唐突ですが、東京都西部に広がる武蔵野段丘は、実は、青梅あたりを基点とする多摩川の巨大な扇状地だった、ということをみなさんご存じですか?
『資本論』の精読でいささか疲労困憊状態になっているため、思い切った気分転換のために、こんな本を読んでいます。
左=貝塚爽平『東京の自然史<増補第2版>』(紀伊國屋書店)、右=貝塚爽平監修『<新版>東京都 地学のガイド』(コロナ社)
で、初めて分かったことがたくさんあります。
唐突ですが、東京都西部に広がる武蔵野段丘は、実は、青梅あたりを基点とする多摩川の巨大な扇状地だった、ということをみなさんご存じですか?
『資本論』の精読でいささか疲労困憊状態になっているため、思い切った気分転換のために、こんな本を読んでいます。
左=貝塚爽平『東京の自然史<増補第2版>』(紀伊國屋書店)、右=貝塚爽平監修『<新版>東京都 地学のガイド』(コロナ社)
で、初めて分かったことがたくさんあります。
テレビ東京の怪しい深夜番組のことではありません。日本共産党の発行する『女性のひろば』という雑誌の7月号で、「11人の給与明細」という特集をやっています。読んでみると、派遣の人などが実際にもらった給与明細のコピーが載っていて、なかなかリアルで迫力があります。
で、読んでいって見ると、これがなかなかひどいのです。
一番ビックリしたのは、「1年間、給料は変わらないのだから年1回でいいでしょ」という理由で、給与明細を毎年4月にしか出さないという幼稚園の先生。基本給は変わらなくても、残業もあるだろうし、税金その他の天引き額だって変わるだろうに、一切関係なし、という経営者の図太さには唖然としてしまいます。頭から、残業代など出すつもりがない訳です(もちろん、残業代なしは違法です)。
吉田秋生というと、『BANANA FISH』や『YASHA?夜叉?』などを思い浮かべる人が多いと思いますが、僕にとってはちょっと疲れる感じ。それより、吉田作品の中では傍流になるかも知れませんが、『河よりも長くゆるやかに』『夢みる頃をすぎても』の方が好きでした。
この『蝉時雨のやむ頃』も、いかにもという感じの青春物語。いろいろ悪戯はするけれど、とても犯罪はできそうにない、そんな悪ガキたちが登場し、ばたばた騒ぎは起こすけれど、ときどき、ふっと真面目なところも見せる。その緩急が自然なところがいいのです。
このお話は、さち姉と佳乃、チカの姉妹3人暮らしのところに、とつぜん腹違いの妹すず(中学生)がやってくる…、というもの。さち姉もタフだけれど、このすずちゃんもけっこう健気だし、サッカーが上手かったりします。姉妹が暮らす家が、鎌倉の古い家で、畳の茶の間にちゃぶ台が置いてあったりするのも、雰囲気あっていいですねぇ。(^_^;)
中学生のサッカーチームに入ったすずちゃんの学校生活をふくめ、この4人の暮らしがどんなふうに展開していくのか、楽しみです。
ぶらりと本屋に立ち寄ったら、『新訳・新解説 マルクスとエンゲルスの労働組合論』という本が出ていました。
著者の宮前忠夫氏は、新聞記者としてドイツ、イタリアに在住したこともある国際労働問題研究者。勉強会で僕も教えてもらったことのあるドイツ語のお師匠様で、よく存じ上げております。
で、ぱらぱら見てみると、たんにマルクス、エンゲルスの労働組合関係の論文を新しく翻訳・編集したというだけではなく、なかなか面白そうな論点を含んでいます。
1月いらい最近買った本の整理をしてませんでした。ということで、ちょっと整理のために。
まだまだ続く…
南北戦争について知っていることというと、映画「風と共に去りぬ」と、リンカーンの演説(いわゆる「ゲティスバーグ演説」)、それに、マルクスたちの国際労働者協会(第一インタナショナル)がリンカーンの再選に祝辞を送ったことぐらい。あと、奴隷制を擁護したのが民主党で、リンカーンは共和党だったことも知っていましたが、南北戦争の経過そのものはよく分かりませんでした。
戦争の具体的な経過を知りたいと思っても、いわゆる歴史書は、南北戦争の歴史的な意味について論じるばかりで、肝心の経過はごく概略だけ。そんなとき、たまたま店頭でこの本を見つけました。
新書戦争のまっただ中に、「ディスカヴァー携書」という新しい新書が創刊されました(「携書」というのは、“携帯できる書籍”というような意味でしょう)。
左巻健男『水はなんにも知らないよ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)。薄いブルーの表紙に、帯には「徹底検証 まん延するニセ科学にだまされるな! 」の文字。著者の左巻健男氏は、昨年ブルーバックスから出版された『新しい高校理科の教科書』シリーズの編著者の1人で、阪大の菊池誠さんなどと一緒に、科学リテラシー(などというと難しいけれど、早い話が「ニセ科学」を見抜ける力をつけよう、ということ)を広める活動をされている方です。
ということで、またもや買ってしまいました。
これから、風呂の中で読みます。(^_^;)
1965年から1967年にかけて刊行された中央公論版『日本の歴史』は、昨年、中公文庫の新装版で再刊されましたが、こんどその「別巻」が出版されました。中身は何かというと、最初に『日本の歴史』が刊行されたときに挟み込まれていた「付録」に掲載されていた各巻執筆者と著名人との対談集です。
『ワーキング・プア』も読み終わってないというのに、キース・デブリン『数学する遺伝子』(早川書房、1月刊)を買ってきました。(^_^;)
今週の日経新聞の書評で取り上げられていましたが、人間には生得的に数学を理解する能力が備わっている、ということを論じた本のようです。評者はそうした著者の主張に懐疑的でしたが、チョムスキー理論に関心がある僕としては、やっぱり読むしかありません。
週末になると、疲れと、寝不足の蓄積で、もうヘロヘロ。(^_^;)
このあいだ、「平日の平均睡眠時間は6時間未満…」という記事を書いたけれど、そういう僕も、平日の睡眠時間は6時間未満。寝る時間は、昔と変わらず午前1時とかなのに、歳のせいか6時過ぎには目が覚めてしまう…。なので、週末になると、ホントに睡眠不足。
そのうえ、先週から、職場の本の整理をやっていて、これが結構疲れる…。
ということで、今日は夕方から、読売日響の演奏会(第136回東京芸術劇場名曲シリーズ)に行ってきましたが、前半はほとんど爆睡状態でした。(^_^;)
今年は、新しい本を買うことよりも、これまで買った本を読むことにエネルギーを注ぎたいと思っています。そうはいっても待ってくれないのが、理論・イデオロギー分野の宿命ですが、なるべく精選していくつもりです。
ということで、最近買った本は、これまでよりちょっと少なめです。
しばらく整理してませんでしたが、ここらでまとめておきます。哲学あり、歴史あり、経済学あり、小説ありで、相変わらず僕の読書傾向は不明です。(^_^;)
とりあえず、ここまでが11月刊行分。10月以前刊行分は続く…。
9月に買った本です。今月はあまりたくさん買わなかった……かな?
ということで、最近買った本をリストアップしておきます。
最近、本をろくに整理してないので、何がどこにあるか分からなくなりつつあります。しかも、枕元にうずたかく積み上がってしまって、そろそろ崩れてきそうで、怖い…
まだ、あちこちに埋まってそうな気がするのですが…
長年、ほしくてほしくて仕方なかった渓内謙『スターリン政治体制の成立<第4部>』(岩波書店、1986年)を手に入れることができました。?(^o^)/
第1部?第3部は前から持っていたのですが、第4部は新刊のときに非常に高価(定価1万4700円)だったために買わずにいたら、いまでは品切れ重版未定(すでに渓内先生が亡くなられたので、たぶん永久に再版されないでしょう)。
で、いまさら古書屋で手に入れようと思っても、単品では出回り物がなし。セットで買おうと思っても、全4巻セットになると最低でも4万円する、という超貴重品です。ちなみに、第1部?第3部の3冊セットだと1万円程度。ということは、第4部だけで3万円!? それを偶然ながら、べらぼうな安価で買うことができました。ありがとうございました。m(_’_)m
他にも、有斐閣『資本論体系』の第9-2巻「恐慌・産業循環(下)」と第10巻「資本論体系と現代資本主義」、それに、とっくに絶版になっている大月書店版『マルクス・エンゲルス選集』などもゲット。次の問題は、いまでも本であふれている狭い部屋に、どうやってこれらを置くスペースを確保するかです。う〜む (^_^;)
またまた前回から1ヵ月以上立ってしまいました。時々整理しておかないと、ホントに何を買ったのか、買った本人にもわからなくなるのですから、困ったもんです…。(^_^;)
まずは4、5月刊の新刊書。
また1ヵ月以上立ってしまいました。仕事が忙しいのと、仕事の関係でどちらかというと“理論”の方に関心が移っているので、ちょっとペースが落ちてます。