人民革命党、民青学連事件は「でっち上げ」

韓国の過去史真実究明発展委員会が、朴正熙政権時代の「人民革命党事件」(1964年)ならびに「民青学連事件」(1974年)は、KCIA(韓国・中央情報部)によるでっち上げであったと発表。

なお、韓国・東亜日報によれば、さらに1973年の金大中氏拉致事件についても調査をおこなう、とのこと。金大中氏拉致事件とは、1972年の大統領選挙で朴正熙大統領にあとわずかというところまで迫った金大中氏を殺害しようとして、KCIAが日本滞在中にホテルから拉致した事件。米日の関与により、金大中氏は殺害だけは免れ、韓国の自宅に軟禁されることになった。

「韓国政府転覆はでっち上げ」 民青学連事件で調査公表(朝日新聞)
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立川ビラ弾圧事件、高裁で有罪判決

市民運動家が、立川市内の自衛隊官舎にビラを配布したことを「住居侵入」とした事件で、東京高裁が、一審の無罪判決を破棄して、罰金刑の有罪判決。

一般論としては、「表現の自由」を理由にして他人の住居や敷地内に立ち入ってよいという訳にはいかないというのは言うまでもないこと。しかし、禁止の張り札をしているとはいっても、日常的にピンクチラシその他商売向けのチラシが配られていても放置されている状態で、なぜ、イラク派兵反対のビラ配布だけが住居侵入罪として「軽微ではない」とされるのか。

検察は、住民の平穏が侵害されたというが、別に各戸を回って、直接、官舎住人に抗議活動をおこなった訳でもなく、新聞配達員や宅配業者、それに商業チラシ配布などで、通常、外部の人間が立ち入っているのと同じように立ち入っただけで、なぜ、それが平穏の侵害になるのか。その点の具体的な立証が必要だ。

それから、もう1つ。自衛隊官舎に自衛隊のイラク派遣反対のビラをまくのは「いやがらせだ」というけれど、官舎には自衛隊員以外だって生活している。自衛隊員の家族だからといって、イラク派遣に賛成だとは限らない。ビラを受け取るか受け取らないかを決める権利は、個々人が持つものであって、それを管理者が一律に排除するのは、国民の「ビラを受け取る自由」を侵害するものである。

立川反戦ビラ配布 市民運動3人に逆転有罪(東京新聞)
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真珠湾攻撃

今日は真珠湾攻撃の日。作家の半藤一利氏が、東京新聞の「本音のコラム」で、こんなことを書いておられます。

すなわち、十年以上前にある女子大で教壇に立ち、「昭和時代に日本と戦争をしなかった国はどれか?」というアンケートをとったところ、10人以上が「アメリカ」と答えた。これぐらい、歴史が知られなくなっている、というのです。それにたいして、氏は、歴史を知ることの意味をこう書かれています。

 歴史を知って何の利益があるか。一円のトクもない。が、歴史を知らないと虚実を見破る眼力が失われてしまう。
 自分勝手な解釈で織田信長に擬する政治家がいる、都合のいい部分を歴史から切りとったりして、正当性の主張とする学者がいる。だまされないためにも、歴史にたいする活眼を身につけておかねばならない。さもないとまたこの国があらぬ方向へすっ飛んでいってしまう恐れがある。

至極もっともな意見ですが、それが非常に新鮮に聞こえてしまうところに、「歴史」をごまかす政治家や学者の跳梁跋扈する時代の恐ろしさを感じてしまうのは僕だけでしょうか?

ちなみに…
12月8日(日本時間、アメリカ時間では12月7日)に真珠湾を攻撃する約1時間前に、日本軍は、英領マレー(現在のマレーシア)のコタバルに敵前上陸をおこない、戦闘に突入。さらに、中国派遣軍の一部が香港に向けて進撃。台湾(当時は日本の植民地)からフィリピンのルソン島にある米軍基地攻撃のために航空部隊が発進しています。12月8日は、けっして、真珠湾攻撃だけがおこなわれた訳ではありません。そのことも記憶しておきたいものです。

小泉首相、選挙制度見直しを指示

見直しの中見がはっきりしないが、衆院の小選挙区・比例区重複立候補の廃止が主要課題か。しかし、同時に定数削減と言っており、比例の定数削減が狙いかも知れない。

衆参選挙制度見直し指示 首相、2010年までに(共同)

追記:
12/08朝になって、もう少し詳しいニュースが流れています。それによれば、小泉首相の指示は、<1>衆議院の定数を300に、参議院の定数を150に減らす、<2>「復活当選」ができるような仕組みをあらためる、の2点であるらしい。直接、衆議院選挙の比例ブロック廃止は言明していないが、全体で定数が300になれば、比例定数も大幅減になることは間違いない。
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Myblog Japanの新サービスへの移行

Myblog Japanを提供しているドリコムが、12月12日(月)からの新サービス「ドリコムRSS」の提供開始にともない、Myblog Japan、Mybloglist、MyClipなどのサービスを来年3月末で停止させると発表。

Ping送信の送り先は変わらないようだけれど、Bookmarkletなどは新しい表示用コードに変更せねばならぬようだ。

Myblog japan:新サービスリリースのお知らせ

またまた買い込んでしまった…

11月は、約3万円の出超。買いすぎが原因であることは明らか… 大変だ〜〜〜

  • ゲアリー・マーカス『心を生みだす遺伝子』(岩波書店、5月刊、本体2800円)
  • 新岡智・板木雅彦・増田正人編『国際経済政策論』(有斐閣、8月刊、本体2300円)
  • 萩原伸次郎『世界経済と企業行動 現代アメリカ経済分析序説』(大月書店、3月刊、本体2900円)
  • 江夏由樹・中見立夫・西村成雄・山本有造編『近代中国東北地域史研究の新視角』(山川出版社、10月刊、本体4000円)
  • 井村喜代子『現代日本経済論<新版> 戦後復興、「経済大国」、90年代大不況』(有斐閣、2000年刊、古本)
  • 井村喜代子『恐慌・産業循環の理論』(有斐閣、1973年、古本)
  • 井村喜代子『「資本論」の理論的展開』(有斐閣、1984年、古本)
  • 『岩波講座 アジア・太平洋戦争<2> 戦争の政治学』(岩波書店、12月刊、本体3400円)
  • 丸山真男・加藤周一『翻訳と日本の近代』(岩波新書、1998年、本体700円)
  • 下斗米伸夫『アジア冷戦史』(中公新書、2004年刊、本体760円)
  • 前田朗『侵略と抵抗 平和のための戦争犯罪論』(青木書店、11月刊、本体2500円)
  • 田原総一朗編『日本はなぜ負ける戦争したのか。朝まで生テレビ』(アスキー、2001年刊、古本)
  • 高尾翠『天皇の軍隊と平頂山事件』(新日本出版社、11月刊、本体1800円)

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岡本太郎「明日の神話」復元!

原爆投下をテーマにした岡本太郎氏の「明日の神話」が復元されました。縦5.5m×横30mの巨大壁画。来年7?8月に東京で公開されるとのこと、是非実物を見てみたいものです。

岡本太郎の壁画を復元 メキシコで放置された「明日の神話」(共同)

↓こっちが岡本太郎「明日の神話」再生プロジェクトのオフィシャルホームページ。修復作業の様子なども詳しく紹介されています。

岡本太郎 – 明日の神話オフィシャルページ [Hobo Nikkan Itoi Shinbun Partnership]
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軍事機密法の制定狙い?

米軍再編にともない、自衛隊と米軍との一体化が一段と進むことになりそうですが、それにともない、米軍が、軍事情報が日本側から漏洩することを危惧。「軍事情報に関する一般的保全協定」(GSOMIA)を締結し、日本側に国内法整備を求める可能性が出てきました。

入り口は、米軍情報の機密保持で、したがって米軍の機密情報に触れる人間しか対象にならないかのような格好をとるかも知れませんが、実際には、何が米軍の機密情報か分からない以上、自衛隊にかんする情報でも、何でもかんでも機密とされる危険性大。協定を口実に、国内法として軍事機密保護法が制定されることになるかも…。

秘密保全協定締結を検討 米軍再編で政府方針(共同通信)
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宅配便のトラブル

経過はこう。

  1. 今週の日曜日(つまり昨日)、夕方5時半に自宅に帰ると、午後1時35分付で、宅配業者の不在配達票が入っていた。
  2. それですぐに「再配達自動受付センター」に電話し、同日午後7時?9時の再配達を手配。
  3. しかし、待てど暮らせど再配達に訪れる気配もなし
  4. 仕方なく、翌日(つまり今日)、朝9時半過ぎに、配達担当店の「再配達受付オペレータ対応」に電話。昨日、再配達を希望したにもかかわらず、再配達されなかった旨を申し添えて、本日の夜7時以降の再配達をお願いする。
  5. 仕事を大あわてで片付けて、ぎりぎり7時10分ごろに帰宅。ところが、午後3時23分付で、不在連絡票が入っている。
  6. そこで、ただちに「再配達受付オペレーター対応」に電話。ところが、受付時間(夜7時まで)をすぎているため、テープ対応のみ! 僕は、いったいどこへ苦情を言ったらいいんだ?
  7. インターネットで宅配業者のホームページをあちこち探して、ようやく配達担当店の電話番号を見つける。
  8. ただちに電話。今朝と同じ女性が出てくる。そこで、あらためて、昨日も再配達を頼んだのに来ず、今朝、電話でそのことも伝えて、夜7時以降の再配達を頼んだのに、なぜ午後3時過ぎに再配達に来るなどということになったのか、と質問。相手は、担当に確認の上電話するというのみ。
  9. 10分ほどして、配達管理者を名乗る男性から電話。のっけでまず、僕の苗字を読み間違うが、それはさておき、またぞろ、一から経過を説明。男性は、「申し訳ありません」「すみません」を繰り返すだけで、配達担当者に、僕の再配達の依頼を伝えたのか、それとも再配達依頼がそもそも伝わってなかったのか、などこちらの問い合わせにはまったく答えられず。結局、配達担当者に確認し、5分後にもう一度電話しますということに。
  10. 5分後には電話は来ず、ようやく10分後に再び電話。配達管理者は、配達担当者に確認をしたので、午後8時までに届けるという。
  11. 午後8時になっても、再配達は来たらず。8時5分過ぎになって、ようやく配達担当者が現れる。
  12. 配達担当者の説明では、再配達の連絡は何も聞いていないとのこと。事実、荷物に貼り付けられた配達記録のシートを見ると、1回目の不在配達のみ判子が押されているだけで、再配達日時は空欄のまま。

ということで、配達管理者なる男性(K保)は、明言はしなかったものの、配達担当者に連絡したかのような雰囲気をにおわせていたが、結論から言えば、配達担当者には何も指示が伝わっていなかったことが判明。要するに、配達管理者が、僕の再配達依頼を確認しなかったか、配達担当者に伝達し忘れたかのどちらかであることは確実。

何よりダメなのは、配達管理者と言いながら、再配達の依頼を確認したのかどうかも、配達担当者に伝えたのかどうかも、はっきりしないこと。じゃあ、あんたは一体何を管理してるんだ?と言いたくなるほど。ただ「すみません」「申し訳ありません」と繰り返すだけでした。

しかもさらにまずいのは、「5分後にもう一度電話します」と言っておきながら、電話してきたのが10分後だとか、「8時までに配達させます」と言っておきながら、配達に来たのは8時5分過ぎとか、少しずつ約束の時間に遅れたこと。なにも、こっちで、5分後に返事を寄こせ、8時までに配達しろ、と指定したわけではないのだから、できもしない時間の約束をするのは、ますます客をイライラさせることになります。

それから、トラブルで客から苦情の電話をもらったのだから、配達にやってきたとき、誤るとともに電話代として少しでももってくるぐらいの気がきかないんでしょうか? きょうび店屋物を頼んでも、気の利いた店なら10円もってくる時代です。そういったら、配達担当者が、「そこまで気がつきませんでした。今日は、私が支払います」と言ったのは偉いけれど、僕は、10円が惜しくて文句を言っているわけではないので、それはお断りました。配達担当者を虐めたい訳じゃないし、記録を見る限り配達担当者の落ち度じゃないのだから、彼が自腹を切る理由はありません。

実は、この配達業者については、前にもいちど同じトラブルがあったのです。そのときは、もう一度再配達時間を指定して、さすがに3度目はちゃんと持ってきましたが、こういうミスを繰り返しているようじゃ、配達業者としては失格です。

米政府は、何故、日中韓の歴史問題を憂慮するのか

小泉首相の靖国参拝問題に関連して、アメリカの政府や議会から、日本の戦争を「自衛戦争」「アジア解放の戦争」とみなすいわゆる“靖国史観”にたいする批判が投げかけられていますが、なぜ米政府などが、日中韓の歴史問題に関心を示すのか? 昨日の読売新聞「地球を読む」に載ったアーミテージ前国務副長官の論評は、その背景を伺わせていると思います。

ここでは、アーミテージ氏がこの論評全体で言わんとしていることについてのコメントは省略しますが、氏は、歴史問題について、こう述べています。
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今週の「九条の会」(12月3日まで)

全国各地の「九条の会」の活動をピックアップしました。これ以外にも、各地で取り組みがあったと思いますが、とりあえずネットで流れているニュースから拾いました。

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GPPAC「武力紛争予防のための世界行動提言」

最近何かと話題の、GPPAC(「ジーパック」と読む。「武力紛争予防のためのグローバルパートナーシップ」の英語表記の頭文字)の世界提言「武力紛争予防のための世界行動提言」(今年7月、ニューヨーク国連本部において採択)ですが、GPPAC JAPAN事務局のホームページに日本語訳が公開されています(pdfファイル、388KB)。

このGPPAC世界提言の中で、日本国憲法第9条が「規範的・法的誓約が地域の安定を促進し信頼を増進させるための重要な役割を果たしている」例として取り上げられ、「アジア太平洋地域全体の集団的安全保障の土台となってきた」との評価を与えられたことは有名です(仮訳の20ページ参照)。

同時に、提言全体を読んでみると、NGOなどの取り組みを踏まえたものだけに、早期対応、紛争予防、和平プロセスへの公衆参加など、複合的なプロセスによって具体的にどう国際紛争・地域紛争の被害を少なくし、紛争を防止し、いち早い復興をすすめるか、非常に実践的で細やかな点にまで配慮の行き届いた方針が提起されています。

アメリカ政府による「人道支援」を口実にした軍事行動がおこなわれ、日本でも、あたかも紛争解決のためには軍事力による抑止が一番であるかのような議論(だからこそ、自衛隊を海外派兵させないと、日本は「貢献」できないんだという議論を含め)が、さも「専門家」のように流布されていますが、この提言を読むと、決してそうではないことがよく分かると思います。憲法9条の部分だけでなく、ぜひ一度全体に目を通してみてはどうでしょうか。

また、日本政府が、いまの何かといえば自衛隊の海外派兵、軍事一本やりの対応をやめて、世界のNGOと一緒になって、こういう多面的・重層的な紛争予防の活動に取り組むようになったら、どれほど世界の信頼を集めることになるでしょう。ぜひ、そういう日本政府を実現したいものです。

今週のマガジン9条

最近、すっかり読むのをサボっていた「マガジン九条」ですが、先週号から2回続けて「この人に聞いた」コーナーに翻訳家であり作家でもある松本侑子さんが登場。最初は、この人誰?なんて思いながら読み始めたのですが、う〜む、非常にしっかりしたご意見で、すっかり感心してしまいました。

とくに今週は、もし自民党改憲案のように、「自衛隊」が「自衛軍」に書き換えられたらどうなるか? ということを、リアルに考えてみようというお話。

たとえば「誰が自衛軍に入るのか?」。たんに徴兵制だというのでなく、志願制のもとでも、たとえばニートやフリーターなど、仕事や経済的に困っている青年が結局志願させられるのではないか。
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新刊紹介の原稿をアップしました

恩師・佐々木潤之介先生の遺著『江戸時代論』(吉川弘文館)と中村政則先生の『戦後史』(岩波新書)の紹介原稿をアップしました。

中村先生の『戦後史』について、前にコメントしたときは、とりあえず気になったところをあれこれ書きましたが、あらためて読み直してみて、全体的評価抜きでのつまみ食い的コメントはまったく正しくないと思いました。

同書で中村先生は、戦後史をみていく視点として、3つの軸を提起していると思います。「憲法」「アジア諸国との関係」「日米関係(というか、安保条約に代表される対米従属的関係)」の3つです。そのことは、とくに最終章で、9・11以後を「新しい戦争」の時代ととらえ、テロ特措法など自衛隊海外派兵がさらに進んだこと、それとの関連で憲法9条の改悪の動きが進行していること、そして小泉首相の靖国神社参拝問題にみられるようなアジア諸国との関係悪化にたいする批判として明確に提示されているのですが、こんど読み返してみて、実は、戦後の始まりのところから、そういう視点で書かれていることにようやく気がついたような次第です。

いまの時期に、憲法や対アジア関係、対米従属という問題を基軸にすえて著作をあらわされたというのは、やっぱり、さすが中村政則先生だと思います。中村先生、出来の悪い学生ですんませんでした。m(_’_)m

布団がふっとんだ(^^;)

昼前に、通販で注文した布団が届きました。

これまで使っていた布団は、なんと大学進学の時に母親がつくってくれたもの。しっかりした綿100%の布団なので、ペタンコになることもなく、よくもまあ長持ちしたもんだと思いますが、さすがにもう限界。
ということで、通販で新しい布団を注文したのですが、う〜ん、やっぱり7000円じゃあ、ぺらぺらですねぇ?。(^_^;)

今日は代休

こないだの日曜日も、今度の日曜日も仕事のため、今日、代休をいただきました。

なのに、もう目が覚めてます。やっぱ、習慣というのはオソロシイ…
昼間で寝てやろうと思ってたのになぁ?