憲法9条「改正すべきだと思わない」55%

毎日新聞5/4付の世論調査。「憲法9条の改正をすべきだと思いますか」の質問に、「思わない」が55%と過半数を占めた。昨年の調査では51%で、4ポイントのアップ。「改正すべきだと思う」のほうは、昨年の36%から9ポイントダウンして27%に。

そもそも、去年の調査で、「改正すべきだと思う」が46%から36%に10ポイントダウンし、「思わない」が37%から51%に急増していた。

安倍首相と自民党が、憲法改正に前のめりになればなるほど、「9条改正必要なし」の世論が増えていく。安倍首相にとっては皮肉な結果と言える。

毎日新聞世論調査:質問と回答

毎日新聞世論調査:質問と回答
[毎日新聞 2015年05月04日 東京朝刊]

<全国世論調査の質問と回答>

◆憲法を改正すべきだと思いますか、思いませんか。
      全体    男性 女性
思う    45    47 43
思わない  43    44 42

◆憲法9条を改正すべきだと思いますか、思いませんか。
思う    27(36)34 22
思わない  55(51)57 53

◆憲法改正には、まず衆議院と参議院でそれぞれ「3分の2以上」の議員の賛成が必要です。来年行われる次の参院選で、あなたは憲法改正を争点として重視しますか、重視しませんか。
重視する  56    58 54
重視しない 33    34 31

(注)数字は%、小数点以下を四捨五入。無回答は省略。カッコ内の数字は昨年4月19、20日の調査結果。

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◇調査の方法
 4月18、19日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に、調査員が電話をかけるRDS法で調査した。福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。有権者のいる1704世帯から、1015人の回答を得た。回答率は60%。

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