サントリーホールでの内田光子さんのピアノ・リサイタル。運良く2夜とも聴くことができました。
1日目(11月14日)は、こんなプログラム。
- モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
- シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
- シューベルト:ピアノ・ソナタ イ長調 D959
そして2日目(11月17日)はシューベルトのピアノ・ソナタ集。
- シューベルト:ピアノ・ソナタ ハ短調 D958
- シューベルト:ピアノ・ソナタ イ長調 D959
- シューベルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調 D960
すでにTwitterでもつぶやきましたが、内田さんのピアノって、なんでこう説得力にあふれているんでしょう。1音1音が存在感をもって響いてきます。フォルテで情熱的に奏でるところだけでなく、軽やかに演奏しても、しっかりと伝わってくるものがあります。それどころか、演奏が終わって、最後の音が消えていったあとの無音までが、その存在感をしっかりと表わしています。
ピアノに向かって演奏を始めたとたん、全身全霊がピアノに吸い込まれたかのように没入する内田さんの演奏ぶりを眺めながら、実に贅沢な時間を過ごさせていただきました。m(_’_)m
2日間のプログラムで、はじめて聴いたのがシューマンの「ダヴィッド同盟舞踏曲集」。軽やかな曲からしっとり聴かせる曲まで、さまざまな曲想の作品集。ということで、会場でCDを買い求めました。
そして、下↓は、そのときCDのオマケ?にいただいた内田さんサインです。印刷かと思いきや、直筆です。(^_^;)
初めまして、ヒロチェリと申します。
内田光子さんのピアノ・リサイタルに行かれましたか。
私は仕事の都合上、行くことができず、
大変もったいないことをしたと思っています。
特にシューベルトのソナタは、
是が非でも聴きたかったのですが。。。(●´・△・`)はぁ?
ヒロチェリさん、初めまして。
実を言いますと、17日の方は都合が悪くなって行けなくなった友人から譲ってもらったチケットで聞きに行ったものでした。
シューベルトのピアノ・ソナタはすでにCDが出ていますが、当日の演奏はそれをさらに濃密にした印象。来られなくなった友人には申し訳ないなと思いつつ、堪能させてもらいました。