素晴らしいメンデルスゾーン〈讃歌〉 読響第165回東京芸劇名曲シリーズ

読売日響東京芸術劇場名曲シリーズ(2009年10月19日)

昨日に続けて、今日も池袋の東京芸術劇場へ。今日は、読売日響の演奏会です。今シーズンは定期ではなく、セレクト(4回)で来年3月のスクロヴァチェフスキの3公演を押さえ、残った1回を、今日のコンサートにしました。(^^;)

  • バッハ(レーガー編曲):〈おお人よ、汝の大きな罪を嘆け〉 BWV.622
  • ヒンデミット:チェロ協奏曲 変ホ長調 op.3
  • メンデルスゾーン:交響曲第2番 変ロ長調 op.52 〈讃歌〉

選んだ理由は実に安易で、指揮が下野さんだったこと、それにソリストが澤畑恵美だったこと。しかし、ついでで選んだコンサートでしたが、初めて聴いたメンデルスゾーンの交響曲第2番は実に素晴らしい演奏でした。

続きを読む

ヴォカリーズの魅力&日フィルの音ってこんなに綺麗だったの?! の巻

日フィル第189回サンデーコンサート(2009年10月18日)

ラザレフ月刊第2弾!! ということで、池袋の芸術劇場に行って参りました。(^^;)

  • ハチャトゥリアン:バレエ音楽《スパルタカス》より
    • 情景とクロタムルスの踊り
    • スパルタカスとフリーギアのアダージョ
    • アイギナとバッカスのバリエーション
  • グリエール:コロラトゥーラ協奏曲
  • ラフマニノフ:ヴォカリーズ
  • チャイコフスキー:交響曲《マンフレッド》

今日もラザレフさんはノリノリでした。(^^;)

で、2曲目と3曲目は、ソプラノの幸田浩子さんが歌うのですが、歌詞はなく、「ア〜、アアア〜」と歌い続けるヴォカリーズです。でも、それがとてもいいんです。2曲目なんて、このヴォカリーズの歌声とオーケストラのコンチェルト。実際、歌とオケとの掛け合いなんかもあって、思わず聞き惚れてしまいました。

続きを読む

今週の「九条の会」(10月15日まで)

全国各地の草の根でがんばっている「九条の会」の活動を、インターネットのニュースの中から拾い集めました。

続きを読む

ぎりぎりセ?フ (^_^)v

東京アメッシュ(2009年10月14日19時15分)

仕事帰り、中央線に乗っていて、そろそろおりなきゃと思って外を見ると、けっこう激しい雨が降っていました。

ところが、改札を出てみると、雨は降っていませんでした。

とりあえず「早く帰らないと降り出すぞ」と自転車を飛ばして帰ってきましたが、自宅に着いてから東京下水道局の「東京アメッシュ」で都内の降雨状況を調べてみたら、雨はちょうど中央線の北側だけで降っていたようです。(^_^)v

続きを読む

明治憲法「不磨の大典」は実は見掛けだけ

歴史科学協議会の『歴史評論』2009年11月号で、名古屋大学の増田知子氏が「日本近代史における憲法研究の展開」という論文を書かれている。

憲法史研究の新動向などを取り上げた短い論文だが、そのなかで増田氏は、明治憲法(大日本帝国憲法)について「政治権力の規制という点では空疎な憲法」であり、「『不磨の大典』は装飾にすぎなかった」と指摘されている。

続きを読む

ラザレフ×日フィル×ロシア・バレエ音楽

日本フィルハーモニー交響楽団第334回名曲コンサート

先月は、読響×スクロヴァチェフスキ月間でしたが、今月は日フィル×ラザレフ月間。まずその第1弾である名曲コンサートへ。

  • プロコフィエフ:バレエ音楽《シンデレラ》組曲より
  • チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》より

しかし、2時開演のところを2時半開演と勘違い ((実は、18日のサンデーコンサートが2時半開演で、それと勘違いしたのです。))して、サントリーホールに着いたのは2時6分…。残念ながら、前半は3曲目から、LD席の後ろでの立ち見でした。(^^;)

続きを読む

飯守泰次郎×東京シティフィル×ミサ・ソレムニス

東京シティフィルハーモニック管弦楽団第232回定期演奏会

8日は台風18号のおかげで、首都圏は午前中、交通機関(といってももっぱらJR東日本ですが)が大混乱しましたが、それも昼頃までには何とかおさまり、夕方から初台の東京オペラシティで、飯守泰次郎氏指揮の東京シティフィルのコンサートへ行ってきました。プログラムは、

  ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123

ベートーヴェンが作曲した、この壮大なミサ曲。日フィルが2005年に演奏会をやっていますが、聴きに行った記憶がありません。(^^;) というわけで、生演奏で聞くのは初めて。

続きを読む

台風18号

台風18号(10月8日 午前8時30分)

台風18号は、午前5時ごろ、愛知県知多半島に上陸し、日本列島を縦断中です。

それでも東京は、もう雨もやみ、晴れ間も見えてきました。しかし、台風特有のバウバウとした風が強くなっています。

中央線は通常の5割の間引き運転というので、早めに出かけましたが、駅についたら「運転見合わせ」になってしまいました。(^_^;)

東京はいまが一番ひどいのかも知れません。(-.-;)

厚生労働省が有期雇用の実態初調査

厚生労働省の研究会で、有期雇用の実態調査が初めておこなわれました。

有期雇用:「年収200万円以下」57% 解雇、雇い止め半数――厚労省初調査 : 毎日新聞
有期労働の3割「正社員並み」働き うち7割は賃金低め : 朝日新聞

資料そのものはこちら↓。

厚生労働省:第6回 有期労働契約研究会資料

続きを読む

さて、台風ですが…

気象衛星200910071930-00(気象庁)

接近中の台風18号は、いよいよ明日には四国?東海地方のどこかに上陸しそうです。
それで心配なのは、明日の東京シティフィルのコンサート。飯守泰次郎さんの指揮で、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」をやるんですが、はたしてそれまでに無事、通過してくれるでしょうか…?

台風18号、8日に上陸・縦断の恐れ : TBS News-i

続きを読む

フランスでは女性の年齢別就業率はM字どころか凸だった!!

『経済』2009年11月号(新日本出版社)

新日本出版社が発行している『経済』の最新号(11月号、10月8日発売)に、おもしろい論文が載っています。それは、立命館大学の深澤敦氏「フランス家族政策の歴史的展開」です。

まず驚いたのがこのグラフ↓。フランスの女性年齢別就業率の変化を示したグラフです。

年齢別女性就業率の推移(『経済』11月号、深澤論文)

年齢別に女性の何%が働いているかという年齢別就業率は、多くの国では、20代で働き始めて高くなり、途中、結婚や出産でいったん低下し、子育てが終わるとまた働き始めるので再び高まる、というように変化し、グラフはM字型になります。ところが、フランスでは70年代いらい、M字型どころか逆に上に凸、山型になっているのです!!

続きを読む

今週の「九条の会」(9月30日まで)

全国各地の草の根でがんばる「九条の会」の活動を、インターネットのニュースの中から拾い集めました。総選挙ですっかり途絶えてしまいましたが、また再開します。

続きを読む

失業者は増えているのに失業率は0.2ポイント改善?!

8月の失業率が発表されました。5.5%で7ヵ月ぶりに0.2ポイント改善されたということですが、失業者数は増えているし、就業者は減っています。

これでなぜ失業率が下がるの? と思って調べてみました。

8月の失業率、7カ月ぶり低下 求人倍率最悪続く : NIKKEI NET
失業率:8月5.5%、前月比0.2ポイント改善 : 毎日新聞

総務省の発表資料はこちら↓から。PDFファイルが開きます(302KB)。

労働力調査(基本集計) 2009年8月分(速報)結果の概要

続きを読む

あまりに感動的 スクロヴァチェフスキ×読響×ショスタコ11番

読響第485回定期演奏会

う?、この感動を一体どんなふうに表わしたらいいんでしょうか。これだけ濃密な、凝集した「1905年」は初めてです。

  • モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K.551
  • ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 op.103 “1905年”

出だしのハープの音を聴いた瞬間は、「う〜ん、なんか弱いなぁ?」と思ってしまったのですが、しかし、スクロヴァチェフスキの指揮は全く違っていました。決して闇雲に爆裂させるのではなくて、鳴らすところは鳴らす、押さえるところは押さえる、そして細部まで張り詰めた緊張感…、やっぱりスクロヴァチェフスキでした。

続きを読む

アメリカンなストラヴィンスキー?

29日には、都響の定期(Bシリーズ)にも行ってきました。指揮はアメリカ出身のアンドリュー・リットン、プログラムは、以下のとおり。ピアノソロはパウル・バドゥラ=スコダ。

  • ストラヴィンスキー:サーカス・ポルカ
  • モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
  • ストラヴィンスキー:バレエ音楽「カルタ遊び」
  •   休憩
  • ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)

続きを読む

自民党総裁は谷垣氏に

野党になった自民党の総裁選で、谷垣禎一氏が総裁に選出された。

得票を見ると、河野太郎氏は知名度もあるので、地方票はそこそこ集めたものの、国会議員の間ではすこぶる任期が悪い。西村康稔氏を下回ったのは、正直、ショックだろう。その西村氏は知名度がないので、地方票もとれなかった。

自民総裁に谷垣氏「政権奪回の先頭に」 得票6割超 : NIKKEI NET

続きを読む

本日のお買い物

「幸せはシャンソニア劇場から」オリジナルサウンドトラック盤ゲルギエフ指揮:ショスタコーヴィチ交響曲第1番&第15番

というわけで、仕事帰りに新宿のタワレコで、映画「幸せはシャンソニア劇場から」のサウンドトラック盤を買ってきました。(^_^)v

で、右はそのついでに見つけたゲルギエフのショスタコーヴィチ交響曲第1番&第15番の新譜。演奏はマリンスキー歌劇場管弦楽団なんですが、よくみるとレーベルもMARINSKY。確か、前に出ていたシリーズはPHILIPSだったはず…。

続きを読む

幸せは「幸せはシャンソニア劇場から」から

幸せはシャンソニア劇場から

監督・脚本は「コーラス」のクリストフ・バラティエ、主演は「パティニョールおじさん」「コーラス」のジェラール・ジュニョとくれば、もう見るしかありません。

ということで、土曜日、恵比寿ガーデンシネマで「幸せはシャンソニア劇場から」を見てきました。

ヒロインをつとめる新人ノラ・アルネゼデールにはただただ見惚れるばかり。(^^;) 見終わってから、「ホントにいい映画をみたなぁ?」という気分になれる作品でした。

続きを読む