経済同友会「政官討論の会」がブログを開設

経済同友会の「政官討論の会」がブログ(政官討論の会blog)を開設しました。

「政官討論の会」は、松井証券の松井道夫社長が委員長で、「企業経営者、政治家、官僚が集い、日本を取り巻く課題について討論会形式で議論を行っています」(経済同友会のメールニュースから)とのこと。
同ブログについては、「経営者・国会議員・行政官の議論を広く一般に公開し、日本の構造改革へ、新たなうねりを作り出していくことを目指」すということで公開された者で、「トラックバックも歓迎いたします」(同前)となっています。

※「経済」カテゴリーのサブカテゴリーとして「財界の動き」をつくりました。

企業献金をなくすための政党助成金ではなかったか?

日本経団連の奥田会長が、「民間が主体でささえる健全な政党政治を実現する」という理由で、企業献金の拡大が必要との見解を示す。

政治献金の拡大が必要・奥田経団連会長(日経新聞)

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党首討論会にたいする識者のコメント

東大の松原隆一郎氏は、「朝日新聞」で、「野党は対立軸鮮明に」と題して、次のようにコメントしています。

 新自由主義こそ小泉首相の掲げる理念。それがはっきりした。市場化を進め、大企業や大銀行中心の世界を目指している。郵政事業は道路公団と異なり、国民の間に「公共財」という意識があると思う。……
 一方の野党だが、首相が唱えた「市場化万能論」は米国にも、経済学者にも支持者が多く、強い対立軸をうちださないと対抗できない。……この点、岡田代表の描く理念はよくわからない。大企業をある程度規制した市場競争主義を目指しているようだが、福祉も強調した。「市場を生かすための最低限の公共財」という位置づけならばわかりやすいが、政策ごとの理念がばらばらだ。強い「自由党」になった小泉自民党に対抗できなかった。
 むしろ、郵政民営化反対論は「大銀行のためだけにやっている」と単純化した志位委員長の主張に説得力があった。共産党の主張は昔と変わっていないが、かつて中間層にも配慮した自民党の政策が、大資本に傾き始めたからだ。ただ、安全保障に関する議論が弱いため、全体的に説得力が落ちてしまった。(「朝日新聞」8月30日付4面)

安全保障問題はさておき、小泉政治が大企業・大銀行中心の政治であると、ずばり指摘されたことは大賛成。

この点では、同じ「朝日新聞」の「9・11総選挙なにが論点」で、阪大の堤修三氏が、「給付の削減は社会基盤崩す」として次のように指摘されているのが、松原氏の指摘と噛み合って興味深い。

 実は、国民負担率が上がると経済成長に悪影響をおよぼすという学問的な証拠はない。徹底的に無駄を省いたとしても、少子高齢化で給付の増大は避けられない。無理やり経済成長の範囲内に抑えれば、社会保障の機能は限度を超えて損なわれ、社会の安定と統合が危うくなる。
 ……払った分に応じて給付の見返りがある保険料は、税とは違って、本来国民負担として単純に合計できないはず。

もう1つ、松原氏のコメントで注目したのは、小泉首相の政治手法を批判したこのくだり。
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今週の「九条の会」(6月19日まで)

先週の「九条の会」関連ニュースです。

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自民党新憲法起草委員会、諮問会議の初会合開く

11月の自民党大会での改憲草案公表にむけて、自民党新憲法起草委員会が諮問会議の初会合を開催。6月中に、小委員会要綱の両論併記の一本化を図りたいという。

<自民新憲法起草委>改正要綱一本化で初会合(毎日新聞)
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京都議定書発効

京都議定書の発効で、各紙とも詳しい記事や論説を載せていますが、やはり一番の課題は、日本自身が90年比で6%の削減の約束をどうやって達成するかでしょう。すでに90年比で8%も増えてしまっているので、上下14%の削減は、一般的な「節約」「省エネ」で片づく問題ではなくなっています。

海外からの排出権買い取りで辻褄合わせをするのでなく、ヨーロッパ諸国のように、例えば冬場に、屋内でもいろいろ着込んで、その分、暖房温度を下げるとか、公共交通の整備で自家用車の利用を制限する、コンビニの24時間営業をやめる、深夜のテレビ放映は休止するなど、私たちの生活タイルそのものの根本的見直しに踏み込む必要があります。

京都議定書:発効 追加対策でも目標遠く 「海外分」算入、模索(毎日新聞)
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経団連、自衛隊公認、集団的自衛権明確化の9条改正を要求

日本経団連が、憲法第9条を改正し、自衛権確保のための自衛隊の保持、集団的自衛権の明確化を求める「国の基本問題検討委員会」」(委員長=三木繁光・東京三菱銀行会長)の提言を正副会長会議で了承。近く理事会で正式承認します。

「集団的自衛権」明確化提言へ 経団連の憲法改正概要(朝日新聞)

↓これが本文
日本経団連:わが国の基本問題を考える (2005-01-18)

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日商「憲法問題懇談会」初会合

財界諸団体が改憲に向けた動きを強めていますが、7月6日に、日商(日本商工会議所)が「憲法問題にかんする懇談会」の初会合を開きました。毎日新聞によれば、同懇談会は、10月に「中間とりまとめ」を行なう予定。

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