あまりに小さいニュースなので、すっかり見逃していましたが、「新しい歴史教科書をつくる会」が2010年度から使用される歴史教科書の検定申請をおこなうと発表しました。
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次期「つくる会」教科書は自由社から
扶桑社から見捨てられた「新しい歴史教科書をつくる会」が、次の教科書を自由社から出版することを発表。自由社は『月刊 自由』という雑誌を出しているところのようだけど、詳細不明。
扶桑社教科書を受け継ぐ「育鵬社」が設立
「教科書改善の会」(改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会=代表世話人・屋山太郎)によると、扶桑社の教科書を受け継いで発行する新会社「育鵬社」が、8月1日に設立。同社は扶桑社の100%子会社。
骨肉の争い?! 「つくる会」藤岡会長が八木秀次氏を提訴
「あたらしい歴史教科書をつくる会」会長の藤岡信勝氏が、「日本教育再生機構」の八木秀次氏を名誉毀損で提訴。
「つくる会」の会長と元会長の対立・抗争。文字通り「骨肉の争い」です。血みどろ?
扶桑社、「つくる会」と絶縁、八木秀次氏ら新たな執筆陣で教科書発行へ
「新しい歴史教科書をつくる会」が、これまで、「新しい歴史教科書」を発行してきた扶桑社から絶縁され、新たな発行元を探すことを発表。他方、扶桑社は、「日本教育再生機構」理事長の八木秀次氏や、屋山太郎氏、三浦朱門氏などによる新しい執筆陣で、教科書発行を続けることに。
ま、教科書攻撃の「主役交代」で、執筆陣の入れ替えがおこなわれるということです。
新しい組織と古い「つくる会」の新しい関係?
元「新しい歴史教科書をつくる会」会長の八木秀次氏が立ち上げた「日本教育再生機構」のブログを眺めていたら
「新しい歴史教科書をつくる会」と新しい「新しい歴史教科書をつくる会」?
みっともない内紛をくり返していた「新しい歴史教科書をつくる会」は、6月20日の理事会で、会長に小林正氏を選出。同時に、藤岡信勝氏ら3人を副会長に選出して、体制の立て直しを図ることに。同時に、6人の理事を新任。
他方でAERA誌は、「離脱者」中心に、新しい「新しい歴史教科書をつくる会」をつくる動きがある、フジサンケイグループもこの動きを支持すると報道。
つくる会Webニュース > 平成18年6月21日
日本の教科書わい曲団体、新しい「つくる会」が秋ごろ発足(韓国・中央日報)
「つくる会」の奇々怪々(その8)
ゴタゴタの続く「新しい歴史教科書をつくる会」ですが、4月30日の理事会で、会長、副会長、理事4名が辞任する事態に。
種子島経会長のもと、3月28日の理事会で、解任された八木秀次前会長をあらためて副会長に選出し、さらに夏には八木会長体制に復帰すると報じられていたのですが、いったいどうなっているんでしょうねぇ…。
「つくる会」の奇々怪々(その7)
西尾幹二氏がブログで、3月29日付「産経」記事をめぐるやりとりを再び公開している。
要は、「西尾専制がブログなどでつくる会に言及することは理事一同迷惑している」という産経・渡辺記者のメールが虚偽だというのだが、はたして渡辺記者がウソを書いたのか、種子島会長が言い逃れをはかっているだけなのか。
なんにせよ、「脅迫まがいのファックス」なるものまで登場し、剣呑きわまりない。
産経新聞への私の対応(二)――種子島会長の書簡公表――:西尾幹二のインターネット日録
※教科書が教えない日本語
【剣呑】 あぶないさま。不安なさま。(三省堂「大辞林」CD-ROM版)
「つくる会」の奇々怪々(続々々々々々)
「つくる会」の理事会についての3月29日付の「産経」報道にかんして、西尾幹二氏がブログで再びゴタゴタの内幕を公開している。
「つくる会」の奇々怪々(続々々々々)
会長・事務局長の「解任」騒動でゴタゴタの続く「新しい歴史教科書をつくる会」ですが、28日に理事会を開き、解任された八木秀次前会長を副会長に選出。「会長補佐」なる肩書きで超法規的復権を遂げていた藤岡信勝前副会長は、「会長補佐」を解かれ、ふたたび「失職」しました。
どうやら、「日本会議」筋による巻き返しが功を奏したようで、夏には、八木会長体制に復帰。宮崎正治事務局長も復職するらしい。何にしても、面妖な組織です。
「つくる会」の奇々怪々(続々々々)
「つくる会」の会長・事務局長「解任」問題後、初めての全国的会議が11、12日に東京で開かれた。「産経新聞」の続報を期待したが、いままでのところ何の報道もない。(ついに産経まで閉め出されたのか?) で、なんか情報はないのかと探していたら、「つくる会」自身がFAXニュースで会議の内容を流していた。
それを読むと、初日は午後1時半開会、午後7時半から夕食懇親会に移り、午後9時半に閉会。2日目は、午前9時に再開して、なんと午後11時45分に閉会したということで、議論が紛糾したことは間違いない。
「つくる会」の奇々怪々(続々々)
「産経新聞」によれば、「つくる会」の八木秀次前会長解任問題をめぐって、北海道支部が解任を白紙に戻すよう要望書を送ったとのこと。さらに、8日に開かれた近畿2府4県の支部幹部の会議でも批判が続出したとか。ということで、「つくる会」のごたごたは、まだまだ続きそうです。
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「つくる会」の奇々怪々(続々)
「つくる会」の奇々怪々
「新しい歴史教科書をつくる会」が、2月27日の理事会で、八木秀次会長、藤岡信勝副会長を解任。
いったいどんな内紛が起こっているのやら…。
懲りない面々
「新しい歴史教科書をつくる会」の中学校教科書の採択率は、歴史教科書が0.43%、公民教科書が0.21%に終わりました。実数で言うと、歴史が77校5080冊、公民が42校2560冊。普通なら、絶対に採算割れです。
ところで「つくる会」は、4年後は地理の教科書もつくると発表。さらに、国語や家庭科もつくりたいと考えているらしい。
地理の教科書って、まさか朝鮮半島や旧「満州」を真っ赤に塗った地図をつくるつもり? あるいは、ごく普通の地理教科書をつくって、まっとうな教科書会社としての認知をえようという作戦か。家庭科教科書は、ジェンダーフリーを目の敵にして、ニッポン男児と大和撫子・良妻賢母の役割を強調する教科書をつくるつもりなんでしょうねぇ。あ〜、うざったい…
「つくる会」教科書採択せず 栃木、小山、下都賀
4年前、一旦は「つくる会」の教科書を選定した栃木県の栃木市、小山市、下都賀の3地区が、今回は「つくる会」教科書を選定せず。
栃木市では、「つくる会」教科書を推す意見に対し、「教科書と読み物の区別を付けたい」という意見が出されたそうです。言い得て妙です。(^_^;)
都教委、「つくる会」教科書を採択
東京都教育委員会が、「つくる会」の中学校用歴史教科書、公民教科書を採択。都立の中高一貫校などで使用されることに。
他方、茨城県大洗町教委は、「つくる会」教科書の採択を断念し、採択地区の決定に従うことに。ただし、副読本や教師用指導書としての使用などを引き続きねらっている模様。
都教委、「つくる会」教科書を採択 中高一貫校向け(朝日新聞)
大洗町教委、「つくる会」教科書は採択せず(茨城)(読売新聞)
扶桑社、検定規則を破って検定合格前の見本本を事前配布
「新しい歴史教科書をつくる会」が主導した歴史教科書を出版する扶桑社が、検定規則に違反して、検定合格前の見本本を教職員に配布していたことが、国会の場で、文科省によって明らかにされました。
実は、こうした見本本の流出は、4年前の検定のときにもありました。要するに、たままた外部に漏れ出たなどということではない、ということです。