先日見てきた写真展「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968」の図録を、なんとか手に入れることができました!!
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あらためて社会主義の道を踏み外したソ連の犯罪性を実感
東京都写真美術館で開催中の写真展「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968」を見てきました。
1968年8月20日、ソ連とワルシャワ条約機構5カ国の軍隊が、チェコスロヴァキア共和国に侵入に、プラハの街を占領し、共産党や政府の幹部をモスクワに連れ去って、チェコスロヴァキアの自主的な改革の動きを踏みつぶした事件を撮影したものです。
私たちが、ソ連は本当に社会主義といえるのか? と考え始める出発点ともなった重大な事件なので、ぜひ見たいと思っていました。木・金は夜8時まで開場しているというので、仕事帰りに恵比寿にまで出かけてきました。
エジプトの歴史
第2次世界大戦以後のエジプトの歴史を調べようと思ったが、インターネットでエジプトの歴史にかんする文献を探してみると、ほとんどがピラミッドやクレオパトラ、ツタンカーメンのお話ばかり。ようやく見つけたのが、これ。
山口直彦『エジプト近現代史』(明石書店、2006年)
全部で350ページ近くある本ですが、第2次世界大戦後となると最後の50ページほど。書かれたのがちょうど5年前、前回の大統領選挙でムバラクが再選された直後。だから、サダト、ムバラクの時代は10ページほどしかなく、詳しいことはほとんど分からない。(^_^;)
それでも、第2次世界大戦あたりからの歴史をメモってみると、おおよそこんなところ。
ただいまこれを勉強中
1963年に刊行された中木康夫氏の『フランス絶対王政の構造』(未来社)。
絶対主義は、没落しつつある封建領主と勃興しつつあるブルジョアジーとの均衡の上に成立したとする「均衡」論を、フランス絶対王政(アンリ4世の即位によるブルボン王朝の成立=1589年〜フランス革命まで)の実証的研究によって、根本から批判したもの。
読み終わりました
吉岡昭彦『イギリス地主制の研究』(未来社、1967年)。もちろん古本です。
最近はこうした研究はすっかり流行らなくなっていますが、『資本論』第1部の「本源的蓄積」の章を読んでみて、あらためてイギリス史をきちんと勉強しなければならないと思って、とりあえず(などと言ったら怒られますが)吉岡昭彦氏の本から読み始めてみました。
昨日のお買い物 弓削達『ローマ帝国論』
2006年に亡くなられた元フェリス女学院学長・弓削達先生の旧著が復刊されました。大嘗祭に反対して1990年に右翼の銃撃を受け、いらい平和や憲法の問題で、静かに、しかし確固とした立場を貫いてこられたことで有名でしたが、もともとのご専門は、古代ローマ史です。
代表著作は『ローマ帝国の国家と社会』(岩波書店、1964年)なのですが、これは博士論文を刊行したきわめて専門的な大著で、とても素人には手が出ません。そのほかというと、手軽に読めるのは『ローマはなぜ滅んだか』(講談社現代新書、1988年)ぐらいしかなかったので、今回、『ローマ帝国論』が復刊されたことは、まったくうれしい限りです。
浅田實『東インド会社』
講談社現代新書、浅田實著『東インド会社』(1989年刊)
マルクスは、資本主義は16世紀に始まると書いていますが、16世紀に始まったのが、喜望峰回りの東インド貿易。そして、1600年にはイギリスの東インド会社が、1602年にはオランダの東インド会社が誕生します。
ディミトロフの日記
コミンテルンの実態を示す大事な資料だと言って教えてもらった『ディミトロフの日記 1933〜1949年』から。
日記だから、話の脈絡が分からん…。英訳版とはいえ、オイラの語学力ではパラパラ読むことさえ不可能。
幸せは「幸せはシャンソニア劇場から」から
監督・脚本は「コーラス」のクリストフ・バラティエ、主演は「パティニョールおじさん」「コーラス」のジェラール・ジュニョとくれば、もう見るしかありません。
ということで、土曜日、恵比寿ガーデンシネマで「幸せはシャンソニア劇場から」を見てきました。
ヒロインをつとめる新人ノラ・アルネゼデールにはただただ見惚れるばかり。(^^;) 見終わってから、「ホントにいい映画をみたなぁ?」という気分になれる作品でした。
『ブリュメール18日』続き
マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の続き。
『ブリュメール18日』
『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』。全集や国民文庫は1869年の第2版を底本にしているが、初版を底本にして読んだ方がいいのかも知れない。しかし、初版はアメリカにいたヴァイデマイヤーの雑誌に発表されたため、「ヨーロッパには、ごく少部数が供給されたにとどまった」。第2版はハンブルクで発行。
『フランスにおける階級闘争』続き
『フランスにおける階級闘争』を読み終わりました。続いて『ブリュメール18日』を読もうと思いますが、その前に、『階級闘争』のノートの続き。内容未整理、ぐちゃぐちゃです。
ボナパルティズム
マルクスが「ボナパルティズム」という言葉を使っているかどうか、大月書店の『マルクス・エンゲルス全集』の事項索引(別巻4)をつかって、「ボナパルティズム」の項にあがっている箇所を調べてみました。
マルクス『フランスにおける階級闘争』
いまおこなわれている研究講座のテーマでもあるので、マルクスの『フランスにおける階級闘争』を読んでいます(講座自体はすでに猛スピードで進行してしまっていますが)。
手許にある国民文庫には、マーカーで線を引いた跡や、一度引いた鉛筆の線を全部消して、もう一度線を引きながら読み返した跡など、いろいろ苦闘した痕跡が残っていますが、これまで中身をきちんと理解できたという感じがしません。今回の研究講座をよい機会に勉強し直して、ぜひ自分のものにしたいと思っています。