ここのブログでもコメントしなきゃと思っていたら、今朝の「東京新聞」に書かれてしまいました。
教科書採択の度に大問題になる、「つくる会」系教科書の採択。今年は、横浜市全域で採択されたが、これは前回、横浜8区では採択されたものの全市では採択できなかったので、今回から全市を1つの採択区にしてしまったから。
この問題の本質を一番よく表わしているのは、杉並区。同区では、山田宏氏の区長時代には「つくる会」系教科書を採択したが、山田氏が昨年参院選に転出して、区長が交代すると、今年は一転して不採択。前回、「つくる会」系教科書に賛成した委員も、今回は別の教科書に賛成したのだから、いったいどこを向いて教科書採択をやっていたか明らかだろう。
教育委員会というのは、市長および市行政当局からは独立した組織のはずなのだが、首長の意向によって教科書採択が左右されるというのは、まったくもって由々しき事態。