小泉内閣支持率は上がるが、郵政重視は10%

日テレの世論調査。小泉内閣支持率は、56.4%で先月より8%も上昇。しかし、郵政民営化については、「すぐに民営化を進めるべき」30.5%にたいし、「もっと慎重に検討するべきだ」は58.1%。また、小泉首相の政治手法についても、「評価できる」38.1%にたいし「強権的・強圧的で評価できない」が43.6%と、かならずしも小泉首相のやっていることが評価されているわけではない。総選挙でもっとも重視する政策でも、トップが年金や医療・介護37.7%で、郵政民営化は10.1%しかない。

ということで、実に不思議な結果。なんでそうなるか、理解する鍵は、42.9%がこんどの総選挙は「郵政にかかわらず今後の日本の進路を問う選挙」と答えているあたりにありそう。

2005年8月定例世論調査(日本テレビ)

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NHK世論調査

今日のNHKニュースでやっていた世論調査の結果。

画期的なのは、郵政「民営化」についての質問。「小泉総理大臣は、今の国会で郵政民営化関連法案の成立を目指す方針ですが、どう対応すべきか」という質問に、「いまの国会で成立させるべき」はたった17%。「議論を尽くすべき」56%がトップだけれども、面白いのは「郵政民営化を進める必要はない」18%で、「今国会で成立させるべき」を上回ったこと。

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内閣支持率41%に、不支持率45%で逆転

日経世論調査で、小泉内閣の支持率41%に定価。不支持率は45%になり逆転しました。

新聞報道では調査結果がもう少し詳しく報道されています。その中で注目されるのは、小泉首相の靖国参拝についての調査。

 中国が中止を求めている首相の靖国神社参拝について聞いたところ「賛成」が48%で「反対」の36%を上回った。20歳代から70歳代までのすべての世代で「賛成」が多く、20歳代と60歳代では半数を超えた。

 20歳代で首相の靖国参拝を支持する声が多いことは、11月末の朝日新聞の調査でも明らかになっています。昨今のマスメディアの“ナショナリズム”的言動の影響でしょうが、靖国神社とは何か、A級戦犯とは何か、なぜ中国やアジア諸国が首相の靖国参拝を批判するのか、全体として若い世代のこうした世論にていねいに対応することが求められていると思います。

(12/28)内閣支持率41%に低下・日経世論調査(NIKKEI.NET)
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小泉内閣支持率3割台に

毎日新聞の世論調査で、小泉内閣の支持率が37%へと急落。初の3割台となりました。中でも、自衛隊のイラク派遣1年延長については「賛成」31%にたいし「反対」62%。派遣延長の説明が「十分でない」が84%を占めました。毎日新聞は、「延長反対と答えた人の61%が小泉内閣を支持しておらず、国民の十分な理解を得ないまま派遣延長を決めた首相への不満が内閣支持率に反映したとみられる」と論じています。
 
<世論調査>内閣支持率、急落37% 小泉政権初の3割台(毎日新聞)

イラク派遣延長決定と内閣支持率については、共同通信の世論調査も同様の傾向を示しています。

イラク派遣延長に61%反対 緊急電話世論調査(共同通信)

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小山内美江子さんの“反省”

脚本家の小山内美江子さんが、「男を見る目がなかった」という一文を「東京新聞」に書かれています。
この「男」というのは、小泉首相のこと。

小山内さんは、小泉首相が登場したときに、作家の高村薫氏が「彼は危険である」と発言していたことが分らなかった、「失礼ながら、それまでの首相よりハッキリと物を言うし、フットワークも軽い。ヘアスタイルの好みは別として、彼に代えるべき人材はないじゃないかという思いだった」と言います。しかし

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小泉内閣支持率急落

「朝日新聞」の世論調査で、小泉内閣の支持率が、前回の54%から40%に急落。「支持しない」は逆に30%から42%に上昇し、逆転しました。

不支持の理由では、「政策面」が29%でトップです。イラク問題で、自衛隊の多国籍軍参加にたいし「賛成」31%にたいし「反対」が58%。小泉首相が国内で議論する前にブッシュ大統領に伝えたことについても「問題があった」が69%で「そうは思わない」21%を大きく上回っています。北朝鮮再訪問については、「評価する」23%、「どちらかといえば評価する」48%で、再訪朝直後の前回調査とほとんど変わっていないことも注目されます。

小泉内閣の支持率については、20日付「東京」の共同通信社によるトレンド調査(6月17?18日調査))でも、支持47.4%で前回(5月23?24日調査)から7.5ポイント減にたいし、不支持45.4%で13.9ポイント増という結果が出ています。
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小泉再訪朝 毎日新聞世論調査

「毎日新聞」が23日に実施した世論調査では、小泉再訪朝を「評価する」が62%で、「評価しない」の32%を大きく上回った。評価理由は、拉致被害者の家族5人の帰国実現49%、「日朝国交正常化交渉が再開されそうだから」37%など。小泉内閣支持率は58%で、今月15、16日の調査から11ポイント増。

「評価しない」の理由は、「家族帰国と援助再開がセットになっているから」39%、「他の拉致被害者の安否確認につながらなかったから」35%。支持政党別では、自民支持層の82%が評価。民主支持層は62%が評価せず。共産支持層は評価する、評価せずがきっ抗した。