在日米軍基地再編問題で、とくに米陸軍第1軍団司令部のキャンプ座間への移転について、19日、小泉首相が、安保条約第6条の極東条項にとらわれず、「世界の中の日米同盟」の観点で対処すると発言。安保条約と「日米同盟」との使い分けで、ごまかそうということです。
さらに政府は、21日になって統一見解を出しました。そこでは、米軍の再編は「現行の安保条約の枠内で行われることは当然」だと宣言、つまり「当然」なんだから問題など起こるはずがないということです。
こうやって問題そのものの存在を否定してしまえば、あとは「日米同盟」でなんとでも説明できる、というわけです。
<小泉首相>日米同盟、世界規模で 極東条項に柔軟姿勢(毎日新聞)
極東条項の解釈変更せず=米司令部の「座間」移転問題で見解 政府(時事通信)
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