買っちゃいました

Leonard Bernstein Beethoven The 9 Symphonies

年末で「第九」を聴きまくってますが、ふと気がつくと、なぜかバーンスタインのベートーヴェンのCDをもってませんでした。(^^;)

ということで、先日、日フィルの「第九」を聴いた帰りに、新宿のタワレコで買ってきました。5枚組みです。演奏はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で、1978年の録音です。

まだ落ち着いて聴いたのは「第九」だけなのですが、さすが30年以上前の録音。第4楽章26分以上という堂々とした演奏です。いまどきの快速サクサクのベートーヴェンもいいですが、こういう重厚長大路線も捨てがたいものがありますねぇ。

さすが木下美穂子さん!! ヒュー・ウルフ×読響×第九

読響「第九」コンサート(2010年12月20日)

年の瀬だからって、なにも連日「第九」を聞きに行かなくったって…、とつっこまれそうですが、今日は読響の「第九」コンサートで、またもやサントリーホールへ。

 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125 〈合唱付き〉

指揮はヒュー・ウルフ。ソリストはソプラノ木下美穂子、メゾ・ソプラノ林美智子、テノール高橋淳、バリトン与那城敬の各氏、合唱は新国立劇場合唱団でした。ヒュー・ウルフの元気いっぱいの指揮ぶりもよかったのですが、合唱はうまいし、ソリストも見事で、大変充実した演奏を聴かせていただきました。m(_’_)m

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押さえつつ充実させて インキネン×日フィル×第九

日フィル「第九」特別演奏会(2010年12月19日)

「第九」第2弾として、今日、サントリーホールで日フィルのコンサートを聴いてきました。指揮は、日フィルの主席客演指揮者ピエタリ・インキネン。

 ベートーヴェン:《エグモント》序曲
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125 《合唱》

インキネンは、先日の定期演奏会で「がっかり」したところがあったのですが、今日は、押さえながらも充実させた響きで、ソリスト、合唱のすばらしさともあいまって、見事な演奏でした。

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ああ、ブルックナーを聴ける喜び!! 尾高忠明×読響×ブル8

読売日響第499回定期演奏会(2010年12月13日)

ブル8月間の最後は、読響の定期演奏会。指揮は尾高忠明さん。

 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108 ハース版

今日は、金管は左手のホルンとワーグナーチューバの隣にチューバを座らせ、センターはトロンボーン、そしてトランペットがいちばん右手という順番。これが尾高さんのアイデアなのかどうか、僕には分かりませんが、ホルンとトランペットの対照がおもしろく聞こえました。

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「毎日新聞」 日本共産党のスポーツ政策を紹介

「毎日新聞」2010年12月11日付夕刊本日の「毎日新聞」夕刊のスポーツ欄(5面)の「スポーツ政策を考える」という連載に、日本共産党の広畑成志・スポーツ委員会責任者が登場しています。

日本共産党は、スポーツを国民の権利と位置づけている数少ない政党です。広畑氏は、「自由で自主的な活動であるスポーツを擁護してどう発展させていくか。そのために政治は何をなすべきか」と問いかけ、「スポーツ施設の拡充、充実、指導者の配置、競技者の活動保障などの環境整備を財政的に支援するのが政治の役割であり、責任でもある」と指摘。さらに、経済不況や「格差の拡大」で、「スポーツをしたいけどできないという問題が生じている」ことにも注目して、「スポーツを楽しめる自由な時間を国民が確保でき、社会的サービスとして国民が無理なく適切な費用で楽しめるような条件を整備していくことが非常に大事だ」と指摘しています。

スポーツ政策を考える:広畑成志・日本共産党スポーツ委員会責任者:毎日新聞

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もやっと、もやっと… インキネン×日フィル×マーラー

日フィル第626回定期演奏会(2010年12月10日)

今朝は、寝過ごした!と思って目が覚めたにもかかわらず、体がさっぱり動かず、もがき苦しんだあげく、時計を見ると午前2時半…。それをしっかり確かめたにもかかわらず、まだ、寝過ごした、急いで起きなくちゃ…と真剣に焦りまくって、なんでこんなことをやってるんだろう? と思ったところで、目が覚めました。要するに夢か寝ぼけたかなんでしょうが、すっかり目が覚めてしまい(目が覚めてから時計を見たら、やっぱり午前2時半でした)、まったくの寝不足の一日でした。(- -;)

で、ふらふらのまま仕事をして、そのままふらふらしながら、サントリーホールへ。日フィルの定期演奏会です。

 シベリウス:組曲《クリスティアン2世》 op.27
 マーラー:交響曲第1番 ニ長調 《巨人》

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「第九」シーズンの始まりです

東京フロイデ合唱団第13回「第九」演奏会(2010年12月5日)

本日は、退職した職場の先輩の参加するアマチュア合唱団の「第九」演奏会を聴くために、池袋の東京芸術劇場へ。オケは日フィル、指揮は小松長生氏です。

  • ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 J.277
  • ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 op.125 「合唱」

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これぞ完璧なシューマン パーヴォ・ヤルヴィ×ドイツ・カンマーフィル

パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団シューマン交響曲全曲演奏会

昨日、今日とオペラシティで、パーヴォ・ヤルヴィ&カンマーフィルのシューマン交響曲全曲演奏会を聴いてきました。

まず3日のプログラム。

  • シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレ op.52
  • シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120
  • シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 op.38 《春》

4日のプログラムはこちら。

  • シューマン:《マンフレッド》序曲 op.115
  • シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61
  • シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 op.97 《ライン》

4曲の中で一番よかったのは、やっぱり初日の第4番。先日、カンブルラン×読響で同曲の「第1稿」を聴きましたが、今回はいわゆる改訂稿。重苦しさと軽やかさとがないまぜになって立ち上ってくるシューマン独特の香りが、実に見事に伝わってきました。

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インバルにぴったり 都響×ブル6

都響第707回定期演奏会(2010年11月30日)

今日は、都響の定期演奏会ということで、またもやサントリーホールへ(今シーズンは、どのオケの定期もみんなサントリーホールにしてしまったので、サントリーホール日参状態です)。ブル8月間のただ中で、本日は、インバルが都響相手に、ブル6を振ります。

  • モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
  • ブルックナー:交響曲第6番 イ長調

インバルのブルックナーというと、いろいろと「稿」へのこだわりがあったりしますが、この第6番にかんしていえば、ブルックナーが改訂をおこなわなかったので、そういう問題はなし。安心して聴いていられます。(^_^;)

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なるほど確かに「ど真ん中への超変化球」

読売日響第498回定期演奏会(2010年11月29日)

ブルックナーばっかり聴いて、いささかヘロヘロ気味ですが、本日は読響の定期演奏会。指揮は、読響常任指揮者のシルヴァン・カンブルラン。プログラムは、かなり変わり種です。

  • ドビュッシー(コンスタン編曲):〈ペレアスとメリザンド〉交響曲
  • コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
  •  休憩
  • マーラー(ブリテン編曲):野の花々が私に語ること(原曲:交響曲第3番 第2楽章)
  • シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120(第1稿)

ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」は、今年5月の新日フィルの定期演奏会で、コンサート・オペラ形式で聴いたことがありますが、そのときは茫洋としてつかみどころがなく、何とも分かりかねていたのですが、それに比べると今日の演奏は印象がよりはっきりして、とてもよく分かりました。コンスタンの編曲で、全体が25分程度に短縮されたこともあるのでしょうが、同じように曖昧模糊とした世界観を見せながら、それでもずいぶんと親しみやすい印象をもちました。

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嗚呼、王道のブルックナー スダーン×東響

東京交響楽団第28回川崎定期演奏会(2010年11月28日)

ブル8月間第3弾。スダーン指揮、東京交響楽団のブルックナー交響曲第8番をミューザ川崎で聴いてきました。

  • ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
  • ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB.108 (ノヴァーク版第2稿)

当初はチケット買ってなかったんですが、友人の「スダーンのがある意味いちばん本命かも知れない」という言葉に、ついチケットを買ってしまいました。(^_^;)

で、聴いてみたら、なるほど確かにこれがいちばん王道のブルックナー。東響の弦も美しく、第1ホルン、第1トランペット、第1トロンボーンを2人にして、金管もきれいにきらめいていました。

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疲れました… チョン・ミョンフン×東フィル×ブル8

東京フィルハーモニー交響楽団第794回定期演奏会

ブル8月間第2弾。ということで、金曜日はサントリーホールへ。指揮はチョン・ミョンフン、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。

ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WBA.108(ノヴァーク版)

さて、演奏が始まって気がついたのですが、コントラバスがやたらに多い。僕の席(2階LD席)からはヴァイオリンの数がよく分からなかったのですが、20(18?)-18-16-14-12編成。サントリーホールのステージはいっぱいです。

そのせいかどうか分かりませんが、ともかく疲れました。これまでいろんなブルックナーを聴きましたが、こんなに疲れたのは初めてでした。

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本日も聴いて参りました

日フィル第625回定期演奏会(2010年11月13日)

昨日でかけた高関健×日フィル×ブルックナー交響曲第8番。あれいらい、頭の中でブルックナーが鳴り続けております。

ということで、本日、当日券でもう一度、高関健×日フィル×ブルックナー交響曲第8番を聴いて参りました。(*^_^*)

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ああなんと見事な演奏か 高関健×日フィル×ブル8

日フィル第625回定期演奏会(2010年11月12日)

高関健氏が、約20年ぶりの日フィル定期演奏会でブルックナー交響曲第8番を振る、ということで、仕事が終わると一目散にサントリーホールへ。

会場に入ってみると、オケは対抗配置で、左手にコントラバスが陣取り、ホルンは右側へ。しかし演奏が始まってみると、これが作品にぴったりに思えてきました。

プログラムに載っていた高関氏へのインタビューによれば、ブルックナーは、作曲するさい、「先に曲の構成を決め、和声進行もほぼ決定、フレーズの長さを表す小節数まで書き込んだのちに五線譜に音符を書き始めた」そうな。音楽は聴くばっかりで、楽器の演奏もできなければ譜面も読めないオイラにはさっぱり分かりませんが、それでも、まず曲の構成、和声、フレーズの長さが決まって、そのあと音階を決めていくなんていうことが可能なのかと思ってしまいますが、あのがっちりした構造を考えると、なるほどと思いました。

本日の高関さんの指揮では、この構造がしっかりと再構築されていました。テンポは抑えめなのですが、それで曲が重くなることはなく、さらにこれまた抑え気味ながら金管楽器の華やかなコラールと、これが日フィルかと思うほどの繊細かつ力強い弦。スクロヴァチェフスキよりも、はるかにがっちりしたブルックナーで、もうただただ聞き惚れるばかりの見事な演奏でした。

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おいらの耳がだめなのか? 都響第705回定期演奏会

都響定期Bシリーズ(2010年10月25日)

11月のイベント準備でヘロヘロの毎日。さすがに今日はもう無理かと一度は諦めたのですが、6時半には仕事が一段落してしまったのと頭痛がひどくなってこれ以上仕事をする気力をなくしてしまったので、「洪水よ、わが亡き後に来たれ」とばかりにサントリーホールへ急行。ブルックナーとなれば、やっぱり聴かずにはいられません。(^_^;)

  • エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
  • ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 “ロマンティック” 1878-80年 ノヴァーク版第2稿

とはいえ、到着したときにはすでに1曲目が始まっていて、第3楽章からの立ち見になりました。

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さすが尾高さん、お見事でした

日フィル第624回定期演奏会(2010年10月22日)

金曜日は日フィルの定期演奏会でサントリーホールへ。僕の好みからいうと、1回券ならおそらく選ばないようなプログラムですが、そういう曲も聴けるというのが定期会員の面白みです。

  • オネゲル:交響詩《夏の牧歌》
  • ラヴェル:バレエ組曲《マ・メール・ロワ》
  • ウォルトン:オラトリオ《ベルシャザールの饗宴》

日フィルがフランスもの…?! というと、一昔前ならキワモノか怖いもの見たさ(聴きたさ?)という感じでしたが、いまの日フィルは違います。尾高さんのていねいな指揮ぶりもありますが、弱音のところまで弦がきれいな、柔らかい音を響かせていました。お見事!! という感じでした。

さらに素晴らしかったのが、後半の「ベルシャザールの饗宴」。

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ああ、至福のブルックナー

読売日響第497回定期演奏会(2010年10月16日)

昨日に続き、本日は読響の定期演奏会でサントリーホールへ。ミスターSこと、スクロヴァチェフスキの指揮によるシューベルト&ブルックナーの7番&7番です。

  • シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.759 〈未完成〉
  • ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107

前半、12-10-8-6-4の編成で始まった「未完成」は、出足から柔らかく、ふっくらとした弦の音色に引き込まれてしまいました。今日はブルックナーを期待して聴きに来たのですが、こんな見事な「未完成」は初めて。感動してしまいました。

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N響×ネルロ・サンティ×アイーダ

NHK交響楽団10月定期公演Aプログラム(2010年10月15日)

11月のイベントの準備でテンテコ舞いで、連日、ノー味噌がツンツルテンになりそうな状況のなか、終業時刻になるとともに職場を抜け出し、NHKホールへ。6時開演ぎりぎりに、なんとか滑り込みました。

 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲、演奏会形式)

指揮はイタリア出身の大御所ネルロ・サンティ。「アイーダ」全曲を暗譜で振るのだからたいしたもんです。

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デトロイト響、減給反対でスト

昨日、オイラのブログのカウンターがなぜか1909ものアクセスを集めました。なんで? と思って調べてみたら、Yahoo!ニュースのこのトピックスにこのブログの古い記事が取り上げられたため、たくさんの人がリンクをたどって訪問してくれたようです。

クラシック音楽 – Yahoo!ニュース

ニュースは、アメリカのデトロイト交響楽団が、オーケストラメンバーの給与削減に反対して、シーズン開幕を目前にしてストライキに突入したというもの。ベテラン奏者の基本給が10万4650ドルから7万0200ドルに減給されるといいます。1ドル85円で換算すると、およそ890万円から600万円弱になる計算です。地元Detroit Free Pressを調べたら、8月ぐらいからもめていたようです。

デトロイト交響楽団、減給反対で開幕直前にスト突入:Reuters
DSO players picket at Max:Detroit Free Press

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オーボエって、こんなに表現力があったんですね

読響 第175回東京芸術劇場名曲シリーズ(2010年9月30日)

ヒンデミット特集ということで楽しみにしていた18日の定期演奏会は、残念ながら聴くことができませんでしたが、ひょんな話で招待券をいただき、昨日、下野竜也氏の振る読響のコンサートへ行ってきました。

  • 岡崎慶紀:哀歌
  • R・シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調
  • ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55 《英雄》

オーボエって、けっこう地味なんですけど、この日の奏者フランソワ・ルルーは、右へ左へ、上へ下へ振り回したりぐるぐる回したり、ともかく忙しい。(^_^;)

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