今日は仕事帰りに新宿のタワーレコードでCDを物色。いろいろ気になるものもありましたが、とりあえず買ってきたのはこの2枚。
1枚目は、サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団:シェーンベルク&ブラームスのCD。ブラームスのピアノ四重奏曲第1番のシェーンベルクによる管弦楽曲版とシェーンベルクの室内交響曲第1番(管弦楽版)を収めたもの。
2枚目は、シャルル・ミュンシュ指揮/パリ管弦楽団:ドビュッシー「海」&ベルリオーズ「幻想交響曲」。有名な、1967年11月のパリ管旗揚げ公演のライブ録音です。
1枚目、一般的には保守的とみなされがちなブラームスと、無調音楽から12音階という革新的な作品を生み出したシェーンベルクの取り合わせは、実は、2005年4月の都響定期演奏会で若杉弘さんも取り上げたことがあります。
そのときも聞いた、シェーンベルク編曲によるブラームス:ピアノ四重奏曲第1番の管弦楽曲版というのは、ブラームス風の渋い? 手堅い響きの作品であるにもかかわらず、非常に新鮮に聞こえる不思議な作品です。といいつつ、原曲の方を聴いたことがないのですが…。(^_^;)
2枚目は、古い音源を鮮明にするためなのでしょうか、音質がかなり固くなってしまっているのが残念です。しかし、ミュンシュらしい情感たっぷりの演奏です。やっぱり「幻想交響曲」はこれくらいでないとおもしろくありません。