10月のコンサート。もはや記憶の薄れつつあるものもありますが、まとめて記録しておきます。(^_^;)
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こんなものを買ってしまいました
4月に、広上淳一さんがこんな本を出していました。(^_^)
「クラシック入門」を謳う本はいろいろありますが、これは、「クラシック音楽の実質」を理解することを目的とした本です。そこで、音楽の調、テンポ、強弱、伸ばす・伸ばさない、繰り返す・繰り返さない、などなど、作曲家がどこにどんな仕掛けを仕込んでいるかを読み取れるようになろう、あるいは、演奏のテクニック、演奏家の腕の見せ所などなど、クラシック音楽の仕組みが解説されています。
音楽は「緊張と緩和」?
順番が前後してしまいましたが、今週もコンサート2つ行ってきました。1つめは、東フィルの定期。5日は「古典教室」だったため、6日のオペラシティ定期に振り替えていただきました。
- 小倉朗:管弦楽のための舞踏組曲
- モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
- ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
指揮は大植英次氏、ピアノはジャズピアニストの小曽根真さん。
8日は日フィルの定期。プログラムは、ハイドン、ヒンデミット、リヒャルト・シュトラウスと並んで、いったい何? という感じですが、広上淳一氏が振るとなれば、何かきっとオチがあるはず…。それを期待してサントリーへ。
- ハイドン:交響曲第60番 ハ長調 《うつけ者》
- ヒンデミット:交響曲《画家マティス》
- R・シュトラウス:組曲《薔薇の騎士》
広上氏は今日も指揮台で踊っていた (^_^;)
先日のサントリー定期に続いて、本日も東フィルのコンサートでオペラシティへ。指揮は先日と同じ広上淳一氏。
- モーツァルト:交響曲第32番 ト長調 K.318
- ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
- シューマン:交響曲第3番 変ホ長調「ライン」 作品97
「名曲コンサート」的なプログラムだなと思いつつ、東フィルの4月プログラム冊子に書かれていた広上さんのメッセージ(「盛りだくさんのプログラム、2日とも聴かれるのも一興かもしれませんよ!」)にひかれて聴いてきましたが、広上さんらしくすっきりした演奏で、甘ったるくならずに、それでもロマン派の魅力をたっぷり楽しませていただきました。(^_^)v
昨日はイギリス、今日はアメリカ
2日続けて、サントリーホールでコンサートを聴いてきました。
昨日は、都響の定期演奏会。ヴォーン・ウィリアムズにウォルトン、エルガーといずれもイングランド生まれの作曲家。指揮もイングランド出身のジェームズ・ジャッドということで、英国尽くしのプログラムでした。
- ヴォーン・ウィリアムズ:「すずめばち」序曲
- ウォルトン:ヴィオラ協奏曲
- エルガー:交響曲第1番 変イ長調 作品55
そして今日は、東フィルの定期演奏会。こちらは広上淳一氏の指揮で、アメリカ人作曲家の作品によるプログラム。
- コープランド: 市民のためのファンファーレ
- コープランド:エル・サロン・メヒコ
- バーバー:ヴァイオリン協奏曲 作品14
- バーンスタイン:交響曲第1番「エレミヤ」
爆裂 広上ショスタコーヴィチ!!
金曜日の日フィル定期演奏会、広上淳一氏がタケミツ、プロコ、ショスタコを振るという、なかなか魅力のプログラム。仕事の関係で、はたして間に合うか? と心配しましたが、なんということもなく無事到着。しっかり堪能させていただきました。(^_^;)
- 武満徹:3つの映画音楽
- 訓練と休息の音楽――「ホゼー・トレス」より
- 葬送の音楽――「黒い雨」より
- ワルツ――「他人の顔」より
- プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調
- 休憩
- ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 ニ短調《1917年》
お見事! 趙静――日フィル第592回定期演奏会
日フィル定期 広上淳一指揮/ハイドン:オラトリオ「四季」
木曜日、久しぶりに日フィルの定期演奏会に行ってきました。プログラムは、ハイドンのオラトリオ「四季」。指揮は、1991〜2000年にかけて日フィル正指揮者もつとめた広上淳一氏。「四季」は、「天地創造」と並ぶハイドンの有名なオラトリオですが、僕的には好みのラインからは外れているため、これまで聴いたことがありません。ということで、職場でチケットの“お流れ”をいただいたのを幸いに、聴いて参りました。
日フィル定演
昨日は、サントリーホールで日フィルの演奏会を聴いてきました。2005年度定期演奏会シリーズの第1回です。
- ショスタコーヴィチ:交響詩《10月》 作品131
- ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77
- ***休憩***
- エルガー:エニグマ変奏曲(創作主題による変奏曲) 作品36
ヴァイオリンは堀米ゆず子さん。指揮は広上淳一氏。
前半は、ショスタコーヴィチの曲。交響詩10月は、十月革命50周年記念として作曲されたもの。ただし、とても浮かれた雰囲気はありません。ヴァイオリン協奏曲の方は、1947?48年にオイストラフのために作曲されたものですが、48年2月に交響曲第9番がジダーノフに批判されたため、1955年まで発表されなかったという曰く付きの作品。堀米ゆず子さんのヴァイオリンは力強く、さすがという感じでした。