のりのりヤルヴィ 日フィル第581回定期演奏会

日本フィルハーモニー交響楽団第581回定期演奏会 ネーメ・ヤルヴィ指揮 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」他

木曜日、日本フィルハーモニー交響楽団の第581回定期演奏会でサントリーホールへ。プログラムは、以下のとおり。指揮は、日フィル客員主席指揮者のネーメ・ヤルヴィ。

 バーバー:弦楽のためのアダージョ
 グリーグ:4つの交響的舞曲
   ≪休憩≫
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 “革命”

メインの「革命」は、この曲にしてはめずらしく、ドラマチックな演奏。それが押しつけがましく聞こえないところが、ヤルヴィの実力というところでしょうか。とくに印象に残ったのは、第3楽章。もともと「祈り」のイメージを含んだ楽章ですが、スターリンの専制支配の犠牲者にたいする深い“鎮魂”の思いが伝わってくるようでした。

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日米首脳会談にかんする社説あれこれ

全国紙では、「朝日」が「日米首脳会談 同盟一本やりの危うさ」という見出しをかかげて注目されましたが、中身を読んでみると、やっぱりだいぶ腰が引けてますねぇ。(^_^;) で、同じ腰が引けたものなら、「毎日」の社説の方が、小泉外交のゆきづまりをずばり指摘しているだけ面白いかも…。

それに対し、地方紙の方がいろいろ気を吐いていますね。「愛媛新聞」は、「米国の世界戦略に巻き込まれ、自衛隊の海外派遣がなし崩し的に世界規模に拡大する恐れは否定できない」として、「さらなる連携強化はこれからの日本にとって、危うさをはらむと言わざるを得ない」と批判。「琉球新報」は、「国の安全保障どころか、国を危機的状況に追いやる結果を招くのではないか」ともっと深刻です。中国新聞も、「軍事行動まで発動し、価値観の押し付けとの反感が強いブッシュ路線を、日本が無条件で支持すると受け取られかねない」と問題点をずばり指摘しています。「小泉政権は、日米関係が強大な軍事同盟へと変容する流れを加速させてきた」という「北海道新聞」の指摘もなかなか鋭いと思います。

社説:日米首脳会談 「盟友」依存超えた関係構築を(毎日新聞)
日米首脳会談 同盟一本やりの危うさ(朝日新聞)
日米首脳会談 安保だけが同盟でない(東京新聞)

地方紙はこちら。

日米首脳会談 同盟深化は危うさをはらむ(愛媛新聞)
新世紀の日米同盟・対米一辺倒外交でいいのか(琉球新報)
日米首脳会談/「新同盟」の先に何がある(神戸新聞)
日米首脳会談 自画自賛の空虚と怖さ(中国新聞)
日米首脳会談*軍事が突出する「同盟」(北海道新聞)
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