誰もが老後が心配

読売新聞の調査で、83%の人が老後の生活に不安を抱いているということが明らかになりました。といっても、これだけなら誰もが知っていること。注目されるのは、

  • 財源として「消費税の引き上げはやむを得ない」という意見について、「そう思う」が「どちらかといえば」を合わせて50%、「そうは思わない」が同じく48%と、拮抗していること。
  • もう1つは、老後が不安という割合が、30、40歳代で89%、20歳代では87%など、若い世代でも顕著に高いこと。
  • 同様に、20歳代では、財源のために「消費税の引き上げはやむを得ない」という人の割合は40%しかないこと。

ということで、自民・公明も民主も、マスコミも“社会保障財源は消費税しかない”というのがまるで既定路線のように突っ走っていますが、国民の間ではまだまだ決着はついていません。

老後不安83%、年金不信71%、過去最悪…読売調査(読売新聞)
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派閥を離脱したぐらいじゃあ…

日歯連からの1億円献金の問題で、橋本龍太郎元首相が派閥を離脱しました。これで責任をとったということにしたいのでしょうが、1億円の小切手を受け取ったことやそれが政治資金収支報告書に記載されなかった経緯については「知らぬ存ぜぬ」のまま。この程度で終わらせるの?という感じですね。

橋本元首相、派閥を退会…今期限りで引退の可能性も(読売新聞)

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とりあえずパソコンの引っ越し完了!

とりあえず立ち上がった…

今日から引っ越し開始です。

朝9時半に、新しい洗濯機と冷蔵庫が到着。古い洗濯機と冷蔵庫を引き取ってもらい、新しい洗濯機の据え付けも完了。その最中に、東京ガスの開栓作業。昼には、東京電力からアンペア増の工事にやってきて、これも無事完了。

で、電話。しかし、電話が通じない…。古い方は朝からさっさと通じなくなったので、もう切り替え工事は完了していると思うのに、新しいところで受話器を上げてもウンともスンとも言わない…。仕方なく、午後まで待って、NTT東日本に問い合わせたら、夕方になって工事にやってきてくれました。結局、外のところで線が繋がっていなかったということで、5分ぐらいの工事でこれも無事完了。

その間に、布団を運んだり、服などを運んだり、おなべやヤカンなど細々したものを何度も往復しながら少しずつ運びます。とりあえず生活環境を先に移すことにしているので、あとテレビやミニコンポなども運び込み、先ほどからパソコンを移しました。

で、ADSLは明日から…と思ったのですが、モデムをつなぐとちゃんと回線が繋がりました。ということで、引っ越し先からの書き込み第一号です。

でも、つかれた?
まだ本などはまるきり手が着いてないし、前の部屋はぐちゃぐちゃだし…。まだまだ前途遼遠です。

在日米空軍の移転構想

米軍は、横田基地の第5空軍とグアムの第13空軍と統合した上でグアムに移転するという計画を進めていることが明らかになりました。それにともない、在日米軍司令部は、キャンプ座間への移転を予定している陸軍第1軍団司令部に移されることに。どちらにしても、「極東の安全」という枠組みをまるっきり無視して、アジア・太平洋地域全体を対象とした作戦態勢に、在日米軍(陸軍も空軍も)が組み込まれることになります。

横田の空軍司令部“消滅” 在日米軍10月にも移行に着手(東京新聞)
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現代版「朝三暮四」…?

細田官房長官は、今日の記者会見のなかで、小泉首相の任期中に、将来の消費税率引き上げを決めることもありうると発言しました。小泉首相は「私の任期中は引き上げない」と公約してきましたが、細川官房長官によれば、引き上げの方針を決めるだけだから公約違反にはならないということのようです。

費税上げ方針、首相任期中に決定も…官房長官(読売新聞)

これを聞いて、「朝三暮四」という格言を思い出しました。

中国の春秋時代、宋の狙公が、手飼の猿にトチの実を与えるのに、「朝に3つ、暮に4つ」やったところ猿たちが怒ったため、「朝に4つ、暮に3つ」にしたら喜んだというお話です。

ここから、目先の細かいことで相手をごまかすこと、あるいは目先の違いに目を奪われて、結果が同じになることに気がつかないことを言います。消費税引き上げの方針を決めるだけなら、消費税は引き上げないという公約に違反しないというのは、それこそ、現代版の「朝三暮四」でしょう。国民を狙公の猿のようにバカにした話です。

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台風接近

水たまりに映った今日の空

台風10号が接近しているということで、東京は朝から、時おりざーっと大粒の雨が降って、またしばらくするとやんでしまうという典型的な“台風雨”の天気です。いまは、雲のすき間から青空が見えていたりします。でも、低い雲が飛ぶように流れているし、でっかい入道雲は見えるし、まだこの“台風雨”の天気は続きそうです。

朝、出かけるときも、しばらくやんでいるので大丈夫だろうと思って自転車に乗っていったら、もう少しで駅前の駐輪場、というところで、ばらばらばらと大粒の雨が降り出し、すっかり濡れてしまいました。(^^;)

明日は引っ越し作業の予定なのですが、雨だと困りますねえ…

プロ野球機構、事実上のゼロ回答

日本プロ野球選手会の要求に対し、プロ野球機構は、28日の事務折衝で回答。しかしその内容は、特別委員会の招集についても、結論を先送りするなど、事実上のゼロ回答。選手会の提案を認めなくても、最低限、オープンな議論をという要求には答えるべきでしょう。

古田会長「ゼロ回答」に反発(スポーツニッポン)
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西崎文子『アメリカ外交とは何か』

本カバー

西崎文子さんの『アメリカ外交とは何か――歴史の中の自画像』(岩波新書、2004年7月刊、本体780円)を読み終えました。アメリカという国の、独立以来の、とくに第5代ジェイムス・モンロー大統領がとなえた「モンロー・ドクトリン」いらいの外交のあり方がコンパクトにまとめられています。アメリカの孤立主義と理解されている「モンロー・ドクトリン」が、実は「西半球」(南北アメリカ大陸)はアメリカの勢力範囲だとして、ヨーロッパの干渉を拒絶するイデオロギーだったということがよく分かります。

また、「自由」の理想を世界中に広めるという“使命感”に燃えて、結局、武力をもちいて「自由」を押しつけるというアメリカ外交の逆説――。著者は、モンロー主義に始まり、第1次世界大戦のときのウィルソン大統領の外交政策、第2次世界大戦後の「トルーマン・ドクトリン」、さらにベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争という歴史をたどりながら、アメリカ外交の分裂・矛盾を明かしてゆきます。
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手抜き番組…

TBSで今やっている「PQテスト」という番組ですが、まるっきり多湖輝さんの『頭の体操』のパクリです。

「同じ年、同じ月、同じ日に、同じ父親、同じ母親から生まれた2人の子どもがいる。しかも2人は双子ではないという。どういうことか?」という問題も、「ある検事には弟が1人いるが、その弟に聞くと『兄はケーキ屋だ』と答えたという。どういうことか?」という問題も、「兄弟2人で、ケンカしないように、ビスケットを2つに割って分ける方法は?」という問題も、全部、『頭の体操』にある問題です。でも、ビスケットいうのは、2つに割って食べるには小さすぎるように思いますが…。『頭の体操』では、大きさの違う2つのコップにジュースを等分するという問題だったような気がします(2つ目の「検事」というのも、別の職業だったように思うけど)。

こんなパクリ番組作っていいんでしょうかねえ…。

1億円使ったかどうかまだ分りませ?ん

日歯連からの献金1億円が政治資金収支報告書未記載だった橋本派ですが、収入については訂正したものの、支出については、いまもって使ってしまったのか、手つかずのまま残っているのかさえも分らないという状態です。

帳尻合わせ?日歯連献金、2派閥9氏が収支報告書訂正(読売新聞)

それにしても、政治資金収支報告書については、繰越金の額が本当にあっているかどうか、資金残高の確認は必要ないとのこと。団地の自治会の会計報告だって、そんな杜撰な報告は通用しません。

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再び中国で旧日本軍の遺棄化学兵器による被害

また、中国で、旧日本軍が遺棄した化学兵器による中毒事件が発生しました。

旧日本軍化学兵器で男児2人負傷=液体に触れ中毒症状―中国吉林省(時事通信)

少し前に、NHK(だと思う)の特集番組で、旧日本軍の毒ガスが浜名湖に遺棄されていたことが取り上げられていましたが、実は戦後すぐに、そうした遺棄毒ガスが岸に打ち上げられ、被害が生まれていたのです。そのとき、政府が本腰を入れて、海外を含めた毒ガス遺棄の状況を調査していれば、こうした問題はもっと早く解決していたかも知れません。
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強要された経験

女子高校生の5%は、セックスを強要された経験のあるという調査結果が出ています。相手の男はというと、恋人36%、知り合い35%、友だち30%。「未遂」13%を含めれば、およそ5人に1人は、望まない形での性行為を強要された経験をもっているということになります。

前に、『少女たちはなぜHを急ぐのか』(高崎真規子著、NHK出版生活人新書)の感想として、「こんなに愛してくれるなら、申し訳なくて」など、“受け身”のsexが多いと書きましたが、そのことを考えると、その周囲には「セックスを強要された」という自覚のないまま、受け入れてしまっている生徒もかなりいる可能性があります。また、男の側の「強要した」ことについての調査・研究ということもますます必要ですね。

たとえ恋人同士であっても、望まない性行為の強要は「性暴力」だ――このことを、女性も男性も明確にすることが大切です。

<高校生性暴力被害>強要された経験ある女子は5%(毎日新聞)
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引っ越し

ギラギラ青空暑いよ?

電気とガスも、引っ越しの連絡完了。電気のアンペアを上げる作業も、30日にできるので、とりあえず引っ越しに必要な切り替えは、全部30日に完了する予定。あとは無事ADSLの工事が終わることを期待するのみ。

ADSLといえば、わが家は、電話局から道なりで2030mなのに、12Mbpsのコースで精々5Mbpsぐらいしか出ません。“理想的”なグラフだと、局から2Kmで8Mbpsぐらいは出るように書いてあるんですけどね…。最近は、夜中に、しばしば通じたり通じなかったりすることがあるし。こういうところが、ADSLの一番不便なところです。

日本軍が捕虜を使い毒ガスの人体実験

第二次世界大戦中に、日本軍が、捕虜を使って毒ガスの人体実験をおこなっていたことが、オーストラリアで見つかったBC級裁判資料から明らかになったそうです。実験は、青酸を使った毒ガス兵器が製造から4年たっていたため、まだ使えるかどうか確かめるために、オーストラリア兵捕虜を使っておこなわれたものです。

旧日本軍:捕虜使い毒ガス人体実験 豪裁判記録で判明(毎日新聞)
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仕切り直しといっても

米軍の世界的な再編計画にともなって、在日米軍基地の再編問題が浮上していましたが、産経新聞は、それについて米政府が「仕切り直し」を提案したと報じています。

いちおう、日本国内の「混乱」に配慮した形になっていますが、世界的な米軍再編の計画自体は着実に実行される訳で、在韓米地上部隊の大幅削減などがすでに決まっている以上、「仕切り直し」といっても、問題をいったん先送りして「沈静化」しよう、あるいは日本政府に暗々裏の根回しを押しつけて、解決を図ろうというものであることは疑いありません。

在日米軍再編 米、仕切り直し提案 日本側反発など配慮(産経新聞)
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