新国立劇場 プッチーニ「トスカ」

新国立劇場オペラ「トスカ」(2015年11月17日)

新国立劇場オペラ「トスカ」(2015年11月17日)

今夜は新国立劇場でプッチーニのオペラ「トスカ」の初日を見てきました。

今年8月に亡くなったアントネッロ・マダウ=ディアツの演出の再演(再演演出、田口道子)で、豪華な舞台で見ごたえ抜群でした!パンフレットの表紙にあるとおり、1幕最後の「テ・デウム」のシーンでは、オペラのストーリーとは関係ないけど、原作どおり王女様まで登場して豪華絢爛でした。ただい、僕は3階席なので上から見下ろすかっこうになり、司祭様より、王女様の衣装の真っ赤なお引きずりが印象的でした。

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新国立劇場 オペレッタ「こうもり」

こうもり

前日に続いて、29日、またまた新国立劇場で、こんどはヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ「こうもり」を鑑賞。

「こうもり」は、主人公アイゼンシュタインに恥をかかされた友人ファルケが仕返しをするドタバタ喜劇。総譜に記されたセリフは限られており、上演のたびにアドリブでセリフを足して観客を笑わせるようになっている。去年、芸劇で見た「こうもり」は舞台を現代に移し、主人公もIT産業で成功を収めた男と今どきの設定に変更されていたが、今回はオーソドックスな演出ながら、招聘された俳優たちが片言の日本語を交えて、お客さんたちは盛り上がった。

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新国立劇場 ワーグナー「さまよえるオランダ人」

新国立劇場「さまよえるオランダ人」

新国立劇場「さまよえるオランダ人」

今年から新国立劇場・芸術監督に就任した飯守泰次郎氏の最初の公演、ワーグナー「さまよえるオランダ人」を28日に見てきた。ナマで見るのは初めだが、4階バルコニー最後列なので、せっかくの醍醐味は半分も味わえなかったかも。それでも十分楽しめたが。

それにしても、「さまよえるオランダ人」のテーマといいゼンタの救済のテーマといい、実に演歌調。運命に翻弄され、愛する男性のために最後は女性が命を落とす…。内容的にも、まったくの演歌だった。(笑)しかし、ストーリー的には、なぜゼンタがあそこまでオランダ人に憧れるのか、そこがさっぱり分からないまま終わってしまった。

ソリストたちはみなさんさすがの好演。とくにダーランド、ゼンタは格別でした。合唱も見事だった。ただ、オケのほうは、4階席だったからか、バランスや鳴りが悪く聞こえるときもあって残念だった。

【公演情報】
指揮:飯守泰次郎/演出:マティアス・フォン・シュテークマン/ダーランド:ラファウ・シヴェク/ゼンタ:リカルダ・メルベート/エリック:ダニエル・キルヒ/マリー:竹本節子/舵手:望月哲也/オランダ人:トーマス・ヨハネス・マイヤー/合唱:新国立劇場合唱団/管弦楽:東京交響楽団