日中歴史共同研究 報告書が公表されました

日中歴史共同研究の報告書が公表されました。

日中で犠牲者数の認識一致せず : TBS News-i

「南京虐殺事件で認識が一致せず」と報道されていますが、しかし、あくまでそれは犠牲者数。日本側の波多野澄雄、庄司潤一郎両氏の論文でも「日本軍による捕虜、敗残兵、便衣兵、及び一部の市民に対して集団的、個別的な虐殺事件が発生し、強姦、略奪や放火も頻発した」「日本軍による暴行は、外国のメディアによって報道されるとともに、南京国際安全区委員会の日本大使館に対する抗議を通して外務省にもたらされ、さらに陸軍中央部にも伝えられていた」と明記されています(日本語論文PDFの271ページ)。「集団的」な虐殺があったと明記されていることが重要です。

報告書の全文は、外務省のホームページ↓から。
外務省: 日中歴史共同研究(概要)

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東中野修道氏と展転社の敗訴確定

南京大虐殺の生き残り・夏淑琴さんが、「ニセモノ」と決めつけられたとして、東中野修道『「南京虐殺」の徹底検証』(展転社)を訴えた裁判で、最高裁は、被告の上告を棄却。東中野氏と展転社の敗訴が確定しました。おめでとうございます。ヽ(^o^)/

同書は、一審では、「学問研究の成果に値しない」と指摘されていました。その見方が最高裁でも認められたと言うことです。

南京虐殺本訴訟:生存者への賠償確定(毎日新聞)

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南京大虐殺「否定本」、ふたたび敗訴

南京大虐殺の生き残り・夏淑琴さんが、「ニセモノ」と決めつけられたとして、東中野修道『「南京虐殺」の徹底検証』(展転社)を訴えた裁判で、1審に続いて、2審でも、名誉毀損を認め東中野氏と展転社が敗訴しました。おめでとうございます。

「産経新聞」は「研究書」と書いていますが、1審の判決は、「学問研究の成果に値しない」と指摘しています。要するに、「研究書」といえるような代物ではない、ということです。

南京虐殺本訴訟:名誉棄損、2審も賠償認める 出版元側が敗訴(毎日新聞)
2審も著者らに賠償命令 南京事件研究書訴訟(MSN産経ニュース)
二審も著者に賠償命令=南京大虐殺本で被害者を「偽者」?東京高裁(時事通信)

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南京虐殺事件 南京大学で学術シンポ

南京大学で、南京虐殺事件の学術シンポが開かれました。どんな議論がおこなわれたのか、中国の研究状況がどうなっているのか、ぜひ詳しく知りたいものです。

南京虐殺:来月70年 中国、客観的な研究重視 異なる主張、党も容認(毎日新聞)
南京大虐殺めぐり日中研究者がシンポ(朝日新聞)

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南京虐殺の「徹底検証」は学問研究に値せず

南京虐殺事件の被害者・夏淑琴さんが、『「南京虐殺」の徹底検証』(東中野修道著、展転社)の中で「ニセ被害者」とされたことを名誉棄損として訴えた裁判で、東京地裁が原告勝訴の判決。判決は、東中野氏の資料解釈が「不自然」で「学問研究の成果に値しない」と指摘している。

南京大虐殺めぐる本の著者に賠償命令(TBS News-i )
南京大虐殺本「被害者と別人」 名誉棄損認定 東京地裁(朝日新聞)
著者に400万円賠償命令=南京大虐殺めぐる書籍?東京地裁(時事通信)

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「百人斬り」訴訟、元将校遺族の訴え棄却

「百人斬り」報道によって人格権を傷つけられたとする元将校遺族の訴えについて、東京地裁が棄却の判決。

当時の東京日日新聞の「百人斬り」報道について、判決は、「記事は二将校が東京日日の記者に百人斬り競争の話をしたことをきっかけに連載され、報道後に将校が百人斬りを認める発言を行っていたこともうかがわれる」と指摘。

将校遺族の請求棄却 「百人斬り」報道訴訟(産経新聞)
元将校遺族の請求を棄却 「百人斬り」訴訟で東京地裁(朝日新聞)

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李秀英名誉棄損裁判、最高裁で勝訴確定

南京虐殺事件の生き残りである李秀英さん(昨年12月没)が、出版社・展転社と著者・松村俊夫氏を名誉棄損で訴えた裁判で、最高裁が原告勝訴の二審判決を支持。原告勝訴が確定しました。

日本ではまだニュースが流れていないようなのですが、中国・人民網(日本語版)サイトにニュースが上がっています。

故・李秀英さん墓前で勝訴報告 南京で遺族ら(人民網日文版)

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