大瀧雅之『平成不況の本質』

大瀧雅之『平成不況の本質』(岩波新書)。読み終わったけれど、感想を書いてなかったので、あらためて。 結論から言えば、本書はマルクス経済学とはまったく異なる立場からのものだけれども、「公正な所得配分」を実現することこそが、… 続きを読む 大瀧雅之『平成不況の本質』

本日のお買い物

いずれも出たばかりの新刊。左から順番に、 デヴィッド・ハーヴェイ『〈資本論〉入門』(作品社、本体2,800円) 竹内正浩『地図と愉しむ東京歴史散歩』(中公新書、本体940円) 元木泰雄『河内源氏 頼朝を生んだ武士本流』(… 続きを読む 本日のお買い物

おお、都出先生の新しい本が!!

考古学の都出比呂志氏の新しい岩波新書『古代国家はいつ成立したか』です。 都出氏は、12年前、57歳という働き盛りでクモ膜下出血に倒れられました。そのあと復帰されたとは聞いていましたが、書き下ろし単著は『王陵の考古学』(岩… 続きを読む おお、都出先生の新しい本が!!

こんなものを買ってしまいました

4月に、広上淳一さんがこんな本を出していました。(^_^) 「クラシック入門」を謳う本はいろいろありますが、これは、「クラシック音楽の実質」を理解することを目的とした本です。そこで、音楽の調、テンポ、強弱、伸ばす・伸ばさ… 続きを読む こんなものを買ってしまいました

読み終わりました 『平城京の時代』

岩波新書「シリーズ日本古代史」の4冊目。坂上康俊氏(九州大学教授)の『平城京の時代』です。 対象は、697年の文武天皇の即位からほぼ8世紀いっぱいぐらいまで。ということで、以前に紹介した講談社『天皇の歴史』第2巻『聖武天… 続きを読む 読み終わりました 『平城京の時代』

35年前の本ですが…

こんどの事故で、初めて原発に不安を持った、原発についてもっと知らなければと思った方にも、おすすめの1冊です。 原子炉で生まれる「死の灰」(放射性廃棄物)とはどんなものか、原子力発電のしくみ、放射線被曝の影響、核燃料再処理… 続きを読む 35年前の本ですが…

原子力のことが分かりやすく

正式なタイトルは『原子爆弾から原子力発電まで 原子力のことが分かる本』(舘野淳著、数研出版)。 子ども向けの学習書で、ほとんどすべての漢字にルビが振ってありますが、中身は大人でも十分なほど。「原子のしくみ」「原子力の歴史… 続きを読む 原子力のことが分かりやすく

日本古代史の文献をあれこれ読みました

左=吉川真司『飛鳥の都』(岩波新書)、右=同『聖武天皇と仏都平城京』(講談社) 日本古代史のシリーズを読んでいます。1つは、岩波新書ではじまった「シリーズ日本古代史」。「農耕社会の成立」から「摂関政治」までを対象とした全… 続きを読む 日本古代史の文献をあれこれ読みました

なるほど、日本海はこうやってできたのか

昨日、仕事帰りに本屋さんをプラプラしていて、偶然見つけた本。能田成『日本海はどう出来たか』(ナカニシヤ出版) 中身は、タイトル通り、日本海はどうやってできたのか、というお話。古地磁気学とストロンチウムとネオジムの同位体分… 続きを読む なるほど、日本海はこうやってできたのか

いちおう勉強もしてます… (^^;)

年末からコンサートと映画の記事ばかりで、遊んでばかりいると思われると困るので、まだ3分の2程度しか読んでいませんが、いま読んでいる本を紹介しておきます。 講談社の「天皇の歴史」(全10巻)の第1巻、大津透『神話から歴史へ… 続きを読む いちおう勉強もしてます… (^^;)

人類の歴史は、いつの間にか700万年になっていた…!!

河合信和『ヒトの進化 700万年史』(ちくま新書、2010年12月) 人類の起源が300万年前とか400万年前あたりまで遡っていたころまでは、ある程度追っかけていたのですが、21世紀に入って、人類の起源は700万年前にま… 続きを読む 人類の歴史は、いつの間にか700万年になっていた…!!

やってみたい東京・古墳巡り

今週末のイベント準備のためテンテコ舞いで、ノー味噌はツンツルテン状態(こればっかり)。今日は、新日本フィルの定期演奏会でしたが、案の定、行けませんでした。それでも、夜までがんばったおかげで、なんとかメドが見えてきたので、… 続きを読む やってみたい東京・古墳巡り

本日のお買い物

仕事の関係で、うまい見出しのフレーズが思い浮かばず、ずうっと頭を絞って、もうな〜んも思いつかん、脳みそツンツルテン…。( ̄○ ̄) ということで、気分転換に買ってきたもの。シカゴの街を元気よく駆け巡る女性探偵V・I・ウォー… 続きを読む 本日のお買い物

あと1冊、これも読んでます

あともう1冊、いま読んでいる本を忘れていました。赤嶺守氏の『琉球王国』(講談社選書メチエ)です。 沖縄の歴史というと、第二次世界大戦末期の沖縄戦の話や、戦後の米軍基地問題を取り上げたものはいろいろありますが、それ以前の沖… 続きを読む あと1冊、これも読んでます

勉強します

経済理論学会の『季刊 経済理論』第47巻第2号(2010年7月)。2008年世界恐慌と恐慌論についての特集。 オイラにとって面白かったのは、盛岡真史「置塩経済学の理論と方法」。