政治家も天下っていた

山田洋行元専務が昨年9月に設立した「日本ミライズ」の取締役に、自民党の森清・元衆議院議員(元防衛政務次官)が就いていたことが明らかに。

高級官僚の天下りもけしからんけど、自民党国会議員の天下りもとんでもない話。

森清・元防衛政務次官が取締役に就任 日本ミライズ(朝日新聞)

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防衛省から軍需企業に475人も天下り

共産党の「しんぶん赤旗」に、また面白い記事が!!

防衛省発注の軍需企業の上位15社に、防衛省からの天下りが475人もいた、というニュース。この上位15社で、軍事費契約額の7割を独占。なおかつ、自民党に1億8000万円以上もの献金をしています。「政・官・財の癒着」と言われるけれど、ほんと絵に描いたような癒着ぶりです。

防衛省天下り475人/軍需上位15社/受注7割 自民に多額献金(しんぶん赤旗)

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年金財源から、システム開発会社に1兆4000億円の発注 そこにOB、15人天下り

共産党の小池晃参議院議員が、年金財源から、社会保険庁の年金システム開発費としてNTTデータと日立製作所に総額1兆4000億円が支払われていたことを追及。

この2社には、社会保険庁OB、15人が天下っていました。しかも、自民党は、この2社から2億2700万円の献金を受け取っています。もとをたどれば国民の年金掛け金。「適正に処理」していれば、それで問題なしなんでしょうか?

社保庁年金システム 発注総額1兆4000億円 受注側に15人天下り(東京新聞)
年金記録/全員に送付すぐ/小池議員 不安解消は政治責任(しんぶん赤旗)

もともと、年金管理の経費は国庫負担でしたが、自民党、公明党だけでなく、民主党も一緒になって賛成して、1998年からは、年金保険料から支出されることになりました。その結果、政府予算による縛りがなくなり、社保庁は使い放題…。

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2年たてば、口利き公認?!

政府が検討している天下り規制。民間企業などに天下ったOBの口利き行為の禁止期間を、退職後2年間にするというニュース。

ということは、2年たったら、口利き公認ということ?! なんか話が違ってませんか。

OBの口利き、2年間禁止=国家公務員法改正案、各省に提示(時事通信)

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キャリア官僚は天下りして生涯給与8億円

今日の「しんぶん赤旗」で、防衛施設庁発注工事の官製談合問題に関連して、高級官僚の「天下り」の問題が大きく取り上げられています。

そのなかで、ジャーナリストの堤和馬氏が、官僚トップのいわゆる「キャリア組」が「天下り」で8億円、あるいは6億、7億円の生涯給与を手にしている実態を紹介しています。

 2%程度のキャリア官僚(大卒I種試験採用者)は、同期から官僚トップの事務次官が出れば、みな役所を退職する慣習を半世紀も守っています。そして次々と天下りを繰り返し、70歳ごろに勲章を授与されます。
 報酬も相当なものです。事務次官まで出世し、その後20年も天下り人生を送れば、生涯給与は8億円というのが相場です。局長クラスでも、退官し、3つ、4つの法人を「渡り鳥」すれば、6億から7億円です。大卒で民間企業に定年まで勤めても3億円程度でしょう。(「しんぶん赤旗」2006年2月16日付)

官庁の談合問題は、こうした一部特権官僚の「天下り」問題にメスを入れない限りなくならないのは当然ですね。

天下り する方もされる方も…

鋼鉄製橋梁工事をめぐる談合事件が摘発されたあとも、道路公団幹部がメーカーへの天下りを求めていたそうな。しかし、天下りさせろという官僚が悪くて、企業は被害者というわけではない。経団連会長も「談合は慣習、一気になくすのは難しい」と発言。

しかし、経団連会長が「フェアな戦いをすれば、力の強いところが勝ち、弱いところは沈んでしまう」とお認めになったとは。だからこそ、「構造改革」は弱者切り捨てだとあれだけ批判してきたのですが。そのときは、まったくそんなこと耳も傾けず、いまになって「競争だけでは…」と言い出すなんて!

橋梁談合の公取調査後も天下り 公団幹部、渋る企業説得(朝日新聞)
「談合は慣習、一気になくすのは難しい」奥田経団連会長(朝日新聞)

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