ヨーロッパ合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)がいよいよ稼働。1つはヒッグス粒子が見つかるかどうか。もう1つは、標準理論で説明できない現象が見つかるかどうか。はて、どうなりますやら…。楽しみです。(^_^;)
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検証しうる予測を出さない「超ひも理論」は科学でさえない?
左=リー・スモーリン『迷走する物理学』(ランダムハウス講談社)、右=ピーター・ウォイト『ストリング理論は科学か』(青土社)
「超ひも理論」について、疑問を投げかける本を2冊読みました。
理論的な中身を僕が紹介することはできませんが、両書に共通しているのは、「超ひも理論は、検証しうる予測を何も示さない」ということ。およそ、理論が正しいかどうかを論じるためには、その理論に基づいて何らかの予測をおこない、それが実験的に検証される(もしくは検証されない)ことが必要です。ところが…
「超ひも理論」は確かか?
偶然本屋で見つけたもの。著者のローレンス・M・クラウスは、アメリカのケース・ウェスタン・リザーヴ大学の宇宙論・天体物理学教育研究センター所長で、ポピュラー・サイエンスの書き手でもあるそうです。
で、いま話題の「宇宙は実は26次元からなっていた」「余剰次元は、くるくると極小サイズに巻き上げられている」という話題の「超ひも理論」にたいして、はたして超ひも理論は確かな理論なんだろうか? ということを考えたものです。
最先端の宇宙論はどのように観測的に裏づけられているのか
一家に1枚?! 宇宙の歴史
文部科学省が、こんなもん発表しました。でも、一家に1枚って…
↓こっちをクリックすると、A3対応版のPDFz(7.73M)ファイルが開きます。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/week/uchuu/001.pdf
↓で、こっちがその説明書(PDF、7.31M)。
http://www.nao.ac.jp/study/uchuzu/guide.pdf
ちなみに、4月16日から各地の科学館・博物館でA2サイズのポスターを配布するそうです。もらいに行こう??っと (^_^;)
とりあえず買ってみました (^_^;)
アマチュア天文家が、重力レンズによる星の変光を観測
彗星・新星の発見者としても有名なアマチュア天文家の多胡昭彦氏が、カシオペア座の11等級の恒星が7等級まで明るくなったのを発見。スペクトル観測などから、爆発現象などは起きていないと判断され、重力レンズ効果によるものと推定されている。
重力レンズは、アインシュタインの一般相対性理論から導かれる現象の1つ。地球と遠方の天体とのあいだに、たとえばブラックホールのように巨大な質量を持つ天体がはさまることで、その重力によって遠くの天体の光がゆがめられ、ちょうど凸レンズで光が焦点に集まるように、地球に集まって届くようになるもの。
それにしても、わずか3000光年先の恒星と、地球とのあいだに、いったいどんな天体が通りかかったんでしょうねえ。やっぱりブラックホールなんでしょうか?
難しい… 佐藤勝彦『アインシュタインが考えた宇宙』
出張中におもしろい話を聞いたので、ひさびさに宇宙論にかんする本を買ってきました。ビッグバン宇宙国際研究センター長の佐藤勝彦氏の最新著『アインシュタインが考えた宇宙』(実業之日本社、2005年12月刊)。