の日フィルは、弦の響きがよくなっていて、今日も、とくに2曲目のシューマンの交響曲第4番がなかなか聴かせる演奏でした。4曲目のヒンデミットは、僕の好きな作曲家ですが、“本歌取り”の元歌であるウェーバーのトゥーランドットからの曲と並べての演奏と、プログラムもなかなか趣向が凝らされていて、楽しませてもらいました。

指揮の下野さんは1969年生まれの若手。ちっちゃい身体をいっぱいに使った精力的な指揮振りで、好演でした。演奏終了後も、なかなか御本人が中央に出ようとせず、オケのパートをたたせるなどするばかりで、最後に楽団員から催促もされてようやく指揮台にのぼってお辞儀をされると、大きな拍手を集めていました。
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