涙なしには読めません

『議会と自治体』2011年4月号

『議会と自治体』2011年4月号

日本共産党の発行する『議会と自治体』4月号。

巻頭には、今回の大地震・津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の戸羽太市長と中里長門前市長の対談がおさめられている。

戸羽太候補は、今年2月の市長選挙で、民主党小沢一郎氏のお膝元で、見事に中里市政の継承を果たした。そのおよそ1ヶ月後に、今回の地震と津波で、陸前高田市は大きな被害を受けた。もちろん対談は、震災前の2月23日におこなわれたもの。借金を減らし財政の見通しを立てながら、市民の暮らしと営業に光を当ててきた2期8年の中里市政を受け継いで、「市民参加と協働のまちづくり」をすすめようという戸羽新市長の姿勢が伝わってくる。

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単位の話 ベクレル

福島第1原発を中心にして、露地物野菜などから、放射性物質(ヨウ素、セシウムなど)が検出され、出荷停止、摂取停止の措置がとられた。さらに、都内でも、1平方メートルあたり5300ベクレルのセシウム137、3万2千ベクレルのヨウ素131が検出されただけでなく、浄水場でも放射性ヨウ素131が1リットル当たり210ベクレル検出された。

いよいよ日々、食べる物、飲む物が放射能に汚染されるという事態になってしまったといえる。

このレベルで考えられる放射線の健康被害は、将来の発癌率が高まることだから、オイラのような50歳代以上は、ある意味、腹をくくって暮らしていくしかない。しかし、現在妊娠している方、そして小さなお子さんは、できるだけそうしたものを摂取しないですませられるように、細心の注意を望みたい。

首都圏、放射性降下物増える 東京で前日比10倍も:朝日新聞
都の水道水 放射性物質を検出:NHKニュース

ところで、これらのニュースに新しく登場した単位ベクレル。1秒間に1個の原子核が崩壊して放射線を放つと1ベクレル。だから、1平方メートルあたり5300ベクレルのセシウム137、3万2千ベクレルのヨウ素131を検出したというのは、1平方メートルのなかで1秒間にセシウム137の原子5,300個とヨウ素131の原子3万2,000個が崩壊しているということ。

ベクレル

ベクレル(becquerel, 記号: Bq)とは、放射能の量を表す単位で、SI組立単位の一つである。1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量が1ベクレルである。たとえば、370Bqの放射性セシウムは、毎秒ごとに370個の原子核が崩壊して放射線を発している。なお、放出する放射線の強さ(エネルギー)とは異なる。(Wikipedia日本語版、2011年3月23日)

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