福田首相が辞任するということで、9時半から記者会見をするらしい。
安倍前首相に続いて、福田首相まで、臨時国会を前にして突然の辞任。いったいどうなっているんだ?
昨日、麻生太郎・自民党幹事長が「一円も出さないでできる景気対策だ」といって、年300万円までの株式配当を非課税にする案を提案したところ、茂木金融大臣が早速、前向きに検討する考えを表明。
現在、銀行利子には20%の税金がかかっている。100万円預けたって、微々たる利息しかつかないのに、そこからしっかり20%もの税金が引かれている。にもかかわらず、寝転がっても入ってくる株式配当は300万円まで非課税にしようというのだ。これほど庶民をバカにした話はない!!
ちなみに、株式の売買益は、いまでも10%しか課税されていない。こんな金持ち減税はただちにやめるべきだ。
証券優遇税制の拡充を=配当300万円まで非課税?麻生自民幹事長(時事通信)
株式の配当金非課税に前向き 茂木金融相(朝日新聞)
埼玉県の松伏(まつぶし)町の自民党支部が、支部の総会で、支部解散と59人全員の離党を決めたというニュースが、「埼玉新聞」7月10日付に載っていました。
いわく、支部解散の理由は「後期高齢者問題や格差、物価高騰などを通して自民党政権に対する市民の不信感が強まっていること」、「今は党員として胸を張って歩けない」というのが面白い。
経済同友会が、自民党、民主党の幹部と懇談し、こんごも1カ月1回のテンポで定期的に懇談会をひらくことに。
すでに、日本経団連が自民、民主両党と定期的に会合をもっているが、これは1年に1回のこと。毎月懇談していくというのは、文字どおり、政党抱き込み策に他ならない。
自民、民主、公明、国民新党などの国会議員でつくる改憲議連(「新憲法制定議員同盟」)が、改憲「推進大会」を開催し、衆参憲法審査会の早期始動を求める決議を採択。
民主党・長島昭久副幹事長が「昨日は(租税特別措置法改正案の再可決で)敵味方に分かれて対決したが、実は民主党も憲法改正を党是としている」と、みずから自民党と“同じ穴の狢”であることを自認する発言。
憲法審査会:早期始動求める決議採択…超党派議連初大会(毎日新聞)
「今こそ憲法改正を」 中曽根元首相が新憲法制定推進大会で(MSN産経ニュース)
「憲法審査会の早期始動を」超党派議員ら憲法の4目標提示(読売新聞)
改憲推進の超党派大会、民主鳩山・前原氏ら不参加(NIKKEI NET)
福田内閣の支持率、NHKの世論調査でも読売新聞の世論調査でも、さらに低下しています。しかし、それだけじゃあ最早ニュースにはなりません。
おもしろいのは、ここまで福田内閣の支持率が下がっているのに、民主党の支持率がちっとも伸びないこと。NHKの世論調査では、逆に5ポイント以上下がってしまいました。読売の世論調査でも、小沢・民主党代表の対応を「評価する」33%、「評価しない」62%のダブルスコアです。
NHK世調 内閣支持率35%(NHKニュース)
NHK世論調査 各党の支持率(NHKニュース)
内閣支持率30%、前月より3.9ポイント減…読売調査(読売新聞)
与党支持層に「福田離れ」、民主にも厳しい評価…読売調査(読売新聞)
今朝、新宿御苑で内閣総理大臣主催の「桜を見る会」が開かれ、福田首相が「きょうの天気のように、これからの日本の政治と行政をしっかりさせるのが私の役目」とあいさつ。
ちなみに、今日の天気予報は、午後、上空を気圧の谷が通過して天気は不安定になる、というもの。どうやら、自分の政権もこれからは下り坂(すでに十分下っていますが)、ということを福田首相も自覚されていたようです。(^_^;)
「毎日新聞」の世論調査で、「福田康夫首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいか」という質問に、「どちらもふさわしくない」が65%で圧倒的多数を占めました。福田首相がふさわしいという回答は20%、民主党の小沢代表にいたっては12%しかありませんでした。
シーシェパードの妨害行為にたいして、IWC(国際捕鯨委員会)が全会一致で非難声明を出すなど、国際的な批判が高まっているときに、「撃沈してもいい」とは…。酔っ払いの迷い事ではすまされぬ発言。
自民・中川昭氏 「正当防衛で撃沈も」 船舶安全訴え強硬論(東京新聞)
IWC:調査捕鯨妨害のシー・シェパードを非難 危険行為停止求める――会合声明(毎日新聞)
「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)が、4日、昨年発足以来の総会を開催。
町村官房長官が現職閣僚として副会長に選んだほか、民主党からも鳩山由紀夫幹事長が顧問に、前原誠司副代表らが副会長に就任して、新体制をスタート。当面、憲法調査会の始動をめざすとともに、「九条の会」に対抗していくための地方の運動拠点づくりをすすめることを確認した。
改憲同盟 自・民で新体制 役員に両党幹事長ら(しんぶん赤旗)
新憲法同盟、自民党と民主党の幹事長を顧問に(読売新聞)
新憲法制定議員同盟:自・民同舟 鳩山由氏らが初の役員入り(毎日新聞)
憲法議連 与野党幹部が役員に(NHKニュース)
新憲法制定目指す超党派議連、新体制(TBS News-i)
今朝の読売新聞に、「新憲法同盟に民主参加」の記事。読んでみると、中曽根元首相が会長を務める「新憲法制定議員同盟」が、3月4日に総会を開き、民主党の鳩山幹事長、羽田元首相が顧問に、前原副代表、藤井裕久最高顧問が副会長に就任する新体制を発足させる、という。
何だこのニュースは? と思って、Googleを探ってみたら、NHKが24日に流したこんなニュースがキャッシュに残っていた。また、産経新聞も記事を流していた。
民主党・小沢代表が、自衛隊のISAF(アフガニスタン国際治安支援部隊)への参加論をぶち上げたとき、自民党は、ISAFよりインド洋での給油活動の方が安全だといって反論しました。
けれども、自民党も民主党も、自衛隊を海外に派兵しようという点では同じ。だから、臨時国会を再延長して、再議決によってテロ新法成立のメドがたってくると、せっかく民主党が自衛隊の地上軍派遣を言い出してくれたのを否定してしまうのがもったいないと思ったんでしょうね。にわかに、自衛隊のISAF派遣は「憲法違反ではない」と言い出しました。
自民党と民主党が手に手を取って、自衛隊の恒久海外派兵――そんなことは絶対に許されません。
毎日新聞が「検証・大連立」と題して、自民・民主の「大連立」で一度は合意にいたった動きを追っている。
読む政治:検証・大連立 小沢代表・森元首相「密談」(毎日新聞)
読む政治:検証・大連立構想(その1) ねじれが契機、第1幕(毎日新聞)
読む政治:検証・大連立構想(その2) 第2幕のカギ、消費税(毎日新聞)
読む政治:検証・大連立構想(その3) 小沢代表・再編呼ぶ「二面性」(毎日新聞)
額賀財務相が宴席に座っていたかどうかより、そういう宴席を含む防衛産業と防衛族とのつながりのなかで、いったい何が話され、何がおこなわれていたのかが問題。
そこを追及しないといけないのですが、民主党は、たとえば前原元代表(現・副代表)が「安全保障議員協議会」の常任理事だったり、日米平和・文化交流協会の理事だったり、要するに、久間さんや額賀さんと同じ側にいる人だったりするので、肝心のところが追及できないんですね。
核心 守屋前次官逮捕 防衛利権解明なるか 久間氏、山田洋行と親密 額賀氏、ロビイストと接点(中日新聞)
中日新聞「防衛利権 蜜月の構図」シリーズ。なかなか面白いです。
“焼け太り”豪腕転落 逮捕の守屋前防衛次官(中日新聞 11/29)
<蜜月の終焉> 「鶴の一声」ヘリ購入(中日新聞 12/05)
<蜜月の終焉>“茶番”のエンジン選定(中日新聞)
日米安全保障戦略会議などという名前だが、純然たる民間のシンポジウム。行くなら自分のカネで行くのが当然。
ところが、「日米平和・文化交流協会」への国の助成金から、額賀財務相ら防衛族国会議員の参加費用として1人100万円に近いカネが支出されていたことが明らかに。日米の軍需産業と、日米の国防議員らの集まりに、国のカネをつかって渡航するなど、もってのほか。「日米平和・文化交流協会」は、外務省所轄の公益法人になっていますが、こんな団体になんの公益性もありません。とっとと公益法人の認定を取り消し、国からの助成金の支出もやめるべきです。
「原爆投下はしょうがない」発言で辞任した久間元防衛相が、しおらしく反省のふりをしながら、その陰でこっそり新しい軍事情報提供会社を設立、月10万円で会員を募集。
しかし、月10万円も支払って提供される軍事情報って、いったい何なんでしょうか?
自民党の中川昭一氏や、日本会議国会議員懇談会会長の平沼赳夫氏(無所属)が勉強会をスタート。
読売新聞が勉強会メンバーを載せていたので貼り付けておきます。
額賀氏が、内閣官房副長官だった2000年3月に、守屋武昌前防衛事務次官(当時は、防衛庁官房長)を通じて、発注工事の指名に関連して口利きを受けていたことが明らかに。ご本人は「日記が唯一の根拠。伝聞にもとづいたもの」など、強く否定されていますが。
軍需産業と国会議員とが密接に結びつく舞台ともなっている安全保障議員協議会。その役員名簿が明らかになった。共産党の「しんぶん赤旗」が入手した名簿を公表したのだ。
安全保障議員協議会は、守屋元防衛事務次官とも密接に結びついている秋山直紀氏が事務局長を勤める団体で、日米の軍需産業、国防族の議員たちが一堂に会する日米安全保障戦略会議の主催団体の1つ。いちおうホームページもあるのだが、「役員構成」のリンクは「工事中」となっていて、誰が役員をやっているかは部分的にしか分からなかった。
昨日の東京新聞「こちら特報部」で、日米安全保障戦略会議や日米平和・文化交流協会の秋山直紀氏について取り上げています。秋山氏は、守屋元防衛事務次官の証人喚問でも名前が出てきた人物。日米の軍需産業と防衛族・国防族を結ぶ謎のフィクサー?
その秋山氏が唯一の専務理事を務める「日米平和・文化交流協会」の役員名簿を調べてみました。