お帰りなさい

全国を回って帰ってきた青年・学生キャラバンカー@渋谷ハチ公前

東西2コースに分かれて全国を回ってきた日本共産党の青年・学生キャラバンが東京に戻って来ました。

ということで、渋谷ハチ公前にみんな集まって最後の宣伝(僕は、もう青年ではないので、チラシ配りのお手伝いだけですが)。

この日も、日本共産党の参院比例代表区候補者の谷川智行さん(小児科医)と、書記局長の市田忠義さんとともに、学生、青年が私がどうして日本共産党を応援するかを訴えました。

キャラバンカーは渋谷でも注目を集めていました。ヽ(^_^)/

米誌『TIME』が日本共産党をとりあげる

アメリカの『TIME』誌のウェブに、「東京からの手紙/共産主義は日本で生き残り、うまく生きている」という記事が掲載されています。

Communism Is Alive and Well and Living in Japan(TIME)

志位委員長へのインタビューだけでなく、鈴木ミチコさんという19歳の学生党員の話や、冗談半分に「古典は読むのかい」と質問したら、党員の学生がバックパックから『資本論』を取り出したというエピソードも紹介されていて、いろいろ取材したようです。

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コンビニのフランチャイズシステムで、チェーン本部だけが必ず儲かる仕組み

コンビニで時間切れで廃棄処分にした商品(見切り品)についても、チャージ料をチェーン本部側に上納させていた問題で、最高裁が本部側の主張を認める判決。

しかし、問題は、商品の廃棄はお店の側が自分で自由に決められるのか、それとも事業本部の取り決めで廃棄せざるをえないのか、です。お店の側の判断で廃棄できるのであれば、それは、店側の仕入れの失敗ということで負担するのもやむを得ないかもしれませんが、事業本部との取り決めで廃棄せざるをえないのであれば、損金扱いされないと理屈が通りません。でないと、事業本部の指示で売れなくなったものについて、指導料の上納については、売れたものとして処理させる、ということになるからです。

廃棄品原価も指導料に算入 コンビニ店契約で最高裁(北海道新聞)

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有明コロシアムに来ています

いま有明コロシアムで開かれている日本共産党の大演説会に来ています。
会場は、お客さんでいっぱいです。さっき、比例代表の谷川智行候補があいさつしました。

いま、フォトジャーナリストの郡山総一郎さんが、自分と考えが一致する日本共産党にがんばってほしいと応援のあいさつをしています。

このあと、東京選挙区の田村智子さんがあいさつします。そして、いよいよ志位委員長の登壇です。

自衛隊の国民監視について、共産党が報告集会を開きます

自衛隊情報保全隊による国民監視活動を告発した日本共産党が、事件の報告・抗議集会を開くと発表しました。関心のある方は、ぜひどうぞ。

自衛隊による違憲・違法な国民監視活動についての報告・抗議集会
 日時 6月14日(木) 午後2時?4時
 場所 憲政記念館講堂(東京都千代田区永田町1-1-1)
     地下鉄有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」下車2番出口から徒歩7分
 主催 日本共産党中央委員会

憲政記念館は、衆議院の付属施設です。
憲政記念館について

自衛隊がイラク派兵反対の市民・団体を監視

日本共産党の志位和夫委員長が公表した自衛隊の内部資料。イラク派兵に反対する市民、団体、ジャーナリストの活動を克明に調査・記録していたもので、集会、デモ行進の写真もあり、こうした集会・デモなどに身分を隠して潜入し情報収集していたことが明らかに。

ということで、志位委員長の記者会見全文はこちら↓
自衛隊による違憲・違法の国民監視活動を告発する/2007年6月6日 日本共産党幹部会委員長 志位 和夫

で、自衛隊の内部資料そのものも、共産党のホームページで公開されている。全部で166ページもあるので印刷するのも大変だけれども、集会やデモ行進だけでなく、わずか数名程度の宣伝、署名、ビラ配りまでチェックしている。さらに、どんな演説をしていたか、どんなビラをまいていたか、横断幕のスローガンやシュプレヒコールの内容まで、克明に記録されていて、驚きます。こんなのは、新聞記事などから集めることは不可能。つまり、宣伝や集会などの場所に、実際に自衛隊員が出かけていって、何をしゃべっているか、どんなビラをまいているか、しっかりチェックしているということです。これを世間では「監視」といいます。

自衛隊は「法令範囲内の任務」と言っているが、行政機関が、本人に無断で、個人の名前まで記載して、勝手に政治的傾向のレッテル貼りをして情報を収集・集積するのは、明らかに個人情報保護法に違反する。

共産党が公表した自衛隊内部資料を見たい人は、こちらから↓。
入手資料一覧(PDF形式)

自衛隊が「市民」監視 批判的289団体・個人 内部文書を共産党入手(東京新聞)

↓自衛隊の「情報保全隊」って何、というのはこちら。
ワードBOX 情報保全隊(西日本新聞)

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青年の力で政治を変えよう

新宿駅東口の宣伝風景。演説しているのは日本共産党の参議院選挙比例代表選挙区候補谷川智行さん

今日から、東回りと西回りの2コースに分かれて、若者だけで全国縦断の日本共産党キャラバン宣伝を始めるというので、夜7時からの新宿東口での宣伝行動のお手伝いをしてきました。

日本共産党の参議院選挙比例代表区候補の谷川智行さん、東京選挙区候補の田村智子さんといっしょに、学生や青年もマイクを握って、「学費が高くて大学をやめざるを得ないなんておかしい」「仕事で困っていたらあきらめずに共産党に相談してほしい」「参議院選挙の1票で政治を変えよう」と思い思いに訴えていました。

東回りコースの宣伝カーの責任者として、後輩が乗ってゆきます。健康と事故に気をつけてがんばってほしいと思います。

追記。西回りコースの車長ブログは、集まってきた若者の声もあったりして、面白いですよ。

あなたの給与明細見せてください

『女性のひろば』2007年7月号(日本共産党中央委員会出版局)

テレビ東京の怪しい深夜番組のことではありません。日本共産党の発行する『女性のひろば』という雑誌の7月号で、「11人の給与明細」という特集をやっています。読んでみると、派遣の人などが実際にもらった給与明細のコピーが載っていて、なかなかリアルで迫力があります。

で、読んでいって見ると、これがなかなかひどいのです。

一番ビックリしたのは、「1年間、給料は変わらないのだから年1回でいいでしょ」という理由で、給与明細を毎年4月にしか出さないという幼稚園の先生。基本給は変わらなくても、残業もあるだろうし、税金その他の天引き額だって変わるだろうに、一切関係なし、という経営者の図太さには唖然としてしまいます。頭から、残業代など出すつもりがない訳です(もちろん、残業代なしは違法です)。

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産経新聞が共産党を評価?!

民主党、社民党、国民新党が、柳沢厚労相の辞任の見込みがなくなったということで、審議拒否から復帰しました。柳沢厚労相の「子どもを産む機械」発言はひどいもので、許しがたいものですが、しかしだからといって、何が何でも「審議拒否」というのも道理のない話。

これにたいし、共産党は、柳沢氏の辞任を求めつつ、何が何でも審議拒否という姿勢はとりませんでした。

その後の経過は、自民・公明が野党3党欠席のまま補正予算審議を強行、共産党はそれに抗議して委員会を退席。そのため、見かけは、共産党も他の3党と一緒に審議拒否したように見えますが、事情はまったく異なっています。

こうした共産党の独自の立場に注目して、産経新聞に共産党を持ち上げる論説が出ていました。めずらしいので、ここに再録しておきます。

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安倍首相、「ホワイトカラー・エグゼンプション」法案、通常国会への提出見送る

速報です!! 安倍首相が、「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」を導入する法案の通常国会への提出を事実上見送ると発言しました。ヽ(^^@)/

最近のことでいえば、ここまで財界、政府、厚労省あげて「やる、やる」と言っていたのに、法案提出を断念させたのは、まさしく世論の勝利です。

ふり返ってみれば、日本経団連「ホワイトカラー・エグゼンプションに関する提言」を発表したのは、一昨年(2005年)の6月21日でした。そのときは、世間的には「ホワイトカラー・エグゼンプションって何?」という雰囲気だったのに、いち早く取り上げて警鐘を鳴らしたのは、日本共産党の志位委員長でした。その年の7月20日の演説会で、「『君も今日からエグゼンプションだね』と言って、肩をたたかれたら、いくら働いても残業代がでない」と、非常に分かりやすく紹介しました。

で、僕は、この話を聞いて「ホワイトカラー・エグゼンプション」って何だろうと思い、日本経団連のホームページなどをさっそく調べて、7月22日にこのブログで取り上げました。いらい、Googleで「ホワイトカラー・エグゼンプション」を検索すると、僕の記事が、3位か4位に上がってくるほど、たくさんのアクセスをいただいてきました。m(_’_)m

首相「労働時間規制除外制、現段階で国民の理解得られず」(NIKKEI NET)
労働時間規制除外、通常国会に提出を=経団連会長(朝日新聞)

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いま「赤旗」が面白い

新年から、共産党の「しんぶん赤旗」が、政治とカネの問題で鋭い記事を載せています。

1つは、自民党、民主党の議員ら18人が、家賃ゼロの議員会館を事務所にしながら、政治資金収支報告書では、1000万円を超える「事務所費」を計上しているという記事。実際には家賃はかからない訳だから、その金は、一体どこへ消えたのでしょうか?

2つめは、ODA(政府開発援助)にかかわって、ゼネコンの平均落札率がこの3年(2003?06年度)で98.6%、2004年度は99.5%になっているという記事。なかには、随意契約になっていたり、応札が1?3社程度というのもあるとのこと。援助先の国、地域の要求に本当にもとづいているなら、こんなことにはならないはず。入札制度だけでなく、海外でのハコモノODAそれ自体にも、どこかおかしなところがあるのではないでしょうか。

家賃ゼロの衆参議員会館に多額の「事務所費」支出 自民・民主議員ら 18人が年1千万円超(しんぶん赤旗)
ODAで談合常態化か 平均落札率99%の年度も(しんぶん赤旗)

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「愛国心」が通知表で評価される国

「毎日新聞」の調査によれば、「愛国心」を通知票の評価項目にもりこんでいる公立小学校が、埼玉県で52校、他に、岩手、茨城、愛知にもあることが明らかに。

小泉首相は、前日、教育基本法の国会審議のなかで、共産党の志位委員長の質問に対し、「評価するのは難しい。あえてこういう項目を持たなくてもいいのではないか」と答弁していました。

愛国心:通知表評価項目に 埼玉で52小学校、愛知も(毎日新聞)
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角度を変えてみれば

『SPA!』1月31日号の「ニュース・コンビニエンス」で、政治評論家の有馬晴海氏が、「共産党・不破議長の勇退」を第4位にあげ、次のように書かれています。

 共産党にあって自衛隊、象徴天皇制を容認する柔軟路線を進め、現書記長の志位氏もその路線をいく。以前、私はもっと現実路線をとらないと「国民がついてこない」と志位氏に申し上げたこともあるが、だからこそ約500万人がついていくとも言える。今の衆院議員は自民296人、共産9人だが、得票数に応じれば自民168人、共産31人になる。政権に程遠いには違いないが、別の角度から見れば意義がみえる。

共産党が自衛隊容認、象徴天皇制容認かどうか、それから志位氏は「書記長」ではなく幹部会委員長だということは別にして、共産党が約500万の得票をもっていること、そして小選挙区制でなく得票に比例した議席配分をすれば自民党の約5分の1の議席を得るだけの“実力”をもっていることに注目されたのは、卓見というべきでしょう。

「冬ソナ」のキム次長が登場

 元日の「しんぶん赤旗」に、「冬のソナタ」のキム次長役のクォン・ヘヒョさんが登場しています。

 え、赤旗も韓流ブームに媚びるのか…と思って読んでみたら、さにあらず。韓流ブームと日韓交流についての話(それだけなら、まだ普通なのですが)と、韓国の政治にたいして自分がどうしてかかわるようになったのかというすごく真面目な話。

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共産党員への賃金差別に賠償判決

静岡地裁が、スズキの社員が共産党員であることを理由に賃金・昇格差別を受けたとして同社を訴えていた裁判で、賃金差別を認定し、スズキに3522万円の是正判決を下しました。

共産党活動で賃金差別、3522万賠償判決…静岡地裁(読売新聞)
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党首討論会にたいする識者のコメント

東大の松原隆一郎氏は、「朝日新聞」で、「野党は対立軸鮮明に」と題して、次のようにコメントしています。

 新自由主義こそ小泉首相の掲げる理念。それがはっきりした。市場化を進め、大企業や大銀行中心の世界を目指している。郵政事業は道路公団と異なり、国民の間に「公共財」という意識があると思う。……
 一方の野党だが、首相が唱えた「市場化万能論」は米国にも、経済学者にも支持者が多く、強い対立軸をうちださないと対抗できない。……この点、岡田代表の描く理念はよくわからない。大企業をある程度規制した市場競争主義を目指しているようだが、福祉も強調した。「市場を生かすための最低限の公共財」という位置づけならばわかりやすいが、政策ごとの理念がばらばらだ。強い「自由党」になった小泉自民党に対抗できなかった。
 むしろ、郵政民営化反対論は「大銀行のためだけにやっている」と単純化した志位委員長の主張に説得力があった。共産党の主張は昔と変わっていないが、かつて中間層にも配慮した自民党の政策が、大資本に傾き始めたからだ。ただ、安全保障に関する議論が弱いため、全体的に説得力が落ちてしまった。(「朝日新聞」8月30日付4面)

安全保障問題はさておき、小泉政治が大企業・大銀行中心の政治であると、ずばり指摘されたことは大賛成。

この点では、同じ「朝日新聞」の「9・11総選挙なにが論点」で、阪大の堤修三氏が、「給付の削減は社会基盤崩す」として次のように指摘されているのが、松原氏の指摘と噛み合って興味深い。

 実は、国民負担率が上がると経済成長に悪影響をおよぼすという学問的な証拠はない。徹底的に無駄を省いたとしても、少子高齢化で給付の増大は避けられない。無理やり経済成長の範囲内に抑えれば、社会保障の機能は限度を超えて損なわれ、社会の安定と統合が危うくなる。
 ……払った分に応じて給付の見返りがある保険料は、税とは違って、本来国民負担として単純に合計できないはず。

もう1つ、松原氏のコメントで注目したのは、小泉首相の政治手法を批判したこのくだり。
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共産党不破議長の政治回想録を読む

不破哲三『私の戦後60年』

あの新潮社から、日本共産党の不破哲三議長の政治回想録『私の戦後60年 日本共産党議長の証言』が出版されました。ということで、さっそく手に入れてぱらぱらと読み始めたのですが、おもしろくて一気に最後まで読んでしまいました。

この本は、政治ジャーナリストの角谷浩一氏が聞き手となってインタビューをおこない、それをもとに不破さんがまとめたもの。巻末に、インタビュアーの角谷氏のコメントが載っていますが、それが、この本のおもしろみをそれなりに伝えているので、紹介しておきたいと思います。

 不破氏の話は隙がなく緻密であった。傍らに和文、英文の歴史資料や各種データ資料をおいて、時には横に控える秘書に追加資料を用意させ、歴史的な事柄について、裏付けを示しながら、よどみなく、その本質、背景をえぐった。
 物腰は静かで、考えをまとめるために滞ったり記憶を頭の中で探すようなことは一度もなく、政治家特有の、ひとつのキイワードを繰り返すとか、気に入ったフレーズを強調するようなこともなかった。政治家というより、学究肌の人という印象を持ったが、穏やかに話す口調の中に、政治家として歴史の検証に関わっているという重みもしばしば感じた。(本書、350ページ)

 不破氏が本書で語る内容は、決して情緒的ではなく、データと資料によって織り成され、積み上げられたものである。専門家の中には、不破氏が提示したデータや意見に対して、さまざまな感慨や反論を抱く人も多いだろうが、少なくとも私には新鮮に感じられた。同時に、本来立ち止まって検証すべき事象に対して、政府や政治、政党や、政治家、ジャーナリズムが、見抜けなかったり、頬かむりしたり、追及しそびれていた事柄があまりにも多いことを痛感した。
 政治は歴史に対して、あるいは過ぎたことや終わったことに対して「しょうがない」を言ってはいけないのではないか。何度でも検証し、振り返り、間違いを正し続けるべきものではないのかだろうかと、不破氏の話を聞きながら、何度となく考えた。
 政治家にはリーダーシップが必要だが、加えて過去、現在、未来に対しての複眼的視点も必要である。日本の進路に対して、政権や権力に対して、そして国民に対して、情緒的にならずに、謙虚に冷静に対応する多角的視点と行動が、ますます必要な時代はこれからだとも感じた。本書は、その視点を持つための一助になると信じている。(同、354ページ)

角谷氏は、政治家というものはよっぽど、お気に入りのワンフレーズを繰り返して、情緒的に喋るものだと思っていたようですが、何にせよ、これが、これまで不破氏に直接取材することがなかったという若手政治ジャーナリストの感想。僕は、率直なものだと思いました。出発点は、「一度たりとも政権に関わったことのない」、自民党などとは対極にある政治家の政治哲学や政治観、歴史観を聞きたいということだったのでしょうが、それ以上に、日本のこれまでの政治やこれからの進路を考える1つの枠組みを示すものとして受け止められたように思えます。

「田中首相との論戦楽しかった」=不破氏が戦後回想録を出版(時事通信)

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ホワイトカラー・エグゼンプション

耳慣れない言葉ですが、エグゼンプションは、exemption 除外という意味です。

日本経団連が、6月21日に「ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言」を発表しました。が、その中身を読んでみるとびっくり!

いわゆる工場勤めの労働者を除く、年収400万円以上のサラリーマンを、労働基準法の労働時間規制の「適用除外」にしようというのです。

労働基準法では、労働時間について、次のように定めています。

第32条【労働時間】

  1. 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
  2. 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。

もちろん、いまはこれに第32条の2から同5までで、いろんな条件を付けて、一定の範囲で「弾力化」(一定の条件を満たせば、ある期間について、全体として平均したときに週40時間を超えない範囲内で、繁閑にあわせて繁忙期に週40時間を超えてもよいとするもの)されていますが、それでも大枠での労働時間規制は、労働基準法の基本をなすものとして、維持されています。

ところが日本経団連のこの提言は、この労働時間規制そのものをやめてしまえというもの。つまり、世の中から「残業代」というものを一切なくしてしまおうというのです。日本共産党の志位和夫委員長が、7月20日の講演会で、「『君も今日からエグゼンプションだね』と言って、肩をたたかれたら、いくら働いても残業代がでない」と話していましたが、まったくもって無茶苦茶な話です。

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