先日、米政治学者のジェラルド・カーティス氏が、西松建設違法献金問題で民主党・小沢代表の対応を「総理の資格なし」と厳しく批判したという記事が「朝日新聞」他に載っていた。
で、もう少し詳しい発言が分からないかと思っていたら、カーティス氏を呼んで意見を聞いた「政治資金問題第三者委員会」なるものが発言速記録を公表していた。
「説明不足の小沢氏、総理の資格なし」 カーティス教授(朝日新聞)
政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会 ?政治資金問題第三者委員会 ?
先日、米政治学者のジェラルド・カーティス氏が、西松建設違法献金問題で民主党・小沢代表の対応を「総理の資格なし」と厳しく批判したという記事が「朝日新聞」他に載っていた。
で、もう少し詳しい発言が分からないかと思っていたら、カーティス氏を呼んで意見を聞いた「政治資金問題第三者委員会」なるものが発言速記録を公表していた。
「説明不足の小沢氏、総理の資格なし」 カーティス教授(朝日新聞)
政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会 ?政治資金問題第三者委員会 ?
ハヤカワ文庫で『素粒子物理学をつくった人びと』(上・下)が出ました。親本は、1986年刊の原著の邦訳として1991年に出版されたものですが、文庫版は1996年に出た原著改定版の翻訳となっています。さらに、下巻には、鎮目恭夫さんの「文庫版への訳者あとがき」と、岡村浩さんの付録「その後の素粒子物理の歩みとノーベル物理学賞受賞の日本人の仕事について」が収められています。岡村氏の解説は、本書では、南部陽一郎氏の研究まで取り上げられているので、その後の素粒子物理学の動きを補足してくれるものです。
物理学者へのインタビューをもとに構成された本書。鎮目さんは、「文庫版への訳者あとがき」で、「本書が文庫版として出版されることになったのは、明らかに、昨年度(2008年)のノーベル賞が日本の素粒子物理学者3名に与えられたことの反映」(下、466ページ)と書かれていますが、いえいえ、十分面白いです。(^^;)
全国各地の草の根で活動している「九条の会」の活動を報道するニュースを、インターネットから拾い集めています。
引き続き、いろいろな海外メディアに取り上げられている日本共産党ですが、今度は、英紙「ガーディアン」が「不満な日本人は息を吹き返した共産党に向かう」と題する記事を掲載しました。
Disgruntled Japanese turn to resurgent communists | guardian.co.uk
大分キヤノンを解雇された請負労働者のみなさんに、総額2億円の解決金が支払われることになりました。おめでとうございます。ヽ(^。^)丿
しかも、その2億円のうち半分は、キヤノンが負担するそうです。名目はどうであれ、請負労働者の解雇をめぐって、発注元メーカーが責任を認めたのは画期的です。
キヤノン請負の解雇者ら解決金支払いで合意(大分合同新聞)
キヤノン半額負担 元請負社員の「解決金」(大分合同新聞)
解雇の非正社員らに解決金支払い合意…大分キヤノン請負会社(読売新聞)
先日ご紹介したフランスのL'expressの記事を翻訳されている方がいらっしゃいました。「青年の頃からフランスに興味を抱き、退職後パリ郊外に住んでいます」というjeanbaljeanさんです。
オイラはフランス語はまったくダメダメなので、記事が載っていることは紹介できたものの、記事の詳しい内容までは分かりませんでした。(^_^;)
ということで、記事を日本語で読みたい方は、こちら↓をどうぞ。
イル・サンジェルマンの散歩道 フランスのエクスプレス紙(2月21日)、日本共産党を紹介 ?前編ー
イル・サンジェルマンの散歩道 フランスのエクスプレス紙(2月21日)、日本共産党を紹介 ?後編ー
今日は東フィルの演奏会で、渋谷のオーチャードホールへ。
1曲目は、ショスタコーヴィチが1934年に「ジャズ音楽の地位向上」のためのコンクール用に作曲した作品だとか。舞台には、ヴァイオリン、コントラバス、サクソフォンが3台(ソプラノ、アルト、テナー)、トランペット、トロンボーン、ピアノ、シロフォン、ドラムなどのほかに、バンジョーとハワイアン・ギターが並びます。
先週の金曜日、日フィルの2009年春季シリーズの始まりは小林研一郎氏の指揮でブルックナー第4番から!! ということで、サントリーホールへ行ってきました。
浦田健次郎:北穂に寄せて〔世界初演〕
ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》
ブルックナーでコバケン氏の指揮は、やりたいことのよく分かるものでした。弦も、ブルックナーにふさわしいきれいな響きをさせていました。ほんとに、日フィルの弦はよくなりましたねぇ。(^^;)
物凄いブログを発見しました!! 福岡県弁護士会のサイトの一部なのですが、題して「弁護士会の読書」。
どうやらペンネームらしいのですが、霧山昴さんという方が、ほぼ1日1冊のペースで更新されています。それも、文庫や新書ではなく、けっこう分厚い単行本を。すっ、すごい!! (・・;)
フランスの国際ニュース専門チャンネルのFrance 24が「危機が共産党員を増やす」と題して、日本共産党のリポートを動画配信しています。
日立グループ企業が、エコ冷蔵庫で偽装をおこなっていたことが発覚。
しかし、1日や2日では腐るはずもない餡子の賞味期限を1日書き替えただけで、和菓子屋にあれだけの新聞、テレビが連日殺到したのに、今回は、なぜかメディアは公取委の発表をそのまま流すだけ。日立に記者会見をひらかせる訳でもなく、なんでこんなミスが見逃されたのか追及する姿勢もない。
いくら大スポンサーだ言っても、これじゃあ、あまりに態度が違う。メディアのみなさん、ちょっと舐められすぎじゃありませんか?
日立の冷蔵庫で「エコ偽装」、排除命令(TBS News-i)
不当表示:「日立」エコ表示で 大型冷蔵庫、リサイクル材使わず――公取委が排除命令(毎日新聞)
省エネ賞の冷蔵庫、実は不当表示 日立子会社に排除命令(朝日新聞)
米外交専門誌『フォーン・ポリシー』誌2009年5-6月号に、「まったく現代的なマルクス」と題する論文が掲載されています。ちなみに、同号は表紙もマルクスです↑。
Foreign Policy: Thoroughly Modern Marx
著者Leo Panich氏は、Socialist Register の編集者なので、彼がマルクスについて書くのは不思議ではありませんが、それが『フォーリン・ポリシー』誌に掲載されたというところが面白いですね。
日本共産党の都議候補・阿部まことさんが、ブログに、「『朝日新聞』のコラムニスト早野透さんが、『日刊スポーツ』に『解決策はマルクスにあり』と書いている」と対話がはずんだ、と書かれていました。
なぬ? と、「日刊スポーツ」のサイトを見ましたが、見つかりません。でも、4月5日付に載っているよ、と教えていただきました。
早野氏は、年間自殺者が3万人を超えるのは異常だと述べて、「自殺、不況、派遣切り、規制緩和政策は、同一線上に並んだ問題である」と指摘。そして、「この豊かな社会で、なぜ自殺が増え、派遣の若者が野宿し、年度末の3月も各地で派遣村ができるようなことになるのか」と問いかけています。
そして、『理論劇画 マルクス資本論』の出版に触れつつ、「現代の貧困も差別も派遣切りも、解決策はここにある」「もう一度マルクスに立ち返るべき時代なのかも知れない」と結んでいます。
AP通信が「日本経済の落ち込みで共産党が上げ潮に」と題する記事を配信。米各紙に掲載されています。
Communist party surges as Japan's economy withers : The Associated Press
昨日公開されたばかりの映画「レイチェルの結婚」を、渋谷・Bunkamuraル・シネマで見てきました。(今年3本目)
姉レイチェルの結婚式を前に、妹のキムが施設から帰ってきます。いちおう温かく迎えられるキムですが、ささいな行き違いや家族の態度、言葉に、キムは神経をピリピリさせます。そしてついに、結婚式前夜に姉と妹が大衝突…。
ということで、泣いてわめいて、家族がぶつかり合う映画です。(^^;)
松田磐余『江戸・東京地形学散歩』(之潮)。某書店では、日本史(近世史)のコーナーに置いてありましたが、どちらかと言えば地形学の本じゃないのかな〜
とくに第1章「武蔵野台地と東京低地の形成」は、東京の地形がどうやってできたかというお話ですが、話は、およそ12〜13万年前の最終間氷期から、江戸時代以降の人間による埋め立て、戦後の地盤沈下まで、なかなか長大なスケールです。
昨年9?10月に、「民青新聞」に連載した「社会変革をめざした先輩 マルクス、エンゲルス」(全3回)をアップしました。
「民青新聞」編集部から、『蟹工船』ブームや「派遣切り」などで「この世の中、ちょっとおかしいぞ」と声を上げ始めた若い世代の人たちに、「マルクスってどんな人?」というのを紹介してください、ということで依頼されて、締め切りに追われつつ書いたものです。
すでにあちこちで話題になっている『理論劇画 マルクス資本論』(かもがわ出版)。私もようやく手に入れました。(^_^)v
このマンガは、もともと門井文雄さんという方が1982年に描かれたもの(大陸書房刊)ですが、それを今回は、マンガ評論家の紙屋高雪氏が一部再構成して再刊(新刊?)されたものです。また、新しく10項目の「解説」がつけ加わり、いまの金融危機や派遣労働の問題をとりあげ、より現代的に仕上げられています。
この『理論劇画 マルクス資本論』の最大の魅力は、紙屋氏も解説で指摘されていますが、ドレス工場での女性労働者の「たんなる過労死」やシーニアの「1時間」など、マルクスが当時の労働者がどんな状況に置かれていたかを告発した部分を、ページを割いて、しっかり描き込んであることでしょう。「ここがロドス島だ、ここで跳べ」のところも、わざわざイソップ童話の話までマンガに描かれています。マルクスが『資本論』で何を明らかにしようとしたか、たんに理論にとどまらない迫力、面白さが伝わってきます。