東響第635回定期演奏会

東京交響楽団第635回定期演奏会(2015年11月22日)

東京交響楽団第635回定期演奏会(2015年11月22日)

昨日は、ジョナサン・ノットの指揮で東京交響楽団の定期演奏会を聞いてきました。ピアノはエマニュエル・アックス。とても刺激的で魅力的な演奏会でした。

  • リゲティ:ポエム・サンフォニック-100台のメトロノームのための-
  • J.S.バッハ(ストコフスキー編曲):甘き死よ来たれ BWV478
  • R.シュトラウス:ブルレスケ-ピアノと管弦楽のための-
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 イ長調 op.141

1曲目はリゲティ(1923-2006)が1962年に作曲した作品。副題にあるとおり、ホールに入るとステージに100台のメトロノームが並べられ、開演前から動いていて、バラバラにリズムを刻んでいます。それが時間とともにだんだん止まっていき、最後にすべてのメトロノームが停止するという超実験的な「作品」です。

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国会前抗議行動に参加しました

今夜は、戦争法強行採決から2か月、戦争法廃止!11・19国会前抗議行動に参加しました。平日の夜にもかかわらず、先月の9,500人に次いで9,000人の参加者と発表がありました。僕も先月に続いての参加。「戦争法はただちに廃止!」「戦争できる法律いらない!」「憲法破壊絶対反対!」「安倍政権は憲法守れ!」「野党は共闘!」とコールしてきました。

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新国立劇場 プッチーニ「トスカ」

新国立劇場オペラ「トスカ」(2015年11月17日)

新国立劇場オペラ「トスカ」(2015年11月17日)

今夜は新国立劇場でプッチーニのオペラ「トスカ」の初日を見てきました。

今年8月に亡くなったアントネッロ・マダウ=ディアツの演出の再演(再演演出、田口道子)で、豪華な舞台で見ごたえ抜群でした!パンフレットの表紙にあるとおり、1幕最後の「テ・デウム」のシーンでは、オペラのストーリーとは関係ないけど、原作どおり王女様まで登場して豪華絢爛でした。ただい、僕は3階席なので上から見下ろすかっこうになり、司祭様より、王女様の衣装の真っ赤なお引きずりが印象的でした。

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フリッツ・ロイター

フリッツ・ロイター(1810-1874)

フリッツ・ロイター(1810-1874)

今日は、マルクスが『資本論』第2部第20章第13節で言及しているフリッツ・ロイターという人物について調べた。

フリッツ・ロイターは、1810年生まれ(だからマルクスより8歳年上)、1874年に没したドイツ人作家。1833年に「学生組合Burschenschaft」に加入した罪で死刑判決を受け、のちに30年の重禁固に減刑された。恩赦で1840年に釈放されたが、のちにこのときの体験を『わが監獄時代』に著わしている。

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新日本フィル第549回定期演奏会

新日本フィル第549回定期演奏会

新日本フィル第549回定期演奏会

本日は、サントリーホールで、新日本フィルの定期演奏会。ダニエル・ハーディング指揮で、

  • ディーン:ドラマティス・ペルソネ ※日本初演
  • ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ベンヤミン=グンナー・コールスによる新版2015) ※日本初演

前半ディーンのトランペット・ソロはホーカン・ハーデンベルガー。

この間、ハーディングは「復活」とか今回のブル7とか大曲を振るのに、なかなか結果が伴わず、今日のブル7もかなり心配していたが、果たして如何に。

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日フィル第675回定期

日フィル第675回定期演奏会

日フィル第675回定期演奏会

昨夜は、日フィルの定期演奏会でサントリーホールへ。来シーズンから首席指揮者就任が決まったインキネンの指揮で、前半はシベリウスの珍しい2曲。後半はマーラー撰集第6弾ということで、テノール/バリトンの組み合わせで「大地の歌」。

  • シベリウス:歴史的情景第1番 op.25
  • シベリウス:組曲《ベルシャザールの饗宴》
  • マーラー:大地の歌

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Google Booksでは「児童労働調査委員会報告書」も見つかる件

マルクスが『資本論』で労働実態を明らかにするために、「工場監督官報告書」や「児童労働調査委員会報告書」などの公的報告書を縦横無尽に活用したことは、よく知られているが、そうした報告書も、Google Booksを検索すると見つかる。いくつか紹介しよう。

まずこれは、1842年に発表された児童労働調査委員会の第1次報告書(鉱山編)。エンゲルスが『イギリスにおける労働者階級の状態』で活用しているものだ。もちろん、マルクスも『資本論』で利用している。

Children’s Employment Commission. First Report of the Commissioners: Mines, London, 1842

で、こちらが1843年に発表された同委員会の第2次報告書(通商・産業編)。こちらは他の報告書と合わせて活字になっている。1843年2月2日から8月24日までの会期の「各種委員会報告書集 Reports from Commissioners」の第18号に収められている。当時のイギリスでは、議会各種委員会の報告書は単体ではなく、こんなふうにまとめて発行されていたようだ。

Children’s Employment Commission. Second Report of the Commissioners: Trades and Manufacutures, London, 1843

こちらは、1862年に設置された児童労働調査委員会の報告書。この1862年の児童労働調査委員会の報告書をマルクスは『資本論』で一番活用している。同委員会の報告書は第1次から第5次まで、それに第6次の最終報告書が出ているが、いまのところ第1次報告書から第5次報告書までしか見つかっていない。

第1次報告書(1863年)
Children’s Employment Commission: First Report of Commissioners, London, 1863

第2次・第3次報告書(1864年)
Children’s Employment Commission: Second Report of Commissioners, London, 1864

第4次報告書(1865年)
Children’s Employment Commission: Fourth Report of Commissioners, London, 1865

第5次報告書(1866年)
Children’s Employment Commission: Fifth Report of Commissioners, London, 1866

なお、↑の報告書はいずれも Reports of the Commissioners(『各種委員会報告書集』)に収められたものなんで、ほかの報告書も一緒になっているので、そこは了解していただきたい。

ところで、『資本論』にはいろいろな「児童労働調査委員会」とか「工場調査委員会」が出てくる。児童労働の禁止や工場法の制定が問題になるたびに、政府にあるいは議会に委員会が設置されたからだ。以下の記事では、それを整理してあるので参考まで。

3つの工場調査委員会
4つめの「調査委員会」

櫻井良樹『華北駐屯軍』

櫻井良樹『華北駐屯軍』岩波現代全書

櫻井良樹『華北駐屯軍』岩波現代全書

櫻井良樹氏の新著『華北駐屯軍 義和団から盧溝橋への道』(岩波現代全書、2015年9月刊)を読了。盧溝橋事件(1937年)の発端となった華北駐屯軍の歴史を、義和団事件での北京議定書による創設から盧溝橋事件発生までを丹念に追いかけた本で、日本側の資料だけでなく、アメリカやイギリスの関連資料や中国側の資料なども掘り起こして、華北駐屯軍の当初の位置づけ、とくに「列強の行動を規制する側面」を明らかにした点や、その後の第2次山東出兵やとくに「満州事変」後の変質を丁寧にあとづけ、豊台に日本軍が駐屯していたことが決して北京議定書に照らして当然の事態でなかったことを明確にしたことは本書の貴重な成果といえる。

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Google Booksではいろんなものが見つかってしまう件(続き)

Google Booksで見つかるのは『資本論』の原本だけではない。マルクスが『資本論』を執筆するにあたって利用したさまざまな文献のコピーもGoogle Booksでは見つかる。

マルクスが「機械論」を執筆するさいに勉強した「諸国民の産業」The Industry of Nationsもその1つだ。

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Google Booksで資本論の各版が見つかる件

『資本論』第1部第2版(1872年)の本扉

『資本論』第1部第2版(1872年)の本扉

Google Booksを検索してみると、マルクス、エンゲルス関係、資本論関係のさまざまな文献が見つかる。まず、『資本論』そのもの。第1部では、初版(1867年刊)は見つからないが、それ以外はコピーが公開されている。

探し方は、簡単。

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産経の世論調査でも、安保法成立「評価しない」54.9%

産経新聞とFNN合同の世論調査が発表されたが、その結果を見ても

安全保障関連法の成立を「評価する」37.5%、「評価しない」は54.9%
安保関連法の成立後も、政府は同法について説明を尽くしていると「思う」12.2%、「思わない」83.7%
秋に臨時国会を開くべきと「思う」66.9%、「思わない」23.8%
「新三本の矢」について「評価する」41.1%、「評価しない」46.3%

ほかにも、野党の選挙協力については、わざわざ「しかし各党には政策面でズレがある」とまで断り書きを入れているにもかかわらず、選挙協力は望ましいと「思う」が31.3%もあるのも注目される。参院選でどの政策を判断材料にするか?との問いに「安保法制」を「判断材料にする」と答えた人が74.4%もいて、関心の高さがわかる。

【産経・FNN世論調査】=質問と回答=各政党の支持率は? 政策の評価は? 維新分裂をどう見る? – 産経ニュース

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