JR東海の社員が、新幹線に飛び込み自殺。昨年に続いて2件目。いったいJR東海に何が起きているのか?
死亡男性はJR東海社員か 新幹線人身事故（東京新聞）
JR東海社員と確認＝新幹線人身事故で神奈川県警（時事通信）
JR東海社長が陳謝 死亡は東京広報室員（東京新聞）
JR東海では、昨年10月にも社員が、静岡駅で新幹線に飛び込んで自殺している。そのとき、支社長は、自殺するなら他所でやってくれ、といわんばかりに、「安全を守るべき立場の当社社員が遅延の原因を作ってしまい、ご迷惑をおかけしました」と謝罪したことは、こんなコメント許されるの?で紹介しました。
しかし、こんなふうに自殺が続くのは、ちょっと異常です。
死亡男性はJR東海社員か 新幹線人身事故
[東京新聞 2007年7月9日 夕刊]神奈川県小田原市のJR東海道新幹線小田原駅で8日夜、線路内に立ち入った男性が新幹線にはねられ死亡した事故で、死亡したのは横浜市に住むJR東海広報部東京広報室の社員（30）とみられることが九日、分かった。
小田原署は自殺とみて調べているが、男性は8日午後8時45分ごろ、下りホーム付近から線路内に立ち入り、同駅を通過中の東京発新大阪駅行き下りのぞみ155号にはねられ、即死した。同社によると、事故により約3万人に影響し、始発列車を待つ乗客の待機場所として、東京、名古屋、新大阪の3駅で計8編成（各16両）の新幹線車両を開放。計約3,300人が車内で一夜を明かした。
東海道新幹線では昨年10月に、JR東海静岡支社の社員＝当時（31）＝が静岡駅でのぞみに飛び込み死亡している。
JR東海社員と確認＝新幹線人身事故で神奈川県警
[時事通信 2007/07/09-18:19]東海道新幹線の小田原駅で8日夜、男性がホームから線路に立ち入りはねられ死亡した人身事故で、神奈川県警小田原署は9日、男性を横浜市に住むJR東海の広報部東京広報室社員（30）と確認した。
JR東海によると、男性は7月1日付で静岡支社工務部から東京広報室に異動、報道を担当していた。男性が所持していたとみられるバッグからは遺書らしきメモが見つかっており、同署は自殺とみている。
JR東海社長が陳謝 死亡は東京広報室員
[東京新聞 2007年7月9日 19時25分]東海道新幹線小田原駅（神奈川県小田原市）で8日夜、JR東海の社員とみられる男性が線路に立ち入り死亡したことについて同社の松本正之社長は9日、大阪市内で記者会見し「多くのお客さまにご迷惑をお掛けして申し訳ない」と述べた。
小田原署は同日、男性の身元を同社広報部東京広報室の社員（30）＝横浜市＝と特定。現場から遺書のようなメモが見つかっており、同署は自殺とみている。
松本社長は「今回のことについて事情はよく分からないが、これまでメンタルヘルスのケアをやっており、さらに充実させたい」と語った。
下り新幹線が大幅に遅れたことで、乗り継ぎの電車が終わるなどしたため、同社が東京、名古屋、新大阪の3駅で新幹線の車両を使った「列車ホテル」を用意、乗客約3340人が一夜を明かした。（共同）
本日米原で人身事故です。
まだ、詳細は不明ですが、男性が線路内を歩いていたそうです。
これは、2年前の静岡駅、1年前の小田原駅の自殺事件と同様の状況です。ひょっとしたら、また自殺かもしれません。この3駅は通過列車は通過線を走り、ホームからの転落ではありえない事故です。
たしかにこれだけ自殺が続くのは異常なのですが、あなたの、「安全を守るべき立場の当社社員が遅延の原因を作ってしまい、ご迷惑をおかけしました」という謝罪を「自殺するなら他所でやってくれ」と読み取るには無理があるし、ヤクザのイチャモンによく似ている気がします。論理的飛躍ですね。
たとえ、社内に体質に問題があるにしろ、とりあえずは、安全、提示運行は鉄道会社の使命であるから、「当社社員が?」の謝罪はＯＫというより、すべき事項です。
自殺原因は後々の調査でわかることであり、時系列的にも同列に扱えないこの2つの事項を並列するのは無理があるでしょう。
ですから、そう謝罪した上で、自殺原因を究明し、社内体質の改善を図る必要があるのではないでしょうか。
ちぃさん
論理の飛躍と受けとるかどうかは、人の自由でしょう。僕は、「当社の社員の自殺でご迷惑をおかけした」ならともかく、わざわざ「安全を守るべき立場の当社社員が遅延の原因を作ってしまい」というあたりに、十分“悪意”を感じ取れるのですが…。
しかし、なんであれ、論理の飛躍＝ヤクザのイチャモンというのは、それこそ論理の飛躍。
つまり、あなたのコメントはヤクザのイチャモンだと言うことになります。
人の意見にコメントを付けるときは、礼儀をわきまえましょう。礼儀をわきまえないコメントこそイチャモンそのものです。