シェーンベルクは難しい

昨夜は、サントリーホールで都響B定期を聞いてきました。

大野和士の指揮で、

  • シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲
  • ブルックナー交響曲第6番(ノヴァーク校訂原典版)

というプログラム。ヴァイオリンはコパチンスカヤ

前評判もよくチケットも早々に売り切れました。オイラは今シーズンはA定期なので、売り切れる前にチケットを買いましたが、なぜか2階センター前から2列目というお高い場所。普段そんな高いとこ買わないのに、どうした気の迷いかww

前半、シェーンベルクは素晴らしい演奏で、コパチンスカヤも大感激したのか、演奏終了後何度もオケに大きな拍手を送っていましたが、オイラにはやっぱり難しい…。12音階って、どこをどう聞いたらいいのか、やっぱりよくわからないまま半落ち状態で終わってしまいました。

後半ブルックナー6番は、明朗、快活な演奏。個人的には、気持ちもう少しゆっくりしたテンポで、丁寧に音を積み上げてほしかったと思いました。大野さんの熱い気持ちはわかるんですけどね

都響第782回定期演奏会

都響第782回定期演奏会(Aシリーズ)

都響第782回定期演奏会(Aシリーズ)

冷たい雨が降る中、東京文化会館で都響第782回定期演奏会を聞いてきた。指揮は下野竜也氏。

     

  • 川島素晴:室内管弦楽のためのエチュード
  • シュネーベル:シューベルト・ファンタジー
  • カーゲル:ブロークン・コード

一柳慧プロデュース「日本管弦楽の名曲とその源流」シリーズ第19回。長く続いたこのシリーズも、今回と23日のB定期で最後となる。しかしいずれも苦手な現代曲で、どう聞いていいのかさえ分からないまま。ここしばらく肩・首の痛みで睡眠が浅く寝不足であることもあって、今年最初のコンサートは3曲ともほぼ爆睡状態。申し訳ない。

いろいろありました… ^^;

インバル=都響 新マーラー・ツィクルスVI

昨日、横浜みなとみらいホールまで出かけて、インバル&都響の新マーラー・ツィクルスの第6弾、マーラーの交響曲第6番を聞いてきました。作品を完全に自分のものにしているインバルと、都響のうまさが相まって、なかなか見事な演奏でしたが、しかし、それにしてもいろいろありました。^^;

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「カルミナ・ブラーナ」おもしれーな ^^;

都響第749回定期演奏会

都響第749回定期演奏会

昨夜は、都響定期で、オルフの「カルミナ・ブラーナ」を聴いてきました。出だしは有名な曲ですが、全曲をナマで聴くのは初めて。

  • モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
  • オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」

後半「カルミナ・ブラーナ」では、ステージ上にはピアノ2台ものって、さらに大合唱、小合唱、児童合唱、ソリスト3名という大編成。全員で歌う大盛り上がりの讃歌があるかと思えば、しんみり聴かせるソロの曲もあり、さらには子どもたちがはやし立てるような愉快な歌まであって、本当に楽しい作品です。

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目の前で澤畑さんが、竹本さんが…

インバル=都響 新マーラー・ツィクルス2

インバル=都響 新マーラー・ツィクルス2

昨日に続き、本日もふたたび横浜みなとみらいホールへ。本日は、インバル&都響の新マーラー・ツィクルス第2弾「復活」でした。

  • マーラー:交響曲第2番 「復活」

指揮はインバル、ソリストはソプラノ澤畑恵美さん、メゾソプラノ竹本節子さん、合奏は二期会合唱団でした。

本日の座席はP席の最前列で、行ってみたら、ど真ん中。ということで、目の前にはティンパニが陣取り、そしてインバルが真正面に。2楽章が終わったところで、ソリスト、合唱団が入ってくると、ホントに手を伸ばせば届きそうなところに竹本さんと澤畑さんが…。

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インバル=都響〈新〉マーラー・ツィクルス始動!

インバル=都響 マーラー・ツィクルス第1弾

インバル=都響 マーラー・ツィクルス第1弾

月曜日のパルジファルに続いて、昨晩も上野の文化会館へ。「インバル=都響〈新〉マーラー・ツィクルス」の第1弾、マーラー交響曲第1番を聞いてきました。

  • マーラー:さすらう若人の歌
  • マーラー:交響曲第1番 ニ長調 「巨人」

前半「さすらう若人の歌」のソロは、バリトン・小森輝彦さん。

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室内楽が楽しくなってきました

都響第350回プロムナードコンサート(2012年8月4日)都響メンバーによる室内楽トークコンサート Vol.12

8月はオーケストラも夏休みということで、生オケを聞く機会も少なくなります。ヨーロッパでは、みんなバカンスに出かけてしまうので、都会でコンサートをやってもそもそも来るべき客がいないということなんでしょうが、日本では、夏休みで時間のあるときこそコンサートに通うチャンスじゃないかと思うんですが…。

しかし、そんなことをぼやいていても仕方ないので、4日、5日と都響関係のコンサートに通ってきました。

まず4日は、サントリーホールで開かれたプロムナードコンサート。プログラムは以下の通り。

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コンサートあれこれ

新日本フィル創立40周年記念特別演奏会日フィル杉並公会堂シリーズ第1回(2012年5月13日)都響第734回定期演奏会(2012年5月14日)

読響第515回定期演奏会(2012年5月15日)新日本フィル第494回定期演奏会(2012年5月18日)日フィル第640回定期演奏会(2012年5月19日)

Twitterでばかりつぶやいているので、すっかりブログへの書き込みをサボってました。^^; ということで、まとめて書き込みます。

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インバル×都響×ストラヴィンスキー

東京春祭インバル×都響×ストラヴィンスキー

東京春祭インバル×都響×ストラヴィンスキー

土曜日、上野の東京文化会館で、インバルの指揮するストラヴィンスキー2曲を聴いてきました。「東京春祭―東京のオペラの森2012」の企画の1つです。

  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ペトルーシュカ》(1947年版)
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》(1910年全曲版)

良くも悪くもインバルふうのストラヴィンスキー。個人的には、もうちょっと土臭くやってくれたほうが好きなんですが、それでも、インバル×都響の演奏は鉄壁。インバルは、演奏のあと、どんなもんだいといわんばかりのどや顔で歓声に答えていました。 (^_^;)

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12月のコンサート途中経過

都響第726回定期演奏会(2011年12月12日)読響第510回定期演奏会(2011年12月13日)佐渡裕指揮、東フィル「第九」特別演奏会(2011年12月18日)

12月のコンサートの途中経過です。

まず、12日は都響の定期演奏会Aシリーズで上野の文化会館へ。今月はインバルの登場です。

  • ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番 op.126
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47

翌13日は読響の定期演奏会。指揮は秋山和慶氏。

  • モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136(125a)
  • ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 〈ロンドン〉
  • R・シュトラウス:交響詩〈ツァラトゥストラはこう語った〉op.30

そして、本日の、佐渡裕指揮、東フィル「第九」特別演奏会。

  • ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 「合唱付」 op.125

3回のコンサートで最もよかったのは、なんと言っても今日の佐渡裕指揮による第九演奏会です。

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11月前半のコンサート

東京都交響楽団第725回定期演奏会日本フィルハーモニー交響楽団第635回定期演奏会東京フィルハーモニー第807回サントリー定期シリーズ東京交響楽団第594回定期演奏会

最近は、演奏会が終わるとすぐTwitterでつぶやいてしまうので、Blogへの書き込みが滞りがちですが、相変わらずコンサートには足繁く通っております。

まず、11月10日は都響の定期演奏会Bシリーズ。

  • モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
  • R・シュトラウス:家庭交響曲 op.53

翌11日、1並びのおめでたい日には、日フィルの定期演奏会。

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スーパー・コーラス・トーキョー特別公演

スーパー・コーラス・トーキョー特別公演(2011年10月6日)

木曜日、スーパー・コーラス・トーキョーの特別公演を聴いてきました。スーパー・コーラス・トーキョーというのは、合唱指揮者のロベルト・ガッピアーニがオーディションしたメンバーと、東京のプロの合唱団のなかの優秀なメンバーからなる特別の合唱団。昨年スタートして、今回が2回目の公演ということになります。

  • モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 (レヴィン版)
  • ブルックナー:テ・デウム ハ長調

独唱のメンバーも豪華で、レクイエムは、ソプラノ澤畑恵美、メゾソプラノ加納悦子、テノール福井敬、バリトン牧野正人、テ・デウムのほうがソプラノ高橋薫子、メゾソプラノ坂本朱、テノール中鉢聡、バリトン河野克典の各氏。

管弦楽は東京都交響楽団。

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9月のコンサート

東京シティフィル第251回定期演奏会新日本フィルハーモニー第482回定期演奏会読響第507回定期演奏会都響第721回定期演奏会

9月が終わってしまいましたが、9月のコンサート、まとめて報告しておきます。とはいえ、1ヵ月近く前のものもあって、すっかり忘れてしまいましたが…。(^_^;)

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楽しさと迫力に圧倒されました

都響第719回定期演奏会(2011年6月20日)

今週はコンサートが目白押し。今日は、上野の東京文化会館で都響の定期演奏会。いつもはサントリーホールの定期なのですが、小泉和裕氏が振るというので聴いてきました。生誕200年のオール・リスト・プログラムです。

  • リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125
  • リスト:ファウスト交響曲 S.108

ピアノ・ソロのマルクス・グローはえらく若く見えましたが、1970年生まれというから、41歳。ピアノを弾くのが楽しくて仕方がない、という雰囲気があふれまくってました。

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後半はうって変わって見事な演奏でした

都響第718回定期演奏会(2011年6月15日)

昨日、都響定期演奏会を聴きにサントリーホールへ。

  • ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
  • オルウィン:秋の伝説―イングリッシュホルンと弦楽オーケストラのための
  • シベリウス:交響曲第7番 ハ長調 op.105

指揮のジョセフ・ウォルフは、チラシの写真を見るとまだまだ若い。いったいどんな指揮者なんだろうと思っていましたが、プログラムを読むと、コリン・デイヴィスの息子さんとか。う〜む、なるほど、じゃありませんが、後半2曲はお見事でした。

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いま、この日本で音楽を聴くことの喜び

都響第717回定期演奏会(2011年5月18日)

4月の定期公演を振り替えてもらって、今夜、上野・東京文化会館で都響の定期演奏会を聴いてきました。先週に続いて、インバルの指揮です。

  • プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 op.63
  • ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調(ノヴァーク第2稿・1877年版)

いろいろと版にこだわるインバルですが、2番についてはスタンダードな第2稿にもとづいてこれまでも演奏。ということで、安心して音楽に身をゆだねることができました。(^_^;)

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感動は来週に期待しましょう

都響定期Bシリーズ(2011年5月11日)

連休が明けて、ようやくコンサートが再開しました。まずは、インバル&都響の第1弾。

  • シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
  • R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

1曲目、シューベルトの5番は「ベートーヴェンの4番とついになっている」(プログラム解説)とのことですが、いかんせん曲のまとまりがベト4とは比べようもありません。楽章ごとにはなかなかいいところもあるんですが…。

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コンサートが次々中止に

11日に、東北巨大地震が起きたあと、日フィルの定期演奏会(ラザレフ指揮)は、サントリーホールの安全が確認され、そのまま夜7時から予定通り行われたそうです(チケットは持ってましたが、交通手段がなく聴けず)。

しかし、そのあとは期待していたコンサートが次々と中止になってしまいました。

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