野党になった自民党の総裁選で、谷垣禎一氏が総裁に選出された。
得票を見ると、河野太郎氏は知名度もあるので、地方票はそこそこ集めたものの、国会議員の間ではすこぶる任期が悪い。西村康稔氏を下回ったのは、正直、ショックだろう。その西村氏は知名度がないので、地方票もとれなかった。
野党になった自民党の総裁選で、谷垣禎一氏が総裁に選出された。
得票を見ると、河野太郎氏は知名度もあるので、地方票はそこそこ集めたものの、国会議員の間ではすこぶる任期が悪い。西村康稔氏を下回ったのは、正直、ショックだろう。その西村氏は知名度がないので、地方票もとれなかった。
アメリカが国連安保理に、「核兵器のない世界」を目指すとする決議案を提出したそうです。
この決議案は、今月24日に開かれる「核不拡散と核軍縮に関する安保理首脳級会合」での採択を目指すもの。オバマ米大統領は、今年4月のプラハ演説で、「核兵器のない世界を目指す」と宣言しました。
この演説をうけて、志位委員長は、オバマ大統領に書簡を送りましたが、その中で志位委員長が提起した問題の1つが「核兵器廃絶を正面からの主題としての交渉」を開始することでした。それが実現に向かって動き始めたということでしょうか。
「核なき世界を創造」国連安保理が決議へ : 読売新聞
米、「核のない世界」決議案を配布 : TBS News-i
「核兵器なき世界」目指す/米政府 安保理会合に決議案/24日に首脳級が協議 : しんぶん赤旗
鳩山代表、核密約調査公表を明言 新政権発足後に実施、見解変更も : 共同通信
民主党、社民党、国民新党の政権合意が取り結ばれた。その全文が朝日新聞に載っていたので、資料として貼り付けておく。
今日、共産党の講演会で志位和夫委員長が言っていたが、もともとは財界の肝いりで、自民党政治の枠組みのなかでの「二大政党による政権交代」をめざして発足した民主党だけれど、今回の総選挙では、財界仕込の政策・公約とともに、財界の意向とは矛盾する政策・公約を掲げた(だからこそ「過渡的」 ((「過渡的」というのは、「その状態が最終的、完成された形態・状態ではない」という意味。自民党政治の枠内での「政権交代」なのか、新しい方向への一歩になるのか自体も「過渡的」だし、新しい方向への一歩になったとしても、日本の政治の抜本的な方向変換になるかどうかも「過渡的」だから、そういう意味で「過渡的」政権という見方は非常に重要だと思う。))政権なわけだ)。そこを分析的にとらえ、国民の利益にかなうものについては前向きにその実現を促し、逆に、国民の利益を損なうものについてはきっぱり反対する。この「建設的野党」の立場が重要になるというわけだ。そういう視覚で、この政権合意を見ると、どうなるのか。研究はこれから。
民主党圧勝の選挙結果を受けてのマスメディアの世論調査。
どれもだいたい似たような結果を示している。すなわち、民主党が勝ったことは「よかった」、民主党政権には「期待する」、しかし、民主党のかかげる政策については「心配だ」、というもの。ここらあたりに、今回の民主党圧勝を生み出した国民世論が反映しているように思われる。
民主新政権に「期待する」74% 朝日新聞世論調査 : 朝日新聞
民主圧勝「よかった」68%…読売調査1 : 読売新聞
自民「政権奪還できる」66%…読売調査2 : 読売新聞
「故人献金、納得できぬ」73%…読売調査3 : 読売新聞
「衆院選結果」2009年9月緊急電話全国世論調査 : 読売新聞
「新首相」に期待が71% 政権交代「よかった」は49% : 東京新聞
ちょっと古くなりましたが、17日におこなわれた日本記者クラブの党首討論会について、ブログ「世に倦む日日」で、「各党討論は志位和夫の8分間が圧巻だった」との評価が書かれていました。
世に倦む日日 6党党首討論 – 志位和夫のエクセレンス、福島瑞穂のプログレス
僕も党首討論を見ましたが、志位さんはそうはいってもやっぱり麻生首相と論戦すると思っていたので、8分間をまるまる鳩山民主党代表との論戦に費やしたのは、正直驚きました。
しかし、終わってみれば、志位さんの選択は正解だったと思います。
すでに、大阪の中村さんから「日刊スポーツ」での反響をコメントしていただきましたが、これがその「しんぶん赤旗」に載った元内閣官房長官・野中広務さんのインタビューです。
実際読んでみると、なかなか胸をうつものがあります。これが、選挙の時には京都で共産党攻撃の先頭に立ったこともあるあの人物の言葉かと思ったりもしますが、最後に、「蟹工船」ブームなどに触れて、若い人たちが動き始めていることに、日本が「平和な国としてやっていけるスタート台に立てるのではないかと思っています」という感想を述べておられるのが印象に残りました。
本日の「東京新聞」こちら特報部で、共産党の志位和夫委員長が核兵器廃絶を願ってオバマ米大統領に送った書簡と返書が大きく取り上げられました。(^_^)v
こちら特報部:敵対超えた恋文 「志位」と「オバマ」 : 東京新聞
しかし、残念ながら、インターネットでは「こちら特報部」は前文しか読めません。(^^;)
すでに昨日になってしまいましたが、「毎日新聞」夕刊の2面「特集ワイド」欄で、共産党の志位和夫委員長のインタビューが「志位さん『親オバマ宣言』?」という東スポばりの?付きの見出しで、大きく取り上げられました。
「毎日新聞」は、6月1日付朝刊の「風知草」で志位委員長のオバマ大統領宛書簡を「戦略不在の空白を突いた鋭い切り込みだった」と評価していましたが、今回のインタビューもその続きといえます。志位さんがオバマ大統領のプラハ演説のどこに注目したのか、なぜ書簡を送ったのか、などなど質問しています。
昨日付け「毎日新聞」2面の「風知草」欄で、同紙専門編集委員の山田孝男氏が、共産党の志位和夫委員長がオバマ米大統領に送った書簡に注目し、「戦略不在の空白を突いた鋭い切り込みだった」と評価しています。
それによれば、同じころに、麻生首相もオバマ大統領に書簡を送っていたそうですね。しかし、その中身は、核抑止の維持を求めるもの。核兵器廃絶に向かって世界が動いているときに、なんという方向音痴!! なるほど「戦略不在」です。
風知草:麻生の手紙、志位の手紙=専門編集委員・山田孝男 : 毎日新聞
核廃絶:国会決議へ調整…抑止力めぐり難航も : 毎日新聞
今日の「東京新聞」1面と3面に、核兵器の「持ち込み」にかんする日米密約が存在し、それを外務省中枢官僚が代々引き継いで管理していたことが、複数の外務事務次官経験者の証言から明らかになった、という重大なニュースが載っています。これは共同通信が配信したもの。
日米間では、タテマエでは、米軍が日本の領土・領海内に核兵器を持ち込む場合には「事前協議」を申し入れることになっています。そのため、歴代の日本政府は、「事前協議がない以上、核兵器は持ち込まれていない」と答弁してきました。しかし、実際には、1960年の安保改定時に、日米間で、核兵器を搭載した艦船や航空機が日本の港や飛行場を通過・寄航するケースについては、事前協議の対象としない(つまり、米軍は自由に核兵器を持ち込める)旨の「密約」が交わされていました。
これは、日本共産党の不破哲三元議長が、衆議院議員だった2000年3?4月に、初めてアメリカ側資料から「密約」の存在を明らかにして、党首討論や予算委員会の場で政府を追及した問題です。政府は、不破さんの追及にたいして「密約は存在しない」と答弁しましたが、今回の報道でそれがまったくのウソであったことがあらためて確認されたということです。
核持ち込み密約、外務次官ら管理 首相、外相の一部に伝達(共同通信)
次官経験者の証言要旨 核持ち込み日米密約(共同通信)
昨日、オバマ米大統領は、ホワイトハウスでキッシンジャー氏らに会ったあと、あらためて「アメリカは核兵器の脅威を減らし、最終的にはなくすためにロシアや各国と協力しながら指導力を発揮することが求められている」と、核兵器廃絶をめざす決意を示しました。
こうやって考えると、共産党の志位和夫委員長の核兵器廃絶に向かっての行動を求めた書簡に、オバマ大統領が返書を送ってきたというのは、たまたまのことではない、ということが分かるし、返書の中味も、オバマ政権としてよく考えたものになっている、ということが分かります(つまり、オバマ政権が真剣に日本政府との協力を願っている、ということです)。
今日、有明コロシアムで開かれた共産党の演説会で志位委員長が語ったところによると、オバマ大統領の返書を受けて、志位委員長はさっそく麻生首相に党首会談を申し入れ、本日午後、会談がおこなわれ、その場で、日本政府としても核兵器廃絶を正面にかかげた協議をただちに開始するようにイニシアティブを発揮するように申し入れたそうです。
しかし、麻生首相は「今まで聞いた大統領の演説のなかでもっともすごい演説だ」とは言ったものの、みずからイニシアティブをとるというような明確な回答はなかったとか……。世界が核兵器廃絶に向かって動き始めようというときに、被爆国・日本の総理大臣がこれでは、困ったもんです。(-_-;)
米大統領 核兵器削減へ決意 : NHKニュース
核廃絶へイニシアチブを=米政府から返書受け、首相に要請?共産・志位氏 : 時事通信
共産党の志位和夫委員長は、4月28日、オバマ米大統領の核兵器廃絶演説(4月5日、プラハ)に注目して大統領に書簡を送っていましたが、オバマ大統領からの返書が、16日、日本共産党に届いたことが明らかにされました。
共産党にオバマさんの手紙、志位委員長「公式ルート開けた」(読売新聞)
志位さんの記者会見の様子は、こちら↓で見ることができます。
麻生首相が、厚生労働省が「肥大化している」として、分割の具体案を検討するように与謝野経財相に指示。
厚生労働省は、2000年、小渕内閣が「省庁再編」と称して厚生省と労働省を統合して誕生したもの(発足は2001年1月)。そのときから、国民生活に直接かかわる厚生行政と労働行政を1つの省に統合してしまうことに根強い批判があった。にもかかわらず、自民、公明は「省庁再編」を強行したのだ。
わずか9年前のこと。あのときの議論はいったいどうなったのか? それにほっかむりしたままでは誰も納得しない。
小沢一郎・民主党代表の辞任について、社民党の福島瑞穂党首は、記者にたいして「政治とカネの問題について明快な説明はなかった。国民の疑問に答えていないのは極めて問題だ」と批判のコメントを述べていました。
しかし、最初に小沢氏が「何の問題もない」と記者会見したときには、福島さんは「一応の説明責任は果たしたと思う」と言っていたはずなのですが…。
いったい、いつ、どんな理由で「明快な説明はなかった」に変わったのでしょうか? この疑問に、福島さんが答えていないのは「極めて問題」です。
小沢氏辞任表明 野党各党「説明責任果たされず」(NIKKEI NET)
社民党首、小沢氏は「説明責任一応果たした」(朝日新聞)
民主党の小沢代表が辞意を表明。
小沢代表が居座り続ければ続けるほど、麻生内閣の支持率が回復してゆくのだから、辞めざるを得なくなったところだろう。しかし、西松建設違法献金問題については何の釈明もなく、時事通信の記事が指摘するとおり、民主党にとっては「辞めて片がついた」といえるような状況ではないだろう。
むしろ、明後日13日に今国会初の党首討論が予定されていたのに、その直前での辞任表明で自民党から「逃げ出した」と攻撃されても抗弁不能。“貧すれば鈍する”とはこのことで、辞めるならもっと早く、とっとと辞めておけばよかったものを…。「国策捜査だ」といって問題をすり替えられると思ったあたりから、すでに判断ミスだったのだが。
それにしても、後継代表は鳩山氏か岡田氏を軸にとは…。どちらも、小沢執行部の一員。鳩山幹事長にいたっては、小沢擁護の先頭に立ってきた人物。これではとても、「政治とカネ」で自浄能力を働かせることはできない。
小沢氏、説明責任果たさず退場へ=民主、立て直し険しく(時事通信)
【小沢辞任】後継代表選びは鳩山、岡田両氏を軸に展開か(MSN産経ニュース)
日本共産党の雑誌『前衛』6月号が届いたのでさっそく読んでみましたが、巻頭の、伊波洋一・宜野湾市長と赤嶺政賢・共産党衆議院議員の対談は非常に読み応えがありました。
沖縄の米軍基地の実態が赤裸々に語られていて、あらためてその現実の酷さ、凄まじさを感じるとともに、伊波市長が、自治体首長として何ができるか、とことんまで研究して、最大限の努力をされていることがよく分かりました。
すでにこの乳児は新型インフルエンザでないことが判明しましたが、米軍基地内はもちろん「外国」扱い、日本の検疫官も保健所も立ち入りはできません。日本政府が「水際作戦」を強調してみても、こうした部分はまったく日本政府の手がおよびません。
共同通信によれば、このチャーター機で横田基地にやってきた乗客は260?270人とかなりの数。いったい日常的に、どれぐらいの人数が在日米軍基地に直接やってきて、日本の税関や検疫を通らずに入国しているのでしょう?
先日、米政治学者のジェラルド・カーティス氏が、西松建設違法献金問題で民主党・小沢代表の対応を「総理の資格なし」と厳しく批判したという記事が「朝日新聞」他に載っていた。
で、もう少し詳しい発言が分からないかと思っていたら、カーティス氏を呼んで意見を聞いた「政治資金問題第三者委員会」なるものが発言速記録を公表していた。
「説明不足の小沢氏、総理の資格なし」 カーティス教授(朝日新聞)
政治資金問題を巡る政治・検察・報道のあり方に関する第三者委員会 ?政治資金問題第三者委員会 ?