ピリオド奏法で 金聖響指揮東京シティフィル定期演奏会

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団第231回定期演奏会

昨日は、オペラシティで、金聖響氏の振る東京シティ・フィルの定期演奏会を聞いてきました。プログラムは、ハイドンの44番にモーツァルトの40番、ベートーヴェンの4番と、まるで引き算でもしたみたいな組み合わせでした。(^^;)

 ハイドン:交響曲第44番 ホ短調 Hob.I-44 「悲しみ」
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
   (休憩)
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 op.60

全曲とも、第1バイオリンと第2バイオリンを左右に配置する古典配列で、ピリオド奏法で、金聖響氏のこだわりが存分に発揮された演奏会でした。また、ハイドンは8-8-6-5-3、モーツァルトは10-10-8-6-4、ベートーヴェンは12-12-10-8-6と、徐々にオケが大きくなって、まさに古典派の発展の歴史を聞いているかのようでした。

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映画「セントアンナの奇跡」

セントアンナの奇跡

日曜日、散髪してさっぱりしたあと、夕方から日比谷シャンテで、映画「セントアンナの奇跡」を見てきました。

予告編を見たときは、ミステリー仕立ての映画だろうか? 事件の秘密をこの子どもが握っているのかなと思ったのですが、実際に見てみると、まったく違っていました。

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日フィル インキネン主席客演指揮者就任披露演奏会

日フィル第613回東京定期演奏会

暑い(熱い?)夏のたたかいが終了して、金曜日は久しぶりのコンサート。新しく日フィルの主席客演指揮者に就任したピエタリ・インキネンの就任披露演奏会(第613回定期演奏会、サントリーホール)へ行ってきました。

 ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
   (休憩)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47

インキネンは、フィンランド出身のバイオリニストで指揮者。1980年生まれというから、まだ29歳!! プログラムに載っていたポートレートは、首にマフラーなんぞ巻いて、なんだこのにやけた男は?!と思ったりもしましたが、いざ実際に振ってみると、表面的な派手さはないものの堅実な指揮ぶりで、なかなか充実した演奏でした。

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チョン・ミョンフン×東フィル×ブラームスSym.1&2

チョン・ミョンフン×東フィル×ブラームス交響曲第1番&第2番

チョン・ミョンフン×東フィル×ブラームス交響曲第1番&第2番

東京フィルハーモニー交響楽団 第775回サントリー定期シリーズ

 ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 op.73

指揮:チョン・ミョンフン/コンサートマスター:三浦章広
サントリーホール/2009年7月24日 午後7時開演

今日は、サントリーホールで、チョン・ミョンフン×東フィルによるブラームス・チクルスの第1夜。交響曲第1番と第2番という重厚なプログラムでした。

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神尾真由子 ヴァイオリン・リサイタル

神尾真由子 ヴァイオリン・リサイタル

6月30日、東京オペラシティで、神尾真由子さんのリサイタルを聴いてきました。プログラムは、

 ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタ)
 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調 op.75
 ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ホ短調 op.36a
 ワックスマン:カルメン幻想曲

神尾真由子さんのヴァイオリンは、力強いというか、向こう気が強いというか、ともかくそのパワーのすごさとテクニックが魅力です。前半はロマン派の有名どころでその魅力を堪能させ、後半は現代的な作品で、さらにそのパワーとテクニックを鳴り響かせるという構成。

実際にナマで聴いてみると、もっと荒々しいのかと思っていたのですが、ずっと聴かせる演奏でした。パワーやテクニックもすてきでしたが、動から静、あるいは静から動へと移りゆくダイナミックさが印象に残りました。

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チョン・ミョンフン×東フィル×ヴェルディ「椿姫」

東フィル:ヴェルディ歌劇「椿姫」

東京フィルハーモニー交響楽団 第772回サントリー定期演奏会

ヴェルディ:歌劇「椿姫」より(コンサートスタイル・オペラ)

指揮:チョン・ミョンフン/ヴィオレッタ(ソプラノ):マリア・ルイジ・ボルシ/アルフレード(テノール):ダニール・シュトーダ/ジェルモン(バリトン):ヴァシリー・ゲレッロ
合唱:新国立劇場合唱団

サントリーホール/2009年6月26日 午後7時?午後9時40分

僕の通っている東フィルの定期はホントは日曜日のオーチャードなのですが、仕事が入ってしまったので、昨日のサントリーと振り替えてもらいました。

当日会場に行ってみると、2階LBの前の方で、舞台に近いかなりいい席でした。チケットを見るとA席。僕の定期はB席なので、かなり得な振り替えになったようです。(^_^)v

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ラザレフ×日フィル×プロコ 爆裂大音響お見事でした!!

日フィル第611回定期演奏会(2009年6月19日)

昨晩は仕事を早めに終えて、日フィルの定期演奏会へ行ってきました。今月はラザレフ氏の指揮で、プロコフィエフ・シリーズの第2弾です。

  • チャイコフスキー:組曲第4番 《モーツァルティアーナ》
  • モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調
  • プロコフィエフ:交響曲第2番 ニ短調

1925年、フランス亡命中に作曲された交響曲第2番は2楽章構成で、即物的というか、破壊的というか、映画「メトロポリス」のような感じの大音響爆裂曲でした。しかし、それでも決して破綻せずに、見事に緊張感を保って演奏しきっていました。おそらく日フィルのみさんは相当しごかれたんでしょう。ほんとにブラボー!! でした。

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日フィルの弦が華麗に響く? (T^T)ウルウル

日本フィルハーモニー交響楽団第186回サンデーコンサート

今日は「民族芸能を守る会」の茨木一子さんのお別れの会に参加したあと、池袋へまわって、当日券で日フィルのコンサートを聴いてきました。指揮はアレクサンドル・ラザレフ、ピアノは伊藤恵さん。

  • ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》序曲
  • シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
  • ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

それにしても、ラザレフが振ると日フィルの音がほんとに違って聞こえますねぇ。こんなに弦がきれいに響くなんて… (T^T)ウルウル

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リミニ・プロトコルの「カール・マルクス:資本論、第一巻」が放送されます

ドイツの演劇集団?「リミニ・プロトコル」が先日、東京で上演した「カール・マルクス:資本論、第一巻」(東京バージョン)がNHK教育の芸術劇場で放送されます。

2月に僕も見てきましたが、プロの俳優を使わず、『資本論』に関連する素人が登場し、『資本論』の朗読もしながらすすむ不思議な演劇です。

放送予定は、7月10日(金)午後22時30分からです。

7月10日(金)の放送内容: NHK教育 芸術劇場

コバケン×わが祖国 都響第681回定期

東京都交響楽団第681回定期演奏会(2009年5月26日)

昨日は、夕方からは都響のサントリー定期へ。コバケンこと小林研一郎氏の指揮で、スメタナの交響詩「わが祖国」を聴いてきました。もともと、小林氏は昨年10月の定期演奏会で都響を振る予定でしたが、文化会館が会場をダブルブッキングするという前代未聞のミスをしでかして、公演中止となったため、今回が仕切り直しの都響定期への登場となりました。

氏の指揮は、郷愁をさそうような安易な演奏スタイルに陥ることなく、太く、力強く、重厚な演奏。コバケン節健在といったところでしたが、それでいて、決してスメタナの思いをこめた雰囲気を決してそこなわないところはお見事。

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苫小牧のお菓子屋さんが広告に多喜二

苫小牧の老舗のお菓子屋さんが、市内に配っている広告で、小林多喜二の記事を連載しているそうです。北海道新聞のニュースです。

「多喜二と三星」つづった縁 苫小牧の菓子老舗、広告に連載コラム : 北海道新聞

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ベルサイユの子 フランスという国の奥深さを考えた

ベルサイユの子

憲法集会と銀座パレードのあと、Cine Switch銀座で、公開されたばかりの映画「ベルサイユの子」を見てきました。(今年4本目)

幼い息子エンゾを連れて、夜のパリの街を寝場所を探して歩く若い母親。ホームレスの支援施設で一夜を過ごした後、ベルサイユ宮殿の森の中で、社会から離れて暮らすダミアンに出会う。翌朝、ダミアンが目覚めると、母親は姿を消していた。残されたエンゾとダミアンは…。

先日、予告編を見たときには、ダミアンの暮らす掘っ立て小屋が火事になったり、ダミアンが病気になりエンゾが助けを求めにベルサイユ宮殿に走っていったり、ということで、捨てられたエンゾとダミアンの交流の話かと思っていたのですが、実際に見てみると、それだけではありませんでした。(^^;)

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エッティンガー×ローマの祭 東フィル第769回オーチャード定期演奏会

東京フィルハーモニー交響楽団2009年4月

今日は東フィルの演奏会で、渋谷のオーチャードホールへ。

  • ショスタコーヴィチ:ジャズ・オーケストラのための組曲第1番
  • ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
  • レスピーギ:交響詩「ローマの祭」 

1曲目は、ショスタコーヴィチが1934年に「ジャズ音楽の地位向上」のためのコンクール用に作曲した作品だとか。舞台には、ヴァイオリン、コントラバス、サクソフォンが3台(ソプラノ、アルト、テナー)、トランペット、トロンボーン、ピアノ、シロフォン、ドラムなどのほかに、バンジョーとハワイアン・ギターが並びます。

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コバケン×ロマンティック 日フィル第609回定期演奏会

先週の金曜日、日フィルの2009年春季シリーズの始まりは小林研一郎氏の指揮でブルックナー第4番から!! ということで、サントリーホールへ行ってきました。

  浦田健次郎:北穂に寄せて〔世界初演〕
  ブルックナー:交響曲第4番《ロマンティック》

ブルックナーでコバケン氏の指揮は、やりたいことのよく分かるものでした。弦も、ブルックナーにふさわしいきれいな響きをさせていました。ほんとに、日フィルの弦はよくなりましたねぇ。(^^;)

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で、家族の絆は回復されたのか? 映画「レイチェルの結婚」

レイチェルの結婚

昨日公開されたばかりの映画「レイチェルの結婚」を、渋谷・Bunkamuraル・シネマで見てきました。(今年3本目)

姉レイチェルの結婚式を前に、妹のキムが施設から帰ってきます。いちおう温かく迎えられるキムですが、ささいな行き違いや家族の態度、言葉に、キムは神経をピリピリさせます。そしてついに、結婚式前夜に姉と妹が大衝突…。

ということで、泣いてわめいて、家族がぶつかり合う映画です。(^^;)

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14歳の少女の目から描かれた‘あの時代’

リリィ、はちみつ色の秘密

本日は仕事帰りに、日比谷で映画「リリィ、はちみつ色の秘密」を見てきました。(今年2本目)

アメリカで公民権法が成立した1964年。法律はできたけれども、黒人差別はなくならない。そんな“時代”を、14歳の少女リリィの目から描いた作品です。

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またまた買ってしまいました… (^_^;)

クリュイタンス指揮/ラヴェル:バレエ音楽《ダフニスとクロエ》全曲クリュイタンス指揮/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ他

実は先週、インバル×都響でラヴェルの「ダフニスとクロエ」全曲版の演奏会がありまして、なかなかの好演だったようです。小金井方面うろうろがなければ聴きに行っていたのですが…。(/_;)

ということで、ラヴェルのCDを2枚ばかり購入。1枚目がバレエ音楽《ダフニスとクロエ》全曲、2枚目は組曲《クープランの墓》、亡き王女のためのパヴァーヌ他を収録。どちらもアンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団による1962年の演奏です。

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すみません… 買ってしまいました (^^;)

川久保賜紀・遠藤真理・三浦友理枝トリオ:ラヴェル

ヴァイオリンの川久保賜紀、チェロの遠藤真理、ピアノの三浦友理枝の3人によるCD。先日、製作過程をテレ東「みゅーじん」で紹介していましたが、さっそく買ってしまいました。(^^;)

収録されているのはすべて、モーリス・ラヴェルの曲。
なかなか、しっとりした作品に仕上がっていると思います。

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すかいらーく、東響への支援中止

神奈川県川崎市のミューザ川崎を本拠地とする東京交響楽団。すかいらーくが年1億円を超える支援の中止を伝えていたことが明らかになりました。

バブル華やかなりし頃に、さんざんもてはやされたメセナですが、世界的な経済危機の中で、苦境に立ち至っています。神奈川新聞の記事によれば,同楽団の年間収入は13億円あまり。そのうちの1億円の削減ですから、かなり大きな比率です。市民による支援を含め、ぜひとも頑張ってほしいと思います。

すかいらーく、東京交響楽団支援を取りやめ/川崎(神奈川新聞)

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