米軍基地再編、鹿児島県知事も反対を表明

在日米軍基地の再編問題で、伊藤祐一郎・鹿児島県知事は、米軍普天間基地の空中給油機を海上自衛隊・鹿屋基地に移駐させる案に反対を表明。山下栄・鹿屋市長も、額賀防衛長官にあらためて反対を表明しました。

納得できない?鹿児島知事 米軍再編で額賀長官に(中国新聞)
米空中給油機移転、鹿児島・鹿屋市長が改めて「反対」(読売新聞)
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最近買ってしまった本…

またいろいろ本を買い込んでしまいました。いったい、いつ、誰が読むんだろう?

  • 『岩波講座 アジア・太平洋戦争』<1>なぜ、いまアジア・太平洋戦争か(岩波書店)
  • ユルゲン・エルゼサー、木戸衛一訳『敗戦国ドイツの実像 世界最強国への道?/日本への教訓?』(昭和堂)
  • 渡邉恒雄『わが人生記 青春・政治・野球・大病』(中公新書ラクレ)
  • 千葉潤『<作曲家・人と作品シリーズ>ショスタコーヴィチ』(音楽之友社、4月刊)
  • 橋本治『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない』(集英社新書)
  • 久江雅彦『米軍再編 日米「秘密交渉」で何があったか』(講談社現代新書)
  • 山口真美『視覚世界の謎に迫る 脳と視覚の実験心理学』(講談社ブルーバックス)
  • 齋藤毅『明治のことば 文明開化と日本語』(講談社学術文庫)
  • 小林英夫『満州と自民党』(新潮新書)
  • 橘木俊詔『消費税15%による年金改革』(東洋経済新報社、9月刊)
  • ウルリック・ストラウス『戦陣訓の呪縛 捕虜たちの太平洋戦争』(中央公論新社)
  • トム・メイヤー『アナリティカル・マルクシズム』(桜井書店)
  • 副島隆彦・中田安彦『ジャパン・ハンドラーズ 日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち』(日本文芸社、5月刊)
  • 榊原英資『インド 巨大市場を読みとく』(東洋経済新報社、5月刊)
  • 中公クラシックス『ケインズ 貨幣改革論・若き日の信条』(中央公論新社)

今週の「九条の会」(11月19日まで)

今週の「九条の会」の活動を紹介した全国各地のニュースをインターネットで拾ってみました。

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日米首脳会談についての社説

日米首脳会談について、地方紙の社説を眺めてみました。

日本の主体性が見えぬ(北海道新聞)
沖縄を捨て石にするな 基地負担軽減の欺瞞(沖縄タイムス)
首相は外交戦略示し得たか(河北新報)
アジア安定に役立つのか 日米同盟強化(西日本新聞)
緊密ぶり誇示には懸念(中国新聞)
同盟強化は打ち出の小づちか(愛媛新聞)
対等な関係といえるのか(東奥日報)
安保と軍事だけの同盟強化は危うい(南日本新聞)
首相に重い説明責任(高知新聞)
同盟に依存しすぎる心配も(福島民友)
同盟強化の先に何がある(神戸新聞)
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小泉外交、孤立への道?

韓国・釜山で開かれたAPEC首脳会議ですが、結局明らかになったのは、小泉外交の孤立。

いくら御本人が、長期的には安定などと言ってみても、事実はおおい隠しようもありませんねぇ。

小泉アジア外交:中韓両国は態度硬化 孤立感漂う(毎日新聞)
APEC首脳外交/日米関係最優先の限界示す(河北新報)
『日米万能』 冷めるアジア/日韓首脳会談(東京新聞)
<小泉首相>独自の「日中友好論」展開 APEC全体会議(毎日新聞)
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アメリカの対中政策

今年9月21日、米国務副長官のロバート・ゼーリック氏が対中政策にかんする演説を行ないました。livedoorニュースで記事が配信されています。

米中関係は対立よりも協調路線に転換すべき=ゼーリック国務副長官(livedoor ニュース)

米中関係は対立よりも協調路線に転換すべき=ゼーリック国務副長官

【ライブドア・ニュース 09月22日】? XFN-ASIAによると、ロバート・ゼーリック米国務副長官は21日、民間団体主催の夕食会で、米国が中国を国際システムの「責任ある利害関係者」となるため、一段の努力を行うべきだと述べ、成長を続ける中国からは対立ではなく、協調を引き出すべきだと主張、30年間続いた中国を世界と統合する政策から一歩踏み出すべきだと語った。ゼーリック副長官はまた、「国際ルールに適応し、新世紀の課題に他国と共に当たっていこうとする中国との関係を強化したい」と述べた。米政府の中国との戦略的対話の中心人物であるゼーリック副長官のこうしたコメントは、当初中国を「戦略的ライバル」と見ていたブッシュ政権の対中政策の変化を反映している。【了】
ライブドア・ニュース 山中泉記者 2005年09月22日15時38分

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靖国参拝で平和国家日本のイメージを崩してよいのか?

米コロンビア大学のジェラルド・カーティス氏が「東京新聞」11月6日付で、「靖国参拝で国益損失」と題して、小泉首相の靖国参拝を論じています。少し古い記事ですが、紹介したいと思います。

カーティス氏は、「どの国でも、国のためになくなった兵士に対し、それぞれのやり方で敬意を払っている。だから、それを日本の指導者がどのようなやり方でするかということに、外国人が口を挟むべきではないと思う」と述べた上で、「だが」といって、次のように指摘しています。

 だが、靖国神社が戦死者を祭るだけの神社でないことが問題である。靖国は、戦死者を祭ると同時に、軍国主義時代に兵士たちを戦争に行かせた政府の政策を正当化しようとする特別な神社である。
 8月初めに、私が訪問した際、靖国神社にある博物館「遊就館」で、「大東亜戦争」を起こした日本の軍事行動をたたえる映画を上映していた。真珠湾攻撃は自衛のための先制攻撃であり、アジア大陸で戦ったのはアジア解放のための崇高な行動だといわんばかりである。靖国神社が発信しようとする政治的メッセージに、日本の軍国主義の被害にあった国ぐにが無関心であるはずはない。日本の首相を初め多くの政治家が、どうしてこの神社を参拝するのか、その動機と目的を疑うのは当然だと思う。

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今年の「年次改革要望書」は?

関岡英之氏の『拒否できない日本』いらいすっかり有名になったアメリカ政府の「年次改革要望書」ですが、これまで毎年10月には提出され、アメリカ大使館のホームページに日本語仮訳が公開されていたのに、今年はまだ公開されていないと、Take A Deep Breath:奪われる日本で指摘されていたので、ちょいと調べてみました。

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関岡英之『拒否できない日本』

関岡英之『拒否できない日本』表紙

この本は、2004年4月27日の日記「最近読んだ本いろいろ」に書いてあるとおり、ちゃんと買ったし、そのときぱらぱらにせよ読んでいるのだけれども、あらためて探してみると、どこへ行ってしまったのか見つからず…。仕方なく、もう1度買い込んできました。(^_^;)

すでに書いたことだけれども、アメリカの『年次改革要望書』などを材料に、アメリカがどんなふうに日本を改造しようとしているか、また、これまでの日本の政府やメディアが、いかにそれに乗せられてきたかを暴露しています。それを、著者自身が自分で調べて、情報に行き着いて、点と点が結びついて、アメリカの正体が分かってきた、というところを体験風に書いているので、かなり面白く読めます。
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都響第617回定期演奏会Bシリーズ ショスタコーヴィチ交響曲第1番他

昨夜は、サントリーホールで都響の定期演奏会を聞いてきました。2005-2006シーズンの第1回であり、「都響=デプリースト ショスタコーヴィチ・シリーズ」の第1回でもあります。
プログラムは

  • 武満徹:弦楽のためのレクイエム(1957)
  • モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)
  •    休  憩
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調 作品10

僕にとって、この日のメインプログラムは、やはり休憩後のショスタコーヴィチの交響曲第1番。ショスタコーヴィチがレニングラード音楽院の卒業作品として書いたもので、全体で約45分という、ショスタコーヴィチにしてみれば短めの曲ですが、そこここにショスタコーヴィチ“らしさ”が表現されていて、堪能させていただきました。

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米軍基地再編に特別の「推進法」を準備

在日米軍基地再編のため、政府は、特別の「推進法」を作るらしい。内容は、1つには総額で1兆円を超えるといわれている移転・基地整備の経費への財政支援。米海兵隊のグアム移転だけでも4000億円かかると言われているが、日本政府が海外の米軍施設のためにお金を出すなどというシステムは存在しない(そもそも、そういう義務は安保条約にも地位協定にもない。もっと正確に言えば、地位協定では、日本国内の経費だって、アメリカ政府が負担することになっている)。そこで、そのための根拠となる法律が必要と言うこと。また、財政上も、総額1兆円を超える額を、防衛予算とは別枠で確保することがねらい。アメリカは2012年までの完了を求めており、7年間で1兆円とすると、1年あたり1500億円。現在の「思いやり予算」の3分の2に近い額である。
さらに、沖縄の普天間基地のキャンプ・シュワブ沿岸への移設に関連して、予定水域の使用権限を知事から国に移す特別措置も盛り込まれるらしい。県知事が、使用権限をたてに「反対」でがんばることがないように、早手回しに、権限を取り上げてしまおうという話。

この法律ができれば、7年間にわたる1兆円もの予算があらかじめ確保されてしまうことになる。

在日米軍再編、財政支援へ「推進法」・政府提出へ(NIKKEI NET)
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これじゃ、まるっきりの基地強化

「毎日新聞」13日付が、「シュワブ沿岸に軍港 日米検討」と報道。

沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に建設するとされた新施設の北側を軍港にするということらしい。もともと普天間飛行場のヘリ部隊の代替施設とされていたのが、滑走路は1800メートルへ延長。それに軍港もつけりゃあ、もう立派な、いつでも出撃OKの最新鋭基地じゃないですか!
「負担軽減」の名目で、新基地を増強するなんて、卑怯ですよ。

米軍再編:シュワブ沿岸に軍港 日米検討、地元の反発必至(毎日新聞)
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小泉さんは、いったいどこの国の首相なのか?

在日米軍基地の再編で、神奈川だけでなく、地元では強い反対運動が起こっていますが、小泉首相は、「日本全体の利益考え、やむを得ないと思ってもらえるよう努力する」という態度です。

「努力する」と言っていますが、早い話が、「日本全体の利益のためだから、文句を言うな」ということ。彼は、いったいどこの国の首相なんでしょう?

米軍再編・かながわ:小泉首相、事実上のゼロ回答――全国知事会議/神奈川(毎日新聞)
「沖縄の負担やむなし」 首相、安保維持を強調(琉球新報)
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地元で、米軍キャンプ座間への統合作戦司令部移転反対の集会開かれる

米軍のキャンプ座間への統合作戦司令部移転に反対する集会が、地元の神奈川県座間市と相模原市で開かれました。

「声を上げなければ」 キャンプ座間、人間の鎖に3千人(朝日新聞)
基地の強化反対など訴える/相模原で市民集会(神奈川新聞)
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甘樫丘で7世紀の建物跡見つかる

蘇我入鹿の邸宅跡ではないかと大きく報道されていますが、よく読むと、今回発見された建物跡はいずれも小さいもの。まだ入鹿邸宅跡と断定することはできないようです。

蘇我入鹿の邸宅跡か 奈良・明日香村ふもとで建物跡出土(朝日新聞)
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この間、読んだもの

この間、雑誌論文で読んだものをちょいとメモしておきます。

関岡英之「奪われる日本――『年次改革要望書』 米国の日本改造計画」(『文藝春秋』2005年12月号)

 『拒否できない日本』の著者による、「郵政民営化」後の、アメリカのねらいを明らかにしたもの。「年次改革要望書」というのは、1993年の宮沢・クリントン会談で合意されてから、毎年、双方の政府が提出しあってきた外交文書。最近のものは、駐日アメリカ大使館のホームページで読めます。そこで、アメリカが1995年以来一貫して簡易保険の廃止を要求してきています。それは、アメリカの保険業界が簡保120兆円をねらっているからだというのが著者の主張。

さて、その郵政民営化が強行されたあと、次にアメリカがねらうのは何か? それは健康保険だというのが著者の分析です。

 そういえば、小泉さん、こんどは執拗に「混合診療」をすすめようとしていますなぁ。しかし著者は、日米の医療費を比べると

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小宮山宏『地球持続の技術』

小宮山宏著『地球持続の技術』(岩波新書)

1999年刊の本ですが、最近、仕事の関係で話題にのぼったので、あわてて買い込み読んでみました。

この本の特徴は、地球持続の技術を、地球規模での物質のライフサイクルという角度から考えていること。さらに省エネがどこまで可能かも、輸送、分離、成型・加工など「素過程」に分けて理論値を考え、そこから技術的に到達可能な限界を推測しています。

たとえば水平方向の輸送は、ちょっと意外ですが、理論的にはエネルギー消費はゼロ。もちろん、これは摩擦ゼロ、ブレーキで発生する熱は全部回収し再利用する、などという理想状態でのことですが、そこから逆に、実際にはそれがゼロにならないのは、たとえばタイヤの摩擦によるロス(熱となって逃げる)、エンジンがガソリンのエネルギーを全部移動のエネルギーに変換できず、排ガス・廃熱となっているからだとか、ひとつずつ詰めていく訳です。

また、鉄やアルミは、鉄鉱石やボーキサイトから新しく生産するより、クズ鉄や廃アルミを回収して再利用した方が、はるかにエネルギーの節約になること。しかも鉄もアルミも、年々生産量が増え、地上に固定される量が増えると、当然、それがスクラップにされて回収される量も増えていくはずで、どこかで回収量と新規需要がバランスするはずです。そうなれば、もはや新しく鉄鉱石を掘り出して鉄を生産する必要がなくなり(現実には、質の問題などがあって、完全にゼロにはならないでしょうが)、資源の枯渇や、廃棄物によって地球が埋まっていくことを心配しなくてます。エネルギーの大幅な節約も可能です。

第4章「『日々のくらし』の省エネ技術」では、ヒートポンプによる暖房が非常に効率的である(これも、あくまで理論値ですが)ことが明らかにされています(ヒートポンプは、電力で、直接室内を暖めている訳ではなく、フロンを圧縮して循環させるポンプを動かすために使われているだけなので)。なんとなく、これまでエアコンで暖房するというのは、ものすごく電気を無駄にしているように思っていたのですが、とんだ勘違いでした。(^_^;)

マクロで省エネや省資源を考えるというのは、なかなか面白い視点だと思いました。
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小掃除な日

いつも日曜日は昼頃まで寝倒すのに、今日はなぜか9時前に目が覚めてしまいました。(^_^;)

で、お天気もいいので、まず洗濯。それから、久しぶりに掃除機を使って掃除。いつもはコロコロや化学モップで、そのへんをちょこちょこっとやってお終いにしているのですが、今日はパソコンの裏につもった埃も全部きれいにしました。(^_^;)
それから、レンジ回りの掃除。といっても、油よけのアルミを取り替えたぐらいですが、それでも随分ときれいになりました。ときどき豚肉の生姜焼きをつくったりする程度なんですが、それなりに油が飛ぶみたいで、アルミに油がべっとり…。流しの棚なんかも、けっこう油でべとついていたりします。そのあたりも、家庭用洗剤をぷしゅぷしゅやって、しこしこ拭いて回りました。

お疲れ様でした。m(_’_)m

「理念」を失った政治

ちょうど最新作『新リア王』を読んでいることもあって、『現代』12月号に作家の高村薫氏が書いた「小泉改革という幻想」を読みました。

高村さんは、いまの政治家が、政治家として欠かすことのできないはずだった「理念」を持っていないことを厳しく批判しています。

 私が今回、「政治家」、それも80年代の政治家を小説に描いた最大の理由は、「人間にとってより良い生き方とは何か」「人間はどう生きるべきか」という、本来、政治家にとって根底にあるべき理想や理念を、80年代ぐらいまでの政治家はかろうじて持っていた、そして今日の政治家たちはまったく持っていない――という現実を書きたかったからです。

 今日の政治家たちには、「人間にとって幸せとは何か」といったような根底になくてはならない理念が完全に消失してしまっています。
 事実、いまの政治――小泉政権は、国民が求めていること、すなわち公共的利益を国民の安定した生活や、安定した未来につなげていくような決断や政治的過程を、ひとつも実現できずにいる。それは、本来政治家にとって何より不可欠である「理念」が、小泉さんをはじめとするいまの政治家たちに欠落しているからに他なりません。だから困る。

今回の総選挙の結果についても、高村氏は、「今回の選挙で小泉自民党政権に票を投じたのは、『いまのこの経済を立て直すためには、膨れ上がった国の債務を減らさなければどうにもならない」という願いというか、共通の認識が如実に反映された結果だと私は思います」と述べる一方で、にもかかわらず「小泉政権は発足以来、国債による赤字を毎年35兆円近くも増やし続けている」。ところが、郵政民営化のように、「多くの大衆が求めている社会の姿とは違うものを、さもそうであるかのように見せている」と厳しく批判。小泉首相は「政治に与えられた権力のなんたるかを理解していないのは明らか」「政治的な駆け引き、政局の中を泳ぐ、その中で勝った負けたという、いわゆる『戦国ゲーム』、そこに人生を見いだしている人ですから、およそ政治家ではない」との指摘は、なかなか本質を突いていると思います。

ほかにも、興味深い指摘がいろいろありました。
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