堤被告、起訴事実を認める

起訴事実を全面的に認めた結果、公判は早期に結審することになるのでしょう。

堤被告にしてみれば、有価証券取引法違反・インサイダー取引で罰金数百万円なら、さっさと有罪になって罰金を払ってしまった方が得だと考えている可能性があります。そうすれば、ふたたび復活できると思っているのかも知れません。

堤前会長、起訴事実認める 西武鉄道株事件で初公判(朝日新聞)
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奥平康弘『「萬世一系」の研究』

奥平康弘『「萬世一系」の研究』

 最近、女性の皇位継承を認めるかどうかの議論がクローズアップされ、政府も有識者会議を設けて議論を始めています。しかし、憲法学の泰斗である著者は、単純に「女帝」の是非を論じる訳ではありません。

 歴史的にみれば、女性の天皇もいましたが、女性天皇の子どもが皇位を継いだことはなく、天皇の地位が男系によって受け継がれてきたことは事実。明治の皇室典範では、それを「男系男子」に限るとした訳ですが、著者は、明治皇室典範制定過程の詳細な検討から、「男系男子」への限定が「庶出」(つまり正妻=皇后以外の女性を母親とする天皇)の容認と一体のものであったことを明らかにします。ところが、戦後、国会が審議・制定することになった現在の皇室典範では、嫡出(正妻の子ども)の男系男子に限られています。現在の「お世継ぎ」問題は、そこに端を発しているのですが、制定当時の国会審議の検討から、当時、支配層は、そういう事態が起こりうることは認めつつも、「当分、そんな事態は起こらないから大丈夫」と事実上先送りしたことが分かります。

 もちろん著者の主張は、庶出を容認せよということではありません。もはや時代は庶出の「象徴」を容認するような状況にはありません。しかし、だからといって「女帝」を認めよ、「男子に限るのは女性差別だ」というだけでは、憲法論議として不足であると著者は指摘します。象徴天皇という制度そのもののもつ不平等さを問題にすべきだというのです。
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古い手口だなぁ…

松下優子、28歳、主婦。

間違って届いたメールへの返信のふりをしてメールを送るなんて、手口としては、ちょっと古すぎます。メールの宛先が発信元と同じでは、SPAMであることはすぐばれるでしょう。もうちょっと工夫しましょう。(^^;)
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東武鉄道踏切事故、社員が次々入院…

3月に起きた東武鉄道竹の塚駅の踏切事故で、竹の塚駅長など本社社員3人が次々と「うつ」で入院している模様。

いずれも、踏切保安係が普段から内規に違反して遮断機を上げていたことを「知っていた」などと供述していたとのこと。「知らなかった」とする会社側との板挟みになっての入院か、はたまた会社側が捜査を妨害するために「入院」させたのか、いずれにしても、怪しすぎる…。

東武線踏切事故、鍵握る社員が次々入院 捜査進まず(読売新聞)
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文化住宅とは… 関西と関東の違い

関西でいうところの文化住宅。実態は木造モルタル2階建ての木賃アパートのことなんですが、東京では、大正?昭和初期に山の手の新築一戸建ての住宅を「文化住宅」と呼んだそうです(玄関脇に洋間をつけたのが新しかったらしい)。

ほんま?関西伝説 昔文化住宅 今コーポ?(朝日新聞)
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NTTドコモ関西、中継局工事で古墳破壊

NTTドコモ関西の無届け基地局建訥??事で大部分が破壊された古江古墳(???)=16日午前9時44分、大阪府池田市で共同通信社ヘリから(熊本日日新聞=共同通信)

NTTドコモ関西が、中継基地局の工事で、直径13メートル、高さ1.2メートルの円墳の大部分を破壊。

「大部分が破壊された」とのことですが、熊本日日新聞のサイトには、共同が空撮した現場の写真がでていましたが、それを見る限りでは、どうやら円墳の真上に鉄塔を建てようとしたようです。

指摘されるまで知らなかったということですが、石室があったのなら、工事中に気がつきそうなもの。また、池田市も、文化財保護法にもとづく届けはなかったにせよ、工事申請が出れば分かりそうなものを…。まあ、どこにでもある円墳といってしまえばそれまでですが、しかしおなじ円墳は2つとしてない訳で、もはや失われたものは元には戻りません。

なお、新聞報道では「無届け」となっていますが、砂防法に基づく届けは出されていたのであり、いわゆる「無届け」工事ではありません。

ドコモ関西が古墳を破壊 無届けの基地局建設工事で(共同通信)
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靖国参拝問題で地方紙の社説

首相の靖国参拝問題で、最近の地方紙の社説を調べてみました。
インターネットで読めるものだけなので、他にももっとあるにちがいありませんが、そのなかでも中国新聞の社説(6月8日)は、靖国神社の性格にふみこんで問題点を指摘しているのが注目されます。
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北谷町議会が普天間ヘリ部隊の嘉手納移転反対を決議

普天間基地問題のさしあたり最良の解決策であるかのように、巧妙に事前リークされている海兵隊へリ部隊の嘉手納統合・移転案ですが、地元の北谷町議会が反対を決議。

基地をあっちこっちに移すだけでは問題は解決しない、ということです。

北谷町議会が嘉手納統合反対を決議(琉球新報)
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1分44秒のためだったのか…

JR西日が宝塚線の新ダイヤを提出。宝塚―尼崎間の所要時間が、ラッシュ時で18分16秒から20分に、昼間で16分34秒から18分15秒に、最大で1分44秒延長されます。

ふり返って考えてみると、ぼーっとしたりおしゃべりしたり、ついどうでもいいTV番組を見てしまったりと、1分44秒ぐらいの時間は、すぐ過ぎてしまいます。その程度の時間を短縮するのに無理した結果が、あれだけの犠牲者だったのかと思うと、やり切れない気持ちです。

JR西が新ダイヤ提出 「19日運転再開」も届け出(朝日新聞)
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アメリカまたも敗北?

ラテンアメリカから見ると によると、米州機構(OEA)で、アメリカのOEAを民主主義監視組織に変えようとする提案にたいし、ブラジル、カナダを含む11カ国とカリブ共同体が対案を提出してこれに対抗したそうです。

ラテンアメリカから見ると:1199 アメリカの干渉主義を拒否、ラ米:OEA(050607)

日韓歴史共同研究について韓国側は

韓国側から言えば、「韓日歴史共同研究」ですが、報告書についての韓国メディアの反応をピックアップしてみました。

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ドイツがヨーロッパからの米核兵器撤去を提起

「しんぶん赤旗」によれば、NATO国防相会議で、ドイツのシュトルック国防相が、ヨーロッパにある米軍の核兵器の撤去を提起したとのこと。

NATO全体での合意に至るには、まだまだ道のりは遠いだろうけれど、注目したい動きですね。

独、米の核撤去提起/NATO国防相会議/国内の世論背景に(しんぶん赤旗)
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最近手に入れた本

新刊・古書とりまぜて。

  • 保住敏彦著『社会民主主義の源流』(世界書院、1992年)
  • 保住敏彦著『ドイツ社会主義の政治経済思想』(愛知大学国研叢書5、法律文化社刊、1993年)
  • 大野英二著『ドイツ金融史本成立史論』(有斐閣、1956年)
  • 大野英二著『ドイツ資本主義論』(未来社、1965年)
  • ハンス-ウルリヒ・ヴェーラー著/大野英二・肥前栄一訳『ドイツ帝国 1871-1918年』(未来社、1983年)
  • 浦部法穂著『憲法の本』(法学館憲法研究所双書、共栄書房、新刊)
  • 平野喜一郎編著『はじめて学ぶ経済学』(大月書店、新刊)
  • ルイス・アルチュセール著/西川長夫他訳『再生産について』(平凡社、新刊)

まだまだ他にもあるけれど、とりあえず大事そうなのはこんなところ。
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日韓歴史共同研究

日韓歴史共同研究の報告書を読み始めましたが、古代だけで400ページ近く、近現代は400ページ以上という膨大なもので、印刷するだけで大変…。

しかし、パラパラ近現代史の部分から読み始めたのですが、韓国側が、日本の植民地支配の問題を正面から問うているのにたいし、日本側の立論は細部、末節の問題へと逃げているように読めて仕方ありません。

→日韓歴史共同研究報告書は、日韓歴史共同研究委員会 から、日本側・韓国側両報告の全文がダウンロードできます。

日韓歴史共同研究:報告書を公表 歴史認識の違い浮き彫り(毎日新聞)

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当時なかったから教えてはダメというのは…

「慰安所」という言葉はあったわけだから、全くなかったとは言えないでしょう。それに、もし昔無かった言葉は教科書に使ってはダメというなら、江戸時代の「藩」なんていう言葉も――少なくとも幕末までは――使えませんよ。

この人、昨年11月の「減って良かった」発言を全く反省してなかったんですね。

従軍慰安婦という言葉なかった、歴史教科書で中山文科相(朝日新聞)
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子安宣邦『国家と祭祀 国家神道の現在』

???宣邦『国家と祧??』

本書は、青土社『現代思想』2003年7月号〜2004年4月号に連載されたものをまとめたもの(2004年7月刊)。著者は、大阪大学名誉教授で、元日本思想史学会会長、新井白石、荻生徂徠などの研究者として著名ですが、最近は、近代以降の日本思想に対象を移し、「日本的なるもの」の問題機制を鋭く問いつづけておられます。

さて、本書をつらぬく著者の視角は、次の一文にあると思います。

国家神道とは、ただ過去に尋ねられるべき問いではない。国家神道への問いは、日本という国家の祭祀性・宗教性をめぐってわれわれがなお発し続けねばならない、あるいはまさに現在発せねばならない緊要な問いとしてある。(本書、10?11ページ)

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今週の「九条の会」(6月11日まで)

今週の「九条の会」関連ニュースです。

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