駅前のソメイヨシノも、つぼみがいよいよふくらんできました。そのなかで、1つだけ、ほんのちょっとほころび始めたのを見つけました。
咲き始める直前になると、桜の花芽は、いかにもすぐ咲きますよ?って感じに、尖端からエネルギーがあふれ出ているようで、毎日見上げてしまいます。(^_^;)
群馬県の老人施設で起きた火事。多くの犠牲が出てしまったが、この施設は老人ホームとしての届けを出していなかったようだ。しかも、群馬にありながら入居者の多くが東京都墨田区から生活保護を受けていたという。どうやら複雑な問題がありそうだ。
群馬の老人福祉施設火災 県に無届け 「劣悪な環境」情報も(MSN産経ニュース)
群馬・高齢者施設7人死亡火災 多くの入居者が東京・墨田区から生活保護受ける(FNNニュース)
井村喜代子氏は、投機について「投機は価格変動それ自体から価格差益(投機利益)を獲得しようとする取引である」(『日本経済――混沌のただ中で』勁草書房、2005年、24ページ)と指摘されている。
だから、社会のさまざまなところから余剰資金を社会的に集めて、資本を必要とするところにそれを貸し付けるという本来の金融と、投機とのこの区別が重要。
マルクスは、第25章「信用と架空資本」に続けて、第27章で次のように書いている。(ちなみに、第26章はマルクスが『資本論』とは別のことのために書き抜きをしていたものをエンゲルスが組み込んでしまったもの ((不破哲三『「資本論」全三部を読む』新日本出版社、6分冊、213-214ページ参照。))なので、マルクスのつもりとしては、本文は第27章に続いている)。
こんどは利子生み資本。(第3部 第5篇)
貨幣を利子生み資本にするのは、「貸し付け」という行為。(第21章)
利子率の「自然」率というものは存在しない。利子と本来の利潤への分割を決めるものは「競争」である。(同前、新日本新書、第10分冊、602-603ページ。MEW, S.368,369)
第25章「信用と架空資本」。この章の読み方については、不破さんが『「資本論」全三部を読む』(新日本出版社)で、マルクスの草稿と、それをエンゲルスがどう編集したかという問題に遡って明らかにしている ((不破哲三『「資本論」全三部を読む』第6冊、198?205ページ、新日本出版社、2004年))。
まず、問題の限定。マルクスは、信用制度の「分析」は「われわれの計画の範囲外にある」と指摘。ここでとりあげるのは、あくまで「資本主義的生産様式一般の特徴づけに必要な2、3のわずかな点だけ」。そのとき、とりあげるのは「商業信用」だけに限られ、「公信用の発展」はとりあげない。
アメリカのFRBの長期国債買入れ発表で、国債の人気が上がり、逆に株価が下落。さらにドルがだぶつくのではないかとの観測から、ドル安へ。
ドルの供給を増やせば、こうなることは分かっていたこと。金融危機への直接的な対策はそろそろ手一杯というところか。下手をすればドル暴落にもなりかねない状況。さて、どうする?
ドル大幅続落、FRBの国債買い入れ発表が圧迫=NY市場 | Reuters
NY円、大幅続伸 94円45-55銭、米金利低下で一時93円台(NIKKEI NET)
NYダウ反落、終値は85.78ドル安(TBS News-i)
FRB長国買入、日米金利低下とインフレ懸念の思惑交錯 | Reuters
マルクスは「貨幣取扱資本」について、次のように書いている。(第3部 第19章「貨幣取扱資本」の冒頭部分)。
産業資本……の流通過程において貨幣が遂行する純粋に技術的な諸運動――それが自立して、この諸運動を、そしてこの諸運動だけを自分に特有な諸操作として営む1つの特殊な資本の機能となれば、この諸運動はこの資本を貨幣取引資に転化する。(新日本新書、第9分冊、532ページ、MEW, S.327)
日本チーム、とりあえず準決勝に進出!! おめでとうございます。
韓国戦に敗退したときは、「侍ジャパン、侍ジャパンと自分で自分にプレシャーをかけるから…」と思ったのですが、今日は開き直ったのか、それとも前回キューバに大勝していたせいか、ともかくいい方向に力が発揮されたようです。
今日も、昼休みに新宿御苑に行ってきました。昨日は、東半分しか見て回れなかったので、今日は西半分を見て回りました。
これ↓は、日本庭園のカンヒザクラ。同じカンヒザクラでも、下の池のカンヒザクラの方が早く咲いて早く散ってしまうようです。
上官から性的暴行を受けたとして裁判に訴えていた女性自衛官を、航空自衛隊は「任用継続拒否」、つまりは事実上の解雇処分にしていた。
しかし、任用拒否になったのは8100人中1人だけ。これまでは、懲戒処分3回以上とか詐欺横領で重処分を受けた場合のみ。つまり、自衛隊は、性的暴行の被害を受けた彼女を救済するどころか、むりやり自衛隊を辞めさせようと嫌がらせを繰り返した揚げ句、反社会的分子のようにあつかって事実上解雇しようというのだ。まったく許せない!!
防衛省に任用継続拒否撤回を要請 提訴した女性隊員の支援者ら(共同通信)
性暴力と退職強要で提訴の女性自衛官/任用拒否の撤回求める/国会議員有志防衛省に要請(しんぶん赤旗)
空自セクハラ訴訟:空自、3曹を懲戒処分/北海道(毎日新聞)
任用拒否撤回求める/札幌地裁人権裁判 女性自衛官が意見陳述(しんぶん赤旗)
女性自衛官に事実上の解雇通知 わいせつ損賠訴訟の原告(共同通信)
自衛隊が事実上の解雇通知/係争中の女性自衛官に(四国新聞)
「名ばかり店長」で残業代が支払われなかったとして裁判をたたかっていた高野廣志さんが、日本マクドナルドと和解。マック側は、1000万円余りの残業代を支払うだけでなく、高野さんを店長から降格させるなど不利益な扱いはしないと約束。
高野さんは、記者の質問に答えて「自分だけの問題ではなくなり、変な結論は出せないと、すごいプレッシャーだった」「日本にとっても会社にとっても大きな前進」と語っていますが、本当にその通り。
おめでとうございます、そして、お疲れさまでした。m(_’_)m
“名ばかり管理職”訴訟 和解(NHKニュース)
マクドナルド:「名ばかり管理職」認め和解 東京高裁(毎日新聞)
名ばかり店長訴訟が和解 マック側1千万円支払いへ(朝日新聞)
「名ばかり管理職」は管理職ではない…マック訴訟が和解(読売新聞)
「朝日新聞」が政治への不満について、大型世論調査を実施。
政治に「満足」は「ある程度満足」を合わせても7%しかなく、91%が「不満」(「やや不満」「大いに不満」合わせて)と回答。「国民の意思を反映していない」とする回答が87%(「あまり反映していない」「まったく反映していない」合わせて)を占めた。
注目されるのは、「民主党政権に替わったら、いまより政治はよくなると思うか」の質問に、「よくなる」と回答したのは19%だけで59%が「変わらない」と回答していること。これは、「自民党と民主党の政策に大きな違いがあると思うか」の質問に67%が「大きな違いはない」と答えていることと照応するのかも知れない。自民党については、「これからの日本の発展にどの程度貢献できると思うか」の質問に、「貢献できない」60%(「あまり貢献できない」「まったく貢献できない」合わせて)という答え。自民党政治は、国民の目からみれば、もはや完全に終わったということだろう。
さらに、15年前に導入された衆議院の小選挙区比例代表並立制の選挙制度について、「よかったと思うか」の質問に、58%が「よくなかった」と答えていることも見逃せない。また、政党助成金について、56%が「よくなかった」と回答していることも重要なポイントだろう。企業・団体献金については、57%が「すべて禁止すべきだ」と回答している。
「今の政治、大いに不満」6割 朝日新聞世論調査(朝日新聞)
朝日新聞世論調査―質問と回答〈2?3月中旬実施〉(朝日新聞)
今日、新宿御苑で撮影した早咲きのサクラです。
苑内で、いちばんきれいに咲いていたのが、この↑ヨウコウという桜。ピンク色が濃くて、丸くふくよかな感じの花です。
上の2枚は、大木戸門側の温室(現在工事中)に近いところに咲いていたヨウコウを撮影したものですが、他にも、中の池と旧御凉亭のあいだあたりでも咲いていました。
天気がいいので、昼休みに新宿御苑にやって来ました。
ソメイヨシノはまだまだですが、すでに咲いているサクラもあります。写真はヨウコウ。温室(閉鎖中)の近くに咲いています。
全国各地で草の根で活動している「九条の会」の様子を伝えるニュースを、インターネットの中から拾い集めています.
エルサルバドルの大統領選挙で、左派「ファラブンド・マルティ民族解放戦線」のマウリシオ・フネス候補が当選しました ヽ(^o^)/ オメデトウゴザイマ?ス
実は1月におこなわれた議会選挙でも、FMLNは第1党になっていました。(^^;) 新しい国づくりに期待したいと思います.
エルサルバドル:左派が政権奪取 フネス氏が大統領選勝利(毎日新聞)
エルサルバドル議会選、元左翼ゲリラが第1党に : AFPBB News
昨日、津村記久子さんの『ポトスライムの舟』について、「描かれている世界は、やっぱり狭いのではないだろうか」と書き、その理由として「作品の中では、主人公が大学を卒業後最初の職場で受けたというセクハラの問題はすでに過去のことになっている」ことを上げたところ、知り合いから、「そのセクハラのことは、同じ本に収録されている『十二月の窓辺』に書かれているよ」と指摘を受けた。
で、さっそく「十二月の窓辺」を読んでみた。なるほど、これは凄まじい。いや、このようなことは今の若者をとりまく職場では“ありふれたこと”なのかも知れない。しかし、それをこういうふうに作品にできるのかと、非常に新鮮に思った。「ポトスライムの舟」よりも、こちらの方がずっと読み応えがあるように思った。
年末の「派遣村」のとき、どこかで誰かが、「いま『派遣切り』だといって大騒ぎしているけれど、女性は昔からそうだった」というようなことを書いていたことがあった。事実、そうなのだと思う。女性は、そういう中で働いて、生活して、したたかに、あるいは、しなやかに生きてきたのだろう。そういう「したたかさ」や「しなやかさ」を、津村さんの作品を読んでいて、あらためて感じた。これはたぶん、男にはできない芸当だと思う(アサオカくんは、それをやっていたけど)。
あらためて、津村さんが「朝日新聞」で語っていたことが非常に実感のこもったものだったのだと思った。
ということで、「描かれている世界が狭い」という先日の評価はまったく不十分で正しくなかったと反省。お詫びして、全面的に撤回したい。
東名高速で、JRバスの高速バスがエンジンから火を噴いて全焼。さいわいけが人などなかったそうだが、JR高速バスは昨年も高速を走行中に火を噴いて全焼している。どちらもドイツ・ネオプラン社製の2階建てバスだという。構造的な欠陥があることは明白だろう。
走行中の高速バスから出火 78人避難 静岡・東名高速(朝日新聞)
静岡県でバス全焼、けが人なし 東名高速、乗客77人避難(共同通信)
西松建設からの3億円を超える献金を政治団体経由で違法に受けとっていた民主党の小沢一郎氏ですが、実は、自分の選挙に、西松建設の社員を動員していたことが明らかに。
ポスターに演説会…小沢氏選挙に西松社員を大量動員(MSN産経ニュース)
胆沢ダム落札前後に“攻勢” 西松から小沢氏側への献金(産経新聞)
小沢氏秘書 主要談合関与か 胆沢ダム 落札企業を「了承」(産経新聞)
迂回献金の疑いあるゼネコン3社、胆沢ダム工事を受注(朝日新聞)
多額献金、東北談合組織に対抗か=西松建設、小沢氏側に接近?規正法違反事件(時事通信)
政界窓口「業務屋」暗躍 批判浴びた“裏の存在”(MSN産経ニュース)
献金費用 架空工事で補てんも(NHKニュース)
「派遣切り」「非正規切り」が横行するもとで、一方的に解雇された労働者が、各地で「偽装請負だった」「正社員と同じ扱いをうけていた」として、直接雇用を求め、裁判に訴えて立ち上がっている。
【追記】
津村記久子さんの作品について、ここで述べた評価は不正確でしたので、津村記久子『ポトスライムの舟』再論をお読みください。
先日の「朝日新聞」に津村記久子さんが書かれているもの ((「朝日新聞」2009年3月12日付朝刊、雇用ショック・インタビュー編「労働は基盤 簡単に奪わないで」))を読んで、初めて、芥川賞をもらった「ポトスライムの舟」という小説が非正規で働く女性を主人公にした小説なのだということを知った。さっそく仕事帰りに買い込み、とりあえず受賞作の「ポトスライムの舟」の方だけ読み終えた。