どうもご祝儀相場にはならなかったようで…

麻生内閣の発足を受けての世論調査。「朝日新聞」の調査では、内閣支持率は48%。さすがに福田内閣末期に比べれば高いけれども、新内閣発足時で比べれば、小泉→安倍→福田→麻生と下がりっぱなし。「毎日新聞」の調査でも、内閣発足時の支持率としては、福田内閣を12ポイントも下回る低調ぶり。

しかし、結果は総じて2面的。国民はまだ迷っているということだろうか。

麻生内閣支持48% 比例投票先、自民が民主上回る(朝日新聞)
麻生内閣:支持45% 前政権比12ポイント減(毎日新聞)
麻生内閣支持率48% 福田政権発足時下回る(共同通信)

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『サイゾー』 日本共産党の「政権奪取」計画を直撃?!

『サイゾー』2008年10月号表紙

月刊『サイゾー』10月号(9月18日発売)の表紙↑の右上に、「志位委員長を直撃 共産党『政権奪取』計画」の文字が…!! (クリックすれば拡大して見れます)

ということで、さっそく中を開いてみたら、8ページにわたって、日本共産党を特集していました。曰く、「ブームをうまく活用すれば、政権獲得までは無理でも、政局のキャスティング・ボードを握ることぐらいは可能では?」「それを念頭に、共産党が政権の一翼を担うための具体的な方策をマジメに検討してみた」――。僕から見れば、?なところもありますが、そういうところも含めて、「マジメ」な企画!?です。(^_^;)

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自民支持率、あまり改善せず…?

福田首相の唐突な政権投げだし、党利党略丸出しの総裁選レース。最大の狙いは、自民党の支持率浮上ですが、はたして、そんなにうまくいくのでしょうか?

TBSの世論調査では、自民党支持率は先月より1.7ポイントダウン。「朝日新聞」の世論調査では、自民党の支持率はやや持ち直していますが、衆院選の投票先としてはまったくの伸び悩み。支持率浮揚策は、あまり成功していないようです。

自民党支持率やや下がる、世論調査(TBS News-i)
「早く解散を」56%、「首相無責任」66% 本社調査(朝日新聞)

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テリー伊藤氏の正論

毎日新聞夕刊の「テリー伊藤の現場チャンネル」で、テリー伊藤氏が、福田首相の突然の退陣表明にたいして、至極まっとうな意見を書かれています。

テリー伊藤氏は、自民党の首相が2代続けて突然政権を放り出してしまったことも無責任だと批判されていますが、それ以上に批判されていることがあります。

それは、総裁選が始まったとたん、テレビも新聞も、自民党の無責任ぶりはすっかり忘れてしまって、「次は誰か」報道に突っ走ること。「だれがどう見ても、解散総選挙で民主党を叩きつぶすことを最優先に考えたメディア戦略と日程」なのに、なぜそれにのせられるのか?!、と。

誰もが感じている当然の疑問ですが、メディアのど真ん中で活躍するテリー氏の意見なだけに、説得力があります。

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GDPマイナス2.4%に大きく落ち込む

13日に内閣府が発表したGDP速報値が、実質で前期比マイナス0.6%、年率換算でマイナス2.4%と落ち込んでいて、大きな衝撃を呼んでいる。

これまで日本の景気は“外需頼み”と言われてきたが、その外需がマイナス2.3%(実質)と大きくへこんだうえに、ようやく回復しかけていた家計消費もマイナス0.7%(帰属家賃を除く実質家計最終消費支出)と落ち込み、日本経済は八方ふさがりの状態になってしまった。“外需頼み”経済の脆さが露わになった形だ。

見逃せないのは、GDPデフレーターが前年同期比1.6%と再び下落幅を拡大していること。ふたたびデフレが忍び寄りつつあるのかも知れない。

4-6月実質GDP、年率マイナス2.4% 1年ぶり減(NIKKEI NET)

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改造しても福田内閣の不人気は減らず…

内閣改造後のNHKの世論調査。福田内閣の支持率は3ポイント上がって33%になったものの、「不支持率」も1ポイント上がって58%に上昇。内閣改造・自民党役員人事についても「評価する」の35%に対し、「評価しない」が57%を占めた。

「改造で人気回復」という目論見は、とりあえず完全に失敗したようだ。

NHK世調 内閣支持率33%(NHKニュース)

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消費税増税「反対」が過半数

ちょっと古いニュースになってしまいましたが、消費税増税にかんする時事通信と共同通信の世論調査。いずれも消費税増税に「反対」の回答が過半数を占めた。共同通信の調査は「社会保障財源確保のための引き上げ」と断ったうえでの調査だが、それでも反対が61.8%を占めている。

朝日新聞の世論調査は、消費税増税が「必要」か「必要ない」かという質問なので、結果が多少違っているが、それでも「必要なし」が47%で「必要」44%を上回っている。

消費税増税「反対」が過半数=「賛成」42%?時事世論調査(時事通信)
消費税上げ拒否感強まる 電話世論調査(共同通信)
内閣支持率24% 「サミットで指導力発揮」も24%(朝日新聞)

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福田改造内閣 支持率再浮上せず?!

福田改造内閣の支持率。「毎日」は3ポイント増の25%、「朝日」は24%横ばい。共同の調査でも「やや回復」とはいえ、依然として31%で、不支持48.1%を大きく下回っている。

ところが「読売」だけは41%と大きく好転。しかし、同じ調査で、今回の改造で福田首相に対する評価が変わったかという質問にたいする回答は、72%が「変わらない」、「上がった」12%に対して「下がった」13%で、これだけみると、内閣支持率が上がる理由は何もない。詳しい設問などが不明だが、面妖な調査だ。

福田改造内閣:支持率3ポイント増の25% 評価せず56%――毎日新聞世論調査(毎日新聞)
内閣支持横ばい24% 麻生幹事長高評価 本社世論調査(朝日新聞)
改造内閣支持31%、やや回復 全国電話世論調査(共同通信)
内閣支持41%に好転、「麻生幹事長」評価66%…読売調査(読売新聞)

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日本人の勤勉さが失われてしまう…?!

読売新聞が、日本人の「勤労観」について世論調査を実施。

これまでの同様の調査と一番の違いは、「日本人の勤勉さがこれからも続くと思うか?」の質問。これまでは、50%以上が「続くと思う」と回答していたが、今回はわずか35.2%。逆に、「そうは思わない」は、これまで33.4%から40.8%へと増えてはいたものの、61.0%と初めて50%を超えた。

しかし、これは「勤労観」の問題だろうか? 非正社員が3分の1を超えるようになって、働いても働いても報われることが少なくなる一方、株などで大金を手にする人間が現れるようになったのでは、誰だって、「勤勉さが続く」とは思わなくなるだろう。そういう社会の変化の反映と見るべきだろう。

日本人「勤勉続くと思わない」61%…読売調査(読売新聞)
「年間連続調査・日本人 (8)勤労観」 2008年7月調査(面接方式)(読売新聞)

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サミットは地球温暖化対策で何をしたのか?

洞爺湖サミットが終わりました。サミットの課題はいろいろあったが、地球温暖化問題について、サミットは何をしたのか。関連情報を集めてみた。

再送:〔焦点〕G8温室ガス削減合意に新興国から後退批判、09年末の決着に不透明要素(ロイター)
社説:北海道・洞爺湖サミット 先進国の削減責任が不明確だ(毎日新聞)
社説:G8合意、50年50%排出削減の微妙さ(日経新聞)
新興5か国が政治宣言、先進国により大きなCO2削減求める(読売新聞)
温室効果ガス削減目標、新興国と合意できずG8宣言の力不足示す(ロイター)

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「東京新聞」記者の眼でも『蟹工船』

「産経新聞」のイチャモンつけはほっといて、昨日の「東京新聞」夕刊(6/28)の「記者の眼」欄で、文化部石井敬記者が、「『蟹工船』ブームの背景」について書いていました。

「派遣やアルバイトで一生食べて行かざるを得ないと覚悟する若者が、どれほど深い絶望感を抱いているのか」「社会の側が『蟹工船ブーム』をどれだけ危機感を受け止められるかにある」と指摘しています。

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産経新聞、こんどは『蟹工船』にいちゃもんをつける

『蟹工船』ブームに、お定まりの反響意識を目覚めさせた「産経新聞」が、でかでかと紙面の3分の1ほどの場所をつかって、『蟹工船』へのいちゃもん付けをやっています。

しかし、「資本の論理によって嗅覚(きゅうかく)鋭く動く出版社と、かつてのスター作家の復権によって共産主義をPRしたいとする勢力との間で、密(ひそ)やかな結託が図られたのではないか」などと、恐ろしげに書いていますが、そもそも「産経新聞」自身がその『蟹工船』ブームを記事にしているのだから、自分で自分のケツを蹴飛ばしただけのことです。

しかも、その内容が実にお粗末…。

【土・日曜日に書く】編集委員・福島敏雄 いま、なぜ「蟹工船」なのか(産経新聞)

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『蟹工船』ブームは海外メディアからも注目されているらしい

今朝(6/27)の「読売新聞」に、「気になる! 蟹工船ブーム『格差の証拠』」という記事が載っています。新潮文庫の増刷は、ついに35万7000部!!

その記事の中で紹介されていましたが、『蟹工船』ブームは海外メディアの注目も集めていて、新潮文庫編集部はAPやロイターの取材を受けたそうです。

蟹工船ブーム「格差の証拠」(読売新聞)

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『蟹工船』 NHK朝のニュースに登場!!

先ほど放送されたNHKの朝のニュース(「おはよう日本」7時35分から約7分間)で、小林多喜二『蟹工船』が取り上げられました。

『蟹工船』のメッセージを今の若者がどう受け止めたか、ということに焦点を置いて取材されています。

「蟹工船」のメッセージ 今若者に(NHKニュース、2008年6月26日午前7時半?)
NHKニュース「おはよう日本」(6月26日朝放送)から

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NHK、毎日放送でも『蟹工船』が取り上げられます

白樺文学館の多喜二ライブラリーによると、6月26日(木)朝のNHKのニュース番組と、27日(金)夕方の毎日放送のニュース番組と、で、『蟹工船』の特集番組が放送されるそうです。

毎日放送の番組は、関西ローカルですので、こちらでは見ることができません。関西方面のみなさん、ぜひチェックしてみてください。

多喜二ライブラリー・ブログ: 6/26NHKおはよう日本で「蟹工船」と若い世代をとりあげます
多喜二ライブラリー・ブログ: 6/27大阪・毎日放送「蟹工船」特集放送予定

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関西テレビ:スーパーニュースアンカー「蟹工船」特集

関西テレビ・スーパーニュースアンカー「なぜ今、売れる? 蟹工船」(6月6日放送)
関西テレビ・スーパーニュースアンカー「なぜ今、売れる? 蟹工船」(6月6日放送)

先週の金曜日(6月6日)、関西テレビの夕方のニュース番組「スーパーニュースアンカー」で、「なぜ今、売れる? 蟹工船」と題して、『蟹工船』ブームが取り上げられました。関西ローカルでしたが、ようやく映像を見ることができました。

先日の「めざましテレビ」よりも、もうちょっと落ち着いた雰囲気で、なぜいま『蟹工船』が読まれるのか、大学生や派遣で働いていた女性に取材をしています。

関西テレビ・スーパーニュースアンカー「なぜ今、売れる? 蟹工船」(6月6日放送)

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社会保障財源のためでも消費税の増税には反対51%

NHKの世論調査。内閣支持率の動きよりも、重要なのは社会保障に関する質問。

  • 社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制するという政府の「骨太」方針について、「維持すべき」13%にたいし「見直すべきだ」が45%を占めたこと。
  • また、社会保障費の財源確保のための消費税増税について、「賛成」22%にたいして「反対」51%を占めたこと。「社会保障の財源確保のため」とわざわざ断ったうえで、なお反対が過半数となった意味は大きい。

社会保障抑制見直しを 45%(NHKニュース)
NHK世調 内閣支持率26%(NHKニュース)
NHK世論調査 各党の支持率(NHKニュース)

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『蟹工船』は神戸でも売れているらしい

「神戸新聞」でも『蟹工船』ブームが取り上げられました。僕もいったことのある三宮のジュンク堂書店でも『蟹工船』は売れているそうです。

その記事のなかで、新潮社から、2チャンネルに書き込まれたIT業界の悲惨な実態が出版される、という話が紹介されています。いったいどんな本になるんでしょうねぇ。

ブーム再来で、若者を中心によく売れている小林多喜二の「蟹工船」=7日午前、神戸市中央区、ジュンク堂書店三宮店(撮影・大森 武)=神戸新聞6/7付
ブーム再来で、若者を中心によく売れている小林多喜二の「蟹工船」=7日午前、神戸市中央区、ジュンク堂書店三宮店(撮影・大森 武)=神戸新聞6/7付

「蟹工船」が若者に人気 広がる格差、名作に脚光(神戸新聞)
ブームの主役「プレカリアート」の悲惨な現実(ゲンダイネット)
天地人(東奥日報)

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関西テレビニュースアンカーで「蟹工船」を紹介

小林多喜二の『蟹工船』が、関西テレビのスーパーニュースアンカーでも取り上げられるということは、前に紹介しましたが、関西ローカルのニュースだったので、東京では見れませんでした。

しかし、6/6に放送された番組の内容を、“緑の森を楽しく歩いた”のwinter-cosmonさんが詳しく紹介して下さっています。ありがとうございます。m(_’_)m

緑の森を楽しく歩いた: なぜ今、売れる?「蟹工船」

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