先日の、在韓米軍第8軍司令部のハワイ移転を、韓国国防部が確認したようだ。
司令部はハワイに移転させるが、在韓米軍自体は作戦能力を強化する、ということらしい。つまり、再編は、指揮命令系統、部隊編成・運用の方面に限られるのかも知れない。そうなると、いよいよもって在日米軍の司令部機能がどうなるか、あるいは日本に移ってくる米陸軍第1軍団司令部がどう指揮系統のもとで運用されるのか、が問われてくる。
先日の、在韓米軍第8軍司令部のハワイ移転を、韓国国防部が確認したようだ。
司令部はハワイに移転させるが、在韓米軍自体は作戦能力を強化する、ということらしい。つまり、再編は、指揮命令系統、部隊編成・運用の方面に限られるのかも知れない。そうなると、いよいよもって在日米軍の司令部機能がどうなるか、あるいは日本に移ってくる米陸軍第1軍団司令部がどう指揮系統のもとで運用されるのか、が問われてくる。
在韓米軍の司令部が2012年をメドにハワイに移転するらしい。
在日米軍基地の司令部もハワイに移転するという話があった。在日米軍基地の再編の中で立ち消えになった格好になっているが、アメリカは、本格的にハワイへの機能集中をはかっているのかも知れない。
在韓米軍司令部、2012年めどにハワイ移転…韓国紙報道(読売新聞)
米第8軍司令部、2012年ハワイに移転(韓国:中央日報)
米第8軍司令部、韓半島専担軍から北東アジア機動軍に(韓国:中央日報)
日本政府は、これまでこんなふうに言っていました。「米軍が日本の基地から作戦行動に出る場合には、日本政府と事前協議をすることになっています」「核兵器を日本に持ち込むような場合にも、事前協議が必要です」「しかし、米軍が事前協議を申し入れてきたことはありません。だから、核兵器は日本に持ち込まれたことはありません」
ところが、今回、この「米軍が日本の基地から作戦行動に出る場合には、日本政府と事前協議をすることになっています」というのがウソだった、ということを裏づける米政府資料が見つかったのです。即ち、朝鮮半島で戦争が起こったとき、事前協議なしに米軍は日本から出撃できる、という「密約」です。これまでその存在が指摘されていましたが、「密約」そのものが見つかったのは初めてです。
アメリカ政府解禁公文書によって、1959年3月、砂川事件の裁判で、東京地裁が「日米安保条約にもとづく米軍の駐留は憲法9条違反」として、全員無罪の判決を下した直後に、米政府が、日本政府だけでなく、日本の司法にも露骨に介入していたことが明らかに。
マッカーサー駐日米大使は、判決翌日に藤山外相に会い、高裁をとばして最高裁への跳躍上告するように進言。それにしたがって、検察が最高裁に上告すると、こんどは田中耕太郎・最高裁長官と密談。田中長官の発言どおり、数カ月後に、最高裁は、合憲判断による差し戻しを決定。この最高裁決定にしたがって、61年3月に、地裁で有罪の逆転判決が降りています。
また、我部さんが指摘しているとおり、東京地裁判決は、日米安保条約の改定交渉がちょうど山場を迎えた時期に出されたもの。だから、この判決の影響は、それだけさらに大きかったはずであり、日米支配層の衝撃も、いま想像するよりもずっと深刻だったに違いありません。
砂川裁判:米大使、最高裁長官と密談 1959年、1審「日米安保違憲」破棄判決前に(毎日新聞)
砂川裁判:密談文書 「司法の独立、どこへ」 元被告、怒りあらわ(毎日新聞)
「米軍違憲」破棄へ米圧力/59年の砂川裁判 一審判決直後 解禁文書で判明/駐日大使 最高裁長官と密談(しんぶん赤旗)
59年の砂川事件・伊達判決/米軍違憲判決後の米の圧力/最高裁にまで手をのばす/解説(しんぶん赤旗)
横須賀のタクシー運転手殺害事件では、ようやく犯人が逮捕、送検されましたが、沖縄では、先月16日におきたタクシー強盗事件の犯人として、米軍兵士の子ども2人を逮捕。さらに、3人を任意で事情聴取のとことだが、そのうち1人は米憲兵。
文字通り、「基地あるかぎり米兵犯罪はなくならない」という現実…。
タクシー強盗事件に米憲兵関与か、沖縄県警が任意聴取(読売新聞)
新たに米軍人の子2人逮捕 沖縄、タクシー強盗容疑(中国新聞)
沖縄市:3外国人タクシー強盗 8000円奪い逃走(毎日新聞)
日米安保条約では本来米軍が負担することになっている駐留経費を日本側が肩代わりする「思いやり予算」の根拠となる日米協定を、自民・公明が衆議院本会議で強行可決。
民主党は反対したが、小沢一郎代表はまたもや欠席。アメリカに盾突く法案に反対票を投じることは絶対にしないつもりのようだ。
3月19日夜、横須賀で起こったタクシー運転手・高橋正昭さんの殺害事件。車内に落ちていたキャッシュカードの名義人である米兵が、神奈川県警の事情聴取に殺害を認める供述。県警は、逮捕状がおり次第、米軍に身柄の引き渡しを求める方向。
運転手殺害 米兵の逮捕状請求へ 県警聴取に『刺した』(東京新聞)
米兵逮捕へ詰めの協議 神奈川県警と検察当局(東京新聞)
横須賀のタクシー運転手刺殺事件で、車内に落ちていたカードの名義人である米兵が、米海軍犯罪捜査局によって、都内で身柄確保された。
19日夜、タクシーの運転手が刺殺されているのが見つかった事件。車内に、米海軍横須賀基地所属の米兵名義のクレジットカードが残されていたことが明らかに。
車内に米兵の所持品/横須賀タクシー運転手刺殺事件(神奈川新聞)
車内に不明米兵のクレジットカード タクシー運転手刺殺(朝日新聞)
毎日新聞の記事によると、米兵による性犯罪は世界的に増えている。2006年の強姦(未遂をふくむ)の件数は2,947件で、前年から24%も増加。米軍人が加害者で民間人が被害者という事件は29%。しかし、処分対象の735人のうち、446人が処分保留だという。
沖縄米兵による少女暴行事件で「綱紀粛正」が言われているにもかかわらず、酔っぱらい運転、酔っぱらって住居侵入、ニセ札づくりと、海兵隊員による事件が連続。
海兵隊は、米軍が外国に出て行くときに最初に相手国に乗り込む、いわば“殴り込み”専門の部隊。いまも、イラクやアフガンで無辜の市民を攻撃している。そんな部隊に「綱紀粛正」を求めても、もともとかなうはずもない。
沖縄米兵が20ドル札偽造、書類送検へ(読売新聞)
酒酔い米兵、住居侵入 名護署、容疑で逮捕(沖縄タイムス)
米海兵隊員を酒酔い運転容疑で逮捕 沖縄県警(朝日新聞)
中国新聞の出口調査によると、艦載機移転について賛成はわずか24.0%、65.7%が反対と回答している。
では、なぜ推進派の福田氏が当選したのか?と思うのだが、有権者の52.8%が新市長には「地域経済の活性化」を期待。市役所新庁舎への補助金を、すでに建設中であるにもかかわらず、打ち切ってしまった政府の“兵糧攻め”に「何とかしてほしい」と思ったり、“最終的には、移転が強行されてしまうのではないか。それなら、条件交渉をかかげる福田氏の方が…”という心理が働いた、ということだ。
米兵による女子中学生暴行事件。東京でも、12日付夕刊各紙が1面で大きく取り上げていますが、地元沖縄ではどんなふうに報道されているのか、インターネットで調べてみました。
携帯越し「助けて」/安保の影 犠牲また(沖縄タイムス)
米兵女子中学生暴行事件 繰り返される凶行に言葉失う(琉球新報)
少女暴行事件 容疑の米兵を送検(QAB琉球朝日放送)
海兵隊員 少女への乱暴を否認(NHKニュース)
政府・与党の“兵糧攻め”、自民・公明丸抱えの候補者に、わずか1782票差で惜敗。井原前市長の力戦・奮闘は歴史に残るものだ。本当にご苦労さま。
この市長選の結果をもって、市民が全面的に艦載機移転を受け入れたと考えたら大間違い。なお半数近くは反対の意思が明白だし、推進派の市長に投票した人だって、あくまで「条件付き」というか、こんごの「条件交渉」に期待したもの。そこんところを、絶対に読み誤ってはならない。
沖縄で、また米兵による少女暴行事件が発生。沖縄では、1995年にも少女が海兵隊員3人に暴行されるという事件が発生し、県民集会が開かれるなど怒りが広がりました。
共産党の「しんぶん赤旗」が、日米の軍需企業などが、総額3兆円といわれる在日米軍基地再編を利益獲得の「新たな分野」として狙っていることを裏付ける資料を暴露。
それは、今年5月に開催された「日米技術フォーラム」の報告書。「日米技術フォーラム」は、軍需企業や政府関係者などが毎年、アメリカで開催しているもので、額賀財務相の「宴席」問題で名前のあがっているジム・アワー元米国防総省日本部長などが主催。
岩国市で、防衛省の補助金カットに抗議する市民集会が開かれました。
岩国市との間では、市庁舎の建て替えに35億円の補助金を出すことが決まっていましたが、その後、政府が補助金カットを決定したため、市役所は工事中のままでストップしています。もともと米軍基地のある自治体への補助金は、基地被害への補償として行われていたもの。それを政府が、在日米軍基地の再編受け入れを条件にすると一方的に変更したのが問題のが原因。
北海道新聞は、「これがまっとうな政策だろうか」「自治体の財政難につけ込むように、交付金をぶら下げて国の意向に沿わせる。それは、地元の民意をカネで買おうということではないのか」と厳しく批判しています。
補助金カットに1万人が抗議 山口・岩国市(日テレNEWS24)
空母移転反対:新庁舎建設補助金凍結に抗議の集会 岩国(毎日新聞)
米軍再編交付金46億円 今年度の支給額内定 防衛省(asahi.com)
社説:再編交付金 理不尽な「アメとムチ」(北海道新聞)
キャンプ座間で、地元の意向を無視して、米陸軍第1軍団前方司令部移転の動きがすすんでいます。今回確認されたのは、軍用車両18台ですが、車両だけで240台の配備が予定されています。
軍用車両18台陸揚げ(朝日新聞)
キャンプ座間・前方司令部設立(朝日新聞)
ハンビー含む車両約240台を搬入予定/キャンプ座間(神奈川新聞)
新司令部設置のキャンプ座間、「住民負担は、それほど大きくない」/高村防衛相(神奈川新聞)
新司令部年内設置へ/キャンプ座間(神奈川新聞)
今月1日、沖縄で、米兵の息子による女性暴行事件(強姦致傷)が発生していました。犯人は9日に逮捕されましたが、10日に帰国するつもりで荷造りもしていたというから、ほんとにきわどいところでした。