航空自衛隊が軍事法廷の研究論文

「しんぶん赤旗」のスクープ。航空自衛隊の研究誌が、自衛隊裁判所の導入の必要性を検討した論文を掲載。執筆者は、防衛庁(当時)事務官で、航空自衛隊から業務派遣されて中央大学大学院に入学、研修中に執筆したもの。軍事技術、軍事機密などにかかわる問題は「一般裁判所では困難で、軍事知識が蓄積可能な専門裁判所が必要」としている。

空自が軍事法廷研究(しんぶん赤旗)

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朝日新聞にも『蟹工船』が登場!!

先日の読売新聞に続いて、今朝の朝日新聞でも、小林多喜二『蟹工船』が取り上げられています。上野駅や丸ノ内で売れているというのも、今のブームの特徴かも知れません。

ずらりと並んだ「蟹工船」=東京都千代田区の丸善丸の内本店、東川哲也撮影(朝日新聞)
ずらりと並んだ「蟹工船」=東京都千代田区の丸善丸の内本店、東川哲也撮影(朝日新聞)

今、若者にウケる「蟹工船」 貧困に負けぬ強さが魅力?(朝日新聞)

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寒い…!

台風2号予想進路図(2008年5月13日午前8時)

台風2号が小笠原近くを通過。多摩地域でも、明け方までに少々雨が降りましたが、それより、めちゃくちゃ寒い!! (>_<)

2カ月くらい季節が戻ってしまった感じです。

読響 第150回芸劇名曲シリーズ

読売日本交響楽団第150回東京芸術劇場名曲シリーズ

今日は、読響のコンサートで、池袋の芸術劇場に行ってきました(今年17回目)。指揮は下野竜也氏。

  • ホルスト:フーガ風序曲 op.40-1
  • エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽〈ペトルーシュカ〉(1947年版)

エルガーのチェロ協のソリストは、ハーゲン弦楽四重奏団のクレメンス・ハーゲン。そして、ペトルーシュカでは、野原みどりさんがピアノを演奏するという贅沢なプログラムです。

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中国四川省で、M7.8の直下地震

中国・四川省都江堰で、マグニチュード7.8の大地震で倒壊した中学校(2008年5月12日撮影、AFP=新華社)

中国・四川省でM7.8の地震。震源は、省都・成都の北西約150km。深さ10kmというから、直下地震の可能性大。重慶でも小学校が倒壊するなど、大きな被害が出ている模様です。

中国・四川省でM7・8の地震、死者5千人の見通しも(読売新聞)
中国南西部の地震、死者数が数千人規模に(AFPBB News)

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大阪・弥生文化博物館を守れ!

大阪センチュリー交響楽団と同じように、橋下府知事のPTによって、大阪の池上・曽根遺跡にある「大阪府立弥生文化博物館」も、廃止・統合(同じく大阪府立の「近つ飛鳥博物館」との統合)が計画されています。

しかし、「弥生文化博物館」の最大の魅力は、弥生時代の大規模な環濠遺跡である池上・曽根遺跡のすぐ近くにあること。また、「近つ飛鳥博物館」は古墳時代を対象とした博物館で、時代の違うものをごたまぜにすることは、かえって博物館の魅力を失わせるものです。

弥生文化博物館 存続求め集会(読売新聞)
文化切り捨て許せない 大阪・弥生文化博物館 存続求め市民集会(しんぶん赤旗)
弥生文化博物館:存続求め、和泉で市民の会結成――11日集会/大阪(毎日新聞)
弥生文化博物館:大阪府PT案で廃止 金銭で考えるのか――金関恕館長に聞く(毎日新聞)
橋下PTと府教委、公開討論で激突(朝日新聞)
橋下知事が売却方針の博物館敷地から大型首長墓 売却は不可能?(MSN産経ニュース)
改革直撃 博物館、ゼロ予算と格闘(読売新聞)
89歳老学者、38歳大阪府の橋下知事を叱る(MSN産経ニュース)

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投機マネーはどれくらいあるのか? (3)

よくは分かりませんが、「YUCASEEマネー」という投資運用情報会社の流しているニュースによると、BIS発表として、先物取引市場での金融先物取引やオプションの名目契約残高は、2008年9月末期日物で95兆ドル。2005年12月末期日の58兆ドルから64%増。店頭市場での金融先物、スワップ、オプション、その他のデリバティブ取引の名目契約残高は、2007年6月末時点では516兆ドル、2005年12月末の298兆ドルから74%増。

他方、特に投機的だといわれているヘッジファンドはどれくらいあるのか? 業界誌?の調査によると、1本10億ドル以上のものだけで世界中で391本あって、総額は2.65兆ドルになるらしい。

デリバティブ取引急増でシステミック・リスク拡大(YUCASEEマネー)
世界のヘッジファンド運用額、27%増の2.65兆ドル―日本のファンドは流出超(HEDGE FUND KLUG)

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オバマ氏の発言録

オバマ氏が民主党の大統領候補になる可能性が濃厚になってきたので、あらためてオバマ氏がどんな発言をしているのか、調べてみた。

イラクからの撤退論が注目されているが、オバマ氏のそれは、どうやら"アフガニスタン、パキスタンこそが問題だ、朝鮮半島有事に備える必要がある、だからイラクに大量の兵士を貼り付けておくのは間違いだ"というもののようです。

オバマ氏、朝鮮半島有事に言及(NIKKEI NET)
覇権漂流:第1部・きしむテロ戦線/5 「世代超えた戦い」あえぐ米(毎日新聞)

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投機マネーはどれくらいあるのか? (2)

こんどは、ブリュノ・ジュタン『トービン税入門』(社会評論社、2006年、原著2002年)に載っていたグラフ。

為替市場と貿易・国際投資

低い方のグラフは、「世界貿易の年間総額+対外直接投資の年間総額」。それにたいして、上の方のグラフは、世界の為替取引の年間総額(1日の取引額×250日として計算)です。

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投機マネーはどれくらいあるのか?

いったい世界中で投機マネーはどれぐらいあるのでしょうか? もちろん正確・正式な統計調査などはありませんが、調べてみると、それを推測させるいろいろな数字が分かりました。

まずこれ↓は、世界の金融資産と名目GDPとを比較したグラフ。これによると、90年には名目GDPの1.7倍しかなかった金融資産が、2006年には3.2倍に膨らんでいます。

金融経済vs.実物経済(水野和夫・三菱UFJ証券チーフエコノミストによる)

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なぜか日の丸が…?

胡錦濤主席の早稲田大学訪問で、中国国旗を掲げるグループの向こうに、チベット亡命政府の旗を掲げる人たちが写っていますが、そのなかに、なぜか日の丸が写っています。夜9時のNHKニュースでは、警察に排除される青年が着ていたTシャツには、「草莽崛起」という文字がプリントされていました。

胡錦濤主席早稲田で講演。チベット解放を訴えるグループと中国国旗を掲げるグループがもみった=東京・早稲田大学大隈講堂前(MSN産経ニュース)
胡錦濤主席早稲田で講演。チベット解放を訴えるグループと中国国旗を掲げるグループがもみった=東京・早稲田大学大隈講堂前(MSN産経ニュース)

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資本主義のもとでの搾取

吉原直毅著『労働搾取の厚生理論序説』(岩波書店、2008年刊)

吉原直毅氏の『労働搾取の厚生理論序説』(岩波書店、2008年2月刊)を読んでいたら、こういう議論が出てきた。

1日8時間労働によってある財を8単位生産したとして、そのうちの4単位が労働者に賃金として支払われるのは、財8単位生産における労働の貢献度は財4単位の価値に等しいという「社会的合意」があり、他方、残る4単位は資本財の生産への貢献度に等しいという「社会的合意」があるのだという話になれば、8時間労働に対して財4単位の報酬は単なる等価交換にすぎない。こうした「社会的合意」を成立させるのが市場の需給調整メカニズムであるならば、剰余労働時間の生産成果が労働者に帰属しないとしても、そこに「剰余労働の搾取」の「不当性」を読み取るのは困難になるだろう。実際、いわゆる「限界生産力説」的分配理論は、そうした解釈を正当化する。(同書、75ページ)

これに対して、吉原氏は、「この限界生産力的分配理論を超克するためのマルクス経済学の概念装置」が「労働力商品に固有な使用価値としての『価値生成機能(=価値増殖機能)』論であった」と指摘したうえで、「しかしながら、『唯一の価値生成的生産要素としての労働』論自体、1つのレトリックに過ぎず、それは論証できる様な性質の言明ではない」、「それ自体では形而上学的言明」もしくは「せいぜい『科学的仮説』でしかない」と主張する。

吉原氏の意図は、近代経済学のツールを使ってマルクスの資本主義批判の「厚生理論」的な救出をはかりたいというもので、現代の搾取や「格差と貧困」の問題に関心を向ける姿勢は大いに評価したいのだが、しかし、この言明はマルクスの理解として見過ごせない問題を含んでいるように思われる。

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