GAKU について

年齢:50代 性別:男 都道府県:東京都(元関西人) 趣味:映画、クラシック音楽、あとはひたすら読書

超新星爆発の瞬間を観測


超新星爆発をとらえた映像(NASAのホームページから)

アメリカとイギリスの研究チームが、超新星爆発の瞬間を観測することに成功!! これまでは超新星爆発が起こって星が明るくなった段階で、初めて発見され、観測されていました。今回の観測はもちろん偶然の産物なんですが、お見事でした。

この観測で、超新星爆発は2段階にわたっておこり、最初にX線が放出されたことが判明。これまでの理論による予測が裏付けられたというのも、興味深い結果です。

NHKニュース 超新星爆発の瞬間 観測に成功
「恒星の死」超新星爆発の瞬間を初めて観測(AFPBB News)

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出た?!! 万葉集の歌を書いた木簡

甲賀市・史跡紫香楽宮跡出土木簡 あさかやま面(左) なにはつ面(右) 〔産経新聞〕
甲賀市・史跡紫香楽宮跡出土木簡 あさかやま面(左) なにはつ面(右) 〔産経新聞〕

滋賀県の紫香楽宮跡から出土した木簡に、万葉集の歌が書かれたことが判明。しかも、その木簡の年代は、どうやら万葉集が編纂されたとされる年よりも前だというのです。万葉集の編纂作業あるいは成立プロセスを示す現物資料になるんでしょうか? すごい、すごすぎる…。

万葉集成立前?に万葉集収録の歌を書いた木簡が出土(朝日新聞)
万葉集の木簡が初出土 紫香楽宮、難波津の歌も(MSN産経ニュース)
優雅な歌会「文化首都」示す 紫香楽宮・木簡和歌確認(京都新聞)

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南京大虐殺「否定本」、ふたたび敗訴

南京大虐殺の生き残り・夏淑琴さんが、「ニセモノ」と決めつけられたとして、東中野修道『「南京虐殺」の徹底検証』(展転社)を訴えた裁判で、1審に続いて、2審でも、名誉毀損を認め東中野氏と展転社が敗訴しました。おめでとうございます。

「産経新聞」は「研究書」と書いていますが、1審の判決は、「学問研究の成果に値しない」と指摘しています。要するに、「研究書」といえるような代物ではない、ということです。

南京虐殺本訴訟:名誉棄損、2審も賠償認める 出版元側が敗訴(毎日新聞)
2審も著者らに賠償命令 南京事件研究書訴訟(MSN産経ニュース)
二審も著者に賠償命令=南京大虐殺本で被害者を「偽者」?東京高裁(時事通信)

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トヨタ、QC活動に残業代

トヨタ自動車が、QCサークルの活動に残業代を支払うことを決めました。

QC活動は、事実上、会社側が強制しているにもかかわらず、これまで「従業員の自主的な活動」として、残業代を支払ってきませんでした。しかし、昨年11月、名古屋地裁で、QC活動の時間も「業務」と認定し、元従業員が急死したのは過労死だったとする判決が下され、確定しています。

トヨタ、「カイゼン」に残業代 業務と認定、来月から(朝日新聞)
トヨタ QC活動に全額残業代(NHKニュース)

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EU 減反制度の完全撤廃へ

EU委員会が、共通農業政策の改革案として、減反政策の完全撤廃を提案。これまで耕作地の10%が減反対象でしたが、これが撤廃されれば、500万ヘクタールが再び作付け可能となります。

いまどき減反は流行らない…、ということ。日本も、減反政策を見直し、食糧自給率の向上にとりくむべし。

EU 減反制度の撤廃を提案(NHKニュース)
EU:共通農業政策を見直し 食糧高騰受け減反廃止など(毎日新聞)
EU、減反の完全撤廃を提案(NIKKEI NET)

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「格差は広がりすぎ」 フィナンシャル・タイムズ紙が世界8カ国で世論調査

「日経新聞」のコラムにあったフィナンシャル・タイムズ紙の世論調査を発見!! (^_^;)

フィナンシャル・タイムズ5月19日付の「大分水嶺のような収入の不平等」という記事。ヨーロッパ5カ国、アジア(日本と中国)、アメリカの8カ国で世論調査を実施。その結果、どこでも「金持ちと貧乏人とのギャップはあまりに広がりすぎている。金持ちはもっと税を支払うべきだ」と考えられているという点で非常に際立った結論が出たと述べるとともに、「グローバリゼーションの波が『スーパー金持ち階級』を生み出したため、収入の不平等が多くの国で重大な政治的争点になっている」と指摘している。記事中では、国連開発計画の2005年報告の推計として、「世界の最も金持ちの50人は、最も貧しい4億1,600万人よりもたくさん稼いでいる」というデータも紹介されている。

Income inequality seen as the great divide(FT.com)

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小泉和裕 都響レジデント・コンダクター就任披露公演

東京都交響楽団第663回定期演奏会

小泉和裕氏のレジデント・コンダクター就任披露公演ということで、月曜日、上野の東京文化会館で都響の定期演奏会を聴いてきました(今年19回目のコンサート)。

  • リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
  • ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 “ワーグナー” 1888/89ノヴァーク版第3稿

ソリストは、ドイツ生まれのアリス=紗良・オットさん。

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「毎日」夕刊「特集ワイド」に共産党・志位委員長!!

「毎日新聞」2008年5月21日付夕刊の紙面から

今日の「毎日新聞」夕刊の2面「特集ワイド」欄に、共産党の志位和夫委員長が登場しました!!

「『派遣労働』国会質問 若者の声代弁」「ネットでモテモテ」「ウルトラCなるか!?」という見出しで、志位委員長がインターネット上で人気となっていることを紹介しています。

特集ワイド:ネットでモテモテ、志位和夫・共産党委員長 ウルトラCなるか!?(毎日新聞)

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「全額税方式」で企業負担はゼロ!! 国民に負担押しつける財界の野望

政府の社会保障国民会議が、基礎年金に「全額税方式」を導入した場合の試算を発表。しかし、どの試算でも国民負担は増税になっている。

しかし、現在、厚生年金の保険料は労使折半になっている。それを「全額税方式」として、全額消費税でまかなおうというのだから、企業側の負担がゼロになる分、国民の負担が増えることになるのは当たり前。オイラも、このブログで、そのことを何度も指摘してきたが、「全額税方式」という仕組みは、要するに、企業の負担を減らそうという財界の要望に沿った「改革」案なのだ。今回の資料によっても、そのことが改めて証明されたといえる。

日本経団連自身が、14日に、年金財源は「全額税方式で」という提言を発表している。社会保障「国民」会議などといいながら、実態は社会保障「財界」会議に他ならない。

基礎年金:「税方式」国民負担を試算 社会保障国民会議(毎日新聞)
年金税方式試算(1):サラリーマン 全世帯に増税直撃(毎日新聞)
年金税方式試算(2):自営業 月収50万円前後で差 年金生活者にも負担が(毎日新聞)
年金税方式試算(3):納付実績の扱いで差 3パターン提示(毎日新聞)
年金税方式試算(4)止:生活保護費、圧縮効果は限定的 消費行動変化の考慮なし(毎日新聞)
日本経団連:「基礎年金は全額税方式」が有力な選択肢(毎日新聞)

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死者4万人、倒壊家屋536万戸、被災民約1235万人

中国・四川大地震、発生から1週間をむかえたが、死者は4万人を超え、負傷者は24万人、倒壊家屋536万戸、損壊家屋2143万戸、被災民は1235万人にのぼっている。

阪神・淡路大震災のときは、死亡者は6437人。負傷者は4万4000人、倒壊家屋は全半壊25万棟、一部損壊39万棟、焼失家屋7500棟、避難した人は約30万人だった。四川大地震の被害が桁違いに大きいことがよく分かる。

死者4万人超え、倒壊家屋は536万戸に(読売新聞)
倒壊家屋536万戸、核施設の被災も 四川大地震(朝日新聞)

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SF作家・今日泊亜蘭さん、死去

SF作家の今日泊亜蘭(きょうどまり・あらん)さんが、12日に亡くなられていたそうだ。

1957年、日本最初のSF同人誌「宇宙塵」の結成に参加。代表作は、『光の塔』(1962年)、『最終戦争』(1974年)、『縹渺譚(へをべをたむ)』(1977年)、『宇宙兵物語』(1982年)、『我が月は緑』(上下、1991年、92年)など。現在は、いずれもハヤカワ文庫で入手可(のはず)。現在はいずれも品切れですが、古本屋を探せば手に入ると思います。

僕も、70年代にSFに興味を持ったころから、“この人の名前は何て読むのだろう?”と悩んだりもしましたが、ハヤカワ文庫や『SFマガジン』で愛読させていただきました。ご冥福をお祈りします。m(_’_)m

訃報:今日泊亜蘭さん97歳=作家(毎日新聞)

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芝健介『ホロコースト』

芝健介『ホロコースト』(中公新書)

ヒトラー・ドイツでナチスによっておこなわれたユダヤ人の大量殺戮。映画「シンドラーのリスト」や「戦場のピアニスト」で、大きく、重いテーマとなった問題ですが、600万人にものぼるユダヤ人の殺害は、なぜ、どのようにしておこなわれることになったのか。著者は、ナチスのユダヤ人政策が、どのように変遷していったかを丹念にあとづながら、戦争の進展のなかで「追放」政策が行き詰まり、「絶滅収容所」による計画的な大量殺戮にいたったとしています。

しかし、「最終解決」が始まる以前の、ユダヤ人を「劣等民族」として社会から締め出し、権利と財産を剥奪し、ゲットーに押し込めていく過程だけでも、読んでいて、うんざりしてきます。

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共産党・志位委員長がサンプロでマルクスを語る!!

サンデープロジェクトに出演した志位委員長(2008年5月18日)

共産党の志位和夫委員長が、今朝のサンデープロジェクトに出演。

「なぜいまマルクスか」、「資本主義は限界か?」、「日本経済の問題点」、「カール・マルクス『資本論』の精神」、「投機の問題点」、「ルールなき日本の資本主義」、「貧困・投機・環境」など、約25分間にわたって、田原総一郎氏の質問に答えました。

日本のテレビで、共産党の委員長を相手に、マルクスをここまで取り上げた番組は初めてではないでしょうか。いや?、面白かったです。田原氏も自分なりのマルクス論を展開して、投機マネーや格差の問題で、けっこう志位さんと議論が噛み合ってました。

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長島誠一『現代マルクス経済学』

長島誠一『現代マルクス経済学』(桜井書店)

書店でパラパラとめくってみたときにちょっと面白そうと思って買ってきた本。どこが面白いかというと、『資本論』にそった経済原論的な本のようでありながら、随所に、現代の日本および世界の資本主義経済、資本主義企業がどうなっているか、という具体的な問題が挟み込まれているところです。例えば、第2章「貨幣経済」で、金本位制度の停止から始めて、現在の通貨制度のもとで価値尺度機能がどうなっているかなどが論じられています。

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四川大地震:300kmの断層が動いていた!!

四川省の大地震を引き起こした断層は長さ300kmにもわたっていました。

300kmといってもピンと来ませんが、東京?名古屋が直線距離で約260km。東京?仙台、あるいは京都?下関ぐらいでほぼ300kmです。北九州市?大隅半島の先端までもほぼ300kmですから、九州全体を真っ二つにするような断層が動いたということになります。

そう考えてみると、今回の地震の規模の大きさが分かるのではないでしょうか。

四川大地震、断層のずれは最大13メートル(読売新聞)
四川大地震/断層破壊は2段階/エネルギー「阪神」の30倍/地震波から解析(しんぶん赤旗)

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榎原雅治『中世の東海道をゆく』

榎原雅治著『中世の東海道をゆく』(中公新書)

ちょっと気分転換にと軽い気持ちで読み始めたのですが、意外に面白かったです。鎌倉時代に京から鎌倉に下った貴族の日記から、当時の東海道がどこを通っていたか、どんな道だったのかなど、徹底的に日記の記述などにこだわって調べています。

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安保戦略会議、今年は開けず

秋山直紀氏が事務局長を務める日米平和・文化交流協会や、自民、公明、民主の国防族議員でつくる安全保障議員協議会がアメリカ側と共催してきた日米安全保障戦略会議が、秋山直紀氏をふくむ防衛利権への追及によって、今年はとうとう開催されないことになりました。

安保戦略会議が中断/日米軍需利権追及の影響(しんぶん赤旗)

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27歳に31歳… 都響第662回定演Bシリーズ

東京都交響楽団第662回定期演奏会

昨日は、サントリーホールで、都響定期演奏会Bシリーズを聴いてきました(今年18回目)。チェロのガブリエル・リプキンは1977年生まれの31歳、指揮者のヤクブ・フルシャにいたっては1981年生まれの27歳、うむむ…。

  • スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
  • ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 op.107
  •   (休憩)
  • プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より

やっぱり、この日のメインは、リプキンでしょう。

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